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第六章 商人と剣術
070 剣豪騎士カイン
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剣豪騎士カイン。剣で仕えていることで知られるスピアリット子爵家の嫡子、カイン・グリフィン・スピアリット。先日の『実技対抗戦』では俺よりも遥かにレベルが低いのに、俺の三倍以上の打撃を与える剣術で、俺に乙女ゲーム『エレノオーレ!』の攻略対象者の力を見せつけたカイン。そのカインが俺達の元に近づいてきた。
「よう、カインどうしたんだ」
アーサーが明るくカインに声をかけた。
「グレン。対戦したから知っているよな。スピアリットだ」
「改めて挨拶しよう。カイン・グリフィン・スピアリットだ。よろしく」
「こちらこそ。グレン・アルフォードだ。グレンと呼んでくれ」
「ならば私の方もカインと」
外見と同じく剛直な性格な事がよく分かる。何をしているのかと問うてきたので、スクロードが商人剣術のことを色々説明した。するとカインも興味を示し、自分も見たいと言い出したので、もう一人ギャラリーが増えてしまった。
「ところでグレンはなんで立木打ちを選んだの?」
「場所的な無駄がないからだ。立木一本で訓練ができる」
スクロードの質問に答えた。そう、イスノキの丸太を一本地中に埋めれば、これがへし折れるまで打ち続ければいい。後は何も要らないのだ。しかし横木打ちとなればそうはいかない。置く場所がいる。単純にそれが理由だった。
「邪魔にならないしな」
俺はそう言うと、イスノキの立木の前に立ち、いつもの調子で少し距離を置いて左右に打ち込みを始めた。
「キィィィィィィ!!!!」
叫びながらひたすら打ち込む。二百回程度の打ち込みをした後、一旦止めてスクロードに言った。
「訳文には二足半歩と書いてあったよな。あれはこういうことだ」
立木より四、五メートルくらいの距離を取って、ニ歩半で打ち込み、また同じ距離を離れニ歩半で打ち込んだ。そしてすぐに同じ距離を取り、ニ歩半で打ち込む。
「おおお、これだ! この踏み込みだ!」
カインが興奮しながら話しだす。
「速いんだよ。速い。飛ぶように速い」
「それは俺も分かる。遠くから踏み込んできて、すぐに下がるんだ」
カインに続いてドーベルウィンも話しだした。考えれば二人とも俺と対峙したんだよな。
「文章に書いてあるのと、実際を比べるとやっぱり違うよね」
「俺はこっちの方が分かりやすいわ」
スクロードの感想とアーサーの感想が異なるのが面白い。スクロードは机上に強く、アーサーは現場主義。そんなところか。俺は剣術自体に興味はないが、他の連中は興味津々のようで、あれこれ語っている。特に商人剣術にまつわる二つの剣術について、話は尽きないようだ。
俺は話し合っているみんなを横目に『横木打ち』流派のものという方法の持ち手で立木を打ちこんでみた。持ち手がどう違うのかと言えば、刀を持つ部分である柄を手首まで添える立木打ちと、前腕まで添える横木打ちという違いがある。
「キィヤァァァァァ!!!」
前腕まで添えた形で打ち込む。打ち込んで分かったことだが、『立木打ち』流派の握りよりも、『横木打ち』流派の握りの方が鋭角で打ち込む形になった。あと、走り込んで撃つ際の力が強くなるのを感じる。俺が打ち込みを百本程度で止めるとアーサーが聞いてきた。
「今度は何を試してたんだ」
「握りの違いを試していた。『横木打ち』流派の握りで立木打ちをやってたんだ」
「少し戻りが遅いな」
「正解だ」
鋭い。流石だ。カインの呟きに内心驚いた。というのも振っている俺自身が感じたことだからだ。確かに『横木打ち』流派の打ち込みは強いと感じた。しかし、元の位置に戻す時間が従来に比べ僅かながら遅れる。修練の問題もあるのだろうが、剣技として強さと速さはバーターなのではないかと思う。スクロードが俺に聞いてきた。
「今日『横木打ち』流派をやってみた感想はどうだった?」、
「ああ。打撃力が大きいだろうが、立位重視で『立木打ち』一本に絞ろうという気になったよ」
「今までやってきたことだしな」
