気付いたら異世界に迷い込んでました

竜一対ヴィーヴル

ヴィーヴルが攻撃してくる、が俺はそれをかわした。
「ほぅ、今のをよけるか。やはりお前は面白い。…が
俺の目的を理解し、邪魔をするのなら殺す」
そう言うヴィーヴルに俺は俺は、
「お前の目的は、この世界を守ってる5人集を倒し、この世界を自分が作り直す気だろ？…きっと俺たちの世界も支配するつもりなんだろ？」
そう言った。ヴィーヴルはニヤリと笑いながら言った。
「そうだ。お前の世界はどうでもいいがこの世界を支配するという目的は分かっていたか。しかし、俺の能力は理解できない！」
そう言ってヴィーヴルは能力を使って攻撃をしてきた。しかしヴィーヴルは時を止める能力らしく俺も動けるので攻撃をかわし、反撃に出た。
「なにっ！馬鹿な！」
ヴィーヴルが初めて大きく動揺した。
「お前、時が止まった時間の中を動けるのか。…お前の能力は、時を止める能力だな」もうバレているので俺は話すことにした。「あぁ、俺の能力は時間を止めることができ、その中を動くことができる」
「なるほどな、しかしその程度で俺の能力が分かったつもりでいる気か？」
っとヴィーヴルは言った。
「なに？お前の能力は…」
そしてヴィーヴルはいきなり俺の目の前に現れた。
「なにっ！」
「ほぉら、理解できてない」
そう言いながら俺の腹部に強烈な攻撃をしてきた。
「がはっ…」
その衝撃でよろめいてしまう。
「ほらな、お前はなにも理解していない。…だからお前は俺には勝てない」
…あいつの能力は何だ。…時間計ということは理解はしている。…だったら…いきなり目の前に現れる…いきなり吹っ飛ぶ…攻撃をした瞬間は見えなかった。…まさか…　
「まさか！お前の能力は‥‥時間を自由にできるの能力…」
そう言うとヴィーヴルは
「ご名答！俺の能力は、時を自由にできる能力だ。しかし驚いたぞ、お前も俺と同じような能力を持っていたとはな」
そう言った。
「それは俺もだ。まさか同じような能力を使う奴に出会うとはな、ただ負けるわけにはいかないな」
そう言うとヴィーヴルは
「どうしてそこまでしてこの世界を守ろうとする？お前にとっては何も関係はないだろ？」
あぁ、確かにないな、ただ…
「ただ、俺はこいつらを守るために行動しているだけだ。もういいだろ？始めよう」
そう言って戦いを再開した。‥‥相手は恐らく…いやかなり強い、ヴィーヴルの攻撃をかわしながらそんなことを考える。
『どうすれば勝てる。…そもそも勝てるのか‥‥』
そしてまたヴィーヴルの能力で吹っ飛ばされる。そして何本の木をなぎ倒し、しばらくして止まった。
「がはっ‥‥」
痛ってぇ…頭から血が出てくらくらする…そしてヴィーヴルが近づいてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、…俺を…俺をここで殺さないと後悔するかもな…」
「おっかないねぇ、だが俺はお前を」
そこでシアが後ろから刀でヴィーヴルの首を狙い振り下ろした。っがそれが当たることはなかった。
「竜一…」
シアが駆け寄ってくる、しかし俺は「潮谷を連れて逃げろ。一日たって連絡がつかない、または俺と会わなかった場合…死んだと思え」
そう言うとシアは
「そんなこと、言わないで。私は…」
「時間がない」
そう言いながら簡単な止血をし
「とっとと行け、あいつはそこにいる」
そう言うと
「気配を探知したか…それとも‥‥まぁいい、お前は弱い、しかしお前は俺の邪魔をするだろう。だからここで死んでもらう」
そう言ってヴィーヴルが拳を掲げた瞬間
『タイムストッパー！』
俺は能力を使いシアから離れたところに移動した。
「ここならいいだろう」
そう言いながら能力を解除した。
「優しいねぇ、仲間を守るためにそこまでするとは、その甘さが命取りにならないといいけどな」
そう言いながらヴィーヴルは攻撃をしてくるのだった。‥‥早い、そして鋭い…
「こいつ‥‥強い…能力で負けている‥‥」この差はどうしたら‥‥
「どうした！動きがとろいぞ！」
そう言いながらヴィーヴルはおそらく時間を飛ばし俺を吹っ飛ばした。
「やはり、何とかしなければ…魔法？いやそんなちゃちなもので勝ててるならもう勝てるはずだ。なら‥‥俺も能力をフルに使ってあいつを…殺るしかない！」‥‥
「その目…やはりお前はまだ何かやる気だな？まぁ良い、どのみち俺が勝つんだからな！‥‥どこ行った‥‥」
「べちゃくちゃしゃべってる暇があったら止めを刺すんだったな。俺はもう、手は抜かないぞ」
そう言って背後からヴィーヴルの背中を蹴り飛ばした。
「‥‥っ！…やるじゃあないