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028:真相
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魔法学園ではⅠ年Ⅲ組がアトラの事について相談している。
アトラの事についてルアナが司会進行役として抜擢され、イルヴィンソンは書記係というものである。
ホームルーム後は先生無しという事でルアナ独断で始めた。
「ルアナさっさと終わらせろよ、こっちは部活あるんだからよ」
「分かってるわよ」
運動部の男子達はさっさと行きたい、ルアナの我儘でやられているという気持ちである。
「まずアトラ・オルキス君について私達はどう証言者として彼を教えるのかまず貴方達のアトラ君がどういう人間なのか教えて下さい」
「はい」
「メリアさん」
メリアという子は丸い大きな眼鏡をしており、髪型はショートカットの前髪が右斜めの赤紫色。
成績優秀な真面目過ぎる繊細な少女である。
「私はアトラ君の本性など知りません
明るくて何でも笑って元気よく話す子ですが、私にとっては苦手な存在です」
「どうして苦手なんですか?」
「勉強が終わったとホッとし、ゆっくりしようと本を読み始めるといきなりアトラ君が話してきたんです
『本を何読んでいるの?』とか『真面目過ぎると神経壊れるぞ』とか余計な事ばっかりで・・・
ルアナさんには申し訳ないけど、アトラ君が学校へ退学してせいせいしているんです」
──────“確かに空気が読めない所は彼女に同感だけど、そこまで酷い事いうかな・・・”──────
「ルアナ、余り気にしない方がいいよ」
「そうだけど・・・」
友達をそこまで言う人がいるのかよく理解ができないルアナ、でも全員で話し合い場を作ったのは本人。
色んな人間がいても仕方が無いと受け入れながら進めて行った。
「他にアトラ君はこういう子だよっていうのはありますか?」
「はい!」
「エリーさん」
「とっても優しくて元気がある子
それにネアが体調が優れていない時に保健室に連れて行って貰ったりとかしてくれたんだよね♪」
「うん!その時嬉しかった・・・」
「はぁいっ!」
「ロイヤー」
「アイツ、エトラキットが上手いんだよな・・・
俺より超初心者な割には上達が早くって助っ人として良かったんだけどなー・・・」
エトラキットとは水晶を自分の魔力の色が現れ、その玉を鉄砲玉のように指で弾き飛ばして敵チームがその木の棒で打つという野球に近いゲーム。
アトラはスポーツ万能でもあった、その事を知らない人は40人中ルアナを入れて36人である。
アトラの事を否定する黒髪の短髪の少年は腕を組んでオールズが来た時のように気難しい顔をした。
学校から学生寮へと帰り、1人部屋でベッドで倒れ込んで考えた。
“アトラはそんな犯罪をするような子じゃない!”
──────“アイツはどうしてそんな奴を許せるんだ?
犯罪を犯したのはアイツだし、寧ろ裁判官の言う事は正当のはずなのに
どうしてそんなに信じられるんだ?”──────
少年はオールズがいる法律事務所に来た。
「こんにちは」
「こ・・・こんにちは・・・」
美人の可愛い黄色に近い茶髪のショートカットの受付嬢の女性に顔を赤らめ、もじもじしながら言った。
「あっ・・・あの・・・オールズ・カルシュファー弁護士はいらっしゃいますでしょうか?」
「少々お待ち下さい」
電話を問い合わせながら女性は約30秒くらいに済ました。
「オールズ弁護士を呼びましたのでそろそろ来る頃だと思います」
「あっ・・・ありがとうございます・・・」
受付嬢の可愛さににこやかになり、嬉しく思いながら待っているとその男がやって来た。
「こんにちはいらっしゃいませ」
「あっ、あの・・・アトラ・オルキスっていう子の事で聞きたい事があるんですけど、どうしてあの2人はアトラの事でそんなに信じるのでしょうか?」
「信じるって?」
「俺、アイツが本当に冤罪だとするなら証拠を出してから信じる事が出来るんですけど、その証拠だって何か怪しそうだと思い込みながら俺はそんな奴を信じられないと思うです・・・ 」
「その証拠が怪しいというのは?」
「その持っているものです・・・」
「ああこれか?」
DVDをチラつかせているその少年は右手の指でさした。
「これは本人の視界から見た探偵がその映像で撮った写真だ、それがおかしいとでも?」
「はい・・・」
「確かに、おかしいものだなって俺はそのDVDの本体を見て思った。
だが観てみると本当に本人の生活一部始終が分かった、これは本当に起きた人の世界だって言う事が────
俺はその探偵をもう一回信じたその証拠が裁判で勝ったらどんなに貴重な物だろう・・・俺は想像した
本当に見たかったらテレビがあるから自分の目でその少年になりきって、見た方が良い
きっと分かるから」
「はい」
少年は疑問に思いながらDVDを見る決心をした。
そしてアトラの視界となってその場所を感じながら観た。
──────“なんだ、ただの普通の生活かよ・・・
結局アイツが裁判官に向けて“違う”と叫ぶ気持ちがよく分かる・・・”──────
じっくりみながら少年はアトラがやっていないという事実が判明できた。
「ありがとうございました」
「いいえ~」
「俺はアイツの事を誤解してました
今まで人を傷つけそうな物欲がありそうな奴だと思い込んでいたけど、純粋にそういう奴じゃあ無いんだなって・・・
俺、アイツを信じる事ができますか?」
少年はオールズをみながら答えを貰おうとしていた。
「今なら出来るんじゃないのかそんな複雑な心境でも、信じられなくたっていつの間にかアイツの言葉につられて信じてしまった自分がいる──────
って思えるようになればいいんじゃないかな?」
「はい」
「名前を教えてくれないか?」
「イルバ・ホールキンスです」
「イルバ少年、アトラ少年の真相を明らかにしてくれ」
「はい・・・」
少年が事務所から立ち去った後、秘書がコーヒーを入れてオールズの元へと置いて質問する。
「ありがとう」
「どうしてあのDVDをあの少年に観させたのですか?」
「どうしても信じたかったらしいんだ、アトラ少年の事を
彼はとても悩んでいた顔で俺の所に来た
自分の友人のDVDを見せ、アトラ少年がやっていないという事が明らかにさせた
そしてありがとうございましたと深々とお礼をして、礼儀正しい少年だったよ」
「そうでしたか」
「いよいよ動き出しそうだなあの裁判もあの少年もあの刑事達も────」
「俺達も、ですよね?」
「ああ、全くその通りだ」
────続
アトラの事についてルアナが司会進行役として抜擢され、イルヴィンソンは書記係というものである。
ホームルーム後は先生無しという事でルアナ独断で始めた。
「ルアナさっさと終わらせろよ、こっちは部活あるんだからよ」
「分かってるわよ」
運動部の男子達はさっさと行きたい、ルアナの我儘でやられているという気持ちである。
「まずアトラ・オルキス君について私達はどう証言者として彼を教えるのかまず貴方達のアトラ君がどういう人間なのか教えて下さい」
「はい」
「メリアさん」
メリアという子は丸い大きな眼鏡をしており、髪型はショートカットの前髪が右斜めの赤紫色。
成績優秀な真面目過ぎる繊細な少女である。
「私はアトラ君の本性など知りません
明るくて何でも笑って元気よく話す子ですが、私にとっては苦手な存在です」
「どうして苦手なんですか?」
「勉強が終わったとホッとし、ゆっくりしようと本を読み始めるといきなりアトラ君が話してきたんです
『本を何読んでいるの?』とか『真面目過ぎると神経壊れるぞ』とか余計な事ばっかりで・・・
ルアナさんには申し訳ないけど、アトラ君が学校へ退学してせいせいしているんです」
──────“確かに空気が読めない所は彼女に同感だけど、そこまで酷い事いうかな・・・”──────
「ルアナ、余り気にしない方がいいよ」
「そうだけど・・・」
友達をそこまで言う人がいるのかよく理解ができないルアナ、でも全員で話し合い場を作ったのは本人。
色んな人間がいても仕方が無いと受け入れながら進めて行った。
「他にアトラ君はこういう子だよっていうのはありますか?」
「はい!」
「エリーさん」
「とっても優しくて元気がある子
それにネアが体調が優れていない時に保健室に連れて行って貰ったりとかしてくれたんだよね♪」
「うん!その時嬉しかった・・・」
「はぁいっ!」
「ロイヤー」
「アイツ、エトラキットが上手いんだよな・・・
俺より超初心者な割には上達が早くって助っ人として良かったんだけどなー・・・」
エトラキットとは水晶を自分の魔力の色が現れ、その玉を鉄砲玉のように指で弾き飛ばして敵チームがその木の棒で打つという野球に近いゲーム。
アトラはスポーツ万能でもあった、その事を知らない人は40人中ルアナを入れて36人である。
アトラの事を否定する黒髪の短髪の少年は腕を組んでオールズが来た時のように気難しい顔をした。
学校から学生寮へと帰り、1人部屋でベッドで倒れ込んで考えた。
“アトラはそんな犯罪をするような子じゃない!”
──────“アイツはどうしてそんな奴を許せるんだ?
犯罪を犯したのはアイツだし、寧ろ裁判官の言う事は正当のはずなのに
どうしてそんなに信じられるんだ?”──────
少年はオールズがいる法律事務所に来た。
「こんにちは」
「こ・・・こんにちは・・・」
美人の可愛い黄色に近い茶髪のショートカットの受付嬢の女性に顔を赤らめ、もじもじしながら言った。
「あっ・・・あの・・・オールズ・カルシュファー弁護士はいらっしゃいますでしょうか?」
「少々お待ち下さい」
電話を問い合わせながら女性は約30秒くらいに済ました。
「オールズ弁護士を呼びましたのでそろそろ来る頃だと思います」
「あっ・・・ありがとうございます・・・」
受付嬢の可愛さににこやかになり、嬉しく思いながら待っているとその男がやって来た。
「こんにちはいらっしゃいませ」
「あっ、あの・・・アトラ・オルキスっていう子の事で聞きたい事があるんですけど、どうしてあの2人はアトラの事でそんなに信じるのでしょうか?」
「信じるって?」
「俺、アイツが本当に冤罪だとするなら証拠を出してから信じる事が出来るんですけど、その証拠だって何か怪しそうだと思い込みながら俺はそんな奴を信じられないと思うです・・・ 」
「その証拠が怪しいというのは?」
「その持っているものです・・・」
「ああこれか?」
DVDをチラつかせているその少年は右手の指でさした。
「これは本人の視界から見た探偵がその映像で撮った写真だ、それがおかしいとでも?」
「はい・・・」
「確かに、おかしいものだなって俺はそのDVDの本体を見て思った。
だが観てみると本当に本人の生活一部始終が分かった、これは本当に起きた人の世界だって言う事が────
俺はその探偵をもう一回信じたその証拠が裁判で勝ったらどんなに貴重な物だろう・・・俺は想像した
本当に見たかったらテレビがあるから自分の目でその少年になりきって、見た方が良い
きっと分かるから」
「はい」
少年は疑問に思いながらDVDを見る決心をした。
そしてアトラの視界となってその場所を感じながら観た。
──────“なんだ、ただの普通の生活かよ・・・
結局アイツが裁判官に向けて“違う”と叫ぶ気持ちがよく分かる・・・”──────
じっくりみながら少年はアトラがやっていないという事実が判明できた。
「ありがとうございました」
「いいえ~」
「俺はアイツの事を誤解してました
今まで人を傷つけそうな物欲がありそうな奴だと思い込んでいたけど、純粋にそういう奴じゃあ無いんだなって・・・
俺、アイツを信じる事ができますか?」
少年はオールズをみながら答えを貰おうとしていた。
「今なら出来るんじゃないのかそんな複雑な心境でも、信じられなくたっていつの間にかアイツの言葉につられて信じてしまった自分がいる──────
って思えるようになればいいんじゃないかな?」
「はい」
「名前を教えてくれないか?」
「イルバ・ホールキンスです」
「イルバ少年、アトラ少年の真相を明らかにしてくれ」
「はい・・・」
少年が事務所から立ち去った後、秘書がコーヒーを入れてオールズの元へと置いて質問する。
「ありがとう」
「どうしてあのDVDをあの少年に観させたのですか?」
「どうしても信じたかったらしいんだ、アトラ少年の事を
彼はとても悩んでいた顔で俺の所に来た
自分の友人のDVDを見せ、アトラ少年がやっていないという事が明らかにさせた
そしてありがとうございましたと深々とお礼をして、礼儀正しい少年だったよ」
「そうでしたか」
「いよいよ動き出しそうだなあの裁判もあの少年もあの刑事達も────」
「俺達も、ですよね?」
「ああ、全くその通りだ」
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