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第12章 旭日中学剣術部の恋愛事情 後編
ラブ・トレ・ミッション!恭弥と茜のゼログラ合宿④~想定外の転倒と、ドキドキの距離感~
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次の技を出そうとした瞬間、茜は勢いよく腰を落としすぎてしまい、バランスを崩してそのまま後ろへ倒れていった。
少し離れていた恭弥は、驚きつつもすぐに手を伸ばし、茜の身体を受け止めようとした。だが反応が少し遅れ、茜はそのまま恭弥の胸に倒れ込むようにぶつかって――二人は後方にごろんと倒れた。
「痛っ……茜、大丈夫か?」
地面に仰向けになった恭弥が声をかけるが、茜から返事はない。ただ、その体はちょうど恭弥の上に乗っかる形で、特に怪我をした様子はなかった。
そのとき、ふいに茜の小さな声が耳元に届いた。
「……んっ……」
同時に、恭弥の手にふわっとした柔らかい感触が伝わってきた。
「……えっ……いまの……?」
何気なく動かした手が、何かに触れている。けれど目の前は茜の背中で覆われ、何に触れているのかは見えなかった。
「茜、もしかして……どこか痛いのか?」
そう聞きながらも、恭弥は内心ドキドキしていた。これはもしや……と思いながらそっと手を動かした瞬間――
「やっ……恭弥君っ……!」
茜の声が弾けたように上がり、恭弥はあわてて動きを止める。
「ご、ごめん茜っ!俺、今変なとこ触ってたかも……! わざとじゃなくて!」
顔を真っ赤にしながら必死に言い訳する恭弥に、茜はさらに小さな声で答えた。
「……たぶん、服のひもに……引っかかってるだけ……だから……あんまり動かさないで……」
「わ、わかった……!」
緊張で手を動かせず固まったまま、二人はしばし静止状態。体勢を整えようとするたびに、変に近い距離がさらにドキドキを強めてくる。
ようやく体勢を戻すことができた時には、二人とも顔を赤くして、そっと視線をそらした。
「……ごめん。」
「ううん……私のほうこそ、ごめん。」
妙に気まずいけれど、どこかくすぐったいような、あたたかい空気が流れていた。
だがその拍子に、茜は無理な姿勢で身体を動かしてしまい、足腰に力が入らなくなっていた。
「……恭弥君、ごめん。ちょっと無理しすぎたみたいで……動けないの。」
恭弥は困ったように眉を下げ、そっと茜の肩のあたりを見た。
「茜……悪いけど、このひも、切ってもいいかな?」
目をやると、彼女のインナーのストラップが自分の腕に絡まっていた。このままでは動かせない。
茜は一瞬ためらったものの、状況を理解し、小さく頷いた。
「うん……仕方ないよ。あ、でも……これ、気に入ってたんだよね。」
「……じゃあ、弁償する。今度、一緒に見に行こう。」
恭弥の言葉に、茜は頬を緩めて微笑んだ。
「ふふっ、楽しみにしてる。」
そして恭弥が慎重にひもを切ると、ようやく茜の身体は自由になり、恭弥は彼女をそっと支えて起こした。
だが、そのときだった。
転倒と重力トレーニングの影響で、茜の制服はすっかり汗で濡れてしまい、うっすらと肌のラインが透けて見えるようになっていた。
それに気づいた恭弥は、自分のジャージを脱ぎ、何も言わずに茜に差し出した。
「えっ……これ、どうしたの?」
茜が不思議そうに聞くと、恭弥は少しだけ視線をそらしながら答えた。
「……着てくれたほうが、俺も落ち着くから。」
茜はジャージを受け取り、そっと羽織った。そして恥ずかしそうに胸元を押さえたあと、ぽつりと呟く。
「……恭弥君、もしかして……見ちゃった?」
その言葉に、恭弥は返事に詰まりながらも、正直に小さく頷く。
