お前らの相手は俺じゃない!

くろさき

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第6章 魔道実技試験

竜の里への道

「レオンハルト、そのタマゴ落とすなよ?」
「っ!落とすわけな……」
「……?どうした、冗談だぞ??」
「………コレ落としたら…結構大きな目玉焼…」
「よし、それは俺が預かる」
「じ、冗談だってば!」

密猟者が持っていたワイバーンのタマゴは、結構遠くの生息区域から持ち出されたものだとグレイが言ってた…本当はあんまり手を触れずに安全そうな所に置けば良かったんだけど……俺があんまり駄々をこねるものだから、ついにグレイが折れ…タマゴも俺達の旅に同行することになった。

「それにしても…このタマゴ温かいな……湯たんぽみたいだ」
「何だ寒いのか?」
「違うけど…この温かさは安心するよな……」

このワイバーンのタマゴは魔物のタマゴと言うことも有り割と丈夫だ、だから遠慮無く抱き締められる。

「おいおい…そんな抱き着いたらタマゴ割れるぞ?」
「このくらい平気だって」

……だってさっき、グレイが見てない所で落としたけど割れなかったからな……アレはホントに焦った。

「……なんでそう言い切れるんだよ、まるでタマゴの強度が分かってるみたいな口ぶりだな…」
「!…か、勘だよ勘!意外とタマゴは丈夫なんだぞ!」
「………ほぉ~…」

……少し…怪しまれたかな……

「……ん、レオンハルト…着いたぞ…ここが竜の里に繋がる洞窟だ」
「……暗いな…」
「そりゃあ洞窟だしな」

…俺暗いところ苦手なんだけどな……

「……そんな心配そうな顔すんな、灯りはちゃんとつけてやるからよ」

ワシャワシャと俺を撫でるグレイは心配するなと微笑んだ。
……俺、そんなに顔に出てたのか??

グレイが魔法で灯りをつけてくれた、さっきよりとても明るい…

「……俺もグレイみたいにもっと魔法が使えたら良いのに…」
「そう言えば、前に魔法は苦手だって言ってたな…」

洞窟を地下へ進みながらグレイが応える。

「…イグナシオに教えて貰ってたときも有ったんだけど、やっぱり上手く出来なくてさ…」
「……イグナシオ………あの従者か…」

イグナシオはとても魔法が得意だ、俺なんかより断然…だから魔法を教えて貰おうとしたときも有ったが、何故だか発動しなかったり暴発したりと…上手くいかなかった……。

「……レオンハルト…少し見せてみろ?」

グレイがふと立ち止まって俺の方を向くと、抱っこしているタマゴを降ろさせて俺を手の平を見始めた。

「……あぁ…成る程………これは……」
「……やっぱり才能無いのか…?」

まじまじと俺の手のひらを見つめるグレイに結果を聞いてみる。

「…レオンハルト……お前閉塞門へいそくもん持ちだな…」




………閉塞門??…ってなんだ???
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