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17.ぼくになったモルモット
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丸モジャ眼鏡はガラスケースから“ぼく”に変身したモルモットをつまみ出すと、先ほどまで猫が寝そべっていた机の上に置いた。
その“ぼく”は“ぼく”の姿をしているのだけれど、いかにもモルモット的な動き方で、逃げ出す経路を探すためにテーブルの端にそってセコセコと動き回っていた。下に落ちそうになるので手で押し戻すと、おびえて背をまるめうずくまった。そして、手を引っ込めるとまたもぞもぞと動き出し、ということを繰り返した。そのみじめったらしい姿をみていたら、ぼくはものすごく不愉快になった。こういうのやめてくれないかな、と言おうとするのだけれど、丸 モジャ眼鏡はなおも笑いつづけており、
「わしゃ、天才じゃな、うん、わしゃ天才じゃ」などと得意満面だった。
さすがのぼくも腹に据えかねた。
「おじさん」
「ん?なんじゃらほい」
「なんなのこれ」
「見てわからんか?立体コピーじゃよ。忙しくて体が二つ必要なんてときに便利じゃぞ」
「モルモットにコピーしたって何の役にもたたないよ。ただ逃げ出そうとしてるだけじゃない」
「坊やと同じぐらいの子供にコピーすればいいがな」
簡単そうに言うけど、そんな子どうやって探せばいいのさ。“ぼく”のコピーになって嬉しいやつなんているのか? しかもぼくの変わりになってぼくがしてほしいことをしてくれるやつなんて。
そりゃ、ぼくの代りに学校行ってくれたり、掃除当番やってくれたりするやつがいれば便利だよな。それからぼくの場合はさ、例えば八木沢由美子が近寄ってきたら、ぼくはそいつに身代わりをさせて逃げるなんてこともできる。
しかし待てよ。
その後どうなるんだろう。そいつが勝手に八木沢由美子と仲良くなった後で、そいつが消えてしまったとしたら、前よりいっそうぼくが八木沢由美子に付きまとわれることになるのかな?
それはまずい。それはさけたい。
ではこうしたらどうだろう。そいつに、八木沢由美子にさんざ嫌われるようなことを言うようにたのむ。
いや、だめだな。やっぱりそいつが消えたあと、さんざん悪口を言ったとかで学活でつるし上げられるのはこのぼくだ。この前みたいに。やっぱ使えない。
しかし待てよ。
ぼくの知らないところで、そのコピーが現れて、勝手にいろんな悪いことをしでかした後で消えてしまったとしたら、ぼくがその悪いことの全責任をとらされるんじゃないか?ぼくは全く、何にも知らないし、してないのに。それって、めちゃめちゃ迷惑じゃないか。
しかし待てよ。
そいつはいつまでぼくのままでいるのだろう。コピーすればぼくができるということは、ふやそうと思えば、ぼくが何人でもできるということじゃないか?
そうだよな。コピーするのはものの5分とかからなかった。コピー用紙ならぬコピー要員さえいればうじゃうじゃぼくが出現する可能性だってあるってわけだ。
すると、本物のぼくはどれ?ということになって、パパとママが選ぶことになったとして、「うちの息子はこれです!」って言った子が、ぼくではなかったとしたら、いったいぼくはどうなるんだろう?
考えれば考えるほど、まずいこと山積みではないか。
「おじさん、これまずいよ。やだよ。これ、消してよ」
「もうすぐ消えるよ」
丸モジャ眼鏡は先ほどのハイテンションとうってかわってなぜかすっかり沈み込んで言った。
そういえばモルモットの“ぼく”の様子が変だ。なんかどんどん形がくずれていく。モルモットの“ぼく”の部分が生えかわっていく抜け毛みたいにまだらにはげ落ちていき、ごちゃまぜ生物みたいというか、薄気味悪い姿というか、目をこすってもはっきりしないというような不可思議な見え方をしてきて、やがてそれはすっかりモルモットの姿に戻った。
「昼間はせいぜい持っても1~2分といったところだ。夜、薄暗い部屋なら10分くらいもつんだが…ああ、だめだ!だめだ!…わしはなんてダメな人間なんじゃ!やはり神のつくり給うた造形物には及ばないんじゃ。神は偉大じゃ。それにひきかえ、ワシは能無しじゃ」
丸モジャ眼鏡はがっくり肩を落としてモルモットをもとの篭にしまうと、モルモットの“ぼく”がセコセコ動き回っていた机の前に座り込み、頭をかかえてさめざめと泣き出した。
今度は泣くのかよ。さっきは天才とはしゃいでいたくせに、今度は能無しと自分で言って落ち込むなんて、このおじさん、頭おかしいんじゃないの?
立体コピーができることだけでもすごいんだから、そんなに落ち込む事ないんじゃない? でも、これでいいのさ。立体コピーかなんか知らないが、そんなコピーが明るい太陽の下、町中を動き回られたんじゃかなわない。
ぼくは泣きじゃくっている丸モジャ眼鏡を後に残し、部屋を出て、やってきた道を反対にたどってアパートのほうに戻った。
アパートに出ると玄関先でお手伝いさんとこの子と明日香ちゃんらしい子が遊んでいた。ぼくは明日香ちゃんに声をかけようと思って近づいたが、その時、その女の子が明日香ちゃんではなくて、似てはいるけれども全くの別人であることに気付いた。顔をよく見ると、目のくっきりしたラインとか唇の端の持ち上がり方などは似ているんだけれど、全体から受ける印象が全く違っていた。白鳥明日香ちゃんはもっと姿勢がいいというか、シャンとしているというか、もっと知的な感じがする。目の前にいる女の子は、自信がなさそうで、おどおどしている感じがした。
形が似ていても、持ってる中身が違うとやっぱり違って見えるんだ。
ぼくは先ほどの、モルモットの“ぼく”を思い出しながら、この子は明日香ちゃんのコピーかな? とちょっと思ったが、まさかね。あのおじさん、コピーは昼間なら1~2分で消えるって言ってたもんな。とすると他人の空似か。
その時ふと、アマノジャクのことが頭に浮かんだ。アマノジャクは瓜子姫に化けた。化けるってどういうことだ? 三次元コピーみたいなものなのかな? しかし、アマノジャクが化けた瓜子姫はさぞかし邪悪な様相を呈していたと思うなあ。
「ねえ」
お手伝いさんとこの子に声をかけた。
「きみ、ぼくんとこに来るお手伝いさんとこの子でしょう?」
「うん」
「あのおじさん誰?」
「あのおじさんって?」
「え~!? きみがおいでって言って連れて行った部屋にいたおじさんだよ。丸もじゃ眼鏡の」
「ああ、ハカセね」
「ハカセ? ハカセってきみのお父さん?」
「ちがうよ」
「そっちの女の子のお父さん?」
「ちがうよ。ハカセだよ」
なんかもやもやする。なかなか本当に知りたいことにたどり着かないっといった感じだ。
そうだ、
「なんであそこに連れて行ったの? それなのにきみたちはいなくなっちゃうし」
「ハカセが実験するのに材料が欲しいって言ってたので」
ええっ? ぼく、実験材料になっていたの?
まあ、思い返してみると確かにそんな具合だった。
モルモットがぼくになったんじゃなくて、ぼくがモルモットになっていただなんて!
その“ぼく”は“ぼく”の姿をしているのだけれど、いかにもモルモット的な動き方で、逃げ出す経路を探すためにテーブルの端にそってセコセコと動き回っていた。下に落ちそうになるので手で押し戻すと、おびえて背をまるめうずくまった。そして、手を引っ込めるとまたもぞもぞと動き出し、ということを繰り返した。そのみじめったらしい姿をみていたら、ぼくはものすごく不愉快になった。こういうのやめてくれないかな、と言おうとするのだけれど、丸 モジャ眼鏡はなおも笑いつづけており、
「わしゃ、天才じゃな、うん、わしゃ天才じゃ」などと得意満面だった。
さすがのぼくも腹に据えかねた。
「おじさん」
「ん?なんじゃらほい」
「なんなのこれ」
「見てわからんか?立体コピーじゃよ。忙しくて体が二つ必要なんてときに便利じゃぞ」
「モルモットにコピーしたって何の役にもたたないよ。ただ逃げ出そうとしてるだけじゃない」
「坊やと同じぐらいの子供にコピーすればいいがな」
簡単そうに言うけど、そんな子どうやって探せばいいのさ。“ぼく”のコピーになって嬉しいやつなんているのか? しかもぼくの変わりになってぼくがしてほしいことをしてくれるやつなんて。
そりゃ、ぼくの代りに学校行ってくれたり、掃除当番やってくれたりするやつがいれば便利だよな。それからぼくの場合はさ、例えば八木沢由美子が近寄ってきたら、ぼくはそいつに身代わりをさせて逃げるなんてこともできる。
しかし待てよ。
その後どうなるんだろう。そいつが勝手に八木沢由美子と仲良くなった後で、そいつが消えてしまったとしたら、前よりいっそうぼくが八木沢由美子に付きまとわれることになるのかな?
それはまずい。それはさけたい。
ではこうしたらどうだろう。そいつに、八木沢由美子にさんざ嫌われるようなことを言うようにたのむ。
いや、だめだな。やっぱりそいつが消えたあと、さんざん悪口を言ったとかで学活でつるし上げられるのはこのぼくだ。この前みたいに。やっぱ使えない。
しかし待てよ。
ぼくの知らないところで、そのコピーが現れて、勝手にいろんな悪いことをしでかした後で消えてしまったとしたら、ぼくがその悪いことの全責任をとらされるんじゃないか?ぼくは全く、何にも知らないし、してないのに。それって、めちゃめちゃ迷惑じゃないか。
しかし待てよ。
そいつはいつまでぼくのままでいるのだろう。コピーすればぼくができるということは、ふやそうと思えば、ぼくが何人でもできるということじゃないか?
そうだよな。コピーするのはものの5分とかからなかった。コピー用紙ならぬコピー要員さえいればうじゃうじゃぼくが出現する可能性だってあるってわけだ。
すると、本物のぼくはどれ?ということになって、パパとママが選ぶことになったとして、「うちの息子はこれです!」って言った子が、ぼくではなかったとしたら、いったいぼくはどうなるんだろう?
考えれば考えるほど、まずいこと山積みではないか。
「おじさん、これまずいよ。やだよ。これ、消してよ」
「もうすぐ消えるよ」
丸モジャ眼鏡は先ほどのハイテンションとうってかわってなぜかすっかり沈み込んで言った。
そういえばモルモットの“ぼく”の様子が変だ。なんかどんどん形がくずれていく。モルモットの“ぼく”の部分が生えかわっていく抜け毛みたいにまだらにはげ落ちていき、ごちゃまぜ生物みたいというか、薄気味悪い姿というか、目をこすってもはっきりしないというような不可思議な見え方をしてきて、やがてそれはすっかりモルモットの姿に戻った。
「昼間はせいぜい持っても1~2分といったところだ。夜、薄暗い部屋なら10分くらいもつんだが…ああ、だめだ!だめだ!…わしはなんてダメな人間なんじゃ!やはり神のつくり給うた造形物には及ばないんじゃ。神は偉大じゃ。それにひきかえ、ワシは能無しじゃ」
丸モジャ眼鏡はがっくり肩を落としてモルモットをもとの篭にしまうと、モルモットの“ぼく”がセコセコ動き回っていた机の前に座り込み、頭をかかえてさめざめと泣き出した。
今度は泣くのかよ。さっきは天才とはしゃいでいたくせに、今度は能無しと自分で言って落ち込むなんて、このおじさん、頭おかしいんじゃないの?
立体コピーができることだけでもすごいんだから、そんなに落ち込む事ないんじゃない? でも、これでいいのさ。立体コピーかなんか知らないが、そんなコピーが明るい太陽の下、町中を動き回られたんじゃかなわない。
ぼくは泣きじゃくっている丸モジャ眼鏡を後に残し、部屋を出て、やってきた道を反対にたどってアパートのほうに戻った。
アパートに出ると玄関先でお手伝いさんとこの子と明日香ちゃんらしい子が遊んでいた。ぼくは明日香ちゃんに声をかけようと思って近づいたが、その時、その女の子が明日香ちゃんではなくて、似てはいるけれども全くの別人であることに気付いた。顔をよく見ると、目のくっきりしたラインとか唇の端の持ち上がり方などは似ているんだけれど、全体から受ける印象が全く違っていた。白鳥明日香ちゃんはもっと姿勢がいいというか、シャンとしているというか、もっと知的な感じがする。目の前にいる女の子は、自信がなさそうで、おどおどしている感じがした。
形が似ていても、持ってる中身が違うとやっぱり違って見えるんだ。
ぼくは先ほどの、モルモットの“ぼく”を思い出しながら、この子は明日香ちゃんのコピーかな? とちょっと思ったが、まさかね。あのおじさん、コピーは昼間なら1~2分で消えるって言ってたもんな。とすると他人の空似か。
その時ふと、アマノジャクのことが頭に浮かんだ。アマノジャクは瓜子姫に化けた。化けるってどういうことだ? 三次元コピーみたいなものなのかな? しかし、アマノジャクが化けた瓜子姫はさぞかし邪悪な様相を呈していたと思うなあ。
「ねえ」
お手伝いさんとこの子に声をかけた。
「きみ、ぼくんとこに来るお手伝いさんとこの子でしょう?」
「うん」
「あのおじさん誰?」
「あのおじさんって?」
「え~!? きみがおいでって言って連れて行った部屋にいたおじさんだよ。丸もじゃ眼鏡の」
「ああ、ハカセね」
「ハカセ? ハカセってきみのお父さん?」
「ちがうよ」
「そっちの女の子のお父さん?」
「ちがうよ。ハカセだよ」
なんかもやもやする。なかなか本当に知りたいことにたどり着かないっといった感じだ。
そうだ、
「なんであそこに連れて行ったの? それなのにきみたちはいなくなっちゃうし」
「ハカセが実験するのに材料が欲しいって言ってたので」
ええっ? ぼく、実験材料になっていたの?
まあ、思い返してみると確かにそんな具合だった。
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