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第24話 打ち合わせの後で4人で体験型のアトラクションを遊ぼう!
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竹中が急遽ゲーセンにみんなで行きたいと言い出したので、駅前のマックロナルドを俺達は出た。目的のゲーセンは駅構内のそばに有名な店舗があるので、そこへ向かう。
この大型ゲームセンターは、一般的な筐体のゲームの他に、体験型お化け屋敷が最近出来た事で目玉となっている。この夏注目の最新ホラー体験型アトラクション。夏休みはカップルがよく挑戦するだろうなと、CMを見た時思ったものだ。
恐怖の幽霊屋敷をテーマとしたらしい。このゲーセンでしか遊べないので、客も賑わっているだろう。
竹中はこれを体験したくて、もしかしたら駅前に集合させたのではと思ってしまう。いや、間違いなくそうだろうな、あいつの事だから。
「これこれ! 私今日これを体験したくて来たかったんだよね~!」
ゲーセンに入り目的のアトラクションの入り口で竹中が興奮気味に言ってきた。
「おまえ、やっぱり急にゲーセン行きたいって言った理由はこれだったか」
「あははっ。やっぱりばれちゃった?」
竹中はちょろっと舌を出して、苦笑いをしている。まぁ、楽しそうだし、俺としては嫌じゃないけどな。
「え、これ。もしかして……、お化け屋敷みたいなやつなの?」
すみれが入口のおどろおどろしい看板を見て、凍ったかのように固る。
あ、こいつ、お化け屋敷苦手だったよな。ガキの頃一緒に入った時、腕をガッシリ掴まれて目を瞑って俺と進んだったっけか。あの時はそれはもう大変で、最終的におんぶして出たんだったなぁ。
「わあ、とっても面白そうですの!」
対照的に彩夏ちゃんは興味津々で看板や中の様子を探っているけど。しかしすみれは明らかに入るのを躊躇していた。
「え~とー……、私は外で待ってようかなーって……」
「すみれ~、もしかしてまだ高校生になっても怖いのかな~?」
「すみれさんも一緒にいきますの。仲間外れはダメですの」
すみれ以外の俺を含めた3人でチケットを買う。まだチケットを買わないので、竹中が強引にもう1枚買ってすみれに渡す。そしてぐいぐい背中を押して店員にチケットを渡して、強引にアトラクション内に全員で入って行く事になった。
「ちょっ、もう、分かったから。押さないでってば」
さすがに諦めたのか、結局4人で入る事となったが、やはりすみれは薄暗い屋敷へと入った途端、明らかに怯えだしている。無意識なのか、俺の腕をがっちり掴んできて放す気がまるでない。しかもちょっと痛いし。
「おい、そんな強く腕を掴むなって」
「なっ、強く掴んでないし! 別に怖くなんかないし!」
そうは言いつつも、腕は離そうとしないぞ。
やっぱり怖かったのか。ガキの頃と変わらないな、ほんと。
他の女性陣は怖いと感じているより、何か様子が違った。色々ギミックを観察までしている。何かすみれの様な反応の方が女の子っぽいのだが、不意にやって来る人形などにも動じていない。しかしー、彩夏ちゃんがこっちを見て、しまった! みたいな顔をした。
「渉さん、怖いですー。わたくしも手を繋いで欲しいですのっ」
いきなり彩夏ちゃんが俺の手を取り、強引に繋いでくっついてきた。
いやいや、全然怖がってなかったよね。多分さっきまで配信で話すネタを探していたんだろう、竹中も、彩夏ちゃんも。全く2人とも肝すわりすぎでしょ。
「彩夏ちゃんは全然怖がってないでしょ」
