11 / 18
地獄の時間が始まる
しおりを挟む
ユウトさんの一言が気になりながら、通路を進んでいく。奥へ行くにつれて、廃墟のような雰囲気を漂わせる。
そこで待っていたのは、筋肉が凄まじい大男だった。
「ようこそ、新人君!」
元気な挨拶をされて、僕は会釈で返事をする。
その直後、体に激しい痛みを感じた。まるで皮膚が裂けるような痛み。
後ろを振り向くと、ここまで連れてきた男の一人が鞭で僕を叩いたようだ。
「挨拶は基本だろー?元気に挨拶したまえ!」
大男の爽やかな笑顔。確実にサイコパスと言うやつだ。
腹の底から声を出して挨拶をした。
「うむうむ、若者は元気が一番!」
今度は鞭で叩かれる事はなかった。求めていた挨拶ができたようだ。
これから何が行われるのか。やはり壁や地面には血が染みている。拷問でもされるのか?心臓がバクバクしている事がよく分かる。
「君のNo.を言いなさい!」
「21…です」
再び背中に裂けるような痛みを感じる。
「声が小さいっ!元気もない!やり直し!」
「21です!」
僕が痛がる姿を見てニヤニヤする大男。最高にサイコパスだ。そして、僕の苦手な体育会系。
「君は今からトレーニングと勉強を行う!私は効率が悪い事は嫌いだ。だから、同時にやるぞ!」
言っている意味が分からなかった。トレーニングと勉強?説明くらいはあっても良いんじゃ…
大男が鞭を手に取る。そして僕の上半身を二度、叩く。力強いだけあり、さっきよりも痛い。
「なんだその不満そうな顔は!?それとなぁ…返事をしろ!返事は大切だろう?」
「はい!すみませんでした!」
「そうそう、最初から元気に返事をしような!」
笑顔で教えられるが、こちらは恐怖心しかない。
「色々と聞きたい事はあると思うが…まずは筋トレだ!腕立て用意!」
話の道筋が理解できないので、体も頭も反応が遅れる。
激しい音と共に体に激痛が走る。大男は不満そうに僕を睨みつける。
「動きが遅い!まさか、腕立てを知らないとか…ないよな?」
僕は痛みを堪えて急いで腕立て伏せの構えをする。
「うむ!良いフォームだ。では始めてみろ!」
とにかくやるしかない。僕は筋力に自信はないが、腕立てを始めた。
「よーし、では自己紹介をしよう。俺は松下だ。よろしくな」
必死で腕立てをしている中、背中を鞭で叩かれる。
「返事をしろおおお、何度目だ!?」
何度も叩かれ、僕は丸くなるしかなかった。
「すまない、ついカッとなってしまって。もう一度、腕立てをやり直そう!」
松下は反省している様子などもなく、ただヘラヘラしながら言った。
そこで待っていたのは、筋肉が凄まじい大男だった。
「ようこそ、新人君!」
元気な挨拶をされて、僕は会釈で返事をする。
その直後、体に激しい痛みを感じた。まるで皮膚が裂けるような痛み。
後ろを振り向くと、ここまで連れてきた男の一人が鞭で僕を叩いたようだ。
「挨拶は基本だろー?元気に挨拶したまえ!」
大男の爽やかな笑顔。確実にサイコパスと言うやつだ。
腹の底から声を出して挨拶をした。
「うむうむ、若者は元気が一番!」
今度は鞭で叩かれる事はなかった。求めていた挨拶ができたようだ。
これから何が行われるのか。やはり壁や地面には血が染みている。拷問でもされるのか?心臓がバクバクしている事がよく分かる。
「君のNo.を言いなさい!」
「21…です」
再び背中に裂けるような痛みを感じる。
「声が小さいっ!元気もない!やり直し!」
「21です!」
僕が痛がる姿を見てニヤニヤする大男。最高にサイコパスだ。そして、僕の苦手な体育会系。
「君は今からトレーニングと勉強を行う!私は効率が悪い事は嫌いだ。だから、同時にやるぞ!」
言っている意味が分からなかった。トレーニングと勉強?説明くらいはあっても良いんじゃ…
大男が鞭を手に取る。そして僕の上半身を二度、叩く。力強いだけあり、さっきよりも痛い。
「なんだその不満そうな顔は!?それとなぁ…返事をしろ!返事は大切だろう?」
「はい!すみませんでした!」
「そうそう、最初から元気に返事をしような!」
笑顔で教えられるが、こちらは恐怖心しかない。
「色々と聞きたい事はあると思うが…まずは筋トレだ!腕立て用意!」
話の道筋が理解できないので、体も頭も反応が遅れる。
激しい音と共に体に激痛が走る。大男は不満そうに僕を睨みつける。
「動きが遅い!まさか、腕立てを知らないとか…ないよな?」
僕は痛みを堪えて急いで腕立て伏せの構えをする。
「うむ!良いフォームだ。では始めてみろ!」
とにかくやるしかない。僕は筋力に自信はないが、腕立てを始めた。
「よーし、では自己紹介をしよう。俺は松下だ。よろしくな」
必死で腕立てをしている中、背中を鞭で叩かれる。
「返事をしろおおお、何度目だ!?」
何度も叩かれ、僕は丸くなるしかなかった。
「すまない、ついカッとなってしまって。もう一度、腕立てをやり直そう!」
松下は反省している様子などもなく、ただヘラヘラしながら言った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
恋愛リベンジャーズ
廣瀬純七
SF
拓也は、かつての恋人・純への後悔を抱えたまま生きてきた。ある日、過去へ戻れる不思議なアプリを手に入れるが戻った先で彼を待っていたのは、若き日の純ではなく――純そのものになってしまった自分自身だった。かつての恋人とやり直すはずが、過去の自分を相手に恋をするという奇妙で切ない関係が始まっていく。時間と心が交差する、不思議な男女入れ替わりストーリー。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる