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1章
第1話
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「うわぁ~ん!うわぁ~ん!」
「ん?うるさいね!」
私は近くで泣いてる声で目が覚めた。目を開けると目の前を光の線が所狭しとありそこが小さな小屋の中だと気づくのに時間がかかった。
「ここは小屋の中?それに手と足があると言う事は私は生まれ変わったのか?それにしてもこの服はもしかして?セーラー服……なぜ?」
「ぐすっ!……そ、それはあなたの記憶の中で一番輝いていた姿の時に着ていた物だからです。」
「あれ?……もしかして?さっきの子?」
「そうですよ!あなたがとんでもない願いをしたおかげで僕までこちらに来てしまったのですよ!」
「へーあのお願い聞いてくれたんだ?それにしてもさっきより縮んだ?」
今目の前に居る子供がさっきの子だとしたら背が縮んでる?さっき迄は小学一年生か二年生に見えたけど、今は良くて一年生普通に見たら幼稚園児?髪の毛も金色だったのに今は茶色な感じ?
「その姿はどうした?」
「ぐすっ……これはあなたの下僕になったので、神格を失ったから普通の人間に近づいたんです」
「そうか?それは悪かった。」
「謝って済むものじゃ無いですよ!」
「そう?謝って済むものじゃ無いな?でもな!お前も私を間違えて死なせたよな?良い事教えてやろう……男なら自分の尻は自分で拭きな!」
「ひっ!……ごめんなさい!」
私は目の前の子供にそう言い放つと、自分のした事を思いだして素直に謝ってきた。
「そう言えばお前名前は?」
「僕の名前はテオです!」
「そう……じゃあ私の事はミコ様と呼びな!分かったね?」
「わ、分かりましたミコ様!」
「それでテオ!これから私はどうしたら良いんだ?」
「そうですねまずは、この世界の身分証を作る、武器を手に入れる、それとこの世界のお金を手に入れるのが主な事です」
「身分証ねぇ?それは役所にでも行けば良いのかい?」
「いえミコ様なら冒険者になれば大丈夫です」
「冒険者?」
「ええモンスターを倒してお金を手に入れる事が出来ますので、一石二鳥です。」
「なるほどモンスターを倒せば良いのか!いいね!なんかワクワクしてきたね!それじゃあ後は武器を手に入れるだけか?」
「そうですね……とりあえずここから一番近い町に行って武器を手にいれましょう。その道中で出て来たモンスターを倒して素材とお金を手に入れれば良いですし!ある程度のモンスターなら僕の魔法でなんとかなりますから。」
「テオは魔法が使えるのかい?」
「ええ使えますよ、基本僕は支援系ですが攻撃魔法も使えますのでこの辺のモンスターなら倒せますので安心して下さい。」
「そうかい……でもね私は男に守られるのは、しょーに合わないんだよね!自分の事は自分で守よ!」
私は小屋の中を見渡すと1本の細い棒を見つけた。良いねこのちょうど良い長さ昔使ってた木刀と一緒だね!
「私はこれで戦うよ!」
「え!そんな棒なんかじゃ危ないですよ!」
「やってみなくちゃ分からないだろ!」
「分かりました!僕が頑張ります!」
そして私達は小屋を出るとそこは森と言うか林のような場所にいた。ここはおそらく木こりとかの休憩場だったのかもしれないね!それからテオの道案内で木々を抜け道らしい場所に出た。
「ミコ様!この道を行けば小さな町があります」
「そうかいじゃあ早く行こうか!」
「はい!」
ガサガサ ガサガサ
「ミコ様!モンスターです気をつけて下さい!」
何か草むらで音がしたと思ったらテオがモンスターだと叫んだ。すると目の前にテオと同じ位の身長で緑色した子鬼?が3匹出て来た。
「子鬼?」
「いえあれはゴブリンと言う、モンスターです。」
「へーあれがモンスターなのかい!可愛いね!」
「そうですか?普通皆さん嫌がりますよ?」
「私は昔もっと酷い顔の男をぶちのめしてたからね!あんなの可愛い方だよ!とりあえずテオ!あんたは手を出すんじゃないよ!私が倒すからね!」
私はテオの返事を聞く前にゴブリンとか言う奴に向かって走り出した。なんだこれ私の体こんなに早く走れたっけ?それに凄く軽い!あっという間に20m位離れていた距離を一瞬で縮め相手との間合いを詰めた。そのまま私は3匹に斬り着けながら走り抜けた。そして後ろを振り向くと先程のゴブリンとか言う奴らが光の粒子になっていた。
「あれ?こんなもんかい?大した事無いね?」
「いいえ!それはミコ様が凄いんですよ!普通はそんなに簡単には倒せませんよ!木の棒一撃でオーバーキルなんて!上級冒険者くらいですよそんな事出きるのは!……確かに基礎能力を上げましたけどそれは、ほんの少し一般人が冒険者になれる位しか上げて無いはずです?」
「元々私は強かったからね?それにこんな奴らなら元の力でも倒せるよ?」
コツン
私はテオの下に戻ろうとしたら何かがつま先に当たった。それに目を向けるとそこには小さな白く尖った石?海外の銅貨みたいな物が落ちていた。
「ん?これは?」
「ああその白いのはゴブリンの牙で討伐証明です。それとたまにモンスターからお金が落ちます。ちなみにそれは銅貨ですね。」
「これは牙なのかい?へー、で、これが銅貨?でこれはいくらなんだい?」
「そうですね……ミコ様の世界に合わせると銅貨1枚が100円でちなみに鉄貸が10円大銅貨が1000円銀貨が10000円金貨が100000円ですまぁその上もありますけど一般人は使わないのであまり見かけません。」
「なるほどね?すると銅貨が6枚あると言う事は600円って事かい!安いね!」
「それは運なので仕方ありませんよ!それに落ちない時もあります。あとモンスターのドロップするものでたまにレア素材なども落ちますので、それは価値がある物なので高く買取してもらえますよ!まぁ中々落ちませんが」
「そいつは楽しみだね!じゃあ町に向かうとするか!」
私達はあれから何度かモンスターと出会い倒しながら町を目指した。モンスターはゴブリンとあとウサギに角の生えたホーンラビットとか言う奴も出て来たけど、テオの話しだと動きが素早いから中々倒せないらしいけど?私は難なく倒していたそれとまた一発でオーバーキルと言うので倒してテオが唖然としていた。それはさて置きテオの話しだとホーンラビットから落ちた、ドロップ?とか言うので肉の塊が凄く美味しいらしい!それは楽しみだね!お金もそこそこ集まりなんだかんだで5000円位集まったらしい。
「ミコ様!あの先に行けば町に着きますよ!」
「ああやっと着くのか!早く酒でも飲んで休みたいよ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読み下さりありがとうございます
感想。誤字脱字など宜しくお願いします。
「ん?うるさいね!」
私は近くで泣いてる声で目が覚めた。目を開けると目の前を光の線が所狭しとありそこが小さな小屋の中だと気づくのに時間がかかった。
「ここは小屋の中?それに手と足があると言う事は私は生まれ変わったのか?それにしてもこの服はもしかして?セーラー服……なぜ?」
「ぐすっ!……そ、それはあなたの記憶の中で一番輝いていた姿の時に着ていた物だからです。」
「あれ?……もしかして?さっきの子?」
「そうですよ!あなたがとんでもない願いをしたおかげで僕までこちらに来てしまったのですよ!」
「へーあのお願い聞いてくれたんだ?それにしてもさっきより縮んだ?」
今目の前に居る子供がさっきの子だとしたら背が縮んでる?さっき迄は小学一年生か二年生に見えたけど、今は良くて一年生普通に見たら幼稚園児?髪の毛も金色だったのに今は茶色な感じ?
「その姿はどうした?」
「ぐすっ……これはあなたの下僕になったので、神格を失ったから普通の人間に近づいたんです」
「そうか?それは悪かった。」
「謝って済むものじゃ無いですよ!」
「そう?謝って済むものじゃ無いな?でもな!お前も私を間違えて死なせたよな?良い事教えてやろう……男なら自分の尻は自分で拭きな!」
「ひっ!……ごめんなさい!」
私は目の前の子供にそう言い放つと、自分のした事を思いだして素直に謝ってきた。
「そう言えばお前名前は?」
「僕の名前はテオです!」
「そう……じゃあ私の事はミコ様と呼びな!分かったね?」
「わ、分かりましたミコ様!」
「それでテオ!これから私はどうしたら良いんだ?」
「そうですねまずは、この世界の身分証を作る、武器を手に入れる、それとこの世界のお金を手に入れるのが主な事です」
「身分証ねぇ?それは役所にでも行けば良いのかい?」
「いえミコ様なら冒険者になれば大丈夫です」
「冒険者?」
「ええモンスターを倒してお金を手に入れる事が出来ますので、一石二鳥です。」
「なるほどモンスターを倒せば良いのか!いいね!なんかワクワクしてきたね!それじゃあ後は武器を手に入れるだけか?」
「そうですね……とりあえずここから一番近い町に行って武器を手にいれましょう。その道中で出て来たモンスターを倒して素材とお金を手に入れれば良いですし!ある程度のモンスターなら僕の魔法でなんとかなりますから。」
「テオは魔法が使えるのかい?」
「ええ使えますよ、基本僕は支援系ですが攻撃魔法も使えますのでこの辺のモンスターなら倒せますので安心して下さい。」
「そうかい……でもね私は男に守られるのは、しょーに合わないんだよね!自分の事は自分で守よ!」
私は小屋の中を見渡すと1本の細い棒を見つけた。良いねこのちょうど良い長さ昔使ってた木刀と一緒だね!