茜は顔を真っ赤にし、胸を両手でぎゅっと押さえて、恥ずかしそうに言った。
「……恭弥君の、エッチ。」
その一言で、恭弥の思考は一瞬、真っ白になった。
少し離れていた恭弥は、驚きつつもすぐに手を伸ばし、茜の身体を受け止めようとした。だが反応が少し遅れ、茜はそのまま恭弥の胸に倒れ込むようにぶつかって――二人は後方にごろんと倒れた。
「痛っ……茜、大丈夫か?」
地面に仰向けになった恭弥が声をかけるが、茜から返事はない。ただ、その体はちょうど恭弥の上に乗っかる形で、特に怪我をした様子はなかった。
そのとき、ふいに茜の小さな声が耳元に届いた。
「……んっ……」
同時に、恭弥の手にふわっとした柔らかい感触が伝わってきた。
「……えっ……いまの……?」
何気なく動かした手が、何かに触れている。けれど目の前は茜の背中で覆われ、何に触れているのかは見えなかった。
「茜、もしかして……どこか痛いのか?」
そう聞きながらも、恭弥は内心ドキドキしていた。これはもしや……と思いながらそっと手を動かした瞬間――
「やっ……恭弥君っ……!」
茜の声が弾けたように上がり、恭弥はあわてて動きを止める。
「ご、ごめん茜っ!俺、今変なとこ触ってたかも……! わざとじゃなくて!」
顔を真っ赤にしながら必死に言い訳する恭弥に、茜はさらに小さな声で答えた。
「……たぶん、服のひもに……引っかかってるだけ……だから……あんまり動かさないで……」
「わ、わかった……!」
緊張で手を動かせず固まったまま、二人はしばし静止状態。体勢を整えようとするたびに、変に近い距離がさらにドキドキを強めてくる。
ようやく体勢を戻すことができた時には、二人とも顔を赤くして、そっと視線をそらした。
「……ごめん。」
「ううん……私のほうこそ、ごめん。」
妙に気まずいけれど、どこかくすぐったいような、あたたかい空気が流れていた。
だがその拍子に、茜は無理な姿勢で身体を動かしてしまい、足腰に力が入らなくなっていた。
「……恭弥君、ごめん。ちょっと無理しすぎたみたいで……動けないの。」
恭弥は困ったように眉を下げ、そっと茜の肩のあたりを見た。
「茜……悪いけど、このひも、切ってもいいかな?」
目をやると、彼女のインナーのストラップが自分の腕に絡まっていた。このままでは動かせない。
茜は一瞬ためらったものの、状況を理解し、小さく頷いた。
「うん……仕方ないよ。あ、でも……これ、気に入ってたんだよね。」
「……じゃあ、弁償する。今度、一緒に見に行こう。」
恭弥の言葉に、茜は頬を緩めて微笑んだ。
「ふふっ、楽しみにしてる。」
そして恭弥が慎重にひもを切ると、ようやく茜の身体は自由になり、恭弥は彼女をそっと支えて起こした。
だが、そのときだった。
転倒と重力トレーニングの影響で、茜の制服はすっかり汗で濡れてしまい、うっすらと肌のラインが透けて見えるようになっていた。
それに気づいた恭弥は、自分のジャージを脱ぎ、何も言わずに茜に差し出した。
「えっ……これ、どうしたの?」
茜が不思議そうに聞くと、恭弥は少しだけ視線をそらしながら答えた。
「……着てくれたほうが、俺も落ち着くから。」
茜はジャージを受け取り、そっと羽織った。そして恥ずかしそうに胸元を押さえたあと、ぽつりと呟く。
「……恭弥君、もしかして……見ちゃった?」
その言葉に、恭弥は返事に詰まりながらも、正直に小さく頷く。
茜は顔を真っ赤にし、胸を両手でぎゅっと押さえて、恥ずかしそうに言った。
「……恭弥君の、エッチ。」
その一言で、恭弥の思考は一瞬、真っ白になった。
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