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第三話
17.
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庄司を無言で見つめ返してしまってから、聞き流せばよかったのだと思い至った。
なにをこんな、素直な反応をしてしまったのだろう。
「悪い。佐野が怪我で駄目になったのも、深山の一軍にいたのも知ってた」
そっと目を伏せた庄司に、どう反応すればいいのか、一瞬わからなくなった。
けれど、ここで動揺するのなんて意味がないし、俺たちどちらにとっても良い反応であるはずがない。
だからなんでもないような顔を取り繕った。今更であったとしても。それは俺の問題だ。
「万智ちゃん?」
「や、っつか、大学入っておまえ見たとき、すぐ分かった。深山の佐野だって。そいつが選手権の怪我でやめたらしいってのも噂で聞いてたし」
「庄司が知ってるって、俺も有名人だったんだな」
笑ってみるのは、案外簡単だった。
だって、何年も前の話だ。それを気まずそうに庄司が話のもおかしいし、俺が気にするのはもっとおかしいはずで。
「だって中学、隣の地区だったもん。俺、深山のおまえと試合したこと、何回かあるよ」
「え、マジで?」
それは少し出所が予想外だった。庄司がサッカーをしていたのだろうとは知っていたが、俺がその手の話題を避けていた所為で、どこでプレイをしていたのかまで知らなかった。
「佐野、聞いたらびっくりするんじゃねぇかな。勿体付ける訳じゃねぇけど。強豪よ、うちも」
「成美?」
隣の地区にあった私立の中学校だ。あの地区の強豪と言えば、そこが一番に思いつく。
溢れてくる懐かしさは、嫌なものばかりでもなくて、ほんの少し安堵する。庄司が「当たり」と首を振った。
「マジかぁ。じゃあ確かに何度も試合してるよな。どこだったの?」
「フォワード。覚えてなくてもしょうがねぇと思うけど。高校は俺、おまえと試合とかしてないし」
「高校は違うところにしたのか?」
成美は、中高一貫校というわけではなかったが、近くに同じ系列の高校が合った。その高校も俺たちの県内では古豪の部類で、何度か対戦をしたことはあったはずなのだけれど。
中学時代に対戦していた選手の記憶は、よほど縁があった選手だったり、突出したりしていた選手で鳴ければ、記憶が薄れてしまっている。
高校時代でも活躍していた選手だったら、さすがに記憶に留めているかもしれないと手繰ってみたけれど、今一つ思い浮かばなかった。
庄司が「だから覚えてないっつうか、知らないと思うよ」と笑う。
「なんつうのかな、俺の全盛期は中学までだったんだな。中三くらいからずっと伸び悩んで、高校もそのまま系列校に進んだけど、ずっと二軍だったな」
「……そうか」
「もう、なんつうか、自分が一番分かるじゃん。頭打ちだとか自分の才能の底だとか。努力すりゃとかそういう次元じゃない部分でさ」
庄司の言うそれは、良く分かる。俺も何度も思っていたことだ。そしてきっと、折原には分からない。
「それでも俺は好きだったから、高校三年間、二軍でも三軍でもしがみ付いてたな。そのおかげで踏ん切りも着いたし」
「踏ん切り?」
「これで食ってくのは到底無理だって。うちの高校、結局三年間ずっと県代表にもなれなかったし、県予選の決勝に行けたのも一回だったかな、忘れたけど。でも、それくらいだった」
いくら強豪と言われても、ずっと勝ち続けていられるわけがない。特に選手権の県予選なんて、波乱がつきものだ。
あのころ、深山は県で頭一つ飛び抜けていると言われていた。理由は簡単、折原がいたからだ。
レベルの高い選手が堅実に組織立ったプレーをするのが深山のスタイルだった。けれどその中で折原だけは違った。自由に動いても許される存在。一歩フィールドに足を踏み入れれば、点を決めてくれる。そんな期待を空気に孕め込める存在。
