37 / 44
第37話 海で遊んだ後は美味しいご飯が待ってるよね!
しおりを挟む
水鉄砲サバイバルゲームを楽しみ、それからはみんな泳いだり、ボール遊びをしたりして空模様は夕焼けに染まっていた。さすがについてから遊び通しで疲れてきたみたいで、みんなレジャーシートに横になっている。
「いやー、今日は遊んだね~」
「わたくしはまだ遊びたいのですが、そろそろお腹も空きましたの」
海が夕焼けの光を反射しており、とても神秘的だ。浜辺に立ち思いに耽っていると、
「兄貴なにかっこつけて立ってるの」
すみれが俺の横顔を覗き込んできた。
「うぉっ、なんだすみれか」
「うぉっ、じゃないわよ。聞いてなかったでしょ、兄貴。上野さんが呼んでるよ」
すみれに教えられて別荘の方を振り向くと、坂を下りた先に案の定上野さんが手を振って呼んでいる。
「皆様ー、そろそろお食事の時間なので戻って来てくださーい!」
どうやら夕ご飯の支度をしてくれたらしい。
「私達は先にシャワー浴びてるからね~」
すみれ達はさっさと別荘に戻って行く。
「俺も戻るか」
というわけで、全員別荘に戻り順番にシャワーを浴びる。無論最後に浴びたのは誰だったのかは、言うまでもない。
さてようやく身体をサッパリさせてリビングに入ると、テーブルにはスパイシーで美味しそうな匂いが漂っていた。この匂いはカレーだな。
すみれ達女性陣は、着替え終わっており、ソファーに座って3人で雑談をしている。上野さんが今はスーツではなく、ラフなシャツとズボンに着替えており、テーブルに全員の食事の配膳をしてくれていた。
盛り上がっている女性陣達に混ざる気にもなく、俺は上野さんの手伝いをする。
「上野さん、俺も手伝いますよ」
「ではお言葉に甘えて、このサラダをテーブルに運んでもらってもよろしいですか?」
「分かりました」
渡された大きなボウルに、ぎっしり入ったシーザーサラダをテーブルに配置する。続けてまだ手伝う事を伝えると、冷蔵庫に入っている飲み物類を取ってほしいと頼まれたので、冷蔵庫を開ける。中にはペットボトルのお茶やジュースがぎっしり入っていた。
俺はジュースやお茶を取り出し、テーブルに配膳されたグラスの横に置く。そうこうしている間に、上野さんがテキパキと料理を4人分並べ終える。
「さっ皆様、料理の準備が出来ましたのでどうぞ召し上がってください」
その声で女性陣がすぐに会話を中断し、急いで各々椅子に座っていく。
「うわ~美味しそうですね。やっぱり海で遊んだ後のカレーって、特別に美味しく感じますね」
すみれがカレーから漂ってくる香りを堪能している。そう言えばカレーが好物だったな。
「私もカレー大好きなんだよね。さすが上野さん、分かってるぅ!」
「上野さんの料理の腕も素晴らしいんですの。ね、上野さん」
「彩夏お嬢様に、それに皆様のお褒めの言葉ありがとうございます。どうぞ召し上がって下さい」
実際にテーブルに配膳された料理はシーフードカレー、シーザーサラダ、パンプキンの冷製ポタージュ、ほうれん草とコーンのソテー等と、どれも上野さん特製の手料理だ。
そこで4人分の料理で気付く。これは俺達の分しか並べられていないのだ。作ってくれた本人は俺達が食べるのを待っている。
「あれ、上野さんは食べないんですか?」
「私は皆様が食べ終った後で食べますから、大丈夫ですよ」
そう言ってキッチンの方に行こうとするのを、彩夏ちゃんが呼び止めた。
「ちょっと待つですの、上野さん。今日はみんなで食べますの」
「ご飯はみんなで食べる方が美味しいから、上野さんも一緒に食べませんか?」
彩夏ちゃんとすみれが席を立ちあがった。
「だよねっ。みんなで食べようよ」
同時に竹中も席を立つ。そして俺も含め全員で上野さんの分のカレーや、別の料理を皿に盛りつけていく。そしてあっという間に1人分の料理がテーブルに増える。これでようやく全員で食べられるわけだ。やっぱりご飯はみんなで楽しく食べないとな。
「皆様、そんな気をつかわなくても良いのですが……」
「駄目ですよ。俺も全員で食べた方が美味しいと思うし、食べましょうよ」
