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15.砧なんちゃらスタッフサービス
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ボクは、半ばやけっぱちになって付け加えた。
「おまけに、人がどう出てくるか気になって、言いたいことも言えません!」
「そうだねえ。特に由美ちゃんには言いたいこと言えないみたいだね。由美ちゃんもそれがわかってて、ズズズっと押してくるんだろうね。でも言いたいことがあったらちゃんと言った方がいいよ。言い方ってあると思うけど、由美ちゃんが苦手にしてる子を観察して参考にしてごらん。いるでしょ、由美ちゃんが苦手にしてる子って」
ぼくはクラスメートを次々に思い浮かべた。
八木沢由美子が苦手にしてる子なんているのか? みんなが八木沢由美子を苦手にしてるように思えるけれど。かろうじているとすれば、副委員長の伊藤くんかなあ。だけど伊藤くんは参考にならないよ。だって勉強もできるし、スポーツだってできるし、かっこよすぎるもん。
「ところで・・・と」おばさんはその話を打ち切って「座敷オヤジいる?」とささやくように呼ばわった。
返事がない。
「ちょっとオキビキ、座敷オヤジを呼んできて」
「へ~い。先生も人使いがあらい」
オキビキはぶつぶつ言いながら天井に消えた。
しばらくして、座敷オヤジはいやそうに出てきた。いつもいきなり部屋のど真ん中にあらわれるくせに、今回は天上の隅のほうから、ぼやぼや~っとスライドしてきた。
「なにか御用かな?」
「用があるから呼んだのよ。単刀直入に申しますが、あのお手伝いさん、何?」
おばさん、投げました、直球。
「なにって・・・お手伝いさんでしょ?」
座敷オヤジ、するりとかわした。
「だから、お手伝いさんはいったい何者? オヤジたちの眷属じゃないの?」
再び放ったストレート。
座敷オヤジはとんでもない、というように手を振って言った。
「いやいや、わしらの眷属などではありゃせんがな。こう見えてもわしはこの家の守り神。出自は神様ですぞ。あんな・・・」
座敷オヤジは言いかけて黙った。
あんなの後には何が続くのかな? すかさずおばさんが付け込んだ。
「ほう、あんな、とは?どんな?」
「いや・・・」
座敷オヤジの姿が薄らいできた。
「ちょっちょっちょっ、こら、消えるな!」
おばさんの制止で、座敷オヤジの姿は再び濃くなったが、しゃべり方がぎこちなくなった。
「いやー、あのー、わしは、もとはと言えば神様なのじゃ」
「それはわかった。それでお手伝いさんは?」
「ここに控えておるオキビキはな、出自は妖精さんじゃ」
「何度もきいている。それでお手伝いさんは?」
「最近やってきたあのアマノジャクはな、あれも元はと言えば神様じゃ」
「ええ? あいつが神様? あんなウラナリの人を喰ったような妖怪然としたやつが?」
「おおよ。ここでこんなことを言うのもなんじゃがな、アマノジャクのご先祖様はもともと出雲の国の国政に強い発言権をもっていた天探女(あまのさぐめ)という巫女さんだったんじゃ。得意技は予言と読心術じゃ。
しかし、出雲の国が時の中央政府・高天原に帰属したため野に下った。ほれ、今の国会を見てもわかるじゃろう。野党は与党の政策にはなんでも反対じゃ。それと同じで、天探女は政府のやり方に不満を持ち、なんでも反対しとったんじゃな。そのため政府から“何でも反対する邪気をもった鬼”ということにされてしまったんじゃよ。
国会議員も落選すればただの人。天探女も政権から外れて浪人を続けているうちに、自分の本質を忘れてしまって、ただ、能力として持っている読心術と、なんでも反対したがる性癖でもって、人の世界に混乱をもたらして面白がるという、ただの妖怪になってしまったのじゃな。世が世なればと思うとの、わしゃあやつのためにカナシイ。アワレじゃ。ハカナイ。世は無常じゃ」
座敷オヤジはきたならしい衣の袖でわざとらしく目をぬぐった。
「それはわかったけど、 あたしが聞きたいのは、お手伝いさんのことだよ。あの人さあ、『私はお掃除を頼まれたので、お掃除しかできません』ってママに言ったらしいんだけれど、あの晩、つまり酔っ払いたちがうちに泊まった晩、ママがうちの埃だらけの納戸や戸棚を掃除するのが嫌だから、うちを取り壊したいみたいなこと言ったじゃない。座敷オヤジたち、びびっていたでしょう? そしたら、あの人が『お掃除しかできません』ってやってきた。ということはよ、あの人、あんたたちの仲間じゃないのかってことよ」
なーるほど。おばさんはが疑問に思っていることがぼくにもわかった。なるほどね。これは興味深い。で? 座敷オヤジの返答は?
