31 / 31
第8話:間巴の腐女子の理屈
好きなもの
しおりを挟む
委員長の好きなものはボーイズラブと喫茶店で私たちと一緒に寛ぐ事、それが1日の趣味である。
時に勉強をしながらその店に訪れるが、それ以外の日はその図書カバーに包んだ腐女子本を見ながら頼んだケーキを食べながら過ごす事もしていると言う。
その過ごし方はまるでOLのようだ。
私もその1人として2人で水曜日は一緒に過ごしている。
「お待たせしました。
エスプレッソでございます。」
「ありがとうございます。」
「間さんはエスプレッソがよく苦手にならずに飲んでいるね。」
「まあね、この苦味が好きでいつも飲んでいるの。
インスタントのやつも含めてだけど。」
「そうなんだ…。
ブラックコーヒーとか飲まないの?」
「あれはちょっと苦味のパンチが低くて私にはちょっと足りない感じがして甘いに近いかもね。」
「甘い?」
委員長の舌は大人を越えた苦味を感じる事ができる。
だけど私や彼女のようなクリーム大好き系な者にとっては理解し難いように思う。
だけどそれが委員長だからこそ舌の個性が発揮されているからである。
頭脳派はエスプレッソが好きなんだろうか?私は疑問に思った。
「それじゃあまた一緒にのんびりして過ごそうね~!」
手を振りながら駅へと向かって歩いて行った。
帰り道、2人でいつものようにその道へ歩きながら話した。
「明日木金頑張れば土日休みだ~…。」
「貴方そればっかりね、他に一言無かったかしら?」
「ないよ。」
疲れ切る私に他にという言葉を言われても流石に思いつくのも難しく、要求は求めて欲しくない方だ。
だが、他人が聞けばなんだかその一言だけじゃなくてもっと他にいい一言が無いだろうか思うだろう。
私はそんな気持ちすら無く、ただ甘えていたのかもしれない。
彼女は一言を発した。
「夏休みあと2週間で終わりそうね…。」
「なんだか寂しくなってきた…。」
「そうね。
長期休暇は私にとっては退屈でとてもいいものだったわ…。」
「どんな風に過ごしたの?」
「間さんとアニマイルカフェで銀盤に恋してのフェアでお昼をいただいたし、サッカー部アニメの“インサイト”という映画を見たりしたわ。」
「インサイト…。
それってどういう内容のアニメなのかな?」
部活アニメ、それがアニメになるとは分からなかった私にとっては初耳だった。
もし彼がいたら、『知ってる!』と言うだろう。
アニメ好きなのは彼も少し共通する点があり、気が合うと思い込んでいる。
“インサイト”というアニメの内容を明かした。
「部活に入った事もない素人の少年がサッカーを始めて成長をする高校サッカーアニメよ。」
「なるほどね…。
上ノ江君が好きそうなアニメだよね。」
「上ノ江君はもうご存知だったそうよ。」
「そうなの!?」
“流石スポーツアニメオタク、情報が早くてビックリだよ…”
「委員長もそのアニメを見ているけど『ホモっぽいシーンが沢山ある!』とか言ってるけどあれは腐女子の子しかそんな目で見る事しかできないから、貴方は常識人で良かったわね。」
「間さんって…一体どんな方向に向かっているんだろう…。」
「間さん暇そうだから今日でも明日でも良いんじゃないかしら?」
「そうだね、聞いて見るよ。」
委員長は腐女子であり、私の目には見えないものがある。
霊を見ているというわけでもなく、ただ腐女子目線という恐ろしく不思議に捕えられている。
帰って夕飯食べた後、電話をかけた。
《ピリリリリっ!》
自宅にいる委員長は勉強中だった。
宿題は夏休みが始まった先月に終わり、数学検定とかを勉強している。
電話を手を取り、早速出た。
「もしもし?」
「間さん?勉強中だった?」
「大した勉強でも無いわよ。」
「ところでどうしたの?」
「ちょっと気になった事があって間さんに聞きたかったんだけど…。」
「何?」
「間さんって腐女子なの?」
「へ?」
“やばい変な聞き方をしてしまった!”
──── 私は焦った。
「ごめん!失礼な聞き方だったよね!
