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第3章 少し慣れた俺は5歳になった…
騎士団長に着いていきたい…!
「どうしたイグナシオ、隙だらけだぜ?」
「っ…まだまだ…」
打ち合い始めて小一時間、イグナシオの方は随分と息が上がっていた。
「魔法じゃ勝てないけど、剣なら負ける気しねぇな!」
「ぐっ…!」
魔法訓練の時はイグナシオに遊ばれてばかりだが、剣の勝負となれば俺はそこそこ強い…と言うのもこの世界に来てから魔法がからきしなのにいち早く気づいた俺は、速攻で剣術に切り替えたからだ…その上、前世ではそれなりの不良で怪我をする事には慣れっこだったため剣術訓練で怪我をしたところでうろたえたりもしない。
喧嘩も訓練も戦争も、最後は気負けした方が負ける!
―――ガキィンッ!―――
俺はイグナシオが剣を振り上げるのと同時に踏み込み、剣をはじけ飛ばす
「…まだまだだな」
俺はバランスを崩して倒れたイグナシオに剣を向けながらにこやかにそう言った。
(…テ○スの王子様読んだときから…これ言ってみたかったんだよな……)
「参りました…」
不服そうにイグナシオが呟いたので、俺は剣を向けるのを止めようとしたのだが…ふと耳元で風を切る音がして咄嗟に剣で眼前まで迫っていた白刃を防いだ。
―――ガキィンッ!―――
「っ!…ほぉ…俺の剣を防いだのか…」
自分の剣をしのがれたのが意外だったのか、その声の主は驚きを口にする…しかし直ぐに余裕が戻ったのかギリギリと力をかけてくる。
「っ……ぐ…」
流石に5歳の身体では分が悪い…と言うか!誰なんだよ!!
「…中々粘るな……面白い」
ピンチの俺とは裏腹に楽しげな声が聞こえる…こっちは受けるだけで必死なんだぞ!面白がるな!!
「っ!待ちなさいグレイ!その子は団員じゃないわよ!?」
ふと女性のような優しげな声が聞こえる…
「…そう言われると……ウチの団員にしては小さいな…」
誰かが止めに入ってくれたお陰でようやく俺は圧力から解放された。
(……うぅ…腕がビリビリしてる…)
「貴方大丈夫…?御免なさい…ウチのグレイが……訓練になると見境が無くなってしまうのよ…」
(……ん?…グレイ??…)
「悪かったよ、背後で一瞬強い気配を感じたもんで団員かと思ってつい……まさか子供だったとは…」
「…!!」
間違いない!今し方俺に斬りかかってきたのはグレイ騎士団長だ!うわぁ本物だぁ…!
「俺はドラグニル・グレイ、騎士団長をしている…宜しくな」
「……!アブソリュート・レオンハルトと申します、訓練中に入ってしまって済みませんでした」
憧れのキャラクターに自己紹介をされた俺は、慌てて自分も名乗った。
「あぁ気にすんな、元々この訓練場はクラステル魔法学園のだしな…お前はここの生徒か?」
「入学手続きに参りました、近々入学する予定です!」
心臓の音が聞こえるんじゃ無いかってくらい緊張する、ついつい言葉にも力がこもってしまう……あ…頭の中真っ白になる……
「そうか……なら、お前が騎士団に来るのもそう遠い話しじゃ無いな…入学したら俺の騎士団本部に来い、歓迎するぞ…レオンハルト」
そう微笑むとワシワシと俺の髪を撫でて来る。
(うわっ…うわぁ……撫でられてる俺!!)
「はい!う、伺わせて頂きます!!」
憧れの兄貴キャラクター!前世は兄貴なんて居なかったし、頭をナデナデされるのは新鮮だ…こう言うのを"萌える"と言うヤツなんだろうか…
妹よ!俺は今お前の言っていた萌えるの意味が分かった気がするぞ!!
「っ…まだまだ…」
打ち合い始めて小一時間、イグナシオの方は随分と息が上がっていた。
「魔法じゃ勝てないけど、剣なら負ける気しねぇな!」
「ぐっ…!」
魔法訓練の時はイグナシオに遊ばれてばかりだが、剣の勝負となれば俺はそこそこ強い…と言うのもこの世界に来てから魔法がからきしなのにいち早く気づいた俺は、速攻で剣術に切り替えたからだ…その上、前世ではそれなりの不良で怪我をする事には慣れっこだったため剣術訓練で怪我をしたところでうろたえたりもしない。
喧嘩も訓練も戦争も、最後は気負けした方が負ける!
―――ガキィンッ!―――
俺はイグナシオが剣を振り上げるのと同時に踏み込み、剣をはじけ飛ばす
「…まだまだだな」
俺はバランスを崩して倒れたイグナシオに剣を向けながらにこやかにそう言った。
(…テ○スの王子様読んだときから…これ言ってみたかったんだよな……)
「参りました…」
不服そうにイグナシオが呟いたので、俺は剣を向けるのを止めようとしたのだが…ふと耳元で風を切る音がして咄嗟に剣で眼前まで迫っていた白刃を防いだ。
―――ガキィンッ!―――
「っ!…ほぉ…俺の剣を防いだのか…」
自分の剣をしのがれたのが意外だったのか、その声の主は驚きを口にする…しかし直ぐに余裕が戻ったのかギリギリと力をかけてくる。
「っ……ぐ…」
流石に5歳の身体では分が悪い…と言うか!誰なんだよ!!
「…中々粘るな……面白い」
ピンチの俺とは裏腹に楽しげな声が聞こえる…こっちは受けるだけで必死なんだぞ!面白がるな!!
「っ!待ちなさいグレイ!その子は団員じゃないわよ!?」
ふと女性のような優しげな声が聞こえる…
「…そう言われると……ウチの団員にしては小さいな…」
誰かが止めに入ってくれたお陰でようやく俺は圧力から解放された。
(……うぅ…腕がビリビリしてる…)
「貴方大丈夫…?御免なさい…ウチのグレイが……訓練になると見境が無くなってしまうのよ…」
(……ん?…グレイ??…)
「悪かったよ、背後で一瞬強い気配を感じたもんで団員かと思ってつい……まさか子供だったとは…」
「…!!」
間違いない!今し方俺に斬りかかってきたのはグレイ騎士団長だ!うわぁ本物だぁ…!
「俺はドラグニル・グレイ、騎士団長をしている…宜しくな」
「……!アブソリュート・レオンハルトと申します、訓練中に入ってしまって済みませんでした」
憧れのキャラクターに自己紹介をされた俺は、慌てて自分も名乗った。
「あぁ気にすんな、元々この訓練場はクラステル魔法学園のだしな…お前はここの生徒か?」
「入学手続きに参りました、近々入学する予定です!」
心臓の音が聞こえるんじゃ無いかってくらい緊張する、ついつい言葉にも力がこもってしまう……あ…頭の中真っ白になる……
「そうか……なら、お前が騎士団に来るのもそう遠い話しじゃ無いな…入学したら俺の騎士団本部に来い、歓迎するぞ…レオンハルト」
そう微笑むとワシワシと俺の髪を撫でて来る。
(うわっ…うわぁ……撫でられてる俺!!)
「はい!う、伺わせて頂きます!!」
憧れの兄貴キャラクター!前世は兄貴なんて居なかったし、頭をナデナデされるのは新鮮だ…こう言うのを"萌える"と言うヤツなんだろうか…
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