しかしこの時座敷オヤジは少しも慌てず、「まあ、待て」とおばさんをおし止め、
「つまりじゃ、わしら神は“かくれみ”といって常人の目には見えない。オキビキのような妖精も普通の人の前には姿をあらわさない。まあ、こやつはうっかりものでな、時々人に姿を見せてしまうこともあるがの、まあ、普通姿はあらわさない。
そしてな、俗に妖怪と言われるものたちはだな、人間の持っていた怨念とか、恐怖とか欲望などといった念が寄り集まって、適当なイマジネ―ションを形成したものであるからして、当然、この世的な実体はない。この世的な実体が無いから、普通、人には見えない。とこういうわけだ。
しかし、あのお手伝いさんは見えるじゃろうが。ママにも見えている。触れもする。お掃除もできるのじゃな。
ということは、われらの眷属ではないんじゃ。どうじゃな。“あんな”見えているやつと、我々は違う、とこう言いたかったんじゃ」
「ふーむ」
と、おばさんは唸った。あまり納得がいっていない様子だ。
ぼくもなんかごまかされているような気がした。大体、グダグダと長く説明する時は、相手を煙に巻こうとしている時と相場が決まっている。 それにぼくは三つ目入道が言いくるめられているところを目の当たりにしたので、座敷オヤジの説明は眉に唾をしながら聞かなければならないと思うようになったんだ。
座敷オヤジの方もぼくらが納得がいったかいかなかったか伺っているような目でこちらを見ている。
そこでおばさんが再び問いただした。
「あんたたちの仲間じゃないことはわかったけど、あのお手伝いさんを探してうちによこしたのは、あんたたちじゃないの?」
それには座敷オヤジは躊躇せずに簡潔に答えた。
「いいやぁ、わしらが捜したお手伝いさんじゃありゃあせん。あれはパパが頼んだんでござんしょ? 疑問に思うなら、パパに聞いてみてください」
座敷オヤジたちが消えた後、おばさんは信じられないというような面持ちで考え込んでいた。
「そんなことより、いいの? 原稿」
ぼくは下で待っている人たちのことが気になって聞いた。
「え? ああ、いいの。しかし、本当にあのお手伝いさんはいったい何者なんだろうか・・・」
おばさんは原稿よりお手伝いさんのほうが気になってるみたいだった。
おばさんは携帯電話を取り上げると、メモを取り出し、そこに書いてある電話番号をプッシュした。
「あのお手伝いさんの派遣元だと。砧(きぬた)なんちゃらいう会社だよ。名前からして怪しい」呼び出しがかかっている間、おばさんはぼくにそうささやいた。
電話は6回ほどコールしたあと留守電になった。やむなくおばさんは電話を切ったが、その直後、折り返しのように着メロが鳴った。
通話をオンにすると変声機をかけたような声がぼくにまで聞こえてきた。
「こちら砧インテグレーションスタッフサービスです。お電話をいただきましたようで、ありがとうございます。どのようなご用件でしょうか」
おばさんは一瞬ぎょっとしたみたいだったけど、すぐ体制をたてなおして電話に向かった。
「おたくは秘書という業務はやっていますか?」
「秘書ですか? えーと、今のところそれに対応できるようなスタッフがおりませんのですが、ご要望があれば人材を募集いたします。ご利用いただくかいただかないかは別といたしまして、人材を確保いたしましたならご連絡差し上げたいと思いますが、お名前、ご住所等お聞かせいただけますでしょうか?」
「あ、いや、それには及びません。どうも失礼いたしました」
おばさんは電話を切った。
「いやー、まともそうな会社だった・・・」
おばさんは腑に落ちないようだった。
再び着メロがなった。
「はい、神無月・・・」
「町伏です。先生、原稿まだですか? まさか遊んでいらっしゃるんじゃないでしょうね。やっぱわたし、二階に行きますわ」
「おまけに、人がどう出てくるか気になって、言いたいことも言えません!」
「そうだねえ。特に由美ちゃんには言いたいこと言えないみたいだね。由美ちゃんもそれがわかってて、ズズズっと押してくるんだろうね。でも言いたいことがあったらちゃんと言った方がいいよ。言い方ってあると思うけど、由美ちゃんが苦手にしてる子を観察して参考にしてごらん。いるでしょ、由美ちゃんが苦手にしてる子って」
ぼくはクラスメートを次々に思い浮かべた。
八木沢由美子が苦手にしてる子なんているのか? みんなが八木沢由美子を苦手にしてるように思えるけれど。かろうじているとすれば、副委員長の伊藤くんかなあ。だけど伊藤くんは参考にならないよ。だって勉強もできるし、スポーツだってできるし、かっこよすぎるもん。
「ところで・・・と」おばさんはその話を打ち切って「座敷オヤジいる?」とささやくように呼ばわった。
返事がない。
「ちょっとオキビキ、座敷オヤジを呼んできて」
「へ~い。先生も人使いがあらい」
オキビキはぶつぶつ言いながら天井に消えた。
しばらくして、座敷オヤジはいやそうに出てきた。いつもいきなり部屋のど真ん中にあらわれるくせに、今回は天上の隅のほうから、ぼやぼや~っとスライドしてきた。
「なにか御用かな?」
「用があるから呼んだのよ。単刀直入に申しますが、あのお手伝いさん、何?」
おばさん、投げました、直球。
「なにって・・・お手伝いさんでしょ?」
座敷オヤジ、するりとかわした。
「だから、お手伝いさんはいったい何者? オヤジたちの眷属じゃないの?」
再び放ったストレート。
座敷オヤジはとんでもない、というように手を振って言った。
「いやいや、わしらの眷属などではありゃせんがな。こう見えてもわしはこの家の守り神。出自は神様ですぞ。あんな・・・」
座敷オヤジは言いかけて黙った。
あんなの後には何が続くのかな? すかさずおばさんが付け込んだ。
「ほう、あんな、とは?どんな?」
「いや・・・」
座敷オヤジの姿が薄らいできた。
「ちょっちょっちょっ、こら、消えるな!」
おばさんの制止で、座敷オヤジの姿は再び濃くなったが、しゃべり方がぎこちなくなった。
「いやー、あのー、わしは、もとはと言えば神様なのじゃ」
「それはわかった。それでお手伝いさんは?」
「ここに控えておるオキビキはな、出自は妖精さんじゃ」
「何度もきいている。それでお手伝いさんは?」
「最近やってきたあのアマノジャクはな、あれも元はと言えば神様じゃ」
「ええ? あいつが神様? あんなウラナリの人を喰ったような妖怪然としたやつが?」
「おおよ。ここでこんなことを言うのもなんじゃがな、アマノジャクのご先祖様はもともと出雲の国の国政に強い発言権をもっていた天探女(あまのさぐめ)という巫女さんだったんじゃ。得意技は予言と読心術じゃ。
しかし、出雲の国が時の中央政府・高天原に帰属したため野に下った。ほれ、今の国会を見てもわかるじゃろう。野党は与党の政策にはなんでも反対じゃ。それと同じで、天探女は政府のやり方に不満を持ち、なんでも反対しとったんじゃな。そのため政府から“何でも反対する邪気をもった鬼”ということにされてしまったんじゃよ。
国会議員も落選すればただの人。天探女も政権から外れて浪人を続けているうちに、自分の本質を忘れてしまって、ただ、能力として持っている読心術と、なんでも反対したがる性癖でもって、人の世界に混乱をもたらして面白がるという、ただの妖怪になってしまったのじゃな。世が世なればと思うとの、わしゃあやつのためにカナシイ。アワレじゃ。ハカナイ。世は無常じゃ」
座敷オヤジはきたならしい衣の袖でわざとらしく目をぬぐった。
「それはわかったけど、 あたしが聞きたいのは、お手伝いさんのことだよ。あの人さあ、『私はお掃除を頼まれたので、お掃除しかできません』ってママに言ったらしいんだけれど、あの晩、つまり酔っ払いたちがうちに泊まった晩、ママがうちの埃だらけの納戸や戸棚を掃除するのが嫌だから、うちを取り壊したいみたいなこと言ったじゃない。座敷オヤジたち、びびっていたでしょう? そしたら、あの人が『お掃除しかできません』ってやってきた。ということはよ、あの人、あんたたちの仲間じゃないのかってことよ」
なーるほど。おばさんはが疑問に思っていることがぼくにもわかった。なるほどね。これは興味深い。で? 座敷オヤジの返答は?
しかしこの時座敷オヤジは少しも慌てず、「まあ、待て」とおばさんをおし止め、
「つまりじゃ、わしら神は“かくれみ”といって常人の目には見えない。オキビキのような妖精も普通の人の前には姿をあらわさない。まあ、こやつはうっかりものでな、時々人に姿を見せてしまうこともあるがの、まあ、普通姿はあらわさない。
そしてな、俗に妖怪と言われるものたちはだな、人間の持っていた怨念とか、恐怖とか欲望などといった念が寄り集まって、適当なイマジネ―ションを形成したものであるからして、当然、この世的な実体はない。この世的な実体が無いから、普通、人には見えない。とこういうわけだ。
しかし、あのお手伝いさんは見えるじゃろうが。ママにも見えている。触れもする。お掃除もできるのじゃな。
ということは、われらの眷属ではないんじゃ。どうじゃな。“あんな”見えているやつと、我々は違う、とこう言いたかったんじゃ」
「ふーむ」
と、おばさんは唸った。あまり納得がいっていない様子だ。
ぼくもなんかごまかされているような気がした。大体、グダグダと長く説明する時は、相手を煙に巻こうとしている時と相場が決まっている。 それにぼくは三つ目入道が言いくるめられているところを目の当たりにしたので、座敷オヤジの説明は眉に唾をしながら聞かなければならないと思うようになったんだ。
座敷オヤジの方もぼくらが納得がいったかいかなかったか伺っているような目でこちらを見ている。
そこでおばさんが再び問いただした。
「あんたたちの仲間じゃないことはわかったけど、あのお手伝いさんを探してうちによこしたのは、あんたたちじゃないの?」
それには座敷オヤジは躊躇せずに簡潔に答えた。
「いいやぁ、わしらが捜したお手伝いさんじゃありゃあせん。あれはパパが頼んだんでござんしょ? 疑問に思うなら、パパに聞いてみてください」
座敷オヤジたちが消えた後、おばさんは信じられないというような面持ちで考え込んでいた。
「そんなことより、いいの? 原稿」
ぼくは下で待っている人たちのことが気になって聞いた。
「え? ああ、いいの。しかし、本当にあのお手伝いさんはいったい何者なんだろうか・・・」
おばさんは原稿よりお手伝いさんのほうが気になってるみたいだった。
おばさんは携帯電話を取り上げると、メモを取り出し、そこに書いてある電話番号をプッシュした。
「あのお手伝いさんの派遣元だと。砧(きぬた)なんちゃらいう会社だよ。名前からして怪しい」呼び出しがかかっている間、おばさんはぼくにそうささやいた。
電話は6回ほどコールしたあと留守電になった。やむなくおばさんは電話を切ったが、その直後、折り返しのように着メロが鳴った。
通話をオンにすると変声機をかけたような声がぼくにまで聞こえてきた。
「こちら砧インテグレーションスタッフサービスです。お電話をいただきましたようで、ありがとうございます。どのようなご用件でしょうか」
おばさんは一瞬ぎょっとしたみたいだったけど、すぐ体制をたてなおして電話に向かった。
「おたくは秘書という業務はやっていますか?」
「秘書ですか? えーと、今のところそれに対応できるようなスタッフがおりませんのですが、ご要望があれば人材を募集いたします。ご利用いただくかいただかないかは別といたしまして、人材を確保いたしましたならご連絡差し上げたいと思いますが、お名前、ご住所等お聞かせいただけますでしょうか?」
「あ、いや、それには及びません。どうも失礼いたしました」
おばさんは電話を切った。
「いやー、まともそうな会社だった・・・」
おばさんは腑に落ちないようだった。
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