「そこでさえ俺は試合に出れる側になれねぇんだからって。こういう言い方するとあれだけど。悟ったみたいな? うん、そんな感じ」
自分の言葉に納得したように相槌を打って、「でも」と俺を見た。
「佐野は違うだろ。中学の時からずっと深山で、そりゃ一年時からレギュラーみたいな怪物じゃなかったんだろうけど、二年とか三年の時には確実にレギュラーだったんだろ。しかも名門深山の指令塔だ。おまけに高二で、全国大会の決勝」
「それは……」
「それでもプロで食っていけるかどうかっていったら、そもそもなれるかどうか怪しいレベルだっただろうけどさ。でもなれたかもしれないわけじゃん。それがなかったら」
強引に言い切った庄司の視線から逃れるように、そっと目を伏せる。
俺はそんな傲慢なことを思っていたわけじゃないと、そう思いたかったけど。
どこかが鈍くきしんだのは、きっとそれが図星だからだ。
なれたかもしれない。それはずるいと知っている。だってもし本当になりたかったのなら、何年出遅れようと必死にリハビリをして、身体をつくれば良かったことなのだ。
それだって、ただの仮定だけど。
庄司がふっと細く息を吐いた。
「最後までやり切れてないから、たらればばっかりが残って強いんだよ、きっと」
そうなんだろうな、と思う。中途半端だったのは俺だ。あのころはそれ以外に選択肢なんてないような気がしていたけれど。
何故か条件反射のように頭に浮かんだのは、退寮の日の光景だった。
折原が言いかけた何かを、俺は遮った。
聞いたら駄目なものだと分かっていて、でも聞いてしまったら否定できるだけの自信がなくて。
中途半端に折原とのそれを俺が終わらせてしまったから、あいつを今、思い悩ませてしまっているんだろうか。
だとしたら、それは――
思考を断絶するように、けたたましい音を立てて庄司の携帯が鳴った。
「悪い」と身振りで伝えて庄司が通話ボタンを押す。楽しそうな口ぶりから判ずるに、相手は栞らしかった。
漏れ聞こえてくる明るい声に、微かに苛立ってしまって、そんな自分に嫌気がした。
別に今のこの状況も誰のせいでもない。
栞の所為でもないし、庄司の所為でもない。俺がはっきり決めきれていないからこうなっているだけだ。
**
「なんか、悪い。余計なこと言った」
「いや……」
アパートを出て最寄駅へ向かう途中、言われた言葉に、俺は曖昧に返事を濁した。
余計なことかどうかは置いておいたとして、間違いでないことは確実で。
ただなんたかひどく変な感じだなと思った。
それは庄司とのことではなく、今こうやって折原が出る試合を見るために歩いていることが、だ。
「俺はおまえじゃないから分かるわけないのに。実はちょっとだけ悔しかったんだ。おまえが今、サッカーをやろうとしないのとか、全部どうでもよさそうにしてるのとか」
「そんな風か、俺」
「ちょっとな、なんとなくだけど。――っつかさ、結局、俺みたいにさ高校でサッカーやってる奴なんて星の数ほどいるわけじゃん。でもやってる奴のどれだけが選手権に出れるよ、国立で試合できるかって、ほんと一握りだろ」
そしてそこから先、サッカーで食っていけるやつはさらに少なくて、プロの世界で活躍できる奴なんて本当に一握りだ。
中学高校と部活サッカーをやっていて、国立に夢を見ないやつなんて、いない。それが叶った時点で確かに俺は運も良かったのだろう。
でも。
「なのにそのおまえがって。それこそ勝手な話なんだけどな」
どことなく沈んだ空気を変えるために笑ったのが分かったから、俺も笑った。
「いいよ、なんとなく、分かるから」
上に上がれば上がるほど、分かるんだ。もっとすごい才能にいくつも出会う。
悔しくないわけがない。苦しくないわけがない。
