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第176話 蟲のダンジョン 中層ボス戦
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13層~20層のボス部屋前までは、大方スムーズに攻略することができた。
フィールドはもう完全に閉鎖空間では無くなり、外に近いものとなった。
最初は“毒魔法“が使いにくくなって不便だと思ったが、逆に手加減せずに魔法を行使できることに気付いてからは楽だった。
『距離とって対峙できるし回避スペースもあるし…これなら周りの被害を気にせず本気で戦えるな。』
ドロップは知らないものばかりだが、大抵は“錬金“と“調合“の素材として使えるだろう。
肝心の宝箱からは"バイタリティリングS“と“デクスティティリングS“が二つの計三つを手に入れた。
効果は以下の通りである
・バイタリティリング:被ダメージ60%減、与ダメージ10%減
・デクスティティリング①:回避率60%増、命中率10%減
・デクスティティリング②:命中率60%増、回避率10%減
『同じ名前の装備でも効果が違うものがあるんだな…“エンチャント"と似たようなものか…?』
最初はダブりかと思って落ち込んだが、“鑑定“で相補的な効果を持っていることを知って大喜びした。
『リングも装備したし…中層ボス戦と行きますか!』
まずはボスを強化するため、とびらに手をかざして死の魔力を注ぎ込んだ。
今回は下層の二倍ほどの魔力が吸収された。
つまり、中層のボスは単純計算でステータス値が二倍あるということだ。
俺は“MP回復ポーション“を飲んでMPを全快させた後、全バフかけて万全の状態を取った。
『さて…鬼が出るか蛇が出るか…』
重い扉を開けると、そこは暗い空間だった。
そして、その中に一際黒い部分があった。
俺は落ち着いて光属性魔法“ライト“を複数個周辺に飛ばし、ボス部屋全体を照らした。
『なっ…!!気持ちわる…』
黒い部分はボスの影ではなく、ブンブンと羽音を立ててハエの魔物が群れている影だった。
“レーダー“によると、巨大な魔力反応が何百匹ものハエ魔物の中に存在していた。
『ハエの王か…?姿が見えないから“鑑定“も出来ないな…』
ハエ魔物はまだこちらに気付いている様子がないので、こちらから先制攻撃を仕掛けよう。
これで出来るだけ数を減らしておきたい。
俺は右手で水属性魔法限界突破Lv.1“止水球“をストックし、左手で毒魔法“デッドリーポイズン“を“止水球“に行使した。
そして、俺はその猛毒の“止水球“をゆっくりとハエの王に近づけていった。
『なっ…!!そう来るか…!!』
周囲のハエ魔物は王を守るため“止水球“に飛び込んで威力を殺しに来ると想定していた。
しかし、実際は魔法の行使者である俺の方へ一直線に攻撃してきた。
『若干なり知性があるようだな…』
俺は周囲に結界魔法“絶対不可侵結界“を行使し、難なく攻撃を防いだ。
猛毒の“止水球“は全く止まる気配がなく、ハエの王までの距離は徐々に近づいている。
『さぁ…どう出る?』
今度こそ自らの命をかけて王を守るだろうと予想した。
しかし、今回も予想を外してしまった。
…いや、誰がこの展開を予想できただろうか?
中心にいたハエの王は周囲の数百匹のハエを全て捕食し、自らの養分にしたのだ。
『くっ…!早く仕留めれば良かった…!!』
最悪な事態に直面してしまった。
俺と闘ったハエを捕食したことで戦闘経験さえも吸収し、俺に対抗し得る個体へと進化したのだ。
そのハエの王を“鑑定“すると、なんと“魔法分解“というユニークスキルが発生していた。
『“腐食“より厄介だな…となると、武技スキルで倒すしか無いか。』
不幸中の幸いか、ハエの王は配下全員を捕食してくれたため“魔法分解“を用いたごり押しはされなさそうだ。
行動が予想できないので、早く倒すに越したことはない。
相手の行動がわからない以上、近づいて攻撃するのは避けたい。
よって、俺は弓限界突破Lv.1"インフィニットアロー“を行使した。
この武技スキルはMPの続く限り無限に、自動で矢が放たれるものだ。
ついでに“追尾“効果を付与しているため、なかなか厄介だ。
ハエの王は矢を回避して飛び続けたが、みるみる避ける矢の量が増えていった。
『狙い通りだ!!』
ハエの王は矢が“追尾“していることに気付いたようで、“魔法分解“で"追尾“を解きながら矢の量を減らしていった。
『…そこだ!』
ハエの王が矢の迎撃に夢中になっているところに、俺は“ウェポンマスター“で弓スキルを引き継いだ後“気配遮断“を行使してこっそりと距離を詰めた。
そして、隙ができたところで羽に片手剣スキル“レイドジェノス“を行使した。
ハエの王は片手剣スキルに気付き、回避を試みたが直撃した。
『…っ!!硬い…!!』
羽はまるで破壊不可能オブジェクトの用に頑丈だったが、連撃で何とか切り落とすことに成功した。
そして、羽を失い回避できなくなったところに矢の雨が降り注いだ。
『これでトドメだ…!!』
矢の雨が降り注いで止まっているところに、弓スキル“パワーアロー“で強力な一撃を放ち、頭を貫いた。
『ふぅ…なかなか強敵だったな…』
