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「最終話 東京終末戦 ~幻影の聖少女~」
31章
しおりを挟む皇居前の広場にて、魔人メフェレスは座りこんだままだった。
三日月のごとき目口をした黄金のマスクは砕け、素顔が露わになっている。般若にも似た、歪んだ表情。怨讐に凝り固まった青銅色の顔は、とめどない雫で濡れ光っている。
完膚なき敗北、であった。
表情が硬直するまでに、ファントムガールへの憎悪と怨恨を積もらせたのに・・・メフェレスは敗れた。自らが心底から認めねばならぬほど、守護天使により心折られた。
それも敗れた相手は、かつては己が「飼っていた」少女だ。
ファントムガールのなかで、最弱と位置づけられている桃色の戦士、サクラ。恋人というポジションを授け、手駒のひとつとして利用するはずだった少女に、悪の首魁は頭を垂れる結果となった。
屈辱―――。
憤怒―――。
怨嗟―――。
あと一歩で新時代の王となるはずだった男の胸には、負の感情が渦巻いている。
だが、「サクラには敵わない」という敗北の意識は、まとめてそれらを圧していた。
“ムリだ・・・桃子には・・・ファントムガール・サクラには・・・勝てぬ・・・・・・。逆襲しようなどと・・・企むことすら愚の骨頂・・・・・・”
メフェレスの手元の地面には、青銅の剣が転がっていた。
言わずと知れた、魔人の愛刀。しかし、今となっては、それを握ろうとする気力すら起きない。
“サクラが念じるだけで、オレは死ぬ・・・・・・。そして、ただ突っ立っているように見えても、この女はオレへの注意を逸らさない・・・・・・。どう考えても・・・ムリなのだ・・・”
桃色の髪と模様を持つ女神。誰もが認める可憐なルックスの美乙女は、メフェレスの傍らに佇んでいた。
じっと黙ったまま、魔人を見下ろしている。
その青い瞳には、憐憫や悲哀の色も・・・あるかもしれない。だが同時に、いつでも“その気”になる覚悟を秘めている。
落ちぶれたかつての恋人を見詰めつつ、サクラはもはや、ただの優しき少女ではなかった。メフェレスの心臓を潰すのに、容赦することはないだろう。
“・・・サクラの意識が乱れることなど・・・有り得まい。よほどの事態が、起こらぬ限りは・・・”
「・・・・・・オレは貴様に・・・敵わぬのだ・・・・・・」
呻くような魔人の呟きに、エスパー天使は言葉を返さなかった。
「・・・なぜ・・・トドメを刺さん・・・?・・・」
「・・・・・・もう、決着は・・・ついてるでしょ」
「旧政府の連中に・・・引き渡すつもりか?」
「・・・あとは・・・御庭番衆のひとたちに、任せるわ。・・・安藤さんたちにあなたを渡して・・・あたしとは、これでさよならだよ」
この国を転覆寸前まで追い詰めたメフェレスを、裏世界から守り続けてきた御庭番衆が、許すはずはないだろう。
いや、あるいは貴重な『エデン』保有者として、実験モルモットにされるのかもしれぬ。
または、解剖されて隅々まで調べ尽くされるか・・・
“・・・クズどもの頂点に立つはずのオレが・・・・・・ネズミ同様に成り下がるか・・・”
般若の顔に刻まれた皺が、一層深くなった。
それでもメフェレスに、なにもできることはなかった。
眼前の青銅剣を握ることは、即ち死―――。
「ッッ・・・!!?」
はじめに反応したのは、ファントムガール・サクラだった。
超能力少女に遅れること、数瞬。メフェレスの五体にも、その感覚は飛び込んできた。
「こ、これはッ・・・? う、ウソだよ・・・そ、そんなことがァ!」
「ヌウウッ!? ・・・この・・・この感覚はッ!!」
消えた。大きな、光のエネルギーが。
間違いなかった。聖なる力の塊が、忽然と消滅したのがわかる。新橋方面。ファントムガール・サトミとユリアが、凶魔ゲドゥーとの決戦に挑んでいるところ。
メフェレス以上に、エスパー天使は詳細ななにかを、感じ取っているに違いなかった。
「ユリアァッ・・・!! ユリちゃんがァッ!! そんなァッ!! そんなウソだよォッ!!!」
サクラの絶叫の半ば以上が、メフェレスの耳にはもはや届いていなかった。
すでにその手は、青銅の魔剣を掴んでいる。
神よ。いいや、悪魔よ。
やはりそうだ。ひとは生まれたときから、全てが決まっているのだ。頂点に君臨する者と、地面に跪く者。支配するべき者と、平伏するクズども―――。
感謝するぞ。「あるべき姿」に戻してくれたことを。
乱れるはずないメスブタの意識を・・・乱してくれたことを。
「ギャハアッ・・・!! ヒャハハハハハハアアッッ!!! ヒャッハッハッハアアアァッ~~ッ!!!」
ドシュウウウウウウッッ!!!
血風が、舞った。
「そろそろ、別れの挨拶は済んだか?」
ファントムガール・サトミの背中に、ひとつ眼凶魔の声が飛ぶ。
慟哭は、ようやく止んでいた。四つん這いの守護天使は、いまだ小刻みに身を震わせている。
巨大な女神の身体の下には、ひっそりと、ひとりの女子高生が遺体となって転がっていた。
左眼と脇腹、そして心臓を抉り取られた西条ユリの亡骸は、それでも穏やかな表情を浮かべているように見えた。
白い制服に身を包んだスレンダーな少女は、名前の通りに百合の花のようだった。
彼女自身が、手向けられた花かのようで。
「『エデン』を抜き取るつもりが、勢い余って殺してしまった。ある意味で、オレはユリアに負けたのかもしれん」
感情の見えぬゲドゥーの台詞を、震えながらサトミは聞く。
眼の前で、ファントムガール・ユリアを処刑されるのは、これで二度目だった。
二回とも、サトミを庇い、サトミを守り、ユリアは散った。
仲間たちの死と、これまでに何度もサトミは向かい合ってきた。突き刺さる悲痛に耐えてきた。押し潰されそうな無力感に抗ってきた。ましてユリアは、守護天使たちのなかで、もっとも死を覚悟していた少女であるとわかっている。
それでも、女子高生の姿に戻った西条ユリの死は・・・あまりに無惨だった。
「思わずオレを本気にさせるほど、よい攻撃だった。褒めてやるぞ、ファントムガール・ユリア」
じり、と凶魔の脚が一歩を踏み出す。
大地に突っ伏していたサトミの身体が、ひと息に跳ね起き、飛び掛かった。
「うおおおッ・・・!! オオオオオッ―――ッッ!!!」
月のような美少女が、吼えた。
激情を、力に変えて。麗しき肢体が、銀色に輝く。
「ふざッ・・・けるなァァッッ!! よい攻撃とかッッ!! 褒めてやるとかッッ!! ふざけるんじゃあッ・・・ないわッ!!!」
作戦などない。怒りと哀しみに任せた、特攻。
令嬢戦士の魂からの叫びを、冷酷な凶魔の呟きが迎えた。
「失望させる」
風を切り裂く、音がした。
その瞬間、空中から襲い掛かった女神の肢体は、糸の切れた人形のように、ぐしゃりと崩れ落ちた。
「ァッッ!!? ・・・ッッ!!!」
「武の達人にも見極められぬ、オレの右ジャブ。ユリアに捉えられぬ拳が、お前に見えることはあるまい」
スピードを極限まで高めた、“最凶の右手”の一撃。
尖った顎を跳ね上げられ、サトミの脳はシェイクされた。歪む景色のなか、気付けば美戦士は、大地に座り込んでいる。
どれほどの感情に貫かれていようと、サトミは立てなかった。技を駆使した凶魔の一発の前に、滑稽なまでに動きを封じられた。
格闘技の試合ならば、完全なるノックアウト負けであった。
「アガアアッ・・・!! ぐ、ううゥ・・・うああッ・・・!!」
「ユリアを殺されたことで、限界を越えた力でも発揮するかと思ったが・・・その程度か。いや、すでに限界などとっくに越えている、というべきか」
ゲドゥーの右アッパーが、銀色の女神の顎を再び捉える。
しゃがんでいたサトミの肢体が、一気に天に打ち上げられた。
美少女の顎が粉砕され、真っ赤な雨が新橋の街に降る。ギュルギュルと空中を錐揉みした肢体は、どしゃあっ、とうつ伏せに大地に落ちた。