「ああ。もちろんそれもあるが練度という点において、従来のモノを高めた方が確実だと思うんだ」
アーサーの指摘に俺なりの意見を返した。こういう場面でどうしてもルーチンワーカーの精神が露呈してくる。俺にとって剣術は現実世界に帰るための手段でしかない訳で、剣の探究とかそういったものは重要ではないのだ。もちろんこれがピアノとなれば別なのだが。
「だったら『立木打ち』流派の特徴をまとめなきゃいけないね」
「ああ、シーズン前にな」
そう話すスクロードとアーザーに、前から気になっていた事を聞いてみた。
「君等、こんな確認をして何か得になるようなことが有るのか?」
すると二人は顔を見合わせてニコっと笑い、代表してアーサーが言った。
「これを論文にすれば、先の進路にプラスになる。商人剣術は未知の剣術だからな」
そりゃ、もっともだ。俺は納得して引き下がった。カインとドーベルウィンは二人の答えを聞いて苦笑している。よく考えれば四人とも貴族の嫡嗣。家の継承にしろ、出仕するにしろ、自分の経歴に箔を付ける事は重要な仕事なのだろう。
休憩しようとということになって、立ち話もなんだからと鍛錬場の椅子に座っていると、剣豪騎士カインが俺に相談があると話してきた。
「実は・・・・・ ちょっと困ったことがあってな」
「ん?」
「付きまとわれているんだ」
カインによると最近、別のクラスの女子生徒とやたら鉢合わせしたり、腕を掴みにきたり、なんだかんだと関わろうとしてくるらしい。その子に興味があるのかと問えば、全くないそうで、付きまとわれる理由もよくわからないという。
「なるほど。で、なんで俺に?」
「それは・・・・・」
困惑しているカイン。その視線の先にはアーサーがいた。
「いや。こういう話には良い知恵が出せるんじゃないかと思ってな」
「どうして?」
「だってレティシア様や一緒にいるローランさん。挙げ句公爵令嬢とまで懇意じゃん、お前」
「いや、それは成り行きで・・・・・」
「それに最近はまた別の女の人。ズボンを穿いた女の人とも一緒にいるし」
いやそれは勘違いだ、アーサー。気がつけば全員の視線が俺に集中している。なんだ君たち、その目は。
「あれはリサだ。俺の姉だぞ!」
「お前、三人に飽き足らず、お姉さんまで連れてきたのか?」
「いやぁ、人気者だね。グレンは」
「貴族じゃないのに羨ましい・・・・・」
スクロードとドーベルウィンが何かを言っている。一体何を勘違いしているんだ、君たちは。これではどうしようもないので、カインの話に全振りすることにした。
「ところで、付きまとっている奴と何処で遭遇する?」
「もしかして屋上か?」
「!!! なんで分かったんだ!」
あ、これは! 鈍い俺でも分かった。カインは気晴らしによく屋上に行く。そこでヒロインと出会って会話を重ねるうちに、様々なイベントを乗り越えて心を通わせる展開なのである。付きまとっている奴はゲーム『エレノオーレ!』をやっていた人間、俺と同じ現実世界の住人だ。
「いや、何となくだ」
「グレンはカンがいいからな。言っただろカイン」
アーサーが能天気にカインに解説している。いや、事情が飲み込めないカインにとって、今はその方がいいだろう。モブ外の俺が、まさか攻略対象者から相談を持ちかけられるなんて思っても見なかった。
「で、その女子生徒の名前は?」
「コルレッツだ」
「コルレッツか!」
スクロードが声を上げた。コルレッツはスクロードと同じクラスで、化粧が濃く、数人の男子生徒を周辺にいつも侍らせているらしい。口ぶりから露骨に嫌っているのが分かる。俺の脳内リストにもその名前が抽出された。
「ジャンヌ・コルレッツだな。確か地主の娘だという話だが・・・・・」
俺はアドバイスした。自分が思った向きとは逆の道を通って目的地に向かうことを。あと、もうじきシーズンだから今はそれでやり過ごし、その間に相手を調べて対策を考えよう、と伝えた。
「いやぁ、助かるよ。相談して良かった」
カインは安堵している。よっぽどコルレッツとかいう女子生徒が嫌だったんだろう。どれだけな奴なんだ、コルレッツってのは。
「あと、正嫡殿下も付きまとわれて困ってるそうなんだ。従者のフリックが頭を悩ませている。グレン、済まないが今度、フリックとも会ってくれないか」