でも素直にすごいと思う気持ちも確かにあるんだ。そしていつのまにか自分の夢まで勝手にそいつに着せたくなる。
それがひどく独りよがりだと、分かっていながら。
なにをこんな、素直な反応をしてしまったのだろう。
「悪い。佐野が怪我で駄目になったのも、深山の一軍にいたのも知ってた」
そっと目を伏せた庄司に、どう反応すればいいのか、一瞬わからなくなった。
けれど、ここで動揺するのなんて意味がないし、俺たちどちらにとっても良い反応であるはずがない。
だからなんでもないような顔を取り繕った。今更であったとしても。それは俺の問題だ。
「万智ちゃん?」
「や、っつか、大学入っておまえ見たとき、すぐ分かった。深山の佐野だって。そいつが選手権の怪我でやめたらしいってのも噂で聞いてたし」
「庄司が知ってるって、俺も有名人だったんだな」
笑ってみるのは、案外簡単だった。
だって、何年も前の話だ。それを気まずそうに庄司が話のもおかしいし、俺が気にするのはもっとおかしいはずで。
「だって中学、隣の地区だったもん。俺、深山のおまえと試合したこと、何回かあるよ」
「え、マジで?」
それは少し出所が予想外だった。庄司がサッカーをしていたのだろうとは知っていたが、俺がその手の話題を避けていた所為で、どこでプレイをしていたのかまで知らなかった。
「佐野、聞いたらびっくりするんじゃねぇかな。勿体付ける訳じゃねぇけど。強豪よ、うちも」
「成美?」
隣の地区にあった私立の中学校だ。あの地区の強豪と言えば、そこが一番に思いつく。
溢れてくる懐かしさは、嫌なものばかりでもなくて、ほんの少し安堵する。庄司が「当たり」と首を振った。
「マジかぁ。じゃあ確かに何度も試合してるよな。どこだったの?」
「フォワード。覚えてなくてもしょうがねぇと思うけど。高校は俺、おまえと試合とかしてないし」
「高校は違うところにしたのか?」
成美は、中高一貫校というわけではなかったが、近くに同じ系列の高校が合った。その高校も俺たちの県内では古豪の部類で、何度か対戦をしたことはあったはずなのだけれど。
中学時代に対戦していた選手の記憶は、よほど縁があった選手だったり、突出したりしていた選手で鳴ければ、記憶が薄れてしまっている。
高校時代でも活躍していた選手だったら、さすがに記憶に留めているかもしれないと手繰ってみたけれど、今一つ思い浮かばなかった。
庄司が「だから覚えてないっつうか、知らないと思うよ」と笑う。
「なんつうのかな、俺の全盛期は中学までだったんだな。中三くらいからずっと伸び悩んで、高校もそのまま系列校に進んだけど、ずっと二軍だったな」
「……そうか」
「もう、なんつうか、自分が一番分かるじゃん。頭打ちだとか自分の才能の底だとか。努力すりゃとかそういう次元じゃない部分でさ」
庄司の言うそれは、良く分かる。俺も何度も思っていたことだ。そしてきっと、折原には分からない。
「それでも俺は好きだったから、高校三年間、二軍でも三軍でもしがみ付いてたな。そのおかげで踏ん切りも着いたし」
「踏ん切り?」
「これで食ってくのは到底無理だって。うちの高校、結局三年間ずっと県代表にもなれなかったし、県予選の決勝に行けたのも一回だったかな、忘れたけど。でも、それくらいだった」
いくら強豪と言われても、ずっと勝ち続けていられるわけがない。特に選手権の県予選なんて、波乱がつきものだ。
あのころ、深山は県で頭一つ飛び抜けていると言われていた。理由は簡単、折原がいたからだ。
レベルの高い選手が堅実に組織立ったプレーをするのが深山のスタイルだった。けれどその中で折原だけは違った。自由に動いても許される存在。一歩フィールドに足を踏み入れれば、点を決めてくれる。そんな期待を空気に孕め込める存在。
「そこでさえ俺は試合に出れる側になれねぇんだからって。こういう言い方するとあれだけど。悟ったみたいな? うん、そんな感じ」