「そうですね。今日はお言葉に甘えて皆様と卓を一緒にさせて頂きますね」
全員の要望で上野さんも座ると、俺を含めた全員も席に戻った。
こうして大人数でテーブルを囲むのは、やっぱり楽しいかも知れないな。最近は自宅で食べる時も、家族全員で食べる機会は少ない。と言うより、両親も忙しいし、すみれも部屋で食べているし。かく言う俺もパソコンの前で1人食べる事の方が多いしな。
「それでは皆様いただきましょう」
上野さんの声を切っ掛けに、
全員が「いただきまーす!」と言って、料理に手を出していく。
どの料理も美味しそうだが、やはりメインのシーフードカレーは見ているだけで涎が出てしまう程だ。料理もこんなに上手とか、さすがメイド長という肩書は伊達じゃない。
「う~ん、このパンプキンのポタージュ、濃厚でおいひぃ~」
「サラダも新鮮でおいしいですのぉ」
竹中も彩夏ちゃんもサラダやスープを口にして、蕩けている。だが俺はまずはカレーを食べるとしよう。やはり男となればカレーが嫌いなやつはいないと思う。カレーは飲み物と呼ばれる程だしな。
ではさっそくスプーンですくって口に運ぶ。たっぷりイカとタコも乗せていく。隣のすみれも同じカレーを口にしていく。カレーが入った瞬間ほどよい辛さと旨味が口の中に広がっていく。
「うまっー!」
「美味しいー!」
俺は少し行儀が悪いが、ガツガツとスプーンを運んではカレーをバクバクと食べる。
「も~兄貴、行儀悪いなぁ」
「うるさいな。スプーンが止まらないんだよ。文句を言うなら美味しいカレーに言ってくれ」
「まぁまぁすみれ、良いじゃん。だってこんなに美味しいんだよ」
竹中もカレーを口いっぱい頬張って食べている。ちょっとはしたないと言いたかったが、俺が言えたものじゃないし、気にしないでおこう。
「あらあら、そんなに美味しそうに食べてくれると作った甲斐がありますね。そんなに急いで食べなくてもお替りはありますから、大丈夫ですよ」
「いつもはわたくし、料理長のばかり食べていましたが、上野さんの料理も料理長顔負けですの」
こうしてみんな料理を食べ終えると、全員で片づけをする事にしようとした。けれど上野さんはさすがにそれはわたしの仕事だと言い張って、1人でやり始めてしまった。しかしその代り俺に玄関に置いてある袋を取って来て欲しいと頼まれた。
一体何だろうと思いながら玄関に来ると、隅っこにちょっと大きめな袋が確かに置かれていた。それを持ち上げて、リビングに戻る。
「取って来ましたよ」
「ありがとうございます。では開けてみて下さい」
中身を開けてみると、そこには色とりどりの花火グッズが入っていた。それを見てソファーで微睡んでいた彩夏ちゃんが、
「花火ですの!」
と、興奮気味に大きな声を出す。ちょっとびっくりしたが、確かにこれは夏の定番、花火グッズだ。入っている花火の種類も多く、線香花火、ねずみ花火、打ち上げ花火、へび花火、手持ち花火と種類が充実している。これは相当楽しそうだな。
「凄い種類あるよ。おお、これねずみ花火じゃん。ずっこい懐かしい~」
「どうしたんですか、こんなに花火がたくさん」
すみれが聞くと、
「もともとたくさんこの別荘に余ってまして、期限もまだ大丈夫でしたから、この際皆様に使ってもらおうと思いまして」
そう言って俺にチャッカマンとバケツを上野さんは渡してきた。外で遊んで来て良いらしい。
「じゃあ早速花火大会ですの」
「なら私はまずは打ち上げ花火でかますよ」
彩夏ちゃんと竹中が先に外へと出て行ってしまった。
「すみれさんも渉さんも楽しんできてくださいね」
「それじゃお言葉に甘えて私も遊んできますね。さっ、兄貴も行くわよ!」
「手を引っ張るなって」
すみれが俺の手を引っ張って玄関へと向かおうとする。待て待て、花火が入った袋とバケツを忘れてるぞ。
「いやー、今日は遊んだね~」
「わたくしはまだ遊びたいのですが、そろそろお腹も空きましたの」
海が夕焼けの光を反射しており、とても神秘的だ。浜辺に立ち思いに耽っていると、
「兄貴なにかっこつけて立ってるの」
すみれが俺の横顔を覗き込んできた。
