11 / 50
第一巻
011 文系男子と理系女子の日常(朝)
しおりを挟む
二人の新生活は、本当に引っ越ししたてなのかと疑うくらいに平穏だった。
・AM6:00
「ふぁ……」
稲穂はベッドの上で軽く伸びをして起き上がると、寝間着のまま台所に立った。ケトルに水を入れてお湯を沸かし、その間に準備していたマグカップ二つに注いでいく。中身はそれぞれ、インスタントのコーヒーとスープだ。
座卓にマグカップ二つとバランス栄養食、サプリ入りのピルケースを並べて、稲穂の朝食は完成した。
「いただきます……」
微妙に寝ぼけ眼のまま、稲穂はスープを啜りながらタブレットPCを取り出し、経済新聞の電子版を表示させた。記事をいくつか読んだ後は、座卓のスタンドに立ててからニュースアプリを起動し、適当に流している。
「ろくなニュースがない……」
その頃には頭も覚めてきているので、朝食を片付けてから身支度を始めていた。
・AM6:30
「……ああ、朝か」
蒼葉はソファーベッドから起き上がると、布団代わりにしている掛け布を畳み始めた。
軽く身体を動かしてほぐすと、台所に立ってやかんに水を入れ、火に掛けた。
「ぼちぼち買い足さないとな……」
冷蔵庫から取り出して解凍したご飯を用いたお茶漬け、インスタントの味噌汁とスーパーのサラダ、そして作り置きの麦茶を入れたペットボトル(使い回し)を台所の作業場に並べて、壁に立てかけてあるパイプ椅子に腰掛けると、蒼葉は両手を合わせた。
「いただきます」
黙々と食べる蒼葉だが、三角食べ等を意識せずに一つ一つ、順番にかき込んでいる。全て食べ終えると、食器を全て流し台に置いた。
「さて、洗う前に……出すもの出しとくか」
そして向かう先は……トイレであった。
・AM7:40
「よう、おはようさん」
「……おはよ」
別に約束したわけでもないが、同じ学校である以上、登校時間も被るものらしい。
ちょうど同じタイミングで出てきた蒼葉と稲穂は挨拶を交わし、非常階段とは反対側のエレベーターへと歩き出した。
「……あんた、階段使っているんじゃないの?」
「急ぎか、エレベーターがふさがっている時だけな。運動代わりにするには半端なんだよ。あの階段」
一階に降り、そのまま並んで登校していく二人。
大抵の学校ではカップルでもないのに男女二人で行動していると、周囲がうるさいものだが、蒼葉達には当てはまらなかった。
「というか、あんたが発信源? 私達の関係が『友達以上恋人未満』って話が広がっているみたいだけど」
「下手に何か言うよかましだろ。結局なぁなぁで続けている未熟者なのは事実だし」
「まあ、変にごまかすよりはいいわね。『You can't buy a second with money.』し」
「何それ、新パターン?」
並んで歩いているにも関わらず、キャイキャイ言っているのは二人と面識のない生徒達だけだ。主に同じクラスである顔見知り達は『ああ、あの二人か……』という感じでスルーしている。もはやツッコむのも面倒臭いのだろう、この二人に関しては。
「そういえば……夏休みに用事あるって、引っ越しのことだろ?」
「……ばらしたら埋める」
「怖えよ。俺の親父とタメ張れるぞ」
なんだかんだと互いに隠していたことがばれていくな、と蒼葉は内心恐々としていたとか。
「いや、だから夏休みデートしないか、って考えてな……」
「……あんたよりクラちゃんとデートしたいんだけど?」
「お前本当に俺のこと好きなのっ!?」
とはいえ、またあの空き地に行くことは確定した。
他にも予定を入れようと、(ついでにあわよくば稲穂の水着姿を拝もうと)蒼葉が口を開こうとした途端、肩に軽い衝撃が走った。
「じゃあ、これいるか?」
「うわっ!?」
「……そんな驚くほどじゃないでしょう」
先に気づいていた稲穂は、振り返って蒼葉の肩を叩いた人物の方を向いた。
そこにいたのは、微妙に色素の薄くなっている黒髪の男子生徒だ。彼は先日生徒会選挙に当選した、蒼葉達のクラスメイトだった。
「あんたも、気配消して近づくとか紛らわしいことしてんじゃないわよ」
「悪い悪い……これでも、普通に歩いているつもりなんだがな」
そう言って軽く拝み手をしながら、生徒会長の船本斗真は二人の前に立った。立場にあるまじき着崩れされた制服姿だが、これでも人望があるので、教職員一同からは見逃されていた。そもそも、そこまで厳しい校風ではないのもあるが。
「というか船本、どうしたよ急に?」
「いや、これなんだが……」
