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シリーズ004
005 野外初体験をあなたに
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私はディル君にキスをした。
唇を奪い、舌を這わせて、唾液を口内に流し込む。娼婦のイメージそのままなキスを。
「……ねえ、いつから我慢しているの?」
「っ……」
少し色っぽすぎたかもしれないけど、今更やめられない。掌の感触から興奮していることを感じ取り、このままいくことにした。
ディル君の宿屋で襲われて以来、私は娼婦の仕事をしていない。つまり、彼が自分で致していない限りは、ずっと溜めていたことになる。そんな状態で戦闘中に色気出されてしまえば、困るのは私だ。
「抜いてあげる。じっとして……」
「ぁ……」
ディル君の首筋を舐めながら、股座に手を伸ばして、肉棒を取り出した。硬くなり、反り返った部分を軽くこすりながら、自慢のEカップを押し付けていく。
椅子に座ったままのディル君は、逆らうことなく身を任せていた。
「ねぇ……偶には外で、どう?」
「ミーシャ、さん……」
普段着だが、下着は娼館御用達のエロいやつだ。ブラウスを開け、来る前にさらしから解放していた胸でぱふぱふしながら、スカートを思い切りたくし上げる。
……ロングスカートだから邪魔過ぎる。機会があればミニスカートに挑戦してみようかな。
「ちゃんと支えててね。ん……」
「ああっ!?」
パンツをずらして、膣内に硬くなったディル君の分身を受け入れる。スカートを降ろし、結合部を隠しながら抱きしめて完成だ。
後はディル君の精を受け入れるだけでいい。腰だけを動かして、徐々に刺激を与えていく。
「ねぇ、気持ちいい……勇者様?」
「ミッ、ミーシャさん……ああっ!?」
もうイク、と思った瞬間、私達に突然、衝撃が襲い掛かった。
「あたっ!」
「あうっ!」
気がつけば、その衝撃でディル君の精液が私の膣内に吐き出された。
一瞬敵かとも思ったけど、実際は椅子が壊れただけだった。
椅子もこの小屋と同様に頑丈な方ではない。だから二人掛かりの重圧に耐えきれずに壊れ、私達を地面に叩きつけたのだろう。
「あ~痛い……大丈夫、勇者様?」
「僕は……あの、ミーシャさん」
「ん~?」
互いに抱き合ったまま、私とディル君は見つめ合っていた。しかしそれに飽きると、私は彼から離れ、並んで地面の上に仰向けになった。星空が見える。
「ミーシャさんは、痛くないんですか?」
「ううん、勇者様がうまいことクッションになってくれたから大丈夫」
「いえ…………心が、です」
……うわぁ。
答えにくいことを聞いてくれるな、ディル君。
「お金なら僕が稼ぎます。初めての女性で入れ込んでしまったことへの謝罪も含めて。だから」
「……やめて」
それから先は、聞きたくなかった。
「私は自分の意思で、この道を選んだの。どんな目にあっても、あの世で旦那に殴られるとしても、最後まで生き抜く覚悟を持って」
上半身だけを起こし、ディル君から顔を背けた。どんな顔をしていいのか、分からないから。
「今まで私を買ってくれたことは、素直に嬉しかった。でも……やっぱり勇者様は、もっと素敵な相手を見つけないと駄目」
……うん、いい機会かもしれない。
「決めた。私もこの国を出る」
「……え?」
実は、今回の件が落ち着くまで仕事を休みたい、と出版社に伝えに行った時に、編集長であるイレーネ・シーゲルから、ある誘いを受けたのだ。
出版社の特派員にならないか、と。
響きはいいけれど、実質はスパイ行為だ。表向きの情勢から内部情報迄、あらゆる情報をこの国に持ち帰らなければならない過酷な仕事だ。下手をすれば戦闘技術も、身体を売ってでも生き残る覚悟も必要となってくるだろう。
だから私に、そんな話が舞い込んできたのだ。娼婦の経験もある、記者志望だから。
返事はこの一件が片付いてからでもいいと言われている。でも、今決めた。
「この件が片付いたら、私はあなたの前から消える。娼婦もやめるけど、追いかけてこないでね」
「ミーシャさん……」
「……だから」
私は立ち上がり、ディル君から足早に去ろうとした。
「もう忘れていいわよ、旦那や私のこと。ちゃんと相手を見つけて幸せになってね。……その代わり、」
もしかしたら、もう会わないかもしれないけど、それでも言わなきゃならない。
「この件が片付くまでは、『娼婦』として買った私でいっぱい、練習してね。経験を積んで、ちゃんといい女を捕まえないと……許さないから」
返事を聞かず、ブラウスを閉じながら私は、ディル君の前から足早に駆け去った。
これでいい。これが……お互いの為なんだと自分に言い聞かせながら。
唇を奪い、舌を這わせて、唾液を口内に流し込む。娼婦のイメージそのままなキスを。
「……ねえ、いつから我慢しているの?」
「っ……」
少し色っぽすぎたかもしれないけど、今更やめられない。掌の感触から興奮していることを感じ取り、このままいくことにした。
ディル君の宿屋で襲われて以来、私は娼婦の仕事をしていない。つまり、彼が自分で致していない限りは、ずっと溜めていたことになる。そんな状態で戦闘中に色気出されてしまえば、困るのは私だ。
「抜いてあげる。じっとして……」
「ぁ……」
ディル君の首筋を舐めながら、股座に手を伸ばして、肉棒を取り出した。硬くなり、反り返った部分を軽くこすりながら、自慢のEカップを押し付けていく。
椅子に座ったままのディル君は、逆らうことなく身を任せていた。
「ねぇ……偶には外で、どう?」
「ミーシャ、さん……」
普段着だが、下着は娼館御用達のエロいやつだ。ブラウスを開け、来る前にさらしから解放していた胸でぱふぱふしながら、スカートを思い切りたくし上げる。
……ロングスカートだから邪魔過ぎる。機会があればミニスカートに挑戦してみようかな。
「ちゃんと支えててね。ん……」
「ああっ!?」
パンツをずらして、膣内に硬くなったディル君の分身を受け入れる。スカートを降ろし、結合部を隠しながら抱きしめて完成だ。
後はディル君の精を受け入れるだけでいい。腰だけを動かして、徐々に刺激を与えていく。
「ねぇ、気持ちいい……勇者様?」
「ミッ、ミーシャさん……ああっ!?」
もうイク、と思った瞬間、私達に突然、衝撃が襲い掛かった。
「あたっ!」
「あうっ!」
気がつけば、その衝撃でディル君の精液が私の膣内に吐き出された。
一瞬敵かとも思ったけど、実際は椅子が壊れただけだった。
椅子もこの小屋と同様に頑丈な方ではない。だから二人掛かりの重圧に耐えきれずに壊れ、私達を地面に叩きつけたのだろう。
「あ~痛い……大丈夫、勇者様?」
「僕は……あの、ミーシャさん」
「ん~?」
互いに抱き合ったまま、私とディル君は見つめ合っていた。しかしそれに飽きると、私は彼から離れ、並んで地面の上に仰向けになった。星空が見える。
「ミーシャさんは、痛くないんですか?」
「ううん、勇者様がうまいことクッションになってくれたから大丈夫」
「いえ…………心が、です」
……うわぁ。
答えにくいことを聞いてくれるな、ディル君。
「お金なら僕が稼ぎます。初めての女性で入れ込んでしまったことへの謝罪も含めて。だから」
「……やめて」
それから先は、聞きたくなかった。
「私は自分の意思で、この道を選んだの。どんな目にあっても、あの世で旦那に殴られるとしても、最後まで生き抜く覚悟を持って」
上半身だけを起こし、ディル君から顔を背けた。どんな顔をしていいのか、分からないから。
「今まで私を買ってくれたことは、素直に嬉しかった。でも……やっぱり勇者様は、もっと素敵な相手を見つけないと駄目」
……うん、いい機会かもしれない。
「決めた。私もこの国を出る」
「……え?」
実は、今回の件が落ち着くまで仕事を休みたい、と出版社に伝えに行った時に、編集長であるイレーネ・シーゲルから、ある誘いを受けたのだ。
出版社の特派員にならないか、と。
響きはいいけれど、実質はスパイ行為だ。表向きの情勢から内部情報迄、あらゆる情報をこの国に持ち帰らなければならない過酷な仕事だ。下手をすれば戦闘技術も、身体を売ってでも生き残る覚悟も必要となってくるだろう。
だから私に、そんな話が舞い込んできたのだ。娼婦の経験もある、記者志望だから。
返事はこの一件が片付いてからでもいいと言われている。でも、今決めた。
「この件が片付いたら、私はあなたの前から消える。娼婦もやめるけど、追いかけてこないでね」
「ミーシャさん……」
「……だから」
私は立ち上がり、ディル君から足早に去ろうとした。
「もう忘れていいわよ、旦那や私のこと。ちゃんと相手を見つけて幸せになってね。……その代わり、」
もしかしたら、もう会わないかもしれないけど、それでも言わなきゃならない。
「この件が片付くまでは、『娼婦』として買った私でいっぱい、練習してね。経験を積んで、ちゃんといい女を捕まえないと……許さないから」
返事を聞かず、ブラウスを閉じながら私は、ディル君の前から足早に駆け去った。
これでいい。これが……お互いの為なんだと自分に言い聞かせながら。
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