ステルスウォーカー〈双剣の死神と呼ばれた男〉旧(仮)異世界転移に巻き込まれたので存在が薄いことを良い事に好き勝手してみました(笑)

裏おきな

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2章

第8話

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僕とシズカは王都の街に来ていた。お城から見た時にも感じたが流石王都広い!だから冒険者ギルドを探すのも大変だったでも、ギルドを探しながらお店などを見て回ってシズカの【看破】でこの世界の事が少し分かった。先ずは今更だけどこの世界の名前はシードでこの国の名前はオデッセイ王国と言うらしい。まぁそんな事はどうでも良いんだけどそれとこの国の通貨は。

銅貨   10円

大銅貨  100円

銀貨   1000円

大銀貨  10000円

金貨   100000円

大金貨  1000000円

白金貨  10000000円

て、事らしいまぁ大金貨や白金貨は一般では大手の商人位しか使ってないとの事で、普通に使っているのは金貨以下なので、僕が宝物庫から貰ってきた大金貨数十枚は使わない方が良いかも知れない、まぁ金貨もそれなりに貰ってきたから暫くはお金に困らないと思う。


「シノブ!冒険者ギルドの場所分かりましたわ♪このまま通りを行けば噴水があってそこに行けば分かるらしいわよ!」

「じゃあ行きますかシズカ?」

「そうね行きましょう♪」

僕とシズカはお店を見て回りながら、ギルドがあると言う噴水を目指した。


「あ、噴水が見えるわシノブ!」

「そうですね?それじゃああれが冒険者ギルド」

僕達は噴水の前に来てから周りを見てみると、ヨーロッパ風の二階建ての建物の一つに大きな木の板で出来た、看板に冒険者ギルドと書いてあった。

「そうみたいね!じゃあ入りましょうか」

僕とシズカは冒険者ギルドの中に入ると、人気はそれ程なく数名の冒険者が居るだけだった。そして入り口から真っ直ぐ歩くと受付カウターがありそこで受付を済ませ、難なく冒険者になることが出来た。

「何だか簡単に冒険者になれたわね?もっとこう複雑な質問とかあなたの実力を見せて下さいとか、あると思ってドキドキしてたのに、なんだか事務的で何か寂しいわね……それに新人いびりの冒険者も出てこないしもう!私のドキドキを返して欲しいわ」

ププ♪また可愛い顔してこの人はテンプレ期待してるとか、本当にラノベ好きだな♪

「あ~シノブ笑ってるわね!もう!」

「いいえ笑って無いですよ……ププ♪」

「ほら!笑ってるわよ!」

「違いますよ?ただシズカがあまりにも可愛い顔していたからだよ♪」

「…………もう!ズルいわよ!罰として後で沢山匂いを嗅がせて貰うわよ!」

シズカは照れながらも、自分の要求をしてくるあたり流石だと感心してしまった。だから僕も少し反撃してみようと思って。

「え?匂いだけで良いんですか?なんだもっと凄い事言われるかと思ったよ」

流石にこれには驚くでしょ?何も言えないよね?

ブツブツ ブツブツ

あれ?シズカが俯き何かブツブツ言ってる?

「シ、シズカ?どうしたんですか?」

「フフ♪良いのね?もっと凄い事しても♪フフ♪」

あれ?あれ?シズカが顔を上げたけど、その顔はまるで獲物を狙うハンターのような感じがするな?あ、シズカ職業エレメントハンターだった!兎に角何かヤバい感じだから登録のついでに受けてきたクエストをやりにいきますか。

「シズカ?とりあえず受けてきたF級のクエストに行こう!」

「そうね!でも最初はF級の採集系しか受けれないのは仕方ないわね……でも魔物を倒したらポイントを貰えるらしいから、魔物倒してポイント集めてランクアップ目指すわよ!」