そう言って船本が差し出してきたのは、映画の前売り券だった。いわゆるムビチケ。
「買ったのはいいんだがダブってな。処分に困ってたんだが……半額でいいから買ってくれ」
「いや、でもこれ……二枚分だろ?」
「だから連れも買ってたから、被ったんだよ」
若干苛立っているみたいだが、どうやらチケットを二重に買ってしまったことで、無駄な出費になってしまったと思っているようだ。
だから蒼葉は財布を取り出すと、指定された額よりも多く手渡した。というか、購入金額そのままを突き出した。
「映画自体は興味のあるやつだから、全額でいいよ。どうせ遅かれ早かれだしっ!?」
「……黒桐、お前だけだ。お前だけが俺をっ!」
チケットと代金を握り潰しながらも、船本は蒼葉の手を掴みつつ顔を近寄せてきた。その様子を見て稲穂は顎に手を当て、軽く唸りながら考え込んでいる。
「あんまり嫉妬しないわね……やっぱり本気じゃないとか?」
「同性とかツッコむ前に言いたいことがあるこいつ止めろっ!?」
「あ、悪い……」
とりあえず手を放した二人は、代金とチケットを交換した。
「お前、本当に……同性愛感情はないんだよな?」
「ないない、中学の時からお前に憧れているだけだって」
「あれ、あんたら中学一緒だったの?」
中学時代の同級生だったことは、稲穂には初耳だったらしい。
そういえば言ってなかったな、と船本は軽く説明し始めた。
「同じクラスだったのは二年だけだけどな。俺も昔は黒桐と学外で運動していたんだよ」
「……喫茶店の裏の?」
「そうそう。卒業前にトラブって抜けたけどな」
というか話したのか、という船本の視線に、蒼葉は肩を竦めるだけだった。
「……面子はまともだって聞いていたけど?」
「そっちじゃない。俺の方で変なのに関わっちまってな」
稲穂にそう返した時だった。
バタバタと、高校とは反対側から誰かが駆け寄ってきている。しかし、当初は驚いていた生徒達も、今では名物とばかりに華麗にスルーしていた。
「……なるほど、あいつね」
「そういうこと」
蒼葉と稲穂は並んで脇に避け、駆け寄ってくる見た目金髪スレンダー体系のヤンギャル(Bカップ)を眺めていた。船本も慣れたもので、周囲の生徒に対して適当に離れているよう、手を振ってから……
「船本せんぱ~いっ!」
「ああ、はいはい……」
とてつもない勢いで抱きついてきた一年生、圷瑠伽を危なげなく受け止める船本。その瞳は若干、闇に沈んでいたが。
「おはようございます。今日のお昼は決まっていますか!? 私、今日もお弁当を作って来ました。食べて下さい!」
「ああ、うん……大丈夫だから。大丈夫だから、まずは落ち着こう…………な?」
手慣れた仕草で瑠伽を地面に降ろした船本は、蒼葉達の方を向くとその少女を指差した。
「というわけで……放課後はこいつに付き合っているから、変な面倒事に巻き込ませないように抜けたんだよ」
「あれ、金子先輩じゃないですか? おはようございます」
「圷…………あんた、中学の時そこまで偏差値高くなかったでしょうに」
えげつない努力をして同じ高校に入ってきた中学時代の後輩に、稲穂は頭を抱えて呻いた。
「そういや……中学の後輩だって言ってたっけ?」
「グレてた時にちょっとね。特に争う理由もなかったから、軽く喧嘩しただけで普通につるんでたけど」
「お前、よく付き合えるな……」
元『インテリヤ○ザ擬き』は、伊達ではないのだろう。
「お嬢ーっ! お弁当忘れておりますよーっ!」
「先輩、ちょっと待ってて下さい……」
その間0.1秒。
「……テメェ学校来んなっつったろうが! 堅気に迷惑掛けんじゃねぇ!」
先程とは一転、極道一家圷会会長の娘である瑠伽は近寄ってくる強面の男に向けて怒鳴りつけていた。というか、そう叫んだ当の本人が一番迷惑を掛けているのではないかと周囲は考えているが。
「……お前も結構、立派だと思うぞ」
「うん。小規模とはいえ、ヤ○ザの娘の機嫌を取っているんだから……」
「……そう言ってくれるのはお前達だけだよ」
圷会の下っ端を無理矢理正座させて叱りつけている後輩を眺めながら、蒼葉と稲穂は、船本の肩を軽く叩いた。
「……というかお前ら、どこで知り合ったんだよ?」
「映画館。エンドロールの時にスマホ点けたのを注意して以来、何故かなつかれちまって…………」
「ああ、それ一番駄目なやつだわ。圷の奴……家のせいで、叱ってくれる人間に飢えているのよ」
端的に言えば、微Mというものであろう。
「あの頃の俺を殴りたいっ!」
・AM6:00
「ふぁ……」
稲穂はベッドの上で軽く伸びをして起き上がると、寝間着のまま台所に立った。ケトルに水を入れてお湯を沸かし、その間に準備していたマグカップ二つに注いでいく。中身はそれぞれ、インスタントのコーヒーとスープだ。
座卓にマグカップ二つとバランス栄養食、サプリ入りのピルケースを並べて、稲穂の朝食は完成した。
「いただきます……」
微妙に寝ぼけ眼のまま、稲穂はスープを啜りながらタブレットPCを取り出し、経済新聞の電子版を表示させた。記事をいくつか読んだ後は、座卓のスタンドに立ててからニュースアプリを起動し、適当に流している。
「ろくなニュースがない……」
その頃には頭も覚めてきているので、朝食を片付けてから身支度を始めていた。
・AM6:30
「……ああ、朝か」
蒼葉はソファーベッドから起き上がると、布団代わりにしている掛け布を畳み始めた。
軽く身体を動かしてほぐすと、台所に立ってやかんに水を入れ、火に掛けた。
「ぼちぼち買い足さないとな……」
冷蔵庫から取り出して解凍したご飯を用いたお茶漬け、インスタントの味噌汁とスーパーのサラダ、そして作り置きの麦茶を入れたペットボトル(使い回し)を台所の作業場に並べて、壁に立てかけてあるパイプ椅子に腰掛けると、蒼葉は両手を合わせた。
「いただきます」
黙々と食べる蒼葉だが、三角食べ等を意識せずに一つ一つ、順番にかき込んでいる。全て食べ終えると、食器を全て流し台に置いた。
「さて、洗う前に……出すもの出しとくか」
そして向かう先は……トイレであった。
・AM7:40
「よう、おはようさん」
「……おはよ」
別に約束したわけでもないが、同じ学校である以上、登校時間も被るものらしい。
ちょうど同じタイミングで出てきた蒼葉と稲穂は挨拶を交わし、非常階段とは反対側のエレベーターへと歩き出した。
「……あんた、階段使っているんじゃないの?」
「急ぎか、エレベーターがふさがっている時だけな。運動代わりにするには半端なんだよ。あの階段」
一階に降り、そのまま並んで登校していく二人。
大抵の学校ではカップルでもないのに男女二人で行動していると、周囲がうるさいものだが、蒼葉達には当てはまらなかった。
「というか、あんたが発信源? 私達の関係が『友達以上恋人未満』って話が広がっているみたいだけど」
「下手に何か言うよかましだろ。結局なぁなぁで続けている未熟者なのは事実だし」
「まあ、変にごまかすよりはいいわね。『You can't buy a second with money.』し」
「何それ、新パターン?」
並んで歩いているにも関わらず、キャイキャイ言っているのは二人と面識のない生徒達だけだ。主に同じクラスである顔見知り達は『ああ、あの二人か……』という感じでスルーしている。もはやツッコむのも面倒臭いのだろう、この二人に関しては。
「そういえば……夏休みに用事あるって、引っ越しのことだろ?」
「……ばらしたら埋める」
「怖えよ。俺の親父とタメ張れるぞ」
なんだかんだと互いに隠していたことがばれていくな、と蒼葉は内心恐々としていたとか。
「いや、だから夏休みデートしないか、って考えてな……」
「……あんたよりクラちゃんとデートしたいんだけど?」
「お前本当に俺のこと好きなのっ!?」
とはいえ、またあの空き地に行くことは確定した。
他にも予定を入れようと、(ついでにあわよくば稲穂の水着姿を拝もうと)蒼葉が口を開こうとした途端、肩に軽い衝撃が走った。
「じゃあ、これいるか?」
「うわっ!?」
「……そんな驚くほどじゃないでしょう」
先に気づいていた稲穂は、振り返って蒼葉の肩を叩いた人物の方を向いた。
そこにいたのは、微妙に色素の薄くなっている黒髪の男子生徒だ。彼は先日生徒会選挙に当選した、蒼葉達のクラスメイトだった。
「あんたも、気配消して近づくとか紛らわしいことしてんじゃないわよ」
「悪い悪い……これでも、普通に歩いているつもりなんだがな」
そう言って軽く拝み手をしながら、生徒会長の船本斗真は二人の前に立った。立場にあるまじき着崩れされた制服姿だが、これでも人望があるので、教職員一同からは見逃されていた。そもそも、そこまで厳しい校風ではないのもあるが。
「というか船本、どうしたよ急に?」
「いや、これなんだが……」
そう言って船本が差し出してきたのは、映画の前売り券だった。いわゆるムビチケ。
