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第7章 もう一つの特訓、綺麗なお姉さんの誘惑にはご注意を
甘い罠!綺麗なお姉さんの巧妙な誘惑特訓(4)――夜叉と阿修羅――
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その笑顔は、どこかいたずらっぽくて、でも優しくて――恭弥の心に強く焼きついた。
「さて……ちょっと恥ずかしいところも見せちゃったし、これで私の姿に慣れてくれたらいいんだけど。」
そう言って、咲は両手に二本の刀を持つ。
「姫柊先輩、それは……?」
「これは私の愛刀、双龍夜叉・阿修羅。右が阿修羅、左が夜叉。二刀流よ。」
咲は嬉しそうに語る。
「普通の二刀流は長さや重さが違うけど、これは両方まったく同じ。だから筋力の負担も大きいの。怪我してからずっと片方だけで練習してたんだけど、今月やっとお医者様に許可もらえたの。」
「怪我、もう大丈夫なんですか?」
「えぇ、ほぼ完治ね。でも、まだ長時間は禁止されているわ。一度の限界は一試合分の三十分なの。連戦は禁止だから、クラブ選手権までには、最低二試合まで行けるようにしないとね。準決勝と決勝は同じ日に行われるから。だから、私は未だにリハビリってわけよ。でも、それはあくまで両手のことだから、恭弥くんの修行には影響しないわ。」
咲の言葉に、恭弥は少し安心した。
「良かった。もし俺のために無理していたならと思うと、俺は嫌だったから。」
恭弥の本心を素直に言うと、咲は微笑み「心配してくれてありがとう」と返した。
それから朱星光月暁を構えながら、恭弥は深く息を吐いた。
「では、まずは恭弥くんの今の実力を見せてもらうね。」
そう言った咲の声と同時に、左から夜叉が閃光のように伸びてきた。
恭弥は咄嗟に受け流すと、頭上から阿修羅が襲いかかってくる。必死に後ろへ飛び退くと、再び夜叉の刃が迫った。
(これは、遠距離型と近距離型の合わせ技。夜叉は光の闘気でどこまでも伸びる。そして阿修羅は、当たれば粉々にするブレイク技……。姫柊先輩の攻撃には隙がない。まるで、獲物を捉える野獣みたいだ。)
咲の恐ろしさに、恭弥は全身で身震いした。
だが、咲の刃を受けるたび、恭弥の身体には、なぜか妙な感覚が広がっていった。
『まただ……前に戦ったときと同じ感覚。姫柊先輩の攻撃を受けると、身体がフワフワしてきて、変な気持ちになる……。』
「おぉ、流石、思春期真っ盛りの男子。元気、元気。恭弥くん、興奮してるでしょ。」
咲の言葉に、恭弥は思わず目を丸くした。
(え、何を言って……? いや、これは、攻撃がまだ荒々しいってことだよな?)
そう自分に言い聞かせるが、咲の目線はどこか意味深で、どこか照れたようにも見えた。
咲は攻撃を繰り出しながらも、恭弥の動きを見極めていた。ただ倒すのではなく、あえて負荷を与え続け、彼の限界を見極めようとしていた。
「さて……ちょっと恥ずかしいところも見せちゃったし、これで私の姿に慣れてくれたらいいんだけど。」
そう言って、咲は両手に二本の刀を持つ。
「姫柊先輩、それは……?」
「これは私の愛刀、双龍夜叉・阿修羅。右が阿修羅、左が夜叉。二刀流よ。」
咲は嬉しそうに語る。
「普通の二刀流は長さや重さが違うけど、これは両方まったく同じ。だから筋力の負担も大きいの。怪我してからずっと片方だけで練習してたんだけど、今月やっとお医者様に許可もらえたの。」
「怪我、もう大丈夫なんですか?」
「えぇ、ほぼ完治ね。でも、まだ長時間は禁止されているわ。一度の限界は一試合分の三十分なの。連戦は禁止だから、クラブ選手権までには、最低二試合まで行けるようにしないとね。準決勝と決勝は同じ日に行われるから。だから、私は未だにリハビリってわけよ。でも、それはあくまで両手のことだから、恭弥くんの修行には影響しないわ。」
咲の言葉に、恭弥は少し安心した。
「良かった。もし俺のために無理していたならと思うと、俺は嫌だったから。」
恭弥の本心を素直に言うと、咲は微笑み「心配してくれてありがとう」と返した。
それから朱星光月暁を構えながら、恭弥は深く息を吐いた。
「では、まずは恭弥くんの今の実力を見せてもらうね。」
そう言った咲の声と同時に、左から夜叉が閃光のように伸びてきた。
恭弥は咄嗟に受け流すと、頭上から阿修羅が襲いかかってくる。必死に後ろへ飛び退くと、再び夜叉の刃が迫った。
(これは、遠距離型と近距離型の合わせ技。夜叉は光の闘気でどこまでも伸びる。そして阿修羅は、当たれば粉々にするブレイク技……。姫柊先輩の攻撃には隙がない。まるで、獲物を捉える野獣みたいだ。)
咲の恐ろしさに、恭弥は全身で身震いした。
だが、咲の刃を受けるたび、恭弥の身体には、なぜか妙な感覚が広がっていった。
『まただ……前に戦ったときと同じ感覚。姫柊先輩の攻撃を受けると、身体がフワフワしてきて、変な気持ちになる……。』
「おぉ、流石、思春期真っ盛りの男子。元気、元気。恭弥くん、興奮してるでしょ。」
咲の言葉に、恭弥は思わず目を丸くした。
(え、何を言って……? いや、これは、攻撃がまだ荒々しいってことだよな?)
そう自分に言い聞かせるが、咲の目線はどこか意味深で、どこか照れたようにも見えた。
咲は攻撃を繰り出しながらも、恭弥の動きを見極めていた。ただ倒すのではなく、あえて負荷を与え続け、彼の限界を見極めようとしていた。
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