自分の言葉に納得したように相槌を打って、「でも」と俺を見た。
「佐野は違うだろ。中学の時からずっと深山で、そりゃ一年時からレギュラーみたいな怪物じゃなかったんだろうけど、二年とか三年の時には確実にレギュラーだったんだろ。しかも名門深山の指令塔だ。おまけに高二で、全国大会の決勝」
「それは……」
「それでもプロで食っていけるかどうかっていったら、そもそもなれるかどうか怪しいレベルだっただろうけどさ。でもなれたかもしれないわけじゃん。それがなかったら」
強引に言い切った庄司の視線から逃れるように、そっと目を伏せる。
俺はそんな傲慢なことを思っていたわけじゃないと、そう思いたかったけど。
どこかが鈍くきしんだのは、きっとそれが図星だからだ。
なれたかもしれない。それはずるいと知っている。だってもし本当になりたかったのなら、何年出遅れようと必死にリハビリをして、身体をつくれば良かったことなのだ。
それだって、ただの仮定だけど。
庄司がふっと細く息を吐いた。
「最後までやり切れてないから、たらればばっかりが残って強いんだよ、きっと」
そうなんだろうな、と思う。中途半端だったのは俺だ。あのころはそれ以外に選択肢なんてないような気がしていたけれど。
何故か条件反射のように頭に浮かんだのは、退寮の日の光景だった。
折原が言いかけた何かを、俺は遮った。
聞いたら駄目なものだと分かっていて、でも聞いてしまったら否定できるだけの自信がなくて。
中途半端に折原とのそれを俺が終わらせてしまったから、あいつを今、思い悩ませてしまっているんだろうか。
だとしたら、それは――
思考を断絶するように、けたたましい音を立てて庄司の携帯が鳴った。
「悪い」と身振りで伝えて庄司が通話ボタンを押す。楽しそうな口ぶりから判ずるに、相手は栞らしかった。
漏れ聞こえてくる明るい声に、微かに苛立ってしまって、そんな自分に嫌気がした。
別に今のこの状況も誰のせいでもない。
栞の所為でもないし、庄司の所為でもない。俺がはっきり決めきれていないからこうなっているだけだ。
**
「なんか、悪い。余計なこと言った」
「いや……」
アパートを出て最寄駅へ向かう途中、言われた言葉に、俺は曖昧に返事を濁した。
余計なことかどうかは置いておいたとして、間違いでないことは確実で。
ただなんたかひどく変な感じだなと思った。
それは庄司とのことではなく、今こうやって折原が出る試合を見るために歩いていることが、だ。
「俺はおまえじゃないから分かるわけないのに。実はちょっとだけ悔しかったんだ。おまえが今、サッカーをやろうとしないのとか、全部どうでもよさそうにしてるのとか」
「そんな風か、俺」
「ちょっとな、なんとなくだけど。――っつかさ、結局、俺みたいにさ高校でサッカーやってる奴なんて星の数ほどいるわけじゃん。でもやってる奴のどれだけが選手権に出れるよ、国立で試合できるかって、ほんと一握りだろ」
そしてそこから先、サッカーで食っていけるやつはさらに少なくて、プロの世界で活躍できる奴なんて本当に一握りだ。
中学高校と部活サッカーをやっていて、国立に夢を見ないやつなんて、いない。それが叶った時点で確かに俺は運も良かったのだろう。
でも。
「なのにそのおまえがって。それこそ勝手な話なんだけどな」
どことなく沈んだ空気を変えるために笑ったのが分かったから、俺も笑った。
「いいよ、なんとなく、分かるから」
上に上がれば上がるほど、分かるんだ。もっとすごい才能にいくつも出会う。
悔しくないわけがない。苦しくないわけがない。
でも素直にすごいと思う気持ちも確かにあるんだ。そしていつのまにか自分の夢まで勝手にそいつに着せたくなる。
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