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ライアスの目的
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sideルディ
ヤバい、俺には分かる。
あれは確実にやる目だ。
きっとあのゴリラのことだ、ラルフを巻き添えにしてでも俺のタ○を狙ってくるに違いない。
末恐ろしい女だぜ。
あのダリアが持っている本……
あれを奪わないと。
でないと俺の下半身は無事じゃ済まない。
そんなのごめんだ!!
「ダリア!!!今日は本気で行くぞ!!」
俺の下半身にかけて!!
「はぁ?今日もでしょ?私に勝ったことないくせに。」
はい、怒った!もう怒った!!!
「いつもはお前に手加減してやってんだよ!!ゴリラの虐待はいけないことだからな!!!」
「うるさいわね!この駄犬!!来るなら来なさいよ!タ○無しにしてやるわ!!!!」
やっぱりもう…やるしかない!!!!
「あぁ、あぁ、そうかよ!!ここまで言われて黙ってる男じゃないぜ!!俺は!!!」
「うるさい駄犬ね!!!!」
こうして俺たちの激戦は始まった。
*********************
sideクロウ
「食らえ!!!!必殺本投げ!!!!」
「あらあら、そんなに吠えたらダメよ?ワンちゃん。」
「うるせぇよ!!ゴリラ!!!」
図書室に響き渡る怒号と騒音。
どうしてあの2人はいつもあぁなんだ。
「はぁ……」
「止めないの?先生。」
いつの間にか俺の隣に現れたライアス。
「逆に聞くが、止まると思うか?」
俺の返答に、ライアスは笑った。
「それもそうだね。」
物分かりが良くて何よりだ。
「しかし…こんな事をしていて本当に呪いを解く事が出来るんだろうか…。」
俺は不安を口にした。
「きっと、この大量の本の中にも呪いの解き方は載っていない。あの魔女が作り出した呪いに違いないからな。」
一般の知識ではないものが王室にあるとは限らない。
いくら禁書とは言えど、可能性は低い。
「そうだね、きっとこの本の中にはなんの答えもないよ。」
ライアスはサラッと答えた。
「じゃあ何故こんな無駄な事をさせているんだ?」
全員に本を探させている目的はなんだ?
「もちろん、目的はあるよ。それに、今回大いに頼りにしているのは実は、チーム☆ゴーストのみんなかな。」
子供たちに?
「なぜだ?」
そして何をさせる気だ?
「これは僕の勝手な妄想だけど、タランテラの隠し部屋があると思っている。」
あの魔女の……
「隠し部屋??」
また一気に話が飛躍した。
「そう。だってよく考えてみてよ。今回の騒動の始まりは城の中で起きた。メイドたちの不審死から始まり、リラの憑依。そんなの、遠くからできるとは到底思えない。
だから僕はいつでも城に行き来できる隠し部屋があるんじゃないかと考えて、1番怪しいここをみんなに探ってもらっている。」
ここまで理由が言えるなら問題ないと思うが…
「みんなに話したらいいんじゃないか?」
わざわざ黙っていなくても。
「こういう物は意図して見つかる物じゃないからね。純粋な目が欲しい。」
それであの3人に期待しているんだな。
子供ならではの純粋な見方を。
「でも残念ながらその子供達は普通の子供じゃない。きっとやらかすぞ?」
それを言うとライアスはまた笑った。
「それはそれでいいんじゃないかな?面白いし。」
あの3人のやらかしを面白いと笑い飛ばせるのはお前くらいだよ、ライアス。
ヤバい、俺には分かる。
あれは確実にやる目だ。
きっとあのゴリラのことだ、ラルフを巻き添えにしてでも俺のタ○を狙ってくるに違いない。
末恐ろしい女だぜ。
あのダリアが持っている本……
あれを奪わないと。
でないと俺の下半身は無事じゃ済まない。
そんなのごめんだ!!
「ダリア!!!今日は本気で行くぞ!!」
俺の下半身にかけて!!
「はぁ?今日もでしょ?私に勝ったことないくせに。」
はい、怒った!もう怒った!!!
「いつもはお前に手加減してやってんだよ!!ゴリラの虐待はいけないことだからな!!!」
「うるさいわね!この駄犬!!来るなら来なさいよ!タ○無しにしてやるわ!!!!」
やっぱりもう…やるしかない!!!!
「あぁ、あぁ、そうかよ!!ここまで言われて黙ってる男じゃないぜ!!俺は!!!」
「うるさい駄犬ね!!!!」
こうして俺たちの激戦は始まった。
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sideクロウ
「食らえ!!!!必殺本投げ!!!!」
「あらあら、そんなに吠えたらダメよ?ワンちゃん。」
「うるせぇよ!!ゴリラ!!!」
図書室に響き渡る怒号と騒音。
どうしてあの2人はいつもあぁなんだ。
「はぁ……」
「止めないの?先生。」
いつの間にか俺の隣に現れたライアス。
「逆に聞くが、止まると思うか?」
俺の返答に、ライアスは笑った。
「それもそうだね。」
物分かりが良くて何よりだ。
「しかし…こんな事をしていて本当に呪いを解く事が出来るんだろうか…。」
俺は不安を口にした。
「きっと、この大量の本の中にも呪いの解き方は載っていない。あの魔女が作り出した呪いに違いないからな。」
一般の知識ではないものが王室にあるとは限らない。
いくら禁書とは言えど、可能性は低い。
「そうだね、きっとこの本の中にはなんの答えもないよ。」
ライアスはサラッと答えた。
「じゃあ何故こんな無駄な事をさせているんだ?」
全員に本を探させている目的はなんだ?
「もちろん、目的はあるよ。それに、今回大いに頼りにしているのは実は、チーム☆ゴーストのみんなかな。」
子供たちに?
「なぜだ?」
そして何をさせる気だ?
「これは僕の勝手な妄想だけど、タランテラの隠し部屋があると思っている。」
あの魔女の……
「隠し部屋??」
また一気に話が飛躍した。
「そう。だってよく考えてみてよ。今回の騒動の始まりは城の中で起きた。メイドたちの不審死から始まり、リラの憑依。そんなの、遠くからできるとは到底思えない。
だから僕はいつでも城に行き来できる隠し部屋があるんじゃないかと考えて、1番怪しいここをみんなに探ってもらっている。」
ここまで理由が言えるなら問題ないと思うが…
「みんなに話したらいいんじゃないか?」
わざわざ黙っていなくても。
「こういう物は意図して見つかる物じゃないからね。純粋な目が欲しい。」
それであの3人に期待しているんだな。
子供ならではの純粋な見方を。
「でも残念ながらその子供達は普通の子供じゃない。きっとやらかすぞ?」
それを言うとライアスはまた笑った。
「それはそれでいいんじゃないかな?面白いし。」
あの3人のやらかしを面白いと笑い飛ばせるのはお前くらいだよ、ライアス。
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