「私はこれで戦うよ!」
「え!そんな棒なんかじゃ危ないですよ!」
「やってみなくちゃ分からないだろ!」
「分かりました!僕が頑張ります!」
そして私達は小屋を出るとそこは森と言うか林のような場所にいた。ここはおそらく木こりとかの休憩場だったのかもしれないね!それからテオの道案内で木々を抜け道らしい場所に出た。
「ミコ様!この道を行けば小さな町があります」
「そうかいじゃあ早く行こうか!」
「はい!」
ガサガサ ガサガサ
「ミコ様!モンスターです気をつけて下さい!」
何か草むらで音がしたと思ったらテオがモンスターだと叫んだ。すると目の前にテオと同じ位の身長で緑色した子鬼?が3匹出て来た。
「子鬼?」
「いえあれはゴブリンと言う、モンスターです。」
「へーあれがモンスターなのかい!可愛いね!」
「そうですか?普通皆さん嫌がりますよ?」
「私は昔もっと酷い顔の男をぶちのめしてたからね!あんなの可愛い方だよ!とりあえずテオ!あんたは手を出すんじゃないよ!私が倒すからね!」
私はテオの返事を聞く前にゴブリンとか言う奴に向かって走り出した。なんだこれ私の体こんなに早く走れたっけ?それに凄く軽い!あっという間に20m位離れていた距離を一瞬で縮め相手との間合いを詰めた。そのまま私は3匹に斬り着けながら走り抜けた。そして後ろを振り向くと先程のゴブリンとか言う奴らが光の粒子になっていた。
「あれ?こんなもんかい?大した事無いね?」
「いいえ!それはミコ様が凄いんですよ!普通はそんなに簡単には倒せませんよ!木の棒一撃でオーバーキルなんて!上級冒険者くらいですよそんな事出きるのは!……確かに基礎能力を上げましたけどそれは、ほんの少し一般人が冒険者になれる位しか上げて無いはずです?」
「元々私は強かったからね?それにこんな奴らなら元の力でも倒せるよ?」
コツン
私はテオの下に戻ろうとしたら何かがつま先に当たった。それに目を向けるとそこには小さな白く尖った石?海外の銅貨みたいな物が落ちていた。
「ん?これは?」
「ああその白いのはゴブリンの牙で討伐証明です。それとたまにモンスターからお金が落ちます。ちなみにそれは銅貨ですね。」
「これは牙なのかい?へー、で、これが銅貨?でこれはいくらなんだい?」
「そうですね……ミコ様の世界に合わせると銅貨1枚が100円でちなみに鉄貸が10円大銅貨が1000円銀貨が10000円金貨が100000円ですまぁその上もありますけど一般人は使わないのであまり見かけません。」
「なるほどね?すると銅貨が6枚あると言う事は600円って事かい!安いね!」
「それは運なので仕方ありませんよ!それに落ちない時もあります。あとモンスターのドロップするものでたまにレア素材なども落ちますので、それは価値がある物なので高く買取してもらえますよ!まぁ中々落ちませんが」
「そいつは楽しみだね!じゃあ町に向かうとするか!」
私達はあれから何度かモンスターと出会い倒しながら町を目指した。モンスターはゴブリンとあとウサギに角の生えたホーンラビットとか言う奴も出て来たけど、テオの話しだと動きが素早いから中々倒せないらしいけど?私は難なく倒していたそれとまた一発でオーバーキルと言うので倒してテオが唖然としていた。それはさて置きテオの話しだとホーンラビットから落ちた、ドロップ?とか言うので肉の塊が凄く美味しいらしい!それは楽しみだね!お金もそこそこ集まりなんだかんだで5000円位集まったらしい。
「ミコ様!あの先に行けば町に着きますよ!」
「ああやっと着くのか!早く酒でも飲んで休みたいよ!」
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お読み下さりありがとうございます
感想。誤字脱字など宜しくお願いします。
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