シズカが言っているポイントとは、冒険者のランクアップに必要なポイントの事で魔物によりポイントが決まっていて、それをランクの規定数を集めるとランクアップが出来るらしい!それに魔物を倒さなくても、クエストを達成すればポイントは貰えるって言っていた。採集は良いとして魔物との戦闘は僕の力で倒せるかが問題だな。何せシズカに力で負ける位だしな……まったく異世界転移すれば力や体力が上がったりするのが普通じゃ無いのか?今回の僕達は地球に居た頃と同じなので、元々非力な僕にはキツイんだよね……まぁこっちには魔力と言う物もあるから何とかなると思うけど、どの位の魔力があるのか分からないんだよね…でも魔力が体力と同じみたいなので、休憩や食事、睡眠で回復するみたいだから何とかなるかな?あとマナポーションも有るらしい流石異世界。

「僕は戦闘に関しては劣るから倒せるか不安だよ」

「そこは任せて私はFPSで鍛えたから弓でも大丈夫だと思うわ!」

シズカはゲーマーでもあったのか?見た感じお嬢様風なのに凄いな……



僕とシズカは王都の外の林に来ていた、そこで薬草採集をしていたんだけど試しにシズカの【看破】を使ってみると、薬草がどこにあるのかが直ぐに分かり予定の数を余裕で超えていた。

「やっぱりシズカの【看破】のスキルは使えるなぁ……」

「そうね、これは確かに凄いわね…それじゃあこの位集めれば良いでしょう?」

「そうだ!お腹空いたから食事にしようかシズカ?」

「そう言えば朝から何も食べていなかったわね!今お昼を回った頃かな太陽の位置からすると?それで食べ物はどうするの?何も買ってきて無いわよ?ここで野兎でもかるの?」

「そんな必要無いよほら!」

僕はアイテムボックスから昨日調理場で貰ってきた、食事をシズカの前に出すとシズカは何故か少し呆れていた。

「はぁ~やっぱりシノブの仕業だったのね?何となくそうだと思っていたけど……これ調理場から盗んだ物でしょう?」

「え?違うよ!貰ってきたんだよ!」

「黙って持って来たら盗んだと一緒でしょうよ?はぁこれ昨日私達が食べる予定だったらしいわよ?」

「へ~そうなんだ?知らなかったよ!でもバレなきゃ良いでしょ?それともシズカはこれ食べない?」

僕は悪気も無いかのように、シズカに言うとシズカのお腹が【くぅ~】と可愛らしい音を出した。

「ププ♪」

「もう!食べないとは言ってないわ!」

僕達はそのままそこで昼食をとってからギルドに戻ることにした。


「美味しかったわね!昨日食べたのも美味しかったけど、これよりは落ちるのが分かるは!皆ごめんなさい私達だけで食べてしまい……」

「じゃあそろそろ戻りますか!兎に角ギルドに報告して今日の宿を見つけて休もう」

「そうね済んだことに悩んでも仕方ないわね!じゃあ行こうかしら……何か来るわ!気をつけてシノブ!」

僕達がギルドに戻ろうとした時突然シズカが気配感知で、何かがこちらに向かってるのを察知したみたいだ。僕は短剣構えシズカも弓を構えて気配のする方をみていた。

「来るわ!」

ガサガサ ガサガサ

林の奥から現れたのは2mを余裕で超えた某アニメ映画の犬神の様な大きな白い狼であった。

「うわっデカい!」

「キングホワイトウルフ!」

「え?」

「今【看破】をかけたらそう書いてあったわ!それと賢者の森の守護者と出てるわね!」

キングホワイトウルフてことは、ホワイトウルフの王様と言う事か!ヤバいでしょ流石に………
すると突然頭の中に声が聞こえてきた。

『人間の子よ儂にはお主等に危害を加えるつもりはない!』

「え?何か聞こえた?もしかしてこの狼から?」

「そうみたいね!私にも聞こえたわでも油断しないでねシノブ!」





 
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