流石に異世界でもこのチートはやばくない？

第84話

「レンさんお帰りなさい。クエストどうでしたか？」

「ああ、無事終えてきたよフラウ。２０匹狩って来たから、肉以外の素材の買い取りを頼むよ」

「流石レンさんですね……半日でそんな数倒すなんて、分かりました。それでは倉庫に行きましょう」

レン達はフラウと一緒に、倉庫に行くとそこに居たガルマが、レン達の下に近づいて来た。

「レン！今日は何を持ってきたじゃ？」

「よう！ガルマ。今日はビックラビットを２０匹程だよ」

「流石レンじゃ。一度にその数を持ってくるとわ。で、素材はどうするのだ？全部買い取りでいいのか？」

「それなんだが、肉と魔石以外を買い取りをお願いしたい」

「そうか。でも、このビックラビットわのぅ魔石を持っておらんのじゃ。だから肉だけじゃな」

「え、魔石を持って無いのか？てっきりモンスターは必ず魔石を持っているのと、思っていたよ？」

「それは違いますよレンさん。モンスターの中には、魔石を持たないのもいるんですよ。それも何故なのか分からないんですよね」

（俺はてっきりＬｖ２０以上じゃないと、持って無いのとばかり思っていたけど、そう言う訳じゃ無いんだな）

「なるほどね～じゃあ肉だけで貰えればいいや。今日はこの肉で肉パーティーをするために狩ってきたんだし。あとは好きにしてくれよ」

「なんじゃ。そんな為に狩ってきたのか。こいつらもあわれじゃの……じゃあ直ぐに解体しないと駄目じゃの」

「ああ、だから肉だけ先に欲しいから、俺がやった方早いと思うんだ」

「そうか、じゃあ頼む。儂もレンの解体を見てみたいわ」

（あれ？そう言えば見せたこと無かったなかな？確かミスリルドラゴンの解体の時は、ガルマでも解体出来なかったから。俺が分解で、やった時は見せなかったな、どうするかな……ガルマなら大丈夫だと思うけど。そう言えばあの時も魔石が無かったな？うん今はいいか、今後も似たような事もあるだろうから。ガルマには教えておくか）

「そうだな。ガルマには見せてもいい。でもこれから見せる事は、他言無用だ相手が誰であろうと、漏らすことはしないでくれよ？もし漏れたら。いくらガルマでもどうするか分からないぞ？その覚悟あるなら見せよう」

ガルマはレンの言葉に驚き。そしてしばらく考えて、覚悟を決めレンと約束をした。それからレンは収納からビックラビットを取り出し、スキルの分解をガルマに見せた。

「これは驚きじゃの！こんなスキルは見たこと無いわ！……確かにこれは他には言えんのう」

それからレンは、次々と分解して終わらせた。レンは肉だけを貰い倉庫を出て行こうとした時。ガルマに呼び止められたのだ。

「レンちょっと待つのじゃ！今日の夜あの場所で皆で飲むじゃが、レンも一緒にどうじゃ？たまには男同士で飲もうじゃないか」

（ん？あの場所ってあそこだな？でも周りに聞こえるように言うって事は、怪しまれないようにしてるって事か？それなら！）

「そうだな。偶にはいいな！……て。事で、今日の夜俺はガルマ達と飲む事になったから、みんな良いよな？」

「え～僕も行きたいよ！」

「そうですよ。私達も御一緒したいです！」

「レンさん私も２人と、同じです」

「イヤイヤ！偶には俺も男同士で飲みたいし。知り合いを作りたいじゃ無いか？だからな？それに大丈夫だぞ？ちゃんとみんなを可愛がってから、行くからな？」

レンがそう言うと。ラクス以外のラミアスとフラウは、顔を赤くしていた。

「べ、別にそんな事心配してませんよ！」

「そうですよ……私は、ただレンさんと一緒に居たいと、思っただけです」

「僕はそれならいいよ♪」

「ほほう！なんじゃやっぱり。ギルドの奴等が言っていた通り、フラウはレンの女の１人になったのかの？それとギルマスもかな？」

「あ。そ。それは……」

「ああそうだぞガルマ！フラウ、そして、エマも同じく俺の最愛の家族になるぞ」

「ご主人様僕もだよ！」

「そうですレン様！私もです」

「そうだな。ラクスもラミアス最愛の家族だな」


そのあと女性陣は、レンの出かける事を承認した。それから素材の買い取りをして倉庫を出た時、レンがフラウにエマの仕事の状況を聞くと。何とか終わるらしく無事に夕食には間に合うらしい。

「そうか、じゃあ俺達は先に帰って夕食の準備をして待ってるよ」

「はい。レンさん！」

そしてレン達はギルドから家に向かって帰って行った。そしてジークの街の片隅の建物の中で、２人の男が何やら真剣にある物を見ていた。

「おお。これは凄いのう！」

「確かにこれは凄いな！……お、こっちもいいな」

「何じゃと！それを儂にも見せるのじゃ♪」