「うぉっ、なんだすみれか」
「うぉっ、じゃないわよ。聞いてなかったでしょ、兄貴。上野さんが呼んでるよ」
すみれに教えられて別荘の方を振り向くと、坂を下りた先に案の定上野さんが手を振って呼んでいる。
「皆様ー、そろそろお食事の時間なので戻って来てくださーい!」
どうやら夕ご飯の支度をしてくれたらしい。
「私達は先にシャワー浴びてるからね~」
すみれ達はさっさと別荘に戻って行く。
「俺も戻るか」
というわけで、全員別荘に戻り順番にシャワーを浴びる。無論最後に浴びたのは誰だったのかは、言うまでもない。
さてようやく身体をサッパリさせてリビングに入ると、テーブルにはスパイシーで美味しそうな匂いが漂っていた。この匂いはカレーだな。
すみれ達女性陣は、着替え終わっており、ソファーに座って3人で雑談をしている。上野さんが今はスーツではなく、ラフなシャツとズボンに着替えており、テーブルに全員の食事の配膳をしてくれていた。
盛り上がっている女性陣達に混ざる気にもなく、俺は上野さんの手伝いをする。
「上野さん、俺も手伝いますよ」
「ではお言葉に甘えて、このサラダをテーブルに運んでもらってもよろしいですか?」
「分かりました」
渡された大きなボウルに、ぎっしり入ったシーザーサラダをテーブルに配置する。続けてまだ手伝う事を伝えると、冷蔵庫に入っている飲み物類を取ってほしいと頼まれたので、冷蔵庫を開ける。中にはペットボトルのお茶やジュースがぎっしり入っていた。
俺はジュースやお茶を取り出し、テーブルに配膳されたグラスの横に置く。そうこうしている間に、上野さんがテキパキと料理を4人分並べ終える。
「さっ皆様、料理の準備が出来ましたのでどうぞ召し上がってください」
その声で女性陣がすぐに会話を中断し、急いで各々椅子に座っていく。
「うわ~美味しそうですね。やっぱり海で遊んだ後のカレーって、特別に美味しく感じますね」
すみれがカレーから漂ってくる香りを堪能している。そう言えばカレーが好物だったな。
「私もカレー大好きなんだよね。さすが上野さん、分かってるぅ!」
「上野さんの料理の腕も素晴らしいんですの。ね、上野さん」
「彩夏お嬢様に、それに皆様のお褒めの言葉ありがとうございます。どうぞ召し上がって下さい」
実際にテーブルに配膳された料理はシーフードカレー、シーザーサラダ、パンプキンの冷製ポタージュ、ほうれん草とコーンのソテー等と、どれも上野さん特製の手料理だ。
そこで4人分の料理で気付く。これは俺達の分しか並べられていないのだ。作ってくれた本人は俺達が食べるのを待っている。
「あれ、上野さんは食べないんですか?」
「私は皆様が食べ終った後で食べますから、大丈夫ですよ」
そう言ってキッチンの方に行こうとするのを、彩夏ちゃんが呼び止めた。
「ちょっと待つですの、上野さん。今日はみんなで食べますの」
「ご飯はみんなで食べる方が美味しいから、上野さんも一緒に食べませんか?」
彩夏ちゃんとすみれが席を立ちあがった。
「だよねっ。みんなで食べようよ」
同時に竹中も席を立つ。そして俺も含め全員で上野さんの分のカレーや、別の料理を皿に盛りつけていく。そしてあっという間に1人分の料理がテーブルに増える。これでようやく全員で食べられるわけだ。やっぱりご飯はみんなで楽しく食べないとな。
「皆様、そんな気をつかわなくても良いのですが……」
「駄目ですよ。俺も全員で食べた方が美味しいと思うし、食べましょうよ」
「そうですね。今日はお言葉に甘えて皆様と卓を一緒にさせて頂きますね」
全員の要望で上野さんも座ると、俺を含めた全員も席に戻った。
こうして大人数でテーブルを囲むのは、やっぱり楽しいかも知れないな。最近は自宅で食べる時も、家族全員で食べる機会は少ない。と言うより、両親も忙しいし、すみれも部屋で食べているし。かく言う俺もパソコンの前で1人食べる事の方が多いしな。
「それでは皆様いただきましょう」
上野さんの声を切っ掛けに、
全員が「いただきまーす!」と言って、料理に手を出していく。
