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1章 現人神、ヴァルハラに降臨す(勘違い)
2話 動き出す信者たち
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翌朝。
小鳥のさえずり……なんていうファンシーなものとは程遠い、カラスのやかましい鳴き声で俺は目を覚ました。
「……夢、か」
そうだ、夢に違いない。
王都から来たっていう、ちょっと頭のネジが緩んだ聖女様が俺を神様だと勘違いして、茹でジャガイモを「聖なる糧」とか呼んで感動してたなんて、そんな馬鹿げた話があるもんか。
きっと疲れてたんだ、俺。
うん、そうに違いない。二度寝しよ。
俺が再びまぶたを閉じようとした、その時だった。
「おお、偉大なる我らが主、アッシュ様! 昇りゆく太陽は、あなたの栄光の始まりを告げるかのごとく、かくも美しく輝いております!」
窓の外から、朗々と響き渡る声。
……気のせいだ。空耳だ。
「このヴァルハラの地に満ちる清浄な空気! これも全て、アッシュ様がこの地に満たしてくださった神聖なマナの息吹なのでしょう! ああ、なんという幸福!」
……ダメだ。幻聴が止まらない。
俺はのそりとベッドから起き上がると、恐る恐る、木の窓を少しだけ開けて外を覗き込んだ。
そこには、信じがたい光景が広がっていた。
領主館の前の何もない広場。その中央で、あの銀髪の聖女――セレスティアが、朝日を浴びながら天に両手を掲げ、祈りを捧げている。
その周りには、村の連中が十数人、何事かと遠巻きに集まってヒソヒソと噂話をしていた。
「おい、あれ、本当に王都の聖女様なのか?」
「みたいだぞ。昨日の夕方、領主様の館に入っていくのを見た」
「なんでまた、こんな何もない村に……」
「しかも、なんか領主様のこと『神』とか呼んでなかったか?」
夢じゃ、なかった……!
俺はバタンと窓を閉め、頭を抱えてその場にうずくまった。
どうする。どうすればいい。
あの電波聖女、本気で俺を神様だと信じ込んでいる。このままじゃ、俺の穏やかなグータラライフが、めちゃくちゃにされてしまう。
説得しよう。そう、説得するんだ。
俺は神じゃない、ただのグータラな貧乏貴族の三男なんだと、分からせてやる。
俺は寝間着のままの姿で、勢いよく部屋を飛び出した。
「セレスティア殿! ちょっといいか!」
俺が館の玄関から叫ぶと、祈りのポーズを解いた彼女は、うっとりとした表情で振り返り、俺の元へ駆け寄ってきた。
「はい、我が主! このセレスティアに、何なりとお申し付けください!」
そのキラキラした瞳に一瞬ひるみそうになるが、ここで負けるわけにはいかない。
「単刀直入に言う。俺は神じゃない」
「はい! 存じております!」
……え?
まさか、一言で分かってくれたのか?
俺が安堵の息を漏らしたのも束の間、セレスティアは胸に手を当て、恍惚とした表情で言葉を続けた。
「あなた様は、神が人の姿をとってこの世に現れた『現人神』。神そのものでありながら、人としての謙虚さをもお持ちなのですね……! なんという御心の深さ! 私、感動で胸が張り裂けそうです!」
ダメだ。話が通じない。
完全に相互理解が不可能だ。
「違う、そうじゃない! 俺はただの人間で、何の力もない! むしろ無能だ! 分かるか!? 無・能!」
「まあ! ご自身をそのように……! それはきっと、我々か弱き者に寄り添うため、あえてご自身の御力を律しておられるのですね! そのお姿、まさしく慈愛の神そのもの!」
「ああもう、面倒くさい……!」
俺が思わず本音を漏らすと、セレスティアはハッとしたように目を見開いた。
「『面倒くさい』……! そうでしたか! 俗世のあらゆるしがらみ、地位や名誉、富、そういったものから解き放たれることこそが真の幸福であると、そうお示しなのですね! 深遠なる教え、このセレスティアの魂に、確かに刻み込みました!」
こいつ、俺の言葉を全部、自分に都合のいい神託に変換する能力でも持ってるのか?
もはや説得は不可能だと悟った俺は、最後の手段に出ることにした。
「……頼むから、王都に帰ってくれ」
もう、お願いするしかない。
俺の悲痛な叫びに、しかし、セレスティアは悲しげに首を横に振った。
「それは、できかねます。いいえ……あなた様は、私めの信仰心を試しておられるのですね?」
「試してない」
「分かります。この程度の試練でくじけるようでは、神の使徒たる資格はない、と。ご安心ください、我が主よ! たとえこの身が朽ち果てようとも、私はあなた様のお側を離れません!」
完全に、詰んだ。
俺がその場で膝から崩れ落ちそうになっていると、遠巻きに見ていた村人たちが、おずおずと近づいてきた。代表して口を開いたのは、この村の村長である、白鬚の爺さんだった。
「あ、あのぅ、領主様……。こちらのお方は、一体……?」
村長の問いに、俺はもうどうでもよくなっていた。
疲れた。もう何も考えたくない。
昼寝がしたい。
「ああ、村長か。なんか、王都から来た聖女様だそうだ。この土地を発展させたいんだとさ。……もう好きにさせてやれ」
俺は投げやりに、そう吐き捨てた。
その瞬間だった。
「……! 聞きましたか、皆さん!」
俺の言葉に、聖女セレスティアが雷に打たれたかのように反応した。彼女は村人たちの方へと向き直ると、高らかに両腕を広げて叫んだ。
「たった今! 神より、このヴァルハラ領の開拓に関する、正式な御許可が下りました!」
「「「おお……!」」」
村人たちが、どよめく。
いやいや、俺はただ「好きにしろ」って言っただけだぞ。許可とか、そんな大層なもんじゃない。
だが、暴走特急と化した聖女は、もう誰にも止められない。
「神は、汝らの働きに期待しておられます! 我らが主の御名において、この痩せた大地を、神の祝福に満ちた黄金の大地へと変えるのです!」
セレスティアの力強い演説に、村人たちもだんだんとその気にさせられていく。彼らの目は、いつしか疑いから期待へと変わり始めていた。貧しい生活から抜け出せるかもしれない、という希望が、聖女の言葉によって膨らんでいくのが分かった。
(まあ、俺に迷惑がかからないなら、勝手にやってくれればいいか……)
俺は心の中でそう呟き、さっさと館に戻ってふて寝しようと踵を返した。
その時、ふと、乾いた喉を潤したいと思った。
「あー……水がもっとありゃなあ。いちいち井戸まで汲みに行くのも面倒だし。どっかから川でも引いてこれれば楽なのに」
完全に独り言だった。
誰に聞かせるでもない、ただの怠惰な願望。
だが、それを、聖女の地獄耳が聞き逃すはずがなかった。
「――神託が下りました!!」
セレスティアが、ビシッと指を天に突き刺して叫ぶ。
え、今なんか言った? 俺。
「聞きましたか、皆さん! 神は今、『水を引け』と! この地に新たなる水源を確保せよと、そうお命じになられました!」
「「「おおおおおっ!」」」
村人たちのボルテージが、一気に最高潮に達した。
「神託だ! 領主様からの神託だぞ!」
「聖女様、どこを掘ればいいんで!」
セレスティアは自信に満ちた表情で、村の東側を指差した。理由は知らん。多分、そっちの方角がなんとなく神聖な感じがしたんだろう。
「神は、全てお見通しです! この近くに、必ずや巨大な地下水脈が眠っているはず! さあ、皆さん! クワを! スコップを手に取るのです! 神の御力と、我らの信仰心があれば、必ずや奇跡は起きます!」
聖女の号令一下、それまで日々の労働に疲れ切っていたはずの村人たちが、まるで別人のように目を輝かせ、我先にと自宅へ道具を取りに走り出した。
その熱狂ぶりは、もはやお祭り騒ぎのようだ。
俺は、その異様な光景を呆然と眺めていた。
ただ、水を汲みに行くのが面倒だって言っただけなのに。
気がつけば、広場には俺一人。
館に戻ろうとすると、窓からセバスが顔を出し、困ったような、それでいてどこか面白がっているような顔で言った。
「アッシュ様、お昼寝の準備は整っておりますぞ」
「……ああ」
俺は力なく頷き、自室へと向かった。
窓の外からは、村人たちの「うおおお!」「神のために!」「アッシュ様のために!」という雄叫びと、地面を掘り返す音が聞こえてくる。
その光景を見て、聖女セレスティアが満足げに頷き、こう呟くのが聞こえた。
「おお……神は、我らの働きを信じ、館にて静かに見守ってくださっている……! この御期待、決して裏切ってはなりません!」
裏切ってくれていいんだよ!
というか、頼むから失敗してくれ! そして俺が神じゃないって気づいてくれ!
俺はベッドに倒れ込み、枕に顔をうずめた。
「どうしてこうなった……」
本日二度目の、心の底からの叫びだった。
もちろん、その声は熱狂に沸く信者たちには届かない。
小鳥のさえずり……なんていうファンシーなものとは程遠い、カラスのやかましい鳴き声で俺は目を覚ました。
「……夢、か」
そうだ、夢に違いない。
王都から来たっていう、ちょっと頭のネジが緩んだ聖女様が俺を神様だと勘違いして、茹でジャガイモを「聖なる糧」とか呼んで感動してたなんて、そんな馬鹿げた話があるもんか。
きっと疲れてたんだ、俺。
うん、そうに違いない。二度寝しよ。
俺が再びまぶたを閉じようとした、その時だった。
「おお、偉大なる我らが主、アッシュ様! 昇りゆく太陽は、あなたの栄光の始まりを告げるかのごとく、かくも美しく輝いております!」
窓の外から、朗々と響き渡る声。
……気のせいだ。空耳だ。
「このヴァルハラの地に満ちる清浄な空気! これも全て、アッシュ様がこの地に満たしてくださった神聖なマナの息吹なのでしょう! ああ、なんという幸福!」
……ダメだ。幻聴が止まらない。
俺はのそりとベッドから起き上がると、恐る恐る、木の窓を少しだけ開けて外を覗き込んだ。
そこには、信じがたい光景が広がっていた。
領主館の前の何もない広場。その中央で、あの銀髪の聖女――セレスティアが、朝日を浴びながら天に両手を掲げ、祈りを捧げている。
その周りには、村の連中が十数人、何事かと遠巻きに集まってヒソヒソと噂話をしていた。
「おい、あれ、本当に王都の聖女様なのか?」
「みたいだぞ。昨日の夕方、領主様の館に入っていくのを見た」
「なんでまた、こんな何もない村に……」
「しかも、なんか領主様のこと『神』とか呼んでなかったか?」
夢じゃ、なかった……!
俺はバタンと窓を閉め、頭を抱えてその場にうずくまった。
どうする。どうすればいい。
あの電波聖女、本気で俺を神様だと信じ込んでいる。このままじゃ、俺の穏やかなグータラライフが、めちゃくちゃにされてしまう。
説得しよう。そう、説得するんだ。
俺は神じゃない、ただのグータラな貧乏貴族の三男なんだと、分からせてやる。
俺は寝間着のままの姿で、勢いよく部屋を飛び出した。
「セレスティア殿! ちょっといいか!」
俺が館の玄関から叫ぶと、祈りのポーズを解いた彼女は、うっとりとした表情で振り返り、俺の元へ駆け寄ってきた。
「はい、我が主! このセレスティアに、何なりとお申し付けください!」
そのキラキラした瞳に一瞬ひるみそうになるが、ここで負けるわけにはいかない。
「単刀直入に言う。俺は神じゃない」
「はい! 存じております!」
……え?
まさか、一言で分かってくれたのか?
俺が安堵の息を漏らしたのも束の間、セレスティアは胸に手を当て、恍惚とした表情で言葉を続けた。
「あなた様は、神が人の姿をとってこの世に現れた『現人神』。神そのものでありながら、人としての謙虚さをもお持ちなのですね……! なんという御心の深さ! 私、感動で胸が張り裂けそうです!」
ダメだ。話が通じない。
完全に相互理解が不可能だ。
「違う、そうじゃない! 俺はただの人間で、何の力もない! むしろ無能だ! 分かるか!? 無・能!」
「まあ! ご自身をそのように……! それはきっと、我々か弱き者に寄り添うため、あえてご自身の御力を律しておられるのですね! そのお姿、まさしく慈愛の神そのもの!」
「ああもう、面倒くさい……!」
俺が思わず本音を漏らすと、セレスティアはハッとしたように目を見開いた。
「『面倒くさい』……! そうでしたか! 俗世のあらゆるしがらみ、地位や名誉、富、そういったものから解き放たれることこそが真の幸福であると、そうお示しなのですね! 深遠なる教え、このセレスティアの魂に、確かに刻み込みました!」
こいつ、俺の言葉を全部、自分に都合のいい神託に変換する能力でも持ってるのか?
もはや説得は不可能だと悟った俺は、最後の手段に出ることにした。
「……頼むから、王都に帰ってくれ」
もう、お願いするしかない。
俺の悲痛な叫びに、しかし、セレスティアは悲しげに首を横に振った。
「それは、できかねます。いいえ……あなた様は、私めの信仰心を試しておられるのですね?」
「試してない」
「分かります。この程度の試練でくじけるようでは、神の使徒たる資格はない、と。ご安心ください、我が主よ! たとえこの身が朽ち果てようとも、私はあなた様のお側を離れません!」
完全に、詰んだ。
俺がその場で膝から崩れ落ちそうになっていると、遠巻きに見ていた村人たちが、おずおずと近づいてきた。代表して口を開いたのは、この村の村長である、白鬚の爺さんだった。
「あ、あのぅ、領主様……。こちらのお方は、一体……?」
村長の問いに、俺はもうどうでもよくなっていた。
疲れた。もう何も考えたくない。
昼寝がしたい。
「ああ、村長か。なんか、王都から来た聖女様だそうだ。この土地を発展させたいんだとさ。……もう好きにさせてやれ」
俺は投げやりに、そう吐き捨てた。
その瞬間だった。
「……! 聞きましたか、皆さん!」
俺の言葉に、聖女セレスティアが雷に打たれたかのように反応した。彼女は村人たちの方へと向き直ると、高らかに両腕を広げて叫んだ。
「たった今! 神より、このヴァルハラ領の開拓に関する、正式な御許可が下りました!」
「「「おお……!」」」
村人たちが、どよめく。
いやいや、俺はただ「好きにしろ」って言っただけだぞ。許可とか、そんな大層なもんじゃない。
だが、暴走特急と化した聖女は、もう誰にも止められない。
「神は、汝らの働きに期待しておられます! 我らが主の御名において、この痩せた大地を、神の祝福に満ちた黄金の大地へと変えるのです!」
セレスティアの力強い演説に、村人たちもだんだんとその気にさせられていく。彼らの目は、いつしか疑いから期待へと変わり始めていた。貧しい生活から抜け出せるかもしれない、という希望が、聖女の言葉によって膨らんでいくのが分かった。
(まあ、俺に迷惑がかからないなら、勝手にやってくれればいいか……)
俺は心の中でそう呟き、さっさと館に戻ってふて寝しようと踵を返した。
その時、ふと、乾いた喉を潤したいと思った。
「あー……水がもっとありゃなあ。いちいち井戸まで汲みに行くのも面倒だし。どっかから川でも引いてこれれば楽なのに」
完全に独り言だった。
誰に聞かせるでもない、ただの怠惰な願望。
だが、それを、聖女の地獄耳が聞き逃すはずがなかった。
「――神託が下りました!!」
セレスティアが、ビシッと指を天に突き刺して叫ぶ。
え、今なんか言った? 俺。
「聞きましたか、皆さん! 神は今、『水を引け』と! この地に新たなる水源を確保せよと、そうお命じになられました!」
「「「おおおおおっ!」」」
村人たちのボルテージが、一気に最高潮に達した。
「神託だ! 領主様からの神託だぞ!」
「聖女様、どこを掘ればいいんで!」
セレスティアは自信に満ちた表情で、村の東側を指差した。理由は知らん。多分、そっちの方角がなんとなく神聖な感じがしたんだろう。
「神は、全てお見通しです! この近くに、必ずや巨大な地下水脈が眠っているはず! さあ、皆さん! クワを! スコップを手に取るのです! 神の御力と、我らの信仰心があれば、必ずや奇跡は起きます!」
聖女の号令一下、それまで日々の労働に疲れ切っていたはずの村人たちが、まるで別人のように目を輝かせ、我先にと自宅へ道具を取りに走り出した。
その熱狂ぶりは、もはやお祭り騒ぎのようだ。
俺は、その異様な光景を呆然と眺めていた。
ただ、水を汲みに行くのが面倒だって言っただけなのに。
気がつけば、広場には俺一人。
館に戻ろうとすると、窓からセバスが顔を出し、困ったような、それでいてどこか面白がっているような顔で言った。
「アッシュ様、お昼寝の準備は整っておりますぞ」
「……ああ」
俺は力なく頷き、自室へと向かった。
窓の外からは、村人たちの「うおおお!」「神のために!」「アッシュ様のために!」という雄叫びと、地面を掘り返す音が聞こえてくる。
その光景を見て、聖女セレスティアが満足げに頷き、こう呟くのが聞こえた。
「おお……神は、我らの働きを信じ、館にて静かに見守ってくださっている……! この御期待、決して裏切ってはなりません!」
裏切ってくれていいんだよ!
というか、頼むから失敗してくれ! そして俺が神じゃないって気づいてくれ!
俺はベッドに倒れ込み、枕に顔をうずめた。
「どうしてこうなった……」
本日二度目の、心の底からの叫びだった。
もちろん、その声は熱狂に沸く信者たちには届かない。
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