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019:存在
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アトラは何度も“ブラック・アウト”の技で苦しめられ、倒そうと何度も苦戦する。
息を切らし、両手をついた。
「あら、もう疲れちゃったのかしら?
早いわ~」
「アトラ!もういい!
儂の事は構わず、お前は逃げろ!」
────────“おじいちゃんを助けたいけど、あの“ブラック・アウトっ”て言う謎の技のせいで助けられないでいいのか?
どうしたら・・・”────────
名案が浮かばないアトラは考えてしまった。
ついに蛇の女はある魔法で黒い球体を出し、命の危機が迫ってくる。
「もう待っているのも時間の問題だわ
アトラ・オルキス、ここでもう死になさい!」
黒い球体がアトラの方へと近づく、祖父は大きな声で孫の名を叫ぶ────
「アトラああああああ!!」
叫び声が響く時、黒い球体は爆破して無くなってしまった。
もう塵と化して孫は死んでしまったのじゃないかと絶望になる中、声が聞こえた。
「おじいちゃん」
「アトラ!」
「何?」
アトラは祖父が捕まっている尻尾の先端におり、蛇の女は邪魔だと思い、振り落とそうとする。
「クソッ!離れない・・・」
「おじいちゃん、今助けるから待ってて!」
アトラは泡を出し、そこから山へとなるように泡山へと完成させようとする。
蛇の女は危機を感じ、何度降っても離れないアトラをいい加減振り落としたい気持ち。
「離せ・・・なんだこの泡は一体!?」
「これは俺の体内に宿る魔法、泡だ
アンタをこれで泡まみれになって一網打尽にして倒そうっていう訳」
「何?」
「さっきも言っただろ?
『俺が魔力を使えば、アンタは死滅するよ』ってな?」
「なんだと?」
泡はどんどん山と化していく、尻尾は落ちてやっと解放する事が出来た。
「ぬあああああああ・・・」
“ソープ・アイランドフィニッシュ!!”
アトラは祖父を怪我一つもなく一件落着し、倒す事ができた。
「アトラ、お前のお陰で儂は助かった
ありがとうよ」
「おじいちゃん、魔法ってなんで存在するんだろう?」
12年間考えてきた思い、ただずっと魔法と共に生きて来たアトラが普通だと思っていた。
しかし現実世界で暮らしてからは、機械や道具が沢山必要になってくるのは何故だろうかアイラン家の家族に出会ってからは物が必要になる意味を知った。
“なぜ魔法界は魔力が存在して現実世界は魔力を使う人間がいないだろうか?”
その疑問に祖父は答えた。
「魔法は現実の人間にとっては羨ましいくらいの神のようなものだ
だが、魔法を使う人間にとっては道具なんて存在しなくたってすぐ手に入れる事ができるしとっても便利なもの、分かるか?」
「うん・・・なんとなく」
アトラはその疑問からやっと解放し、夜空を見上げながらゆったり1日を過ごした。
◇◆◇◆
翌日、朝は祖父が朝1番に1人で釣ってきた川魚を食べる事になった。
「おじいちゃんこの黄色に近い緑色の長いのあれなんて言うの?」
「イエローフィッシュさ、儂が釣ってきた」
「なんで俺と一緒じゃなかったんだよ・・・」
「お前と一緒に行ってたりしたら待ち合わせに時間かかるだろうが、それに昨日は大敗したから今日は朝から1人で釣ってやろうと思ったんだ
今日は儂が勝ちだ!」
祖父はまるで自分が勝ったと思い込んでいるが、やっぱりアトラにとっては変な負けず嫌いがある人だと思い、食べた。
そしていよいよ旅立つ時、箒を持った祖父はアトラの動きに集中する。
「アトラ、どうした?」
「なあこれ、俺が小さい時にこの大木を目印に図ったやつじゃないか?」
「懐かしいな・・・
お前がゴネて身長図らせろってぎゃーぎゃー喚いていた時だ」
「またそういう昔の事・・・」
大木に触るアトラに祖父は言った。
「また遊びに行こうな」
「うん!」
箒は思い出の地から別れを告げて帰って行った。
アトラを待つ
────続
息を切らし、両手をついた。
「あら、もう疲れちゃったのかしら?
