4 / 38
04 牢の中の絶望
しおりを挟む私は城の地下にある牢獄に入れられた。
床は地面が剥きだしで、牢の中にはベッドしかない。悪夢みたいな光景だった。
──どうしてこんなことに……
なにかの間違いだ。アルフレッド殿下なら誤解だとすぐにわかってくれるはず。
私はベッドの上に倒れこむようにして座り、自分の体を抱きしめた。
「ひでぇ顔だな」
「ずっとカリアさまを脅して聖女のふりをしてたんだろ? 天罰が下ったんだ」
交代のとき、見張りの兵たちが私を見ながらそんなことを話しているのを聞いた。
ちがう。そう言いかえしたいけれど、私にできることは自分を抱きしめることだけだった。
「久々の女囚人なのに首から上が化け物じゃな」
「下は女だろ?」
「いくら女でも顔が目に入った途端に萎えちまうよ」
「たしかにな!」
下卑た笑い声に耳を打たれながら私は待ちつづけた。
すまない。私が間違っていた。そう言って殿下が私を迎えにきてくれることを。
『あっという間に楽になった。きみはすごいな』
いまから五年ほど前。アルフレッド殿下が高熱をだし、私は城へと呼ばれた。
ベッドで苦しそうに呻く彼の傍らにひざまずき、その手に自分の手を重ねて私が治癒をするとみるみるうちに彼の顔色はよくなっていった。彼の金髪も緑色の瞳も輝きを取りもどし、殿下はベッドに起きあがると私を見て微笑んだ。
──なんてきれいな方。
彼の持つ気品に私は息を呑んだ。当時の殿下はまだ十三歳だったはずだけれど、すでに王太子としての貫録を持っていたと思う。
『もったいないお言葉です……』と私は両手を膝でそろえて頭を下げたが、『顔をあげてくれ、フローラ』と言われておずおずと従った。
『もっときみの顔が見たい』
『わ、私の顔なんて……』
『ほんとうに真っ赤な瞳をしているんだな。髪も雪のようだ。さわってみてもいいか?』
あのときに私は殿下に恋に落ちた。
瞳を覗きこまれて。そっと髪をなでられて。私はアルフレッド殿下に夢中になってしまった。
でも当時の私は修道院で暮らす孤児でしかなかった。本来なら言葉を交わすことのできる身分ですらないのだ。
この恋が叶うことはない。
彼を想えば想うほど胸は苦しくなって、いっそすべてを忘れてしまえたら、と思ったこともあった。けれど彼は太陽のように私の中で輝きつづけて。
『フローラ、あなたに養子の話がきていますよ』
スノウベル侯爵家の養女となって、侯爵から『実は……』とその話をされたとき。彼の輝きは私の中でさらに増した。
『きみを妻にしたいとアルフレッド殿下から相談されたんだ。そこで、きみを私の家に迎えることにした。きみの聖女としての功績も考えれば侯爵家の令嬢として王家に嫁いでも不自然ではないからな』
夢のような日々だった。侯爵も夫人も優しくて、使用人たちもみんな私によくしてくれた。
その上、王太子殿下の婚約者となって。私は幸せだった。
この幸せがずっとつづくと信じていた──のに。
「アルフレッド殿下……」
かすかな声で私はつぶやく。
あなたならわかってくれますよね、殿下。私を信じてくださいますよね……?
牢屋に窓はなかった。だから、朝晩二回差し入れられるという食事でだいたいの時間を測るしかなかった。
もっとも、私は食事を断つことで祈りの力を強めようとしていたから口をつけてはいないけれど。
一日目が終わった。二日目が終わった。
三日目が終わっても、私が牢からだしてもらえることはなかった。
……アルフレッド殿下。
地面にひざまずき、大樹に祈りを捧げながら私は彼に話しかける。
だいじょうぶです、私はわかっています。あれは作戦なのですよね? カリアの嘘に乗ったふりをして彼女の真意を探ろうとしているのですよね……?
カリア。この国にいるもうひとりの聖女。
彼女となら国をもっとよくできたはずなのに、彼女は聖女としての力を使おうとはしなかった。それどころか私やチズ先生をはっきりバカにすることもあった。聖女として生まれただけで特別なのにどうして他人にぺこぺこしないといけないのかと。
──ほんっと、あなたもよくやるわね
顔を合わせるたび彼女は呆れたように私に言った。
その彼女がなぜ私のコアを盗んだのだろう。なぜ急に聖女の力を欲したのだろう……。
地面から這い上ってくる冷たさは彼女の悪意のようだった。
骨の髄まで冷えてしまうような、容赦のない悪意。
不意に、がしゃんと音を立てて牢の扉が開いた。私は目を開ける。
王家の方が直々に牢までくるとは思えない。でも、私はアルフレッド殿下の婚約者だ。彼も私に好意を抱いていたはずだ。
私は彼がそこに立っていることを期待した──けれど。
扉から入ってきたのは見張りの男ひとりだけだ。
「あの……?」
食事はさっき断ったばかりだ。なんだか異様な雰囲気を感じ、私は中腰になる。
見張りの男は修道服を着たままの私の体を見て舌なめずりをした。
「顔さえ見なきゃ関係ねえだろ……」
「……やめなさい。それ以上来たら大声を出しますよ」
「あんた、まだ自分が地上にいると思ってんのか? ここは牢屋だぜ」
私は後ずさった。すぐに背中が壁についてしまう。
男はベルトを外しながら私に近づいてくる。
「わ……私にふれてみなさい。天罰が下りますよ。私は、」
「聖女のふりをして国民を騙してたクズだろ。だれが、どう天罰を下すって言うんだ?」
「……私はスノウベル家の娘です。父に言えば、あなたはこの国にいられなくなりますよ」
「ああ、侯爵な」
なにが面白いのか男はぷっと吹きだす。
そして、「あんたに手紙がきてたぜ」とズボンのポケットから便箋を取りだした。封筒に入っていないのは検閲されたからだろう。
「おまえとは一切の関係を断つ、だそうだ」
「……え?」
「除籍ってやつだよ。二度とスノウベルの名を名乗るな。おまえの服や持ち物はすべて燃やしてしまうからそのつもりでいろ、だってさ」
「そんな……!」
男は私の足元に便箋を放る。
私は地面にしゃがみこんで手紙をつかみあげた。男がでたらめを言っているだけだと思いたかったのに、侯爵の字は同じことを綴っていた。
おまえの聖女としての功を認めて家に入れたのにそれが虚偽だったとは。よくもスノウベル家の名に泥を塗ってくれたな。この件については改めて裁判にかけるつもりだ……読んでいくうちに衝撃で文字がぐにゃりと歪んでいく。
「うそ……」
頭をがんがんと殴られたようだった。
侯爵家の養女となって五年。この時間は──侯爵が私に向けてくれた優しさは──いったいなんだったの?
おとうさまもおかあさまもこんな娘がほしかったって言ってくれたのに。
実の親のように私に接してくれていたはずだったのに。
あの時間はすべて嘘だったの?
信じられずにいると男が私の体を地面に引きずりたおした。スカートをつかまれ、「やめて……!」私は叫ぶ。
「おい、暴れんじゃねえ!」
「いや、いやぁっ! アルフレッド殿下、助けて! 殿下ぁああ……っ!」
「──なにやってんだ?」
ふいに牢の外から声がした。上級兵士はあきれたように男を見て、手振りで追いはらう。男は舌打ちすると私から離れた。
「罪人、フローラ。おまえの正式な処分が決まった。大広間へ来い。お優しい殿下は、最後におまえが挨拶できるよう特別に取り計らってくれたのだ」
「…………」
……ああ、もう終わりだ。淡々と告げられる自分の処分を聞いて私は思った。
助けはこなかった。あのひとも、真実に気づいて私を救ってくれようとはしなかった。
もう──すべてがどうでもいい。
後ろ手に縄をかけられ、私は汚れきった修道服で地上への階段を登る。
途中で軽やかな音楽が聞こえてきて、空耳かと思ったけれどそれは現実に鳴っていた。三階の大広間から。
……まぶしい。私はきつく目を閉じてから、まぶたを開く。
大広間では盛大なパーティがおこなわれていた。豪奢なシャンデリアが輝き、人いきれで部屋は熱い。
なぜ私をこんなところに……? 私は光を失った瞳で大広間を見渡すが、その理由はすぐに知れた。
「まあ、あれが偽物の聖女?」
「なんてみすぼらしい。子供にはとても見せられないわ」
「私は最初からあの女は怪しいと思っていたんだ。見ろ、あの髪と目を。あんな異端者、さっさと国から追放すべきだと思っていましたよ」
──私は、貴族たちを楽しませるための見世物だった。
「いやな臭い……」
「ひどいわね。まるで浮浪者だわ」
「スノウベル侯爵も騙されていたのね。お気の毒に」
「真の聖女を利用するなんて恐ろしい女だ」
ドレスやタキシードを身にまとった人々が私を見て眉をひそめたりくすくす笑ったりする。
その中には私がかつて病を癒したひともいた。けれど、そのひとは私が呪いでもかけたとでもいうようにおぞましそうに両腕をさすっている。
「ああ、最初からカリアさまを信じていれば……!」
──そのカリアはアルフレッド殿下と寄りそって立っていた。
カリアは純白のドレスを着て、まるで新しい恋人のように馴れ馴れしく王太子に寄りそっている。
私は近衛兵にふたりの前まで連れていかれた。
殿下は──アルフレッド殿下は、地面に落ちたゴミでも見るように私を見る。
「フローラ、貴様の顔を見るのはこれで最後だ。なにか言うことがあれば聞いてやろう」
かつて婚約者だったことなんて嘘のような冷たい声。
カリアはそんな彼の腕に自分の腕を絡め、薄く笑った。
その胸には──紅く輝く、私のコア。
くすっと私は笑う。
私はずっとこの国に尽くしてきた。カリアが治せない重度の病人も命がけで癒してきた。毎日大樹に祈りを捧げ、国と人々の幸福を心から祈っていた。
この国のため。殿下のために。
──その結果が、これ?
