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プロローグ
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魔法界、その世界に住む者達は生まれた時から魔法が使える為、機械、車が無くても生活ができる。
古びた小さな街に住む赤髪の少年、アトラ・オルキスは祖父マルドーと共に住んでいた。
「おじいちゃん、洗濯物が干し終わったよ!」
「お~お~よく乾いとる!
偉いなお前は」
「エへへ・・・」
アトラは照れ笑いをしながら頭を撫でられている時、祖父は言った。
「お前はきっと良い魔法使いになれそうだ・・・」
「ホント?」
「ああ、本当だ」
「俺、魔法使いになってじいちゃんにほうきに乗ってあげたり、料理をしてあげたりするんだ!」
「料理は魔法じゃなくても使えるんじゃないのか?」
「違うよ!火とか使えるようにならなきゃ一端の魔法使いにはなれないって友達が言ってたんだよ?」
「そうなのか?」
「うん!
だから待っててね、おじいちゃん」
ニコっと微笑む孫を祖父は気合いを感じて言った。
「よぉし!おじいちゃんもお前が魔法使いになるまで長生きしないとな!」
「うん!」
──────そして4年後・・・
12歳となった少年は魔法使いになる為、魔法学園へ入学をした。
学力はそんなに届かなかったが、実技だけは飛び抜けていた為、第一試験で合格になった。
────“ようやく俺も魔法使いの見習いとして立てた・・・
じいちゃんに恩返しをするまで時間はかかりそうだけど、それでも頑張ればきっと役に立つはずだ!”────
希望を持ち、夢に向かって一歩進む事ができた。
しかしある悲劇で少年の将来を襲う事と誰もが思っていなかった。
それは入学して5日後の深夜12時の出来事、アトラなのか?校内へと侵入した。
シャボン玉のように飛ぶ2つの監視カメラが見る中、その後へと追う。
「資料室・・・・ここか・・・」
にんまりと笑いながらアトラはその中へと入っていく、右のポケットから金の鍵を取り出し、教室しか入れないその場所へ入って行き、暗闇のまま入る。
防犯カメラは透明へと変色し、人間の視覚やぶつかる事も無い。そのまま不審者を捉えようと向かった。
そしてそのカメラが入った事も気がついていない。
右から指で茶色の魔法士書を探そうとする。
やっと見つけたその本を安心したのか二やっと不敵の笑みを浮かべ、その本を腹の中へと入れる。
「こら、そこで何をしている?」
懐中電灯を人の顔を当てると警備員は目を丸くし、“転入生のアトラ・オルキスか?”口が開けないままその顔を見つめた。
アトラは手からシャボン玉を浮かべ、その技を警備員の顔や脇腹を命中した。
「うわっ!!」
警備員の服は溶けて無くなり、皮膚も爛れて来ている。
「うわあああああああああ!!!」
恐怖と痛さのあまり大声を出した。
“やばい”と感じたのか隣の学園長室へと入り、学園長の箒を奪って窓から全身を身を乗り出し、逃走した。
警備員はその後病院へ行き、軽傷と済んだのだがその事を知らない少年は眠っている。
翌日、その事実を知らない少年は朝知る事となる。
魔法警察は学生寮に来た。
「おはようございます。
なんの御用でしょうか?」
「寮母さん、昨日学園で窃盗事件がありまして警備員を軽傷を負わせ、学園長の大事な箒を奪い逃走したという被害者の証言でその少年にお伺いしました。」
「そんな・・・その子はそういう事をするような悪い子では見えませんでしたよ!」
「いいえ、子供言えども悪い事をすれば犯罪者です。
案内、してくれますよね?」
「はい・・・こちらです」
警察の圧力には敵わないくらい怖く感じた寮母は2階にあるその部屋へと案内。
着替えている中、ノックした。
“トントン!”
「入るわよ」
「どうぞ~」
戸を開けると見知らぬスーツを着た男性2人組が入ってきた。
知らないアトラにとってはなんの事だか分からなかった。
そんな少年に手配書を見せた。
「昨夜の12時、魔法士書を盗んだ少年を見たという警備員がいてな、君が警備員を負傷を負わせ、その箒も盗んだと言うんだが君じゃないだろうな?」
「違う!俺はそんな技を使った事なんて一度もした事がない!冤罪だ!」
「探せ。」
「おい!待て!俺はそんな事はしていない!」
そのクローゼットの中を開けるとすぐに箒が現れた。
「見てください!机の引き出しに魔法士書が置いてありますよ!」
────“なんで・・・こんなものが俺の所に入れてあるんだ?”────
分からないアトラにとっては何がなんだかさっぱり分からなくなっていった。
「アトラ・オルキス魔法士書窃盗容疑でお前を逮捕する。」
「そんな・・・」
手錠をかけられた少年は仲間の前で笑顔で言った。
「アトラ・・・」
「安心しろってみんな、俺は帰って来るからその時は笑顔で出迎えてくれ」
「アトラ!!」
少年の逮捕に寮母はあまりの早い年齢の残酷さに涙をした。
しかし少年は涙を浮かべる事も無く、ただ悔しさに溺れていた。
そして2ヶ月後、裁判が始まった。
裁判官に告げられたのは最高で最悪な結末だった。
「主文、アトラ・オルキスを魔法界追放とする」
「そんな・・・ちょっと待ってよ!
俺がそんないつそういう事をしたというんだよ!
大人だったら子供の気持ちくらい理解できるだろ!
俺が何をしたっていうんだ!ただ俺は入学して夢をみてその目標に向かって目指そうとしていた途中なのに!」
「目標?夢?犯罪者のお前が夢など語る必要なんてないはずだ!」
杖の上から球体を 浮かべ、その球体を少年の体事中へと入れさせられた。
「だせ!出せよ!ここから開けて話を聞け!!」
その声も外からは聞こえなかった。
何しろ球体の中にいるため、声は響いていない。
球体は浮かび、扉は杖の上で操り、自動ドアのように扉が開いた。
そこから球体は逃げ出すように急発進し、リニアモーターカーのように高速な向かい、見た事もない世界へと飛ばされた。
そして気絶をしたまま雨が降り、服はびしょ濡れとなっていた。
そして細くて狭い視界を見上げると白い空と飛び込んでくる雨粒だった。
1人の少女が黄色いレインコートを着て、黄色い傘をさしている。
倒れている少年を見つけ、声をかけた。
「君・・・一体どうしたの?」
その出会いこそ 少年と出会った始まりだった。
古びた小さな街に住む赤髪の少年、アトラ・オルキスは祖父マルドーと共に住んでいた。
「おじいちゃん、洗濯物が干し終わったよ!」
「お~お~よく乾いとる!
偉いなお前は」
「エへへ・・・」
アトラは照れ笑いをしながら頭を撫でられている時、祖父は言った。
「お前はきっと良い魔法使いになれそうだ・・・」
「ホント?」
「ああ、本当だ」
「俺、魔法使いになってじいちゃんにほうきに乗ってあげたり、料理をしてあげたりするんだ!」
「料理は魔法じゃなくても使えるんじゃないのか?」
「違うよ!火とか使えるようにならなきゃ一端の魔法使いにはなれないって友達が言ってたんだよ?」
「そうなのか?」
「うん!
だから待っててね、おじいちゃん」
ニコっと微笑む孫を祖父は気合いを感じて言った。
「よぉし!おじいちゃんもお前が魔法使いになるまで長生きしないとな!」
「うん!」
──────そして4年後・・・
12歳となった少年は魔法使いになる為、魔法学園へ入学をした。
学力はそんなに届かなかったが、実技だけは飛び抜けていた為、第一試験で合格になった。
────“ようやく俺も魔法使いの見習いとして立てた・・・
じいちゃんに恩返しをするまで時間はかかりそうだけど、それでも頑張ればきっと役に立つはずだ!”────
希望を持ち、夢に向かって一歩進む事ができた。
しかしある悲劇で少年の将来を襲う事と誰もが思っていなかった。
それは入学して5日後の深夜12時の出来事、アトラなのか?校内へと侵入した。
シャボン玉のように飛ぶ2つの監視カメラが見る中、その後へと追う。
「資料室・・・・ここか・・・」
にんまりと笑いながらアトラはその中へと入っていく、右のポケットから金の鍵を取り出し、教室しか入れないその場所へ入って行き、暗闇のまま入る。
防犯カメラは透明へと変色し、人間の視覚やぶつかる事も無い。そのまま不審者を捉えようと向かった。
そしてそのカメラが入った事も気がついていない。
右から指で茶色の魔法士書を探そうとする。
やっと見つけたその本を安心したのか二やっと不敵の笑みを浮かべ、その本を腹の中へと入れる。
「こら、そこで何をしている?」
懐中電灯を人の顔を当てると警備員は目を丸くし、“転入生のアトラ・オルキスか?”口が開けないままその顔を見つめた。
アトラは手からシャボン玉を浮かべ、その技を警備員の顔や脇腹を命中した。
「うわっ!!」
警備員の服は溶けて無くなり、皮膚も爛れて来ている。
「うわあああああああああ!!!」
恐怖と痛さのあまり大声を出した。
“やばい”と感じたのか隣の学園長室へと入り、学園長の箒を奪って窓から全身を身を乗り出し、逃走した。
警備員はその後病院へ行き、軽傷と済んだのだがその事を知らない少年は眠っている。
翌日、その事実を知らない少年は朝知る事となる。
魔法警察は学生寮に来た。
「おはようございます。
なんの御用でしょうか?」
「寮母さん、昨日学園で窃盗事件がありまして警備員を軽傷を負わせ、学園長の大事な箒を奪い逃走したという被害者の証言でその少年にお伺いしました。」
「そんな・・・その子はそういう事をするような悪い子では見えませんでしたよ!」
「いいえ、子供言えども悪い事をすれば犯罪者です。
案内、してくれますよね?」
「はい・・・こちらです」
警察の圧力には敵わないくらい怖く感じた寮母は2階にあるその部屋へと案内。
着替えている中、ノックした。
“トントン!”
「入るわよ」
「どうぞ~」
戸を開けると見知らぬスーツを着た男性2人組が入ってきた。
知らないアトラにとってはなんの事だか分からなかった。
そんな少年に手配書を見せた。
「昨夜の12時、魔法士書を盗んだ少年を見たという警備員がいてな、君が警備員を負傷を負わせ、その箒も盗んだと言うんだが君じゃないだろうな?」
「違う!俺はそんな技を使った事なんて一度もした事がない!冤罪だ!」
「探せ。」
「おい!待て!俺はそんな事はしていない!」
そのクローゼットの中を開けるとすぐに箒が現れた。
「見てください!机の引き出しに魔法士書が置いてありますよ!」
────“なんで・・・こんなものが俺の所に入れてあるんだ?”────
分からないアトラにとっては何がなんだかさっぱり分からなくなっていった。
「アトラ・オルキス魔法士書窃盗容疑でお前を逮捕する。」
「そんな・・・」
手錠をかけられた少年は仲間の前で笑顔で言った。
「アトラ・・・」
「安心しろってみんな、俺は帰って来るからその時は笑顔で出迎えてくれ」
「アトラ!!」
少年の逮捕に寮母はあまりの早い年齢の残酷さに涙をした。
しかし少年は涙を浮かべる事も無く、ただ悔しさに溺れていた。
そして2ヶ月後、裁判が始まった。
裁判官に告げられたのは最高で最悪な結末だった。
「主文、アトラ・オルキスを魔法界追放とする」
「そんな・・・ちょっと待ってよ!
俺がそんないつそういう事をしたというんだよ!
大人だったら子供の気持ちくらい理解できるだろ!
俺が何をしたっていうんだ!ただ俺は入学して夢をみてその目標に向かって目指そうとしていた途中なのに!」
「目標?夢?犯罪者のお前が夢など語る必要なんてないはずだ!」
杖の上から球体を 浮かべ、その球体を少年の体事中へと入れさせられた。
「だせ!出せよ!ここから開けて話を聞け!!」
その声も外からは聞こえなかった。
何しろ球体の中にいるため、声は響いていない。
球体は浮かび、扉は杖の上で操り、自動ドアのように扉が開いた。
そこから球体は逃げ出すように急発進し、リニアモーターカーのように高速な向かい、見た事もない世界へと飛ばされた。
そして気絶をしたまま雨が降り、服はびしょ濡れとなっていた。
そして細くて狭い視界を見上げると白い空と飛び込んでくる雨粒だった。
1人の少女が黄色いレインコートを着て、黄色い傘をさしている。
倒れている少年を見つけ、声をかけた。
「君・・・一体どうしたの?」
その出会いこそ 少年と出会った始まりだった。
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