子連れの界渡り

みき

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獣人ギルド

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ギルドという機関の話をミーナさんから聞き、ロルフさんが如何にすごい人なのかを熱く語られ、身体も熱くなり逆上せてしまうところだった。


なんとかミーナさんの話を中断させ、私たちはお風呂から上がった。





ミ「通いのギルド職員から服を借りてきた。」
とミーナさんからモスグリーンの綿生地で出来た暖かそうな長袖のワンピースを渡された。

ミ「おチビちゃんにはこれ。」
と今度は同じような生地で薄水色のワンピースを渡された。


ミ「あ、下着・・・。しまった。風呂に入る前にランドリーに行けばよかったな。おチビちゃんにはオムツ用意してあるから大丈夫だけど・・・。」
と申し訳なさそうにミーナさんは言う。


ランドリーがあるのか。
すごく助かる。下着がこの一着しかないから。

オムツは紙オムツかな?それたも布?
布は現代人の私にはちょっと着せ方わからないなぁ。


由「大丈夫です。この後、ランドリーの場所を教えてもらえませんか?その時に下着も洗います。」

ミ「了解。悪いね。」

由「いいえ。服を用意して頂いてありがとうございました。お借りします。」
と私はミーナさんから服を受け取った。


まずは娘の着替えだ。
薄水色のワンピースと一緒に渡されたオムツを手に取る。

あれ?普通の布パンツ?
オムツじゃないの?


ミ「それも先代の迷い人様考案のオムツだよ。特殊加工したスライムと綿を混ぜて出来た特別な生地だから排泄物を全部吸収してくれるんだ。もちろんお尻も清潔なまま。でも、加工したスライムだから吸収できる容量が決まってて、1日しかもたないんだけどね。」


何その優れもの!
1日に1回オムツ交換すればいいってことでしょ!?


娘を着替えさせ、自分たちも着替えて私たちは風呂場をあとにした。

ちなみに私は今ノーブラノーパン状態です。
次に向かうのはランドリールームです。



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