早いわ~」
「アトラ!もういい!
儂の事は構わず、お前は逃げろ!」
────────“おじいちゃんを助けたいけど、あの“ブラック・アウトっ”て言う謎の技のせいで助けられないでいいのか?
どうしたら・・・”────────
名案が浮かばないアトラは考えてしまった。
ついに蛇の女はある魔法で黒い球体を出し、命の危機が迫ってくる。
「もう待っているのも時間の問題だわ
アトラ・オルキス、ここでもう死になさい!」
黒い球体がアトラの方へと近づく、祖父は大きな声で孫の名を叫ぶ────
「アトラああああああ!!」
叫び声が響く時、黒い球体は爆破して無くなってしまった。
もう塵と化して孫は死んでしまったのじゃないかと絶望になる中、声が聞こえた。
「おじいちゃん」
「アトラ!」
「何?」
アトラは祖父が捕まっている尻尾の先端におり、蛇の女は邪魔だと思い、振り落とそうとする。
「クソッ!離れない・・・」
「おじいちゃん、今助けるから待ってて!」
アトラは泡を出し、そこから山へとなるように泡山へと完成させようとする。
蛇の女は危機を感じ、何度降っても離れないアトラをいい加減振り落としたい気持ち。
「離せ・・・なんだこの泡は一体!?」
「これは俺の体内に宿る魔法、泡だ
アンタをこれで泡まみれになって一網打尽にして倒そうっていう訳」
「何?」
「さっきも言っただろ?
『俺が魔力を使えば、アンタは死滅するよ』ってな?」
「なんだと?」
泡はどんどん山と化していく、尻尾は落ちてやっと解放する事が出来た。
「ぬあああああああ・・・」
“ソープ・アイランドフィニッシュ!!”
アトラは祖父を怪我一つもなく一件落着し、倒す事ができた。
「アトラ、お前のお陰で儂は助かった
ありがとうよ」
「おじいちゃん、魔法ってなんで存在するんだろう?」
12年間考えてきた思い、ただずっと魔法と共に生きて来たアトラが普通だと思っていた。
しかし現実世界で暮らしてからは、機械や道具が沢山必要になってくるのは何故だろうかアイラン家の家族に出会ってからは物が必要になる意味を知った。
“なぜ魔法界は魔力が存在して現実世界は魔力を使う人間がいないだろうか?”
その疑問に祖父は答えた。
「魔法は現実の人間にとっては羨ましいくらいの神のようなものだ
だが、魔法を使う人間にとっては道具なんて存在しなくたってすぐ手に入れる事ができるしとっても便利なもの、分かるか?」
「うん・・・なんとなく」
アトラはその疑問からやっと解放し、夜空を見上げながらゆったり1日を過ごした。
◇◆◇◆
翌日、朝は祖父が朝1番に1人で釣ってきた川魚を食べる事になった。
「おじいちゃんこの黄色に近い緑色の長いのあれなんて言うの?」
「イエローフィッシュさ、儂が釣ってきた」
「なんで俺と一緒じゃなかったんだよ・・・」
「お前と一緒に行ってたりしたら待ち合わせに時間かかるだろうが、それに昨日は大敗したから今日は朝から1人で釣ってやろうと思ったんだ
今日は儂が勝ちだ!」
祖父はまるで自分が勝ったと思い込んでいるが、やっぱりアトラにとっては変な負けず嫌いがある人だと思い、食べた。
そしていよいよ旅立つ時、箒を持った祖父はアトラの動きに集中する。
「アトラ、どうした?」
「なあこれ、俺が小さい時にこの大木を目印に図ったやつじゃないか?」
「懐かしいな・・・
お前がゴネて身長図らせろってぎゃーぎゃー喚いていた時だ」
「またそういう昔の事・・・」
大木に触るアトラに祖父は言った。
「また遊びに行こうな」
「うん!」
箒は思い出の地から別れを告げて帰って行った。
アトラを待つ
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