「ふふっ……あははははははっ!」
笑いが止まらない。ぎょっとしたように近衛兵は私から一歩離れる。
アルフレッドとカリアは気味悪そうに私を見ていて、
「さようなら」
その裏切り者たちの耳に焼きつくように、
「──■■■■■■■■■■■?」
笑いながら叫ぶと、私は開けはなされていたドアからバルコニーに飛びだした。そのまま勢いをつけて手すりを体ごと乗りこえる。
最後に私を抱きしめたのは。
氷よりも冷たくて、硬い石畳だった。
696
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
婚約者から婚約破棄されたら、王弟殿下に捕まった件
みおな
恋愛
「ルチル、君との婚約を破棄させてもらう」
五年間、婚約者として交流して来た王太子であるランスロットから婚約破棄を告げられたクォーツ公爵家の令嬢であるルチル。
「ランスロットと婚約破棄したって?なら、俺と婚約しよう」
婚約破棄をきっかけに、領地に引きこもる予定だったルチルに、思いがけない婚約の打診が。
のんびり田舎生活をしたいルチルだが・・・
本物の『神託の花嫁』は妹ではなく私なんですが、興味はないのでバックレさせていただいてもよろしいでしょうか?王太子殿下?
神崎 ルナ
恋愛
このシステバン王国では神託が降りて花嫁が決まることがある。カーラもその例の一人で王太子の神託の花嫁として選ばれたはずだった。「お姉様より私の方がふさわしいわ!!」妹――エリスのひと声がなければ。地味な茶色の髪の姉と輝く金髪と美貌の妹。傍から見ても一目瞭然、とばかりに男爵夫妻は妹エリスを『神託の花嫁のカーラ・マルボーロ男爵令嬢』として差し出すことにした。姉カーラは修道院へ厄介払いされることになる。修道院への馬車が盗賊の襲撃に遭うが、カーラは少しも動じず、盗賊に立ち向かった。カーラは何となく予感していた。いつか、自分がお払い箱にされる日が来るのではないか、と。キツい日課の合間に体も魔術も鍛えていたのだ。盗賊たちは魔術には不慣れなようで、カーラの力でも何とかなった。そこでカーラは木々の奥へ声を掛ける。「いい加減、出て来て下さらない?」その声に応じたのは一人の青年。ジェイドと名乗る彼は旅をしている吟遊詩人らしく、腕っぷしに自信がなかったから隠れていた、と謝罪した。が、カーラは不審に感じた。今使った魔術の範囲内にいたはずなのに、普通に話している? カーラが使ったのは『思っていることとは反対のことを言ってしまう魔術』だった。その魔術に掛かっているのならリュートを持った自分を『吟遊詩人』と正直に言えるはずがなかった。
カーラは思案する。このまま家に戻る訳にはいかない。かといって『神託の花嫁』になるのもごめんである。カーラは以前考えていた通り、この国を出ようと決心する。だが、「女性の一人旅は危ない」とジェイドに同行を申し出られる。
(※注 今回、いつもにもまして時代考証がゆるいですm(__)m ゆるふわでもOKだよ、という方のみお進み下さいm(__)m
【完結】婚約破棄、その後の話を誰も知らない
あめとおと
恋愛
奇跡によって病を癒す存在――聖女。
王国は長年、その力にすべてを委ねてきた。
だがある日、
誰の目にも明らかな「失敗」が起きる。
奇跡は、止まった。
城は動揺し、事実を隠し、
責任を聖女ひとりに押しつけようとする。
民は疑い、祈りは静かに現実へと向かっていった。
一方、かつて「悪役」として追放された令嬢は、
奇跡が失われる“その日”に備え、
治癒に頼らない世界を着々と整えていた。
聖女は象徴となり、城は主導権を失う。
奇跡に縋った者たちは、
何も奪われず、ただ立場を失った。
選ばれなかった者が、世界を救っただけの話。
――これは、
聖女でも、英雄でもない
「悪役令嬢」が勝ち残る物語。
「本当に僕の子供なのか検査して調べたい」子供と顔が似てないと責められ離婚と多額の慰謝料を請求された。
佐藤 美奈
恋愛
ソフィア伯爵令嬢は、公爵位を継いだ恋人で幼馴染のジャックと結婚して公爵夫人になった。何一つ不自由のない環境で誰もが羨むような生活をして、二人の子供に恵まれて幸福の絶頂期でもあった。
「長男は僕に似てるけど、次男の顔は全く似てないから病院で検査したい」
ある日、ジャックからそう言われてソフィアは、時間が止まったような気持ちで精神的な打撃を受けた。すぐに返す言葉が出てこなかった。この出来事がきっかけで仲睦まじい夫婦にひびが入り崩れ出していく。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。
しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。
友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。
『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。
取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。
彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる