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~裁判篇~
039:証明
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蟹の男が猫おじさんの脇腹を潰そうとしており、その痛みが強くなったせいで口から血が吐いた。
「ぬはっ!!」
「お前のお仲間が中々来ないとはな・・・
1人重症者、もう1人はどうなっているのか分からんがこれでもうお前等はあのガキに会わずに死ぬんだ!
はははははははははっ!!」
──────“アトラ目的なのは仕方がない事だが、ハリガネ君は一体どこに行っちゃったかな・・・
トイレって言う割には中々帰ってきていないし、これじゃあ俺達死んじゃうぞ?
アトラは起きないようになるべく俺達がカバーしておかなきゃいけないのだが・・・”──────
ハリガネはレイシストを引っ張って魔法裁判所の所へと走って連行し、連れ出した。
「アンタレイシストって言ったっけ?」
「はい・・・」
「アトラが犯人だと思っているのか?」
「そりゃあ思っていますよ!
第三審なんて探偵の魔術でおかしいって思っていますし、それに第二審でも言った通りアイツのせいで俺の人生が滅茶苦茶にされたって!」
「本当にそう思っているのか?」
「え?」
「アンタを連れ出したのには理由がある、それはアトラがそんな能力を持っていないっていう事だ」
その頃、ウィズミーは猫おじさんのように外へと壁から吹っ飛ばされ、フラフラしている。
「くっ・・・」
「動くのが必死そうだな、チビデブのくせに・・・」
「へっ・・・私だって魔法使いの1人です。
それにアトラ・オルキスの目覚めが遅くても体だけは勝てるようにいつでもトレーニングをしているのでご安心を・・・」
ウィズミーの腹部は痛みが増しており、鮫の男の背中のヒレで思い切りぶつかかったからだ。
抑えながらなんとか魔法を使おうとし、持久戦が得意な彼にとっては必死の戦闘となるだろう。
腕時計を見て、少年の目覚めを待とうと鮫の男を見る。
「さあ戦いはこれからですよ、鮫の男さん」
「お前、汗がスゲェな
本当に痛かったら無理しねぇ方が身のためなんじゃないのか?」
「余計なお世話だ!」
筋肉全体を強化し、背の小ささと機敏の足の速さを利用して格闘。
腹部中心につま先を蹴られた鮫の男は腹部を抑えながらウィズミーが受けた痛みを味わう事になった。
「どうですか、必殺技を受けられた私の痛みが分かったでしょう」
「何がテメェの痛みだ、痛くも痒くもないものに俺は弱くねぇ!」
「そう言って強気になっているのも今のうちです、そろそろ私も暇じゃないので」
「生意気の口め・・・この俺の技でテメェを影の中に封じてやろうか!」
水の中のように影の中に入ると1周しながらウロウロと泳ぎ回っていた。
まるでシャークショーでもやるような感じだが、その影を探しながら急所を狙おうと見ているウィズミーを背後から飛び上がって肩を狙ってがぶりと噛み付いてきた。
「なっっっ!!!
離せっ・・・!クソっ・・・!!」
噛み付くのを止めて離れるが、肩の方が傷が深くてすでに骨まで噛まれ、唸りながらその痛みを堪える。
そのネクタイで噛んだ後を巻き付けた。
──────“アイツめ・・・私の腕を噛み付きやがってなんていう歯の威力だ・・・
痛くて唸ってしまったが、戦える・・・
アトラ・オルキスが目を覚まさなくたってコイツをなんとか出来るのは私しかいない!”──────
鮫の男は泳ぎながらウィズミーの動きを監視しながら弱点を狙っている。
──────“あのチビデブ、俺の腹部をやりやがって腹立つ奴だが、この弱点でアイツの事を読めた
やはり普通の人間同様、最初に背後を狙われる人間はよそ見をしやすいという結果が出た
そして同じ技を使えば気づかれるとすれば、人の立つ影を狙ってやろう”──────
さっきいた鮫の男が消えてしまい、キョロキョロと見回してもどこにもいない・・・。
見渡していると鮫の男が下から向きながら声を小さく言った。
「ここだ・・・」
その男の声がどこからか響いてくると下からその男が突き上がり、ウィズミーが跳ね上がるとその右足を持ち、小さい赤ん坊を持つような感じであった。
「はーなーせっ!!」
「やはり鈍感なただのチビデブだったな、テメェには消えさせてやる」
「なっ!!」
食べようとする瞬間、大量な泡が津波のように巨人の手で押し出してきた。
「ぬわっ!!」
──────“なんだあの泡の魔法は?
手がつやつやとしてきた・・・一体何者の仕業なんだ?
・・・・・・・・・・・・!?
もしや ”──────
ウィズミーが振り向いた先には泡の向こうから少年らしき影が歩いてくる。
その手には盛ったような大きな泡が付いており、そのトンネル状になった所から出てきた。
「ウィズミーさんって言ったっけ?
大丈夫か?」
「大した怪我じゃないさ
それより君、どうしてここへ来た?」
「起きたら医務室だったからさ、起きたら破壊された音が響いていたから心配して向かったんだ
そこにウィズミーさんが大変になっている隙に鮫の奴を倒してさ」
こんな少年が魔力を使ってそんな技が出来る訳が無いと思っていた。
アトラの魔力は危険を察知すると魔力が発揮し、泡で撃退する力を持っている。
協力な力を持っているとは知らずにウィズミーは、初めて見てしまった。
「よお、ガキ・・・よくも俺をコケにしやがったな?
テメェを俺達3人がまとめて相手にしてやるよ!!」
鮫の男と蟹の男、鰐の男が一斉にアトラの方へとやって来る。
これは危険だと思い、ウィズミーは止めに入る。
「君は危険だ
まだ子供だし、死んでは困るからさっさと逃げた方がいい!」
「いいや、ウィズミーさんの方が逃げた方がいいんじゃないか?
猫おじさんやオールズさん、裁判官の3人を連れてさ」
「君1人でまとめて倒せるような相手ではないんだぞ?よく状況を把握しろ!
おい!聞いてるのか!!おい!!」
──────“全くなんて馬鹿な事をするような子供なんだ?
1人でやれる訳がないのに自分の立場を分かっててやっているのか?
まあいい責任は全部その子供と親だ、私はアイツらを連れて逃げるか・・・ ”──────
そして3対1という決戦になり、余裕な構えでアトラの手には大量の泡が沢山出ている。
「この大量の泡でお前等3人まとめてぶっ倒せば簡単だ」
「ぬああああああああああああっ!!!」
攻めて来る3人を巨人の手を泡に作り男達を押し出した。
その様子を見たレイシストは戦う少年を見て思った。
──────“アトラは犯罪者では無かったのか・・・
あんな技で仲間を守ろうと魔獣3人相手に泡で対抗するなんて、俺はどうしてアイツの事を・・・”──────
涙を流しながら自分が酷い事を言ったと悔やんでいるその様子をハリガネが悟った。
「アトラ・オルキスは純粋に泡だ・・・
こんなふんわりとした雲のような泡をこんなに分断に使えるんだ、まるで石鹸みたいだろ?
アイツは火とか使うような魔法なんてしねぇよ」
「そうですよね、彼には謝っておかなきゃな・・・」
「そうだな」
アトラをずっと犯人だと思い込んでいたレイシスト。
その少年の本当の姿を見た時、彼は恨む事を辞めた。
────続
「ぬはっ!!」
「お前のお仲間が中々来ないとはな・・・
1人重症者、もう1人はどうなっているのか分からんがこれでもうお前等はあのガキに会わずに死ぬんだ!
はははははははははっ!!」
──────“アトラ目的なのは仕方がない事だが、ハリガネ君は一体どこに行っちゃったかな・・・
トイレって言う割には中々帰ってきていないし、これじゃあ俺達死んじゃうぞ?
アトラは起きないようになるべく俺達がカバーしておかなきゃいけないのだが・・・”──────
ハリガネはレイシストを引っ張って魔法裁判所の所へと走って連行し、連れ出した。
「アンタレイシストって言ったっけ?」
「はい・・・」
「アトラが犯人だと思っているのか?」
「そりゃあ思っていますよ!
第三審なんて探偵の魔術でおかしいって思っていますし、それに第二審でも言った通りアイツのせいで俺の人生が滅茶苦茶にされたって!」
「本当にそう思っているのか?」
「え?」
「アンタを連れ出したのには理由がある、それはアトラがそんな能力を持っていないっていう事だ」
その頃、ウィズミーは猫おじさんのように外へと壁から吹っ飛ばされ、フラフラしている。
「くっ・・・」
「動くのが必死そうだな、チビデブのくせに・・・」
「へっ・・・私だって魔法使いの1人です。
それにアトラ・オルキスの目覚めが遅くても体だけは勝てるようにいつでもトレーニングをしているのでご安心を・・・」
ウィズミーの腹部は痛みが増しており、鮫の男の背中のヒレで思い切りぶつかかったからだ。
抑えながらなんとか魔法を使おうとし、持久戦が得意な彼にとっては必死の戦闘となるだろう。
腕時計を見て、少年の目覚めを待とうと鮫の男を見る。
「さあ戦いはこれからですよ、鮫の男さん」
「お前、汗がスゲェな
本当に痛かったら無理しねぇ方が身のためなんじゃないのか?」
「余計なお世話だ!」
筋肉全体を強化し、背の小ささと機敏の足の速さを利用して格闘。
腹部中心につま先を蹴られた鮫の男は腹部を抑えながらウィズミーが受けた痛みを味わう事になった。
「どうですか、必殺技を受けられた私の痛みが分かったでしょう」
「何がテメェの痛みだ、痛くも痒くもないものに俺は弱くねぇ!」
「そう言って強気になっているのも今のうちです、そろそろ私も暇じゃないので」
「生意気の口め・・・この俺の技でテメェを影の中に封じてやろうか!」
水の中のように影の中に入ると1周しながらウロウロと泳ぎ回っていた。
まるでシャークショーでもやるような感じだが、その影を探しながら急所を狙おうと見ているウィズミーを背後から飛び上がって肩を狙ってがぶりと噛み付いてきた。
「なっっっ!!!
離せっ・・・!クソっ・・・!!」
噛み付くのを止めて離れるが、肩の方が傷が深くてすでに骨まで噛まれ、唸りながらその痛みを堪える。
そのネクタイで噛んだ後を巻き付けた。
──────“アイツめ・・・私の腕を噛み付きやがってなんていう歯の威力だ・・・
痛くて唸ってしまったが、戦える・・・
アトラ・オルキスが目を覚まさなくたってコイツをなんとか出来るのは私しかいない!”──────
鮫の男は泳ぎながらウィズミーの動きを監視しながら弱点を狙っている。
──────“あのチビデブ、俺の腹部をやりやがって腹立つ奴だが、この弱点でアイツの事を読めた
やはり普通の人間同様、最初に背後を狙われる人間はよそ見をしやすいという結果が出た
そして同じ技を使えば気づかれるとすれば、人の立つ影を狙ってやろう”──────
さっきいた鮫の男が消えてしまい、キョロキョロと見回してもどこにもいない・・・。
見渡していると鮫の男が下から向きながら声を小さく言った。
「ここだ・・・」
その男の声がどこからか響いてくると下からその男が突き上がり、ウィズミーが跳ね上がるとその右足を持ち、小さい赤ん坊を持つような感じであった。
「はーなーせっ!!」
「やはり鈍感なただのチビデブだったな、テメェには消えさせてやる」
「なっ!!」
食べようとする瞬間、大量な泡が津波のように巨人の手で押し出してきた。
「ぬわっ!!」
──────“なんだあの泡の魔法は?
手がつやつやとしてきた・・・一体何者の仕業なんだ?
・・・・・・・・・・・・!?
もしや ”──────
ウィズミーが振り向いた先には泡の向こうから少年らしき影が歩いてくる。
その手には盛ったような大きな泡が付いており、そのトンネル状になった所から出てきた。
「ウィズミーさんって言ったっけ?
大丈夫か?」
「大した怪我じゃないさ
それより君、どうしてここへ来た?」
「起きたら医務室だったからさ、起きたら破壊された音が響いていたから心配して向かったんだ
そこにウィズミーさんが大変になっている隙に鮫の奴を倒してさ」
こんな少年が魔力を使ってそんな技が出来る訳が無いと思っていた。
アトラの魔力は危険を察知すると魔力が発揮し、泡で撃退する力を持っている。
協力な力を持っているとは知らずにウィズミーは、初めて見てしまった。
「よお、ガキ・・・よくも俺をコケにしやがったな?
テメェを俺達3人がまとめて相手にしてやるよ!!」
鮫の男と蟹の男、鰐の男が一斉にアトラの方へとやって来る。
これは危険だと思い、ウィズミーは止めに入る。
「君は危険だ
まだ子供だし、死んでは困るからさっさと逃げた方がいい!」
「いいや、ウィズミーさんの方が逃げた方がいいんじゃないか?
猫おじさんやオールズさん、裁判官の3人を連れてさ」
「君1人でまとめて倒せるような相手ではないんだぞ?よく状況を把握しろ!
おい!聞いてるのか!!おい!!」
──────“全くなんて馬鹿な事をするような子供なんだ?
1人でやれる訳がないのに自分の立場を分かっててやっているのか?
まあいい責任は全部その子供と親だ、私はアイツらを連れて逃げるか・・・ ”──────
そして3対1という決戦になり、余裕な構えでアトラの手には大量の泡が沢山出ている。
「この大量の泡でお前等3人まとめてぶっ倒せば簡単だ」
「ぬああああああああああああっ!!!」
攻めて来る3人を巨人の手を泡に作り男達を押し出した。
その様子を見たレイシストは戦う少年を見て思った。
──────“アトラは犯罪者では無かったのか・・・
あんな技で仲間を守ろうと魔獣3人相手に泡で対抗するなんて、俺はどうしてアイツの事を・・・”──────
涙を流しながら自分が酷い事を言ったと悔やんでいるその様子をハリガネが悟った。
「アトラ・オルキスは純粋に泡だ・・・
こんなふんわりとした雲のような泡をこんなに分断に使えるんだ、まるで石鹸みたいだろ?
アイツは火とか使うような魔法なんてしねぇよ」
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