あなたにおすすめの小説

『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅! 表紙

『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅!

熾星
婚姻届を出す前日、久世景人はようやく、十年遅れの婚約指輪を私の指にはめた。  銀色の輪が薬指に滑り込んだ瞬間、私は照明の下で光るダイヤをぼんやり見つめた。長く続いた待ち時間が、やっと終わったような気がした。けれど次の瞬間、彼は私の手を見下ろし、まるで似合わない品物を評するように静かな声で言った。 「正直、澪の手ってあまりきれいじゃないよな」  私は言葉を失った。  景人はそのまま私の指先を取ると、さっきはめたばかりの指輪を抜き取った。十年待ち続けた指輪は、彼の手のひらの上で冷たく光っていた。 「この指輪、瑠奈の手にあったほうが似合うと思う」  私は手を引き戻し、信じられない思いで彼を見た。 「どういう意味? 瑠奈と結婚するつもりなの?」  景人は目を伏せ、指輪の縁を指先でなぞった。まるで、たいしたことではない問いを少し考えているだけのようだった。 「そこまでじゃない。ただ、会えない時間が長くなると、どうしても瑠奈のことを考えるんだ」  その瞬間、私は自分がどうやってあのタワーマンションを出たのかさえ覚えていない。
恋愛 完結 短編
文字数:20,838
私が使うはずだった部屋に病弱令嬢を寝かせた婚約者とは、白紙に戻します 表紙

私が使うはずだった部屋に病弱令嬢を寝かせた婚約者とは、白紙に戻します

さんけい
王家の意向で進められた婚約。 リーゼロッテ・エーレンフェルトは、婚約者ヒューバート・ラドクリフの屋敷を訪れた日、婚礼後に自分が使うはずだった部屋で、病弱な男爵令嬢アネットが眠っているのを見る。 「君なら分かってくれると思った」 ヒューバートはそう言った。 けれどリーゼロッテが問いたいのは、アネットが可哀想かどうかではない。 弱い方を助けるために、なぜ私の部屋を使ったのですか。 なぜ私の席を、あなたの優しさのために差し出したのですか。 部屋、席、茶会、呼び名。 少しずつずらされた扱いを、リーゼロッテは一つずつ確認していく。 善意を理由に他人の場所を使う婚約者とは、白紙に戻します。 ※初日以外は6時・17時の更新といたします。
恋愛 連載中 長編
文字数:53,850
家族だと思っていたけど違いました 表紙

家族だと思っていたけど違いました

はなまる
レイナが13歳の時新しい母がやって来た。父と血のつながった妹のローザを連れて。父はローザばかりを優先し私は孤立していった。それでも、まだどこかで家族だと信じていた。
恋愛 完結 ショートショート
文字数:14,126
勘違いの恋〜数年ぶりに会ったら、ずっと溺愛されてました〜 表紙

勘違いの恋〜数年ぶりに会ったら、ずっと溺愛されてました〜

漆原 凜
数年ぶりに初恋の人に会った。学生時代以来の彼はずっと私を想っていてくれたらしく思いは通じる。実は出会ってからずっと溺愛されてました。
恋愛 完結 ショートショート
文字数:2,307
私だけが愛して1度も笑ったことの無い夫が、死んだはずの息子を連れてもどってきた 表紙

私だけが愛して1度も笑ったことの無い夫が、死んだはずの息子を連れてもどってきた

まつめ
夫はただの一度も私に笑いかけたことは無く、穏やかに夫婦の時間をもったこともない。魔法騎士団の、騎士団長を務める彼は、23年間の結婚生活のほとんどを戦地で過ごしている。22歳の息子の戦死の知らせが届く。けれど夫は元気な息子を連れて私の元に戻って来てくれた。
恋愛 完結 短編
文字数:5,431
何も知らなかったのと言われてももう戻りません 表紙

何も知らなかったのと言われてももう戻りません

ふゆきまゆ
シエルは王妃に頼まれて後妻になった家から今日出ていく。 年の近い義理の娘とは折り合いが悪く最後まで認められることはなかった。 その日から義理の娘は思い知る。この家に何故後妻が来てどれ程支えられていたのかを。 ●貴族の事情と現代の事情って違うよねとふと思いついた話です 話を追加しようと思うので少し伸びます。どのくらいかはまだ。
恋愛 連載中 長編
文字数:49,741
【完結】番としか子供が産まれない世界で 表紙

【完結】番としか子供が産まれない世界で

さくらもち
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。 何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。 そんなニーナが番に出会うまで 4話完結 出会えたところで話は終わってます。
恋愛 完結 短編 R15
文字数:10,890
夫が運命の番と出会いました 表紙

夫が運命の番と出会いました

重田いの
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。 だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。 しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
恋愛 完結 ショートショート R15
文字数:7,115