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第108話 真祖討伐
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翌朝
朝食に屋敷の食堂で集合した。
「おはようみんな。よく眠れたか?」
「ええ。私はばっちりよ。」
「俺もだ!!」
「俺も。」
正直三人とも何回も死線くぐり抜けてきたので、あまり心配していなかった。
「良かった。じゃあ昨日話した通り、作戦決行は正午だ。直前に最終確認をするからまた集まってくれ。」
「ええ。」
これから強敵と戦うので暗い雰囲気になるかと思っていたが、いつも以上に明るい気がする。
皆とても心強いものだ。
それから楽しく朝食を終え、別れた。
俺は自室で作戦を見直していた。
『本当にこれで大丈夫だよな…?いや、みんなでちゃんと話し合ったんだから大丈夫だ!!』
それから装備の手入れや軽い運動をして集合時間になった。
緊張からか、ほんの数時間がとても長く感じた。
作戦室に向かうと、既に三人とも集まっていた。
「待たせたな。最終確認をするぞ。」
「おう!!」
皆怯えるどころか生き生きとしていた。
戦闘前においてはいい調子だ。
「まず俺がここ作戦室から神聖魔法”オールエリアパーフェクトピュリフィケーション”を行使して真祖と公爵級以外を殲滅する。」
「頼んだわよ。」
「ああ。そしてそれと同時に三人にバフをかけた後、空間魔法”領域転移”を行使して居城の前に転移する。」
「それで俺らは公爵級のところに向かうって算段だな!!」
「ああ。」
”鑑定”結果から察するに、公爵級のスキルで絶対に勝てないと感じるものはなかった。
なので、バフをかけた三人の実力を十分に発揮できたら多少の怪我程度で公爵級を倒せるだろう。
「俺はそのまま真祖がいる玉座に向かう。三人は戦闘が終わり次第合流し、できるだけ遠くに離れてくれ。」
「…本当に加勢しに行かなくていいのか?」
「ああ。広範囲魔法を使うかもしれないからできるだけ離れてほしいんだ。」
本当は真祖から一瞬でも目を離すとその一瞬の間に誰か一人は殺されてしまうだろうから、それを防ぐためだ。
「そういうことなら分かった!!」
最悪負けた場合は空間魔法”転移”で三人と合流し、”領域転移”で屋敷に逃げるという算段だ。
「気合入れていくぞ!!絶対に誰も死んじゃだめだからな!!」
「ええ!!」
「じゃあカウント0で始めるぞ。」
「了解!」
「10…9…8…7…」
三人に俺が持ちうるすべてのバフを最大限にかけ、MP回復ポーションでMPを全快した。
「6…5…4…」
”レーダー”を展開し、2本目のMP回復ポーションをそばに用意した。
「3…2…1…0!!」
俺は”レーダー”に映った巨城を中心に、消費MPを枯渇ぎりぎりまで込めて”オールエリアパーフェクトピュリフィケーション”を行使した。
「ほい、ポーションだ。」
「ありがとう。」
俺はMP回復ポーションを飲みながら”レーダー”で観察した。
予想通り真祖と公爵級が残ったが、嬉しい誤算があった。
公爵級の弱体化が著しく、既にHPは半分をきっていた。
真祖の方はHPが3割ほどしか減らず、玉座に座ったままだ。
MPが全快した。
勝負の時だ。
「行くぞ!!”領域転移”!!!」
神聖魔法の影響で、以前下見に来た時感じた死のオーラのようなものは完全に消えていた。
「ダグラス、気張れよ!!」
「ああ!!師匠も気を付けて!!」
「ダグラス、くれぐれも無茶しないで頂戴ね。」
「分かった。リヴェリアもな!」
「ダグラス、また後で。」
「ああ!」
俺は玉座へと繋がる一本道を駆け抜けた。
そしてついに玉座のドアの前にたどり着いた。
「ガコッ!」
『っ!?』
大きな音とともにドアが勝手に開いた。
「…我の眷属たちを皆殺しにしたのは貴様か?」
「…っ!?お前は…!!」
以前悪夢で見た、ヴァ―リ領に襲来した魔族だった。
あの時はSランク冒険者と同等の実力を持つギルマスのエリザさんを一撃で倒していた奴だ。
「…答えろ。貴様が皆殺しにしたのか?」
「そうだ。」