えええ! 俺は呆気にとられた。まさか正嫡殿下アルフレッドにまで手を伸ばそうとは。いくらなんでも豪胆過ぎるぞコルレッツ。カインの依頼に同意せざる得なかった俺は、新たなる波乱を予感せざる得なかった。
「よう、カインどうしたんだ」
アーサーが明るくカインに声をかけた。
「グレン。対戦したから知っているよな。スピアリットだ」
「改めて挨拶しよう。カイン・グリフィン・スピアリットだ。よろしく」
「こちらこそ。グレン・アルフォードだ。グレンと呼んでくれ」
「ならば私の方もカインと」
外見と同じく剛直な性格な事がよく分かる。何をしているのかと問うてきたので、スクロードが商人剣術のことを色々説明した。するとカインも興味を示し、自分も見たいと言い出したので、もう一人ギャラリーが増えてしまった。
「ところでグレンはなんで立木打ちを選んだの?」
「場所的な無駄がないからだ。立木一本で訓練ができる」
スクロードの質問に答えた。そう、イスノキの丸太を一本地中に埋めれば、これがへし折れるまで打ち続ければいい。後は何も要らないのだ。しかし横木打ちとなればそうはいかない。置く場所がいる。単純にそれが理由だった。
「邪魔にならないしな」
俺はそう言うと、イスノキの立木の前に立ち、いつもの調子で少し距離を置いて左右に打ち込みを始めた。
「キィィィィィィ!!!!」
叫びながらひたすら打ち込む。二百回程度の打ち込みをした後、一旦止めてスクロードに言った。
「訳文には二足半歩と書いてあったよな。あれはこういうことだ」
立木より四、五メートルくらいの距離を取って、ニ歩半で打ち込み、また同じ距離を離れニ歩半で打ち込んだ。そしてすぐに同じ距離を取り、ニ歩半で打ち込む。
「おおお、これだ! この踏み込みだ!」
カインが興奮しながら話しだす。
「速いんだよ。速い。飛ぶように速い」
「それは俺も分かる。遠くから踏み込んできて、すぐに下がるんだ」
カインに続いてドーベルウィンも話しだした。考えれば二人とも俺と対峙したんだよな。
「文章に書いてあるのと、実際を比べるとやっぱり違うよね」
「俺はこっちの方が分かりやすいわ」
スクロードの感想とアーサーの感想が異なるのが面白い。スクロードは机上に強く、アーサーは現場主義。そんなところか。俺は剣術自体に興味はないが、他の連中は興味津々のようで、あれこれ語っている。特に商人剣術にまつわる二つの剣術について、話は尽きないようだ。
俺は話し合っているみんなを横目に『横木打ち』流派のものという方法の持ち手で立木を打ちこんでみた。持ち手がどう違うのかと言えば、刀を持つ部分である柄を手首まで添える立木打ちと、前腕まで添える横木打ちという違いがある。
「キィヤァァァァァ!!!」
前腕まで添えた形で打ち込む。打ち込んで分かったことだが、『立木打ち』流派の握りよりも、『横木打ち』流派の握りの方が鋭角で打ち込む形になった。あと、走り込んで撃つ際の力が強くなるのを感じる。俺が打ち込みを百本程度で止めるとアーサーが聞いてきた。
「今度は何を試してたんだ」
「握りの違いを試していた。『横木打ち』流派の握りで立木打ちをやってたんだ」
「少し戻りが遅いな」
「正解だ」
鋭い。流石だ。カインの呟きに内心驚いた。というのも振っている俺自身が感じたことだからだ。確かに『横木打ち』流派の打ち込みは強いと感じた。しかし、元の位置に戻す時間が従来に比べ僅かながら遅れる。修練の問題もあるのだろうが、剣技として強さと速さはバーターなのではないかと思う。スクロードが俺に聞いてきた。
「今日『横木打ち』流派をやってみた感想はどうだった?」、
「ああ。打撃力が大きいだろうが、立位重視で『立木打ち』一本に絞ろうという気になったよ」
「今までやってきたことだしな」
「ああ。もちろんそれもあるが練度という点において、従来のモノを高めた方が確実だと思うんだ」
アーサーの指摘に俺なりの意見を返した。こういう場面でどうしてもルーチンワーカーの精神が露呈してくる。俺にとって剣術は現実世界に帰るための手段でしかない訳で、剣の探究とかそういったものは重要ではないのだ。もちろんこれがピアノとなれば別なのだが。