どの料理も美味しそうだが、やはりメインのシーフードカレーは見ているだけで涎が出てしまう程だ。料理もこんなに上手とか、さすがメイド長という肩書は伊達じゃない。
「う~ん、このパンプキンのポタージュ、濃厚でおいひぃ~」
「サラダも新鮮でおいしいですのぉ」
竹中も彩夏ちゃんもサラダやスープを口にして、蕩けている。だが俺はまずはカレーを食べるとしよう。やはり男となればカレーが嫌いなやつはいないと思う。カレーは飲み物と呼ばれる程だしな。
ではさっそくスプーンですくって口に運ぶ。たっぷりイカとタコも乗せていく。隣のすみれも同じカレーを口にしていく。カレーが入った瞬間ほどよい辛さと旨味が口の中に広がっていく。
「うまっー!」
「美味しいー!」
俺は少し行儀が悪いが、ガツガツとスプーンを運んではカレーをバクバクと食べる。
「も~兄貴、行儀悪いなぁ」
「うるさいな。スプーンが止まらないんだよ。文句を言うなら美味しいカレーに言ってくれ」
「まぁまぁすみれ、良いじゃん。だってこんなに美味しいんだよ」
竹中もカレーを口いっぱい頬張って食べている。ちょっとはしたないと言いたかったが、俺が言えたものじゃないし、気にしないでおこう。
「あらあら、そんなに美味しそうに食べてくれると作った甲斐がありますね。そんなに急いで食べなくてもお替りはありますから、大丈夫ですよ」
「いつもはわたくし、料理長のばかり食べていましたが、上野さんの料理も料理長顔負けですの」
こうしてみんな料理を食べ終えると、全員で片づけをする事にしようとした。けれど上野さんはさすがにそれはわたしの仕事だと言い張って、1人でやり始めてしまった。しかしその代り俺に玄関に置いてある袋を取って来て欲しいと頼まれた。
一体何だろうと思いながら玄関に来ると、隅っこにちょっと大きめな袋が確かに置かれていた。それを持ち上げて、リビングに戻る。
「取って来ましたよ」
「ありがとうございます。では開けてみて下さい」
中身を開けてみると、そこには色とりどりの花火グッズが入っていた。それを見てソファーで微睡んでいた彩夏ちゃんが、
「花火ですの!」
と、興奮気味に大きな声を出す。ちょっとびっくりしたが、確かにこれは夏の定番、花火グッズだ。入っている花火の種類も多く、線香花火、ねずみ花火、打ち上げ花火、へび花火、手持ち花火と種類が充実している。これは相当楽しそうだな。
「凄い種類あるよ。おお、これねずみ花火じゃん。ずっこい懐かしい~」
「どうしたんですか、こんなに花火がたくさん」
すみれが聞くと、
「もともとたくさんこの別荘に余ってまして、期限もまだ大丈夫でしたから、この際皆様に使ってもらおうと思いまして」
そう言って俺にチャッカマンとバケツを上野さんは渡してきた。外で遊んで来て良いらしい。
「じゃあ早速花火大会ですの」
「なら私はまずは打ち上げ花火でかますよ」
彩夏ちゃんと竹中が先に外へと出て行ってしまった。
「すみれさんも渉さんも楽しんできてくださいね」
「それじゃお言葉に甘えて私も遊んできますね。さっ、兄貴も行くわよ!」
「手を引っ張るなって」
すみれが俺の手を引っ張って玄関へと向かおうとする。待て待て、花火が入った袋とバケツを忘れてるぞ。
0
あなたにおすすめの小説
俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい
沢尻夏芽
恋愛
自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。
それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。
『様子がおかしい』
※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。
現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。
他サイトでも掲載中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる