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Bさん
しおりを挟む私が目を覚めると、知らない部屋にいた。目の前には、手紙とナイフが置いてある。手紙に書いてある内容は以下の通りだ。
〝あの扉を開けると、透明な部屋に続きます。その部屋の隣にはCさんが貴方と同様閉じ込められています。そして、部屋の外にはボタンの側にAさんがいます。
Aさんのボタンは部屋の扉を開けることができますが、どちらかの部屋1つしか開けることはできません。
AさんがCさんの扉を開けた場合、貴方は脱出できず、後ほど処分されます。ですが、Aさんは恋人の貴方を選ぶでしょう。
貴方が選ばれ扉が開いた時、その場でAさんを刺しなさい。そうすれば、自動でCさんの扉が開き、Cさんと脱出することができます。また、Aさんを刺さずにCさんを置いて、Aさんと脱出することもできます。その場合残されたCさんは後ほど処分されます。
さあ、貴方はどうしますか。〟
私は混乱した。何がどうなっているの。なんで、私達がこんな目に合わなければいけないの。Aさんは私の恋人なんだから、刺せるわけがない。かと言って、Cさんは友達。見捨てるだなんて…。
とりあえず、行かなきゃ。ここにいてもラチがあかないわ。
扉を開け進むと、手紙に書いてあった通り、隣にはCさんがいた。そして、その数秒後奥からAさんが現れた。
その瞬間、これが現実だと改めて実感した。いやだ。死にたくない。「助けて!お願い!私を選んで!!」死にたくない。死にたくない。それだけが私の頭の中をいっぱいにした。
私の扉が開いた。Aさんは私を選んだのだ。やっぱり、私にはAさんしかいないわ。ナイフは一応持ってきたけど、Aさんを刺すはずがない。
ごめんね、Cさん。
Aさんに抱きつく…はずだった。パァンと銃声が鳴り響くと同時に、私はその場で崩れ落ちた。Aさんの手にやっと触れられたのに。止まらない。私の生温かい血が体を染める。
「Bさんは貴方を刺し殺そうとしていた。私は貴方を助けたかったの。」
私を撃ったのはCさんだった。そんな…違うの。刺そうとだなんてしてないの!やめて、ナイフをAさんに見せないで!うぅ…違うの…。
私が朦朧としてく意識の中、最後に見たのは抱き合う2人の姿だった。
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