「だったら『立木打ち』流派の特徴をまとめなきゃいけないね」
「ああ、シーズン前にな」
そう話すスクロードとアーザーに、前から気になっていた事を聞いてみた。
「君等、こんな確認をして何か得になるようなことが有るのか?」
すると二人は顔を見合わせてニコっと笑い、代表してアーサーが言った。
「これを論文にすれば、先の進路にプラスになる。商人剣術は未知の剣術だからな」
そりゃ、もっともだ。俺は納得して引き下がった。カインとドーベルウィンは二人の答えを聞いて苦笑している。よく考えれば四人とも貴族の嫡嗣。家の継承にしろ、出仕するにしろ、自分の経歴に箔を付ける事は重要な仕事なのだろう。
休憩しようとということになって、立ち話もなんだからと鍛錬場の椅子に座っていると、剣豪騎士カインが俺に相談があると話してきた。
「実は・・・・・ ちょっと困ったことがあってな」
「ん?」
「付きまとわれているんだ」
カインによると最近、別のクラスの女子生徒とやたら鉢合わせしたり、腕を掴みにきたり、なんだかんだと関わろうとしてくるらしい。その子に興味があるのかと問えば、全くないそうで、付きまとわれる理由もよくわからないという。
「なるほど。で、なんで俺に?」
「それは・・・・・」
困惑しているカイン。その視線の先にはアーサーがいた。
「いや。こういう話には良い知恵が出せるんじゃないかと思ってな」
「どうして?」
「だってレティシア様や一緒にいるローランさん。挙げ句公爵令嬢とまで懇意じゃん、お前」
「いや、それは成り行きで・・・・・」
「それに最近はまた別の女の人。ズボンを穿いた女の人とも一緒にいるし」
いやそれは勘違いだ、アーサー。気がつけば全員の視線が俺に集中している。なんだ君たち、その目は。
「あれはリサだ。俺の姉だぞ!」
「お前、三人に飽き足らず、お姉さんまで連れてきたのか?」
「いやぁ、人気者だね。グレンは」
「貴族じゃないのに羨ましい・・・・・」
スクロードとドーベルウィンが何かを言っている。一体何を勘違いしているんだ、君たちは。これではどうしようもないので、カインの話に全振りすることにした。
「ところで、付きまとっている奴と何処で遭遇する?」
「もしかして屋上か?」
「!!! なんで分かったんだ!」
あ、これは! 鈍い俺でも分かった。カインは気晴らしによく屋上に行く。そこでヒロインと出会って会話を重ねるうちに、様々なイベントを乗り越えて心を通わせる展開なのである。付きまとっている奴はゲーム『エレノオーレ!』をやっていた人間、俺と同じ現実世界の住人だ。
「いや、何となくだ」
「グレンはカンがいいからな。言っただろカイン」
アーサーが能天気にカインに解説している。いや、事情が飲み込めないカインにとって、今はその方がいいだろう。モブ外の俺が、まさか攻略対象者から相談を持ちかけられるなんて思っても見なかった。
「で、その女子生徒の名前は?」
「コルレッツだ」
「コルレッツか!」
スクロードが声を上げた。コルレッツはスクロードと同じクラスで、化粧が濃く、数人の男子生徒を周辺にいつも侍らせているらしい。口ぶりから露骨に嫌っているのが分かる。俺の脳内リストにもその名前が抽出された。
「ジャンヌ・コルレッツだな。確か地主の娘だという話だが・・・・・」
俺はアドバイスした。自分が思った向きとは逆の道を通って目的地に向かうことを。あと、もうじきシーズンだから今はそれでやり過ごし、その間に相手を調べて対策を考えよう、と伝えた。
「いやぁ、助かるよ。相談して良かった」
カインは安堵している。よっぽどコルレッツとかいう女子生徒が嫌だったんだろう。どれだけな奴なんだ、コルレッツってのは。
「あと、正嫡殿下も付きまとわれて困ってるそうなんだ。従者のフリックが頭を悩ませている。グレン、済まないが今度、フリックとも会ってくれないか」
えええ! 俺は呆気にとられた。まさか正嫡殿下アルフレッドにまで手を伸ばそうとは。いくらなんでも豪胆過ぎるぞコルレッツ。カインの依頼に同意せざる得なかった俺は、新たなる波乱を予感せざる得なかった。
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