「はぐうゥッ!!! ・・・かはァッ!! ・・・ガアア・ア・アッ・・・!!!」
「こうしていまだ動いているだけで奇跡、なのだろうな。これ以上は、望むべくもないようだ」
“最凶の右手”が金色がかったストレートヘアーを鷲掴む。
アスファルトの大地へと、令嬢の美貌を何度も何度も叩きつけていく。サトミに逃れる術はなかった。ゴツ、ガツと、鈍い音色が響き渡る。
額から鮮血が噴き出し、サトミの顔面と地面とが、見る見る紅に染まった。
「うグゥッ!! ・・・アッ!! ・・・ひィぐッ!! ・・・アアアッ――ッ!!!」
「クリスタルは消えかかり、下腹部の『エデン』は悲鳴をあげる。どこをとっても、お前は瀕死だ」
髪を手離したゲドゥーは、地に這うサトミを冷たく見下ろした。
右脚を振り上げる。狙いは、守護天使の左の脇腹。
一気にアバラを踏み抜くと、枯れ枝の折れるような音が連続してこだました。
バキバキバキィッ!!! ベギイィッ!! ボギイィッ!!
「グアアアアアッッ――――ッッ!!! ・・・ごぼオッ!!!」
「今度は失敗はしない。お前が息絶える前に、『エデン』は引き抜く。それまでは、ファントムガール・サトミという最高の食材を堪能させてもらうぞ」
ドス黒い血塊を吐く女神を、白き凶魔は仰向けに蹴り転がす。
右手にピンクの淫光を宿らせるや、容赦なく下腹部のクリスタル・・・体表に浮き出た『エデン』そのものを握り掴む。悦楽の魔光を注入していく。
「ふはあアアァッ!!? ぅハアぐううぅッ―――ッッ!!! あはあああアアッッ~~~ッッ!!!! やめへェッ!!! ひゃめへェッ!!! いやああああッッ―――ッ!!!!」
「やはり、まだ愛蜜が搾り取れるようだな。サトミよ、守護天使などという幻影ごと、消し飛ぶがいい。人々を救うファントムガールなど、幻に過ぎないのだ。お前は弱く、脆く、醜い」
ぶしゅうッ!! ぷしゅッ・・・ぶじゅるッ!! ふしゅしゅしゅッ・・・
開いた股間の裂け目から、半透明の飛沫が噴き出す。
残りわずかな生命力ごと愛液を放出し、サトミの全身は小刻みに痙攣した。下腹部のクリスタルが、発狂しそうな悲鳴で泣き喚く。
ヒクヒクと震える舌が、トロリとこぼれ出る。瞳の青色を点滅させるサトミに、もはや正常な思考ができているのかも定かではなかった。
「えふうゥッ!!! ふああッ・・・んハアッ―――ッッ!!! ・・・ひゃがァッ・・・もう・・・・・・やめェッ・・・た・・・すけ・・・・・・」
「死なない程度に痛めつけるというのも、難しいものだ」
下腹部のクリスタルを離した“最凶の右手”が拳を握る。
大の字になってヒクつくサトミの鳩尾に、剛撃が垂直に振り落とされた。
ドッパアアアンンッッ!!!
「ゴボオオオオッッ―――ッッ!!!!」
美麗女神の口と股間から、真っ赤な飛沫が飛び散った。
手首まで埋まったゲドゥーの右拳の下で、内臓のどれかが破裂したようだった。
「次は心臓」
ドボオオオオオッッ!!!
「んんがあああアアアッッ――――ッッ!!!! あぎゅうゥッ!!! ぎゃハアッッ!!!」
「そしてエナジー・クリスタル」
ガッキイイイイッッ!!!