「…どうして我々と同族の貴様が仲間を殺したのだ?」
「…は?」
朝食に屋敷の食堂で集合した。
「おはようみんな。よく眠れたか?」
「ええ。私はばっちりよ。」
「俺もだ!!」
「俺も。」
正直三人とも何回も死線くぐり抜けてきたので、あまり心配していなかった。
「良かった。じゃあ昨日話した通り、作戦決行は正午だ。直前に最終確認をするからまた集まってくれ。」
「ええ。」
これから強敵と戦うので暗い雰囲気になるかと思っていたが、いつも以上に明るい気がする。
皆とても心強いものだ。
それから楽しく朝食を終え、別れた。
俺は自室で作戦を見直していた。
『本当にこれで大丈夫だよな…?いや、みんなでちゃんと話し合ったんだから大丈夫だ!!』
それから装備の手入れや軽い運動をして集合時間になった。
緊張からか、ほんの数時間がとても長く感じた。
作戦室に向かうと、既に三人とも集まっていた。
「待たせたな。最終確認をするぞ。」
「おう!!」
皆怯えるどころか生き生きとしていた。
戦闘前においてはいい調子だ。
「まず俺がここ作戦室から神聖魔法”オールエリアパーフェクトピュリフィケーション”を行使して真祖と公爵級以外を殲滅する。」
「頼んだわよ。」
「ああ。そしてそれと同時に三人にバフをかけた後、空間魔法”領域転移”を行使して居城の前に転移する。」
「それで俺らは公爵級のところに向かうって算段だな!!」
「ああ。」
”鑑定”結果から察するに、公爵級のスキルで絶対に勝てないと感じるものはなかった。
なので、バフをかけた三人の実力を十分に発揮できたら多少の怪我程度で公爵級を倒せるだろう。
「俺はそのまま真祖がいる玉座に向かう。三人は戦闘が終わり次第合流し、できるだけ遠くに離れてくれ。」
「…本当に加勢しに行かなくていいのか?」
「ああ。広範囲魔法を使うかもしれないからできるだけ離れてほしいんだ。」
本当は真祖から一瞬でも目を離すとその一瞬の間に誰か一人は殺されてしまうだろうから、それを防ぐためだ。
「そういうことなら分かった!!」
最悪負けた場合は空間魔法”転移”で三人と合流し、”領域転移”で屋敷に逃げるという算段だ。
「気合入れていくぞ!!絶対に誰も死んじゃだめだからな!!」
「ええ!!」
「じゃあカウント0で始めるぞ。」
「了解!」
「10…9…8…7…」
三人に俺が持ちうるすべてのバフを最大限にかけ、MP回復ポーションでMPを全快した。
「6…5…4…」
”レーダー”を展開し、2本目のMP回復ポーションをそばに用意した。
「3…2…1…0!!」
俺は”レーダー”に映った巨城を中心に、消費MPを枯渇ぎりぎりまで込めて”オールエリアパーフェクトピュリフィケーション”を行使した。
「ほい、ポーションだ。」
「ありがとう。」
俺はMP回復ポーションを飲みながら”レーダー”で観察した。
予想通り真祖と公爵級が残ったが、嬉しい誤算があった。
公爵級の弱体化が著しく、既にHPは半分をきっていた。
真祖の方はHPが3割ほどしか減らず、玉座に座ったままだ。
MPが全快した。
勝負の時だ。
「行くぞ!!”領域転移”!!!」
神聖魔法の影響で、以前下見に来た時感じた死のオーラのようなものは完全に消えていた。
「ダグラス、気張れよ!!」
「ああ!!師匠も気を付けて!!」
「ダグラス、くれぐれも無茶しないで頂戴ね。」
「分かった。リヴェリアもな!」
「ダグラス、また後で。」
「ああ!」
俺は玉座へと繋がる一本道を駆け抜けた。
そしてついに玉座のドアの前にたどり着いた。
「ガコッ!」
『っ!?』
大きな音とともにドアが勝手に開いた。
「…我の眷属たちを皆殺しにしたのは貴様か?」
「…っ!?お前は…!!」
以前悪夢で見た、ヴァ―リ領に襲来した魔族だった。
あの時はSランク冒険者と同等の実力を持つギルマスのエリザさんを一撃で倒していた奴だ。
「…答えろ。貴様が皆殺しにしたのか?」
「そうだ。」
「…どうして我々と同族の貴様が仲間を殺したのだ?」
「…は?」
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