俺は“鑑定&略奪“で“魔法分解“を習得した。
その後、先にある転移門を開通させて安全地帯で休んだ。
フィールドはもう完全に閉鎖空間では無くなり、外に近いものとなった。
最初は“毒魔法“が使いにくくなって不便だと思ったが、逆に手加減せずに魔法を行使できることに気付いてからは楽だった。
『距離とって対峙できるし回避スペースもあるし…これなら周りの被害を気にせず本気で戦えるな。』
ドロップは知らないものばかりだが、大抵は“錬金“と“調合“の素材として使えるだろう。
肝心の宝箱からは"バイタリティリングS“と“デクスティティリングS“が二つの計三つを手に入れた。
効果は以下の通りである
・バイタリティリング:被ダメージ60%減、与ダメージ10%減
・デクスティティリング①:回避率60%増、命中率10%減
・デクスティティリング②:命中率60%増、回避率10%減
『同じ名前の装備でも効果が違うものがあるんだな…“エンチャント"と似たようなものか…?』
最初はダブりかと思って落ち込んだが、“鑑定“で相補的な効果を持っていることを知って大喜びした。
『リングも装備したし…中層ボス戦と行きますか!』
まずはボスを強化するため、とびらに手をかざして死の魔力を注ぎ込んだ。
今回は下層の二倍ほどの魔力が吸収された。
つまり、中層のボスは単純計算でステータス値が二倍あるということだ。
俺は“MP回復ポーション“を飲んでMPを全快させた後、全バフかけて万全の状態を取った。
『さて…鬼が出るか蛇が出るか…』
重い扉を開けると、そこは暗い空間だった。
そして、その中に一際黒い部分があった。
俺は落ち着いて光属性魔法“ライト“を複数個周辺に飛ばし、ボス部屋全体を照らした。
『なっ…!!気持ちわる…』
黒い部分はボスの影ではなく、ブンブンと羽音を立ててハエの魔物が群れている影だった。
“レーダー“によると、巨大な魔力反応が何百匹ものハエ魔物の中に存在していた。
『ハエの王か…?姿が見えないから“鑑定“も出来ないな…』
ハエ魔物はまだこちらに気付いている様子がないので、こちらから先制攻撃を仕掛けよう。
これで出来るだけ数を減らしておきたい。
俺は右手で水属性魔法限界突破Lv.1“止水球“をストックし、左手で毒魔法“デッドリーポイズン“を“止水球“に行使した。
そして、俺はその猛毒の“止水球“をゆっくりとハエの王に近づけていった。
『なっ…!!そう来るか…!!』
周囲のハエ魔物は王を守るため“止水球“に飛び込んで威力を殺しに来ると想定していた。
しかし、実際は魔法の行使者である俺の方へ一直線に攻撃してきた。
『若干なり知性があるようだな…』
俺は周囲に結界魔法“絶対不可侵結界“を行使し、難なく攻撃を防いだ。
猛毒の“止水球“は全く止まる気配がなく、ハエの王までの距離は徐々に近づいている。
『さぁ…どう出る?』
今度こそ自らの命をかけて王を守るだろうと予想した。
しかし、今回も予想を外してしまった。
…いや、誰がこの展開を予想できただろうか?
中心にいたハエの王は周囲の数百匹のハエを全て捕食し、自らの養分にしたのだ。
『くっ…!早く仕留めれば良かった…!!』
最悪な事態に直面してしまった。
俺と闘ったハエを捕食したことで戦闘経験さえも吸収し、俺に対抗し得る個体へと進化したのだ。
そのハエの王を“鑑定“すると、なんと“魔法分解“というユニークスキルが発生していた。
『“腐食“より厄介だな…となると、武技スキルで倒すしか無いか。』
不幸中の幸いか、ハエの王は配下全員を捕食してくれたため“魔法分解“を用いたごり押しはされなさそうだ。
行動が予想できないので、早く倒すに越したことはない。
相手の行動がわからない以上、近づいて攻撃するのは避けたい。
よって、俺は弓限界突破Lv.1"インフィニットアロー“を行使した。
この武技スキルはMPの続く限り無限に、自動で矢が放たれるものだ。
ついでに“追尾“効果を付与しているため、なかなか厄介だ。
ハエの王は矢を回避して飛び続けたが、みるみる避ける矢の量が増えていった。
『狙い通りだ!!』
ハエの王は矢が“追尾“していることに気付いたようで、“魔法分解“で"追尾“を解きながら矢の量を減らしていった。
『…そこだ!』
ハエの王が矢の迎撃に夢中になっているところに、俺は“ウェポンマスター“で弓スキルを引き継いだ後“気配遮断“を行使してこっそりと距離を詰めた。
そして、隙ができたところで羽に片手剣スキル“レイドジェノス“を行使した。
ハエの王は片手剣スキルに気付き、回避を試みたが直撃した。
『…っ!!硬い…!!』
羽はまるで破壊不可能オブジェクトの用に頑丈だったが、連撃で何とか切り落とすことに成功した。
そして、羽を失い回避できなくなったところに矢の雨が降り注いだ。
『これでトドメだ…!!』
矢の雨が降り注いで止まっているところに、弓スキル“パワーアロー“で強力な一撃を放ち、頭を貫いた。
『ふぅ…なかなか強敵だったな…』
俺は“鑑定&略奪“で“魔法分解“を習得した。
その後、先にある転移門を開通させて安全地帯で休んだ。
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