言い方悪かったら反省します…。」
「いいよ、別に変な聞き方だと思っていないから安心して?」
委員長に変な感じに思われないで安心したが、一歩間違えれば怒っているかもしれないと思った。
委員長はその理由を話す。
続
時に勉強をしながらその店に訪れるが、それ以外の日はその図書カバーに包んだ腐女子本を見ながら頼んだケーキを食べながら過ごす事もしていると言う。
その過ごし方はまるでOLのようだ。
私もその1人として2人で水曜日は一緒に過ごしている。
「お待たせしました。
エスプレッソでございます。」
「ありがとうございます。」
「間さんはエスプレッソがよく苦手にならずに飲んでいるね。」
「まあね、この苦味が好きでいつも飲んでいるの。
インスタントのやつも含めてだけど。」
「そうなんだ…。
ブラックコーヒーとか飲まないの?」
「あれはちょっと苦味のパンチが低くて私にはちょっと足りない感じがして甘いに近いかもね。」
「甘い?」
委員長の舌は大人を越えた苦味を感じる事ができる。
だけど私や彼女のようなクリーム大好き系な者にとっては理解し難いように思う。
だけどそれが委員長だからこそ舌の個性が発揮されているからである。
頭脳派はエスプレッソが好きなんだろうか?私は疑問に思った。
「それじゃあまた一緒にのんびりして過ごそうね~!」
手を振りながら駅へと向かって歩いて行った。
帰り道、2人でいつものようにその道へ歩きながら話した。
「明日木金頑張れば土日休みだ~…。」
「貴方そればっかりね、他に一言無かったかしら?」
「ないよ。」
疲れ切る私に他にという言葉を言われても流石に思いつくのも難しく、要求は求めて欲しくない方だ。
だが、他人が聞けばなんだかその一言だけじゃなくてもっと他にいい一言が無いだろうか思うだろう。
私はそんな気持ちすら無く、ただ甘えていたのかもしれない。
彼女は一言を発した。
「夏休みあと2週間で終わりそうね…。」
「なんだか寂しくなってきた…。」
「そうね。
長期休暇は私にとっては退屈でとてもいいものだったわ…。」
「どんな風に過ごしたの?」
「間さんとアニマイルカフェで銀盤に恋してのフェアでお昼をいただいたし、サッカー部アニメの“インサイト”という映画を見たりしたわ。」
「インサイト…。
それってどういう内容のアニメなのかな?」
部活アニメ、それがアニメになるとは分からなかった私にとっては初耳だった。
もし彼がいたら、『知ってる!』と言うだろう。
アニメ好きなのは彼も少し共通する点があり、気が合うと思い込んでいる。
“インサイト”というアニメの内容を明かした。
「部活に入った事もない素人の少年がサッカーを始めて成長をする高校サッカーアニメよ。」
「なるほどね…。
上ノ江君が好きそうなアニメだよね。」
「上ノ江君はもうご存知だったそうよ。」
「そうなの!?」
“流石スポーツアニメオタク、情報が早くてビックリだよ…”
「委員長もそのアニメを見ているけど『ホモっぽいシーンが沢山ある!』とか言ってるけどあれは腐女子の子しかそんな目で見る事しかできないから、貴方は常識人で良かったわね。」
「間さんって…一体どんな方向に向かっているんだろう…。」
「間さん暇そうだから今日でも明日でも良いんじゃないかしら?」
「そうだね、聞いて見るよ。」
委員長は腐女子であり、私の目には見えないものがある。
霊を見ているというわけでもなく、ただ腐女子目線という恐ろしく不思議に捕えられている。
帰って夕飯食べた後、電話をかけた。
《ピリリリリっ!》
自宅にいる委員長は勉強中だった。
宿題は夏休みが始まった先月に終わり、数学検定とかを勉強している。
電話を手を取り、早速出た。
「もしもし?」
「間さん?勉強中だった?」
「大した勉強でも無いわよ。」
「ところでどうしたの?」
「ちょっと気になった事があって間さんに聞きたかったんだけど…。」
「何?」
「間さんって腐女子なの?」
「へ?」
“やばい変な聞き方をしてしまった!”
──── 私は焦った。
「ごめん!失礼な聞き方だったよね!
言い方悪かったら反省します…。」
「いいよ、別に変な聞き方だと思っていないから安心して?」
委員長に変な感じに思われないで安心したが、一歩間違えれば怒っているかもしれないと思った。
委員長はその理由を話す。
続
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
黒に染まった華を摘む
馬場 蓮実
青春
夏の終わりに転校してきたのは、忘れられない初恋の相手だった——。
高須明希は、人生で“二番目”に好きになった相手——河西栞に密かに想いを寄せている。
「夏休み明けの初日。この席替えで、彼女との距離を縮めたい。話すきっかけがほしい——」
そんな願いを胸に登校したその朝、クラスに一人の転校生がやってくる。
彼女の名は、立石麻美。
昔の面影を残しながらも、まるで別人のような気配をまとう彼女は——明希にとって、忘れられない“初恋の人”だった。
この再会が、静かだった日常に波紋を広げていく。
その日の放課後。
明希は、"性の衝動"に溺れる自身の姿を、麻美に見られてしまう——。
塞がっていた何かが、ゆっくりと崩れはじめる。
そして鬱屈した青春は、想像もしていなかった熱と痛みを帯びて動き出す。
すべてに触れたとき、
明希は何を守り、何を選ぶのか。
光と影が交錯する、“遅れてきた”ひと夏の物語。
くすのき君は妖怪が見えるけどそれはともかく趣味の人である。
くずもち
キャラ文芸
楠 太平は模型作りが趣味の高校生である。
彼には昔から妖怪という普通の人間には見えない存在が見えているのだが、それはそれとして楽しく暮らしていた。
そんな太平の通う学校に、神木杏樹という転校生がやって来る。
彼女にも実は妖怪が見えているらしいのだが、どうやら彼女は妖怪が見えることを持て余しているらしい。
そんな神木さんに見えることが速攻でバレた楠 太平はマイペースにやっていくつもりが、彼女のペースに呑まれてゆく。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
おもしろかったです