いや、美少女2人にくっつかれて嫌な気はしないが、ちょっと気恥ずかしいな。
「すみれさんだけずるいですの。わたくしだって女の子なんですから」
よりいっそうくっつきが強くなる。そしてそんな俺達の様子に気付いて、
「そんなの見せられたら、私だって混ざりたくなるじゃーん!」
不意に竹中が後ろから抱き付いてきた。うおっ。何か背中に柔らかい感触が当たってるぞ。俺はどういうわけか、3人の女子にくっつかれて、両手に花ならぬ、両手首に花束と言った感じで、ぞろぞろと屋敷を進む羽目になってしまっている。
嬉しくないわけないが、動きづらくて仕方ないっての。
「おい、竹中。身体をそんな押し付けるなって」
「良いじゃん別に~。何か不都合でもあるのかな~?」
「色々と男にはあるんだよ。だから離れろって」
俺は背中から竹中を引き剥がしたくても、両手は塞がっていてどうしようもない。
「嫌だね~。ほらほらこのまま出口まで行こうよ」
仕方なくこの団子状態で屋敷を進む事にした。薄暗い屋敷を進んでいると周囲に青白く浮かぶ丸い光がふわふわ飛んできた。ただの光だと気にせず進むと、薄暗い物陰から真っ白い装束を着た髪が長く、異常に真っ白い女性が俺の服を掴んできた。
「ひぃっ!?」
「うぉっ!」
すみれがその女性に気付いて驚きのあまり、俺の腕を渾身の力で引っ張り、竹中と彩夏ちゃんをもひっぺ剥がして走り出した。強引にすみれと前方へと走る。びっくりしすぎて、すみれは正気じゃなくなってるようだ。
「何やってるのです貴女。もうっ、せっかく渉さんと手を繋げていたのに、貴女責任取って下さい!」
「あらー、行っちゃったねー」
後ろの2人を首を捻って確認すると、彩夏ちゃんが幽霊役のスタッフさんに怒っているのが、遠くから見える。その幽霊役のスタッフさんは申し訳なさそうにしているし。いや、貴女は仕事をしただけから、怒られる理由なんてないぞと言ってやりたい。
「おい、すみれ、落ち着け。もう大丈夫だから、止まれって」
「ご、ごめん。びっくりしちゃって。あ、他の2人ともはぐれちゃった」
「そんな広い場所じゃないし、先に出口で待ってれば合流できるだろ。さっさと進むぞ」
しかしすみれの様子が少し妙だ。座り込んで立ち上がろうとしない。どこか怪我でもしたのだろうか。
「大丈夫か?」
「その……、ごめん。さっきので腰が抜けちゃって。立てなくなっちゃったみたいなの……」
とても申し訳なさそうに言うすみれは、ため息をついている。よっぽどビビッたんだろうな、こいつ。
「私は少し休憩すれば大丈夫だから、朱里たちの方へ合流してきてよ。その後で来てくれれば良いからさ」
顔を俯けて言うすみれはあまり見られたくないのだろう。しかし、兄の俺がそんな言葉をほいほい受け入れるわけがない。当然このまま放っておくわけにはいかないよな。誰がこんな可愛い妹を1人にする兄貴がいるってんだ。
「妹を1人でこのままにするわけねーだろ。ほら抱っこしてやるからこのまま進むぞ」
「え、ちょっ、何してんのよっ!」
俺はすみれの腕を持ち立ち上がらせ、そのまま強引に腕を引き寄せお姫様抱っこをしようとした。しかし、さすがにそれはあまりにも恥ずかしいのか、思いっきり押しのけて拒絶してきた。
「いやいや、そんなのしなくて良いから! 恥ずかしいに決まってんじゃん!」
「だからってこのままに出来るわけないだろ。じゃあ背負ってやるからそれでいいだろ?」
わずかな間を空けて、すみれは小さく頷いた。俺はすみれを背負って幽霊屋敷の出口へ向かって歩き出した。
「変なところ触ったら蹴るからね」
「心配しなくても触らねーから、安心しておんぶされてろって」
「何で私が兄貴におんぶなんかされなくちゃいけないのよ。もー、最悪……」
すみれはぶつぶつと、おんぶされながらも言っている。出口に向かって進む中で、途中でお化けや幽霊が脅かして来る度に、すみれが俺の首を絞めるくらい腕を締め付けてきたのは参った。それでもどうにか出口へと出る事が出来たのだった。
「やれやれ、やっと出れたな」
「一時はどうなるかと思ったけど、迷惑かけてごめん兄貴」
「別に。兄妹で遠慮なんかするなって」
背負っていたすみれをおろす。どうやらもう立っても平気みたいだな。しかしどういうわけか、出口には竹中と彩夏ちゃんが既に待っていて、こちらをガン見してきている。
「遅いと思ったら、2人とも随分と密着して仲良しだねぇ~」
「むぅ~。わたくしも今度おんぶしてくださいの」
彩夏ちゃんが頬を膨らませて俺の方に近づき上目づかいで見上げてくる。そんな事言われても困るんだがなぁ。
「こ、これは、私が怪我して、その。私は必要ないって言ったのに、兄貴が無理やりしてきたのよ。言っとくけど何も変な事があったわけじゃないからね」
「はいはい、そういう事にしておくから、今日は帰るとしますかね」
「朱里ってば変な誤解をしたままにしないでよー!」
竹中がゲームセンターの出口へと向かって先に歩いていく。その後を追ってすみれも歩いて行く中で、彩夏ちゃんが俺の腕を組んできた。さっきの幽霊屋敷の事でまだ不満だったのか、あくまでこのまま行こうとするつもりらしい。
「さっ、わたくし達も帰りますの。今日は帰るまで離しませんの」
「お嬢様は最近強引になったものだなぁ」
「わたくしは前みたいにこそこそするなんてしませんの。もう渉さんを振り向かせる為なら手段を選びませんの」
幼い顔をしているのに、やけに妖艶な笑みを浮かべる彩夏ちゃんは、何だかすごく大人っぽく見えた。本当は子どもっぽい雰囲気は全て演技なのかもと思える程に。
結局4人で帰る中でぎりぎりまで彩夏ちゃんは腕を離す事はなかった。それを見てすみれと竹中が少し驚いたものの、特に何も言わずに見守っていたのだった。
この大型ゲームセンターは、一般的な筐体のゲームの他に、体験型お化け屋敷が最近出来た事で目玉となっている。この夏注目の最新ホラー体験型アトラクション。夏休みはカップルがよく挑戦するだろうなと、CMを見た時思ったものだ。
恐怖の幽霊屋敷をテーマとしたらしい。このゲーセンでしか遊べないので、客も賑わっているだろう。
竹中はこれを体験したくて、もしかしたら駅前に集合させたのではと思ってしまう。いや、間違いなくそうだろうな、あいつの事だから。
「これこれ! 私今日これを体験したくて来たかったんだよね~!」
ゲーセンに入り目的のアトラクションの入り口で竹中が興奮気味に言ってきた。
「おまえ、やっぱり急にゲーセン行きたいって言った理由はこれだったか」
「あははっ。やっぱりばれちゃった?」
竹中はちょろっと舌を出して、苦笑いをしている。まぁ、楽しそうだし、俺としては嫌じゃないけどな。
「え、これ。もしかして……、お化け屋敷みたいなやつなの?」
すみれが入口のおどろおどろしい看板を見て、凍ったかのように固る。
あ、こいつ、お化け屋敷苦手だったよな。ガキの頃一緒に入った時、腕をガッシリ掴まれて目を瞑って俺と進んだったっけか。あの時はそれはもう大変で、最終的におんぶして出たんだったなぁ。
「わあ、とっても面白そうですの!」
対照的に彩夏ちゃんは興味津々で看板や中の様子を探っているけど。しかしすみれは明らかに入るのを躊躇していた。
「え~とー……、私は外で待ってようかなーって……」
「すみれ~、もしかしてまだ高校生になっても怖いのかな~?」
「すみれさんも一緒にいきますの。仲間外れはダメですの」
すみれ以外の俺を含めた3人でチケットを買う。まだチケットを買わないので、竹中が強引にもう1枚買ってすみれに渡す。そしてぐいぐい背中を押して店員にチケットを渡して、強引にアトラクション内に全員で入って行く事になった。
「ちょっ、もう、分かったから。押さないでってば」
さすがに諦めたのか、結局4人で入る事となったが、やはりすみれは薄暗い屋敷へと入った途端、明らかに怯えだしている。無意識なのか、俺の腕をがっちり掴んできて放す気がまるでない。しかもちょっと痛いし。
「おい、そんな強く腕を掴むなって」
「なっ、強く掴んでないし! 別に怖くなんかないし!」
そうは言いつつも、腕は離そうとしないぞ。
やっぱり怖かったのか。ガキの頃と変わらないな、ほんと。
他の女性陣は怖いと感じているより、何か様子が違った。色々ギミックを観察までしている。何かすみれの様な反応の方が女の子っぽいのだが、不意にやって来る人形などにも動じていない。しかしー、彩夏ちゃんがこっちを見て、しまった! みたいな顔をした。
「渉さん、怖いですー。わたくしも手を繋いで欲しいですのっ」
いきなり彩夏ちゃんが俺の手を取り、強引に繋いでくっついてきた。
いやいや、全然怖がってなかったよね。多分さっきまで配信で話すネタを探していたんだろう、竹中も、彩夏ちゃんも。全く2人とも肝すわりすぎでしょ。
「彩夏ちゃんは全然怖がってないでしょ」
いや、美少女2人にくっつかれて嫌な気はしないが、ちょっと気恥ずかしいな。
「すみれさんだけずるいですの。わたくしだって女の子なんですから」
よりいっそうくっつきが強くなる。そしてそんな俺達の様子に気付いて、
「そんなの見せられたら、私だって混ざりたくなるじゃーん!」
不意に竹中が後ろから抱き付いてきた。うおっ。何か背中に柔らかい感触が当たってるぞ。俺はどういうわけか、3人の女子にくっつかれて、両手に花ならぬ、両手首に花束と言った感じで、ぞろぞろと屋敷を進む羽目になってしまっている。
嬉しくないわけないが、動きづらくて仕方ないっての。
「おい、竹中。身体をそんな押し付けるなって」
「良いじゃん別に~。何か不都合でもあるのかな~?」
「色々と男にはあるんだよ。だから離れろって」
俺は背中から竹中を引き剥がしたくても、両手は塞がっていてどうしようもない。
「嫌だね~。ほらほらこのまま出口まで行こうよ」
仕方なくこの団子状態で屋敷を進む事にした。薄暗い屋敷を進んでいると周囲に青白く浮かぶ丸い光がふわふわ飛んできた。ただの光だと気にせず進むと、薄暗い物陰から真っ白い装束を着た髪が長く、異常に真っ白い女性が俺の服を掴んできた。
「ひぃっ!?」
「うぉっ!」
すみれがその女性に気付いて驚きのあまり、俺の腕を渾身の力で引っ張り、竹中と彩夏ちゃんをもひっぺ剥がして走り出した。強引にすみれと前方へと走る。びっくりしすぎて、すみれは正気じゃなくなってるようだ。
「何やってるのです貴女。もうっ、せっかく渉さんと手を繋げていたのに、貴女責任取って下さい!」
「あらー、行っちゃったねー」
後ろの2人を首を捻って確認すると、彩夏ちゃんが幽霊役のスタッフさんに怒っているのが、遠くから見える。その幽霊役のスタッフさんは申し訳なさそうにしているし。いや、貴女は仕事をしただけから、怒られる理由なんてないぞと言ってやりたい。
「おい、すみれ、落ち着け。もう大丈夫だから、止まれって」
「ご、ごめん。びっくりしちゃって。あ、他の2人ともはぐれちゃった」
「そんな広い場所じゃないし、先に出口で待ってれば合流できるだろ。さっさと進むぞ」
しかしすみれの様子が少し妙だ。座り込んで立ち上がろうとしない。どこか怪我でもしたのだろうか。
「大丈夫か?」
「その……、ごめん。さっきので腰が抜けちゃって。立てなくなっちゃったみたいなの……」
とても申し訳なさそうに言うすみれは、ため息をついている。よっぽどビビッたんだろうな、こいつ。
「私は少し休憩すれば大丈夫だから、朱里たちの方へ合流してきてよ。その後で来てくれれば良いからさ」
顔を俯けて言うすみれはあまり見られたくないのだろう。しかし、兄の俺がそんな言葉をほいほい受け入れるわけがない。当然このまま放っておくわけにはいかないよな。誰がこんな可愛い妹を1人にする兄貴がいるってんだ。
「妹を1人でこのままにするわけねーだろ。ほら抱っこしてやるからこのまま進むぞ」
「え、ちょっ、何してんのよっ!」
俺はすみれの腕を持ち立ち上がらせ、そのまま強引に腕を引き寄せお姫様抱っこをしようとした。しかし、さすがにそれはあまりにも恥ずかしいのか、思いっきり押しのけて拒絶してきた。
「いやいや、そんなのしなくて良いから! 恥ずかしいに決まってんじゃん!」
「だからってこのままに出来るわけないだろ。じゃあ背負ってやるからそれでいいだろ?」
わずかな間を空けて、すみれは小さく頷いた。俺はすみれを背負って幽霊屋敷の出口へ向かって歩き出した。
「変なところ触ったら蹴るからね」
「心配しなくても触らねーから、安心しておんぶされてろって」
「何で私が兄貴におんぶなんかされなくちゃいけないのよ。もー、最悪……」
すみれはぶつぶつと、おんぶされながらも言っている。出口に向かって進む中で、途中でお化けや幽霊が脅かして来る度に、すみれが俺の首を絞めるくらい腕を締め付けてきたのは参った。それでもどうにか出口へと出る事が出来たのだった。
「やれやれ、やっと出れたな」
「一時はどうなるかと思ったけど、迷惑かけてごめん兄貴」
「別に。兄妹で遠慮なんかするなって」
背負っていたすみれをおろす。どうやらもう立っても平気みたいだな。しかしどういうわけか、出口には竹中と彩夏ちゃんが既に待っていて、こちらをガン見してきている。
「遅いと思ったら、2人とも随分と密着して仲良しだねぇ~」
「むぅ~。わたくしも今度おんぶしてくださいの」
彩夏ちゃんが頬を膨らませて俺の方に近づき上目づかいで見上げてくる。そんな事言われても困るんだがなぁ。
「こ、これは、私が怪我して、その。私は必要ないって言ったのに、兄貴が無理やりしてきたのよ。言っとくけど何も変な事があったわけじゃないからね」
「はいはい、そういう事にしておくから、今日は帰るとしますかね」
「朱里ってば変な誤解をしたままにしないでよー!」
竹中がゲームセンターの出口へと向かって先に歩いていく。その後を追ってすみれも歩いて行く中で、彩夏ちゃんが俺の腕を組んできた。さっきの幽霊屋敷の事でまだ不満だったのか、あくまでこのまま行こうとするつもりらしい。
「さっ、わたくし達も帰りますの。今日は帰るまで離しませんの」
「お嬢様は最近強引になったものだなぁ」
「わたくしは前みたいにこそこそするなんてしませんの。もう渉さんを振り向かせる為なら手段を選びませんの」
幼い顔をしているのに、やけに妖艶な笑みを浮かべる彩夏ちゃんは、何だかすごく大人っぽく見えた。本当は子どもっぽい雰囲気は全て演技なのかもと思える程に。
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