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8章 文化祭一日目
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一日目の仕事も終わり、制服に着替え直した。もちろん黒のカラコンも入れて。
明日は三人とも午後にシフトが入っている。クラスメイト曰く、最初と最後に私達を入れたい、らしい。何か思惑があるのだろう。文化祭初心者の私には想像がつかないが。
「はー、餡蜜美味かった。さ、昼飯食いに行こうぜ!」
「何食べるー?」
「わたあめがいいです!」
どこかのクラスでわたあめを売ってたはず。その紹介を見た時から絶対食べるんだ! と意気込んでいたのだ。
「まずは昼飯だろ。わたあめはご飯に入りませーん。」
「はーい。」
まあ、そうだよね。お昼……何があるかな? わたあめしか見てなかったからなあ。
「見て回れば食べたいものも見つかるでしょう。」
「だね。行こー。」
四人でA組を後にする。
あちこちから楽しそうにお喋りする声や呼び込みをする声などが聞こえる。なんか私も楽しくなってきた。
「あ、俺たこ焼き食べたい。」
「確か三年F組で買えたはずです。そこに向けて歩きましょうか。」
山吹さん……もしかして全ての出店の内容を覚えているのだろうか。
「俺焼きそば食いたい。」
「三年A組で焼きそば売ってたはずです。」
やっぱり全て記憶しているみたい。すごいや。私なんてわたあめしか見てなかったし、それもどのクラスかすらも覚えていない。
「じゃあレッツゴー。」
階段を上って三年生の教室がある階へと向かう。
「花蘇芳 藍さんじゃないか! 体育祭以来だが変わりはないかい?」
「うわ、そういえばこの人A組だったっけ。」
藤さんが顔を歪ませる。焼きそばを求めて三年A組に来たのはいいのだが、ちょうど織田さんが接客していたようで。私と目が合った瞬間にこちらに歩いてきた。
藤さんと柊木さんはすっとその場を離れた。織田さんが得意ではないらしい。山吹さんは私の傍を離れずニッコニコの笑顔を浮かべていた。
「は、はい。元気です。」
「そうか、それはよかった。私も元気だ。焼きそばを買いに来てくれたのかな?」
「はい。ちょうどお昼ですし。」
「そうかそうか。うちのクラスの焼きそばは美味しいぞ!」
「そうなんですね。食べるのが楽しみです。一つお願いします。」
「毎度あり。一番美味しそうなところを選ぶからな!」
「ありがとうございます。」
「私にも一つお願いしますね?」
「ああ。そうか。じゃあ選んでくるよ。」
山吹さんと織田さんは仲がよろしくないよね。体育祭準備の会議初日、二人はバチバチしてたもの。
まあ、合う合わないは人それぞれだからとやかく言うつもりは無いけどね。
あ、でも逆に喧嘩するほど仲がいいとも言うし、そっちかな?
「仲は良くないですからね。」
わお、山吹さんはエスパーかいな。なんで私の考えていることに返事をするのだろう。もしかして……
「山吹さんって心を読む能力も持って」
「いません。何となく不穏な空気を感じただけですよ。」
「不穏な空気……」
「ほらもう行くぞ。」
「たこ焼き買いに行こうよー。」
今まで教室の端っこで焼きそばを買っていた二人が私と山吹さんの元に戻ってきた。
「え、でもまだ私と山吹さんの分の焼きそばが……」
「もうここにあるぞー。」
がさりと柊木さんが持つ袋が音を立てる。確かにその袋の大きさからして一人分ではないようだ。
「だからもう行こうよ。たこ焼き買いに。」
「え、っと、お金をまだ……」
「払っといたからな。」
「茜が奢るから早く行こうよ。……もう生徒会長と同じ空気吸ってたくない!」
後半は小声で叫んでいた藤さん。なんか切実な願いのようにも聞こえる。そこまで苦手なのか……。
ぐいぐいと背中を押されて三年A組から出る。
「A組から出ましたし、お金を……」
「要らん。大人しく奢られとけ。」
でも……と言いかけたが、好意を無下にすることも出来ず。
「ありがとうございます。」
「おう。」
ありがたくいただこう、という結論に至った。
次にたこ焼きを求めてF組まで歩く。
「何故そこまで織田さんが苦手なんですか?」
そこまで悪い人には見えないけど……。確かにちょっとぐいぐい来るところは怖いけどね。
「えー、理由はないよ。なんか生理的に無理。」
あ、それは改善しようもないね。
「俺はあのぐいぐい来るのが無理。」
確かに。そこは同意見だ。
「……私達は恐怖の対象だったはずなのですが、あの人だけは普通に話しかけてきたので……何を考えているか分からなくて苦手です。」
へえ、山吹さんにも苦手なものがあるんだー。
「ま、嫌なこと考えてないで今は文化祭を楽しもうぜ。俺ら文化祭に初めて参加したんだからな。」
「皆さんもなんですか?」
「ああ。……そうだ、藤は小学生の頃とか行事に参加したか? エートスになるまででさ。」
藤さんは小学校六年生の春にエートスになったんだっけか。
「あー、俺もう歳だから小さな頃のことは思い出せないや。」
「ジジイかよ。ふじじいだな。」
「合わせないでよ。」
「では茜は……あかねえさんですか?」
「合わせんなや。つーかなんで俺が姉さんなんだよ。」
「ほら、茜、高い声で『あたし』って言ってみてよ。」
「嫌だ。じゃありんは……りんどう……う……う?」
「う、ってなくない? ……あ、兎はどう?」
「りんどうさぎ? ぶっ、小動物とか……ウケる。」
「もはや私は人間でもないんですか。」
なんか漫才を見ている気分。私個人としては柊木さんの尾も白いよりも面白い気がする。
そんな話をしている間にF組に着いた。
「たこ焼きくださーい。」
たこ焼きを買い、ぶらぶらと適当に歩く。
「ねー、どこで食べる?」
「そうですね……面倒くさいので……茜。」
「はー? 面倒くさいから俺ぇ?」
「そうです。ほら、早く。」
「ちっ……中庭だ。」
もしかして決めるのが面倒くさいから未来を見てもらおう、みたいな感じかな? いい意味で能力の無駄使いだね。
「では一年生二人にもそう連絡しますね。」
「へーへー。」
方向転換し、中庭に向かう。
「本当使い勝手の良い能力だよね、茜のは。」
「いや、藤のも便利じゃね?」
「そうかなー。」
とてもほのぼのとした会話が続く。そんな中、ピロンと私の携帯がメールを受信したようだ。確認してみるといちごちゃんからだった。
『今クラスの仕事終わったから一緒に見て回ろー! あとお昼食べた? 食べてないなら一緒に食べよ!! 音霧の皆さんも一緒かな?』
いちごちゃんの元気さがメールの節々から感じ取れる。くすりと笑みが浮かんだ。
「着いたー。」
中庭に到着したのだが、ここはあまり人がいなかった。あんなに校舎内は賑わっているのに。なんでだろう。
「あ、皆さん、いちごちゃんも一緒に食べてもいいですか?」
「いいよー。ね、竜胆。」
「はい。人数多いのも楽しいと思いますし。」
「ありがとうございます。ではそう返事しますね。」
いちごちゃんに返信する。楽しいお昼になりそうだ。
明日は三人とも午後にシフトが入っている。クラスメイト曰く、最初と最後に私達を入れたい、らしい。何か思惑があるのだろう。文化祭初心者の私には想像がつかないが。
「はー、餡蜜美味かった。さ、昼飯食いに行こうぜ!」
「何食べるー?」
「わたあめがいいです!」
どこかのクラスでわたあめを売ってたはず。その紹介を見た時から絶対食べるんだ! と意気込んでいたのだ。
「まずは昼飯だろ。わたあめはご飯に入りませーん。」
「はーい。」
まあ、そうだよね。お昼……何があるかな? わたあめしか見てなかったからなあ。
「見て回れば食べたいものも見つかるでしょう。」
「だね。行こー。」
四人でA組を後にする。
あちこちから楽しそうにお喋りする声や呼び込みをする声などが聞こえる。なんか私も楽しくなってきた。
「あ、俺たこ焼き食べたい。」
「確か三年F組で買えたはずです。そこに向けて歩きましょうか。」
山吹さん……もしかして全ての出店の内容を覚えているのだろうか。
「俺焼きそば食いたい。」
「三年A組で焼きそば売ってたはずです。」
やっぱり全て記憶しているみたい。すごいや。私なんてわたあめしか見てなかったし、それもどのクラスかすらも覚えていない。
「じゃあレッツゴー。」
階段を上って三年生の教室がある階へと向かう。
「花蘇芳 藍さんじゃないか! 体育祭以来だが変わりはないかい?」
「うわ、そういえばこの人A組だったっけ。」
藤さんが顔を歪ませる。焼きそばを求めて三年A組に来たのはいいのだが、ちょうど織田さんが接客していたようで。私と目が合った瞬間にこちらに歩いてきた。
藤さんと柊木さんはすっとその場を離れた。織田さんが得意ではないらしい。山吹さんは私の傍を離れずニッコニコの笑顔を浮かべていた。
「は、はい。元気です。」
「そうか、それはよかった。私も元気だ。焼きそばを買いに来てくれたのかな?」
「はい。ちょうどお昼ですし。」
「そうかそうか。うちのクラスの焼きそばは美味しいぞ!」
「そうなんですね。食べるのが楽しみです。一つお願いします。」
「毎度あり。一番美味しそうなところを選ぶからな!」
「ありがとうございます。」
「私にも一つお願いしますね?」
「ああ。そうか。じゃあ選んでくるよ。」
山吹さんと織田さんは仲がよろしくないよね。体育祭準備の会議初日、二人はバチバチしてたもの。
まあ、合う合わないは人それぞれだからとやかく言うつもりは無いけどね。
あ、でも逆に喧嘩するほど仲がいいとも言うし、そっちかな?
「仲は良くないですからね。」
わお、山吹さんはエスパーかいな。なんで私の考えていることに返事をするのだろう。もしかして……
「山吹さんって心を読む能力も持って」
「いません。何となく不穏な空気を感じただけですよ。」
「不穏な空気……」
「ほらもう行くぞ。」
「たこ焼き買いに行こうよー。」
今まで教室の端っこで焼きそばを買っていた二人が私と山吹さんの元に戻ってきた。
「え、でもまだ私と山吹さんの分の焼きそばが……」
「もうここにあるぞー。」
がさりと柊木さんが持つ袋が音を立てる。確かにその袋の大きさからして一人分ではないようだ。
「だからもう行こうよ。たこ焼き買いに。」
「え、っと、お金をまだ……」
「払っといたからな。」
「茜が奢るから早く行こうよ。……もう生徒会長と同じ空気吸ってたくない!」
後半は小声で叫んでいた藤さん。なんか切実な願いのようにも聞こえる。そこまで苦手なのか……。
ぐいぐいと背中を押されて三年A組から出る。
「A組から出ましたし、お金を……」
「要らん。大人しく奢られとけ。」
でも……と言いかけたが、好意を無下にすることも出来ず。
「ありがとうございます。」
「おう。」
ありがたくいただこう、という結論に至った。
次にたこ焼きを求めてF組まで歩く。
「何故そこまで織田さんが苦手なんですか?」
そこまで悪い人には見えないけど……。確かにちょっとぐいぐい来るところは怖いけどね。
「えー、理由はないよ。なんか生理的に無理。」
あ、それは改善しようもないね。
「俺はあのぐいぐい来るのが無理。」
確かに。そこは同意見だ。
「……私達は恐怖の対象だったはずなのですが、あの人だけは普通に話しかけてきたので……何を考えているか分からなくて苦手です。」
へえ、山吹さんにも苦手なものがあるんだー。
「ま、嫌なこと考えてないで今は文化祭を楽しもうぜ。俺ら文化祭に初めて参加したんだからな。」
「皆さんもなんですか?」
「ああ。……そうだ、藤は小学生の頃とか行事に参加したか? エートスになるまででさ。」
藤さんは小学校六年生の春にエートスになったんだっけか。
「あー、俺もう歳だから小さな頃のことは思い出せないや。」
「ジジイかよ。ふじじいだな。」
「合わせないでよ。」
「では茜は……あかねえさんですか?」
「合わせんなや。つーかなんで俺が姉さんなんだよ。」
「ほら、茜、高い声で『あたし』って言ってみてよ。」
「嫌だ。じゃありんは……りんどう……う……う?」
「う、ってなくない? ……あ、兎はどう?」
「りんどうさぎ? ぶっ、小動物とか……ウケる。」
「もはや私は人間でもないんですか。」
なんか漫才を見ている気分。私個人としては柊木さんの尾も白いよりも面白い気がする。
そんな話をしている間にF組に着いた。
「たこ焼きくださーい。」
たこ焼きを買い、ぶらぶらと適当に歩く。
「ねー、どこで食べる?」
「そうですね……面倒くさいので……茜。」
「はー? 面倒くさいから俺ぇ?」
「そうです。ほら、早く。」
「ちっ……中庭だ。」
もしかして決めるのが面倒くさいから未来を見てもらおう、みたいな感じかな? いい意味で能力の無駄使いだね。
「では一年生二人にもそう連絡しますね。」
「へーへー。」
方向転換し、中庭に向かう。
「本当使い勝手の良い能力だよね、茜のは。」
「いや、藤のも便利じゃね?」
「そうかなー。」
とてもほのぼのとした会話が続く。そんな中、ピロンと私の携帯がメールを受信したようだ。確認してみるといちごちゃんからだった。
『今クラスの仕事終わったから一緒に見て回ろー! あとお昼食べた? 食べてないなら一緒に食べよ!! 音霧の皆さんも一緒かな?』
いちごちゃんの元気さがメールの節々から感じ取れる。くすりと笑みが浮かんだ。
「着いたー。」
中庭に到着したのだが、ここはあまり人がいなかった。あんなに校舎内は賑わっているのに。なんでだろう。
「あ、皆さん、いちごちゃんも一緒に食べてもいいですか?」
「いいよー。ね、竜胆。」
「はい。人数多いのも楽しいと思いますし。」
「ありがとうございます。ではそう返事しますね。」
いちごちゃんに返信する。楽しいお昼になりそうだ。
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