「アギィッ!!? キャアアアアアッッ~~~ッッ!!!! ウアアアァァッ―――ッッ!!!!」
三度サトミの股間から、飛沫が噴き出す。
愛蜜でもなく、鮮血でもなかった。今度噴き出したのは、黄金色の聖水。
幽玄の美少女戦士が、血と愛汁と小便の池に浸っていく。汚濁のなかで悶絶するサトミにできるのは、泣き叫ぶことのみだった。
“・・・・・・死・・・ぬ・・・・・・”
ユリアの死による怒りも。哀しみも。壮絶すぎる苦痛と快楽に、全て呑みこまれていく。
怒涛となって押し寄せる、極限の苦しみと圧倒的な死の実感。
サトミの心を奮い立たせるなにかは、ゲドゥーの暴威の前に崩れ落ちていった。
“ユリ・・・ちゃんの・・・・・・仇・・・どころか・・・・・・私、は・・・・・・もう・・・・・・”
「・・・・・・ゆ・・・る・・・し・・・・・・て・・・・・・も・・・う・・・・・・殺し・・・・・・て・・・・・・」
金色のストレートヘアーを左手ひとつで掴まれ、空中に吊り上げられたサトミの口から、夢遊病者のごとき呟きが漏れる。
ボトボトと、あらゆる体液が銀の肢体を伝って落ちていた。
四肢をだらりと垂らし、力無く揺れる女神の姿は、首都の闇夜に、絞首刑に処された罪人のごとく浮かび上がった。
天空に輝いていた満月は、いつの間にか、厚い暗雲に閉ざされている。
「どうやら、終末の時が来たようだ」
ひとつ眼の凶魔が、ゆっくりと“最凶の右手”を伸ばす。サトミの、股間へと。
身も心も、守護天使の全てを破壊したことを、ゲドゥーは悟っていた。サトミに闘う力は残っておらず、サトミを救う者も存在しない。
あとはただ、『エデン』を奪い・・・トドメを刺すのみだった。
「さらばだ、ファントムガール・サトミ。お前が復活することは・・・二度とあるまい」
ゲドゥーの右手が、女神の股間・・・くっきりと形を現した、陰唇に触れる。
その、瞬間だった。
ギュオオオオオッッ・・・!!!
「・・・なんだとッ・・・!?」
突如、光の粒子が、渦を描いて大地より湧き上がった。
凝縮され、人型をとっていく眩き光たち。その光景は、すでに何度もゲドゥーが見たことのあるものだった。
「バカな。有り得ん・・・有り得るわけがないッ!!」
感情の起伏を見せぬ凶魔が、あからさまな動揺を示す。
無理もなかった。眩き光の結集は・・・守護天使光臨のサイン。
だがしかし、新たな『エデン』もない今、更なるファントムガールが生まれるはずがないのだ。
「・・・まさ・・・か・・・ッ・・・!?」
驚愕に眼をみはるサトミの前で、今はっきりと、銀色の女神がその姿を地上に現す。
スレンダーな肢体に走る黄色の紋様と、緑色の髪。
モデルのような体型の上に乗った顔は、あどけなさを残したロリータフェイス。胡桃のような丸い瞳が、愛くるしさを助長している。
「そんなッ・・・はずがないッ!! お前は確かにこの手で殺したはずだッ・・・ファントムガール・ユリアッ!!」
掌を開き、ゆるやかに構えた少女戦士に、ゲドゥーは咆哮した。
その無駄のない、流れるような構えは・・・紛れもなく、想気流柔術のもの。
「・・・ちが・・・うッ・・・!! ユリアじゃ・・・ないわ・・・・・・ッ!!」
西条ユリは確かに絶命した。生き返るはずがないことを、サトミはよくわかっている。
ユリアと瓜二つの戦士。そして、操る武術もまるで同じ。
ただひとつ、セミロングの髪型だけが異なる、その少女の名は―――。
「エリちゃん・・・あなた、が・・・・・・妹の跡を継ぐというのッ!?」
「私の名は・・・エリス。・・・ファントムガール・エリス・・・」
西条ユリの双子の姉、エリ。
妹と寸分違わぬ容姿と、ほぼ同等の実力を持つ少女は、ひとつ眼の凶魔を鋭く見詰めた。
「ユリの無念は・・・私が、晴らしますッ・・・!!」
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