「買ったのはいいんだがダブってな。処分に困ってたんだが……半額でいいから買ってくれ」
「いや、でもこれ……二枚分だろ?」
「だから連れも買ってたから、被ったんだよ」
若干苛立っているみたいだが、どうやらチケットを二重に買ってしまったことで、無駄な出費になってしまったと思っているようだ。
だから蒼葉は財布を取り出すと、指定された額よりも多く手渡した。というか、購入金額そのままを突き出した。
「映画自体は興味のあるやつだから、全額でいいよ。どうせ遅かれ早かれだしっ!?」
「……黒桐、お前だけだ。お前だけが俺をっ!」
チケットと代金を握り潰しながらも、船本は蒼葉の手を掴みつつ顔を近寄せてきた。その様子を見て稲穂は顎に手を当て、軽く唸りながら考え込んでいる。
「あんまり嫉妬しないわね……やっぱり本気じゃないとか?」
「同性とかツッコむ前に言いたいことがあるこいつ止めろっ!?」
「あ、悪い……」
とりあえず手を放した二人は、代金とチケットを交換した。
「お前、本当に……同性愛感情はないんだよな?」
「ないない、中学の時からお前に憧れているだけだって」
「あれ、あんたら中学一緒だったの?」
中学時代の同級生だったことは、稲穂には初耳だったらしい。
そういえば言ってなかったな、と船本は軽く説明し始めた。
「同じクラスだったのは二年だけだけどな。俺も昔は黒桐と学外で運動していたんだよ」
「……喫茶店の裏の?」
「そうそう。卒業前にトラブって抜けたけどな」
というか話したのか、という船本の視線に、蒼葉は肩を竦めるだけだった。
「……面子はまともだって聞いていたけど?」
「そっちじゃない。俺の方で変なのに関わっちまってな」
稲穂にそう返した時だった。
バタバタと、高校とは反対側から誰かが駆け寄ってきている。しかし、当初は驚いていた生徒達も、今では名物とばかりに華麗にスルーしていた。
「……なるほど、あいつね」
「そういうこと」
蒼葉と稲穂は並んで脇に避け、駆け寄ってくる見た目金髪スレンダー体系のヤンギャル(Bカップ)を眺めていた。船本も慣れたもので、周囲の生徒に対して適当に離れているよう、手を振ってから……
「船本せんぱ~いっ!」
「ああ、はいはい……」
とてつもない勢いで抱きついてきた一年生、圷瑠伽を危なげなく受け止める船本。その瞳は若干、闇に沈んでいたが。
「おはようございます。今日のお昼は決まっていますか!? 私、今日もお弁当を作って来ました。食べて下さい!」
「ああ、うん……大丈夫だから。大丈夫だから、まずは落ち着こう…………な?」
手慣れた仕草で瑠伽を地面に降ろした船本は、蒼葉達の方を向くとその少女を指差した。
「というわけで……放課後はこいつに付き合っているから、変な面倒事に巻き込ませないように抜けたんだよ」
「あれ、金子先輩じゃないですか? おはようございます」
「圷…………あんた、中学の時そこまで偏差値高くなかったでしょうに」
えげつない努力をして同じ高校に入ってきた中学時代の後輩に、稲穂は頭を抱えて呻いた。
「そういや……中学の後輩だって言ってたっけ?」
「グレてた時にちょっとね。特に争う理由もなかったから、軽く喧嘩しただけで普通につるんでたけど」
「お前、よく付き合えるな……」
元『インテリヤ○ザ擬き』は、伊達ではないのだろう。
「お嬢ーっ! お弁当忘れておりますよーっ!」
「先輩、ちょっと待ってて下さい……」
その間0.1秒。
「……テメェ学校来んなっつったろうが! 堅気に迷惑掛けんじゃねぇ!」
先程とは一転、極道一家圷会会長の娘である瑠伽は近寄ってくる強面の男に向けて怒鳴りつけていた。というか、そう叫んだ当の本人が一番迷惑を掛けているのではないかと周囲は考えているが。
「……お前も結構、立派だと思うぞ」
「うん。小規模とはいえ、ヤ○ザの娘の機嫌を取っているんだから……」
「……そう言ってくれるのはお前達だけだよ」
圷会の下っ端を無理矢理正座させて叱りつけている後輩を眺めながら、蒼葉と稲穂は、船本の肩を軽く叩いた。
「……というかお前ら、どこで知り合ったんだよ?」
「映画館。エンドロールの時にスマホ点けたのを注意して以来、何故かなつかれちまって…………」
「ああ、それ一番駄目なやつだわ。圷の奴……家のせいで、叱ってくれる人間に飢えているのよ」
端的に言えば、微Mというものであろう。
「あの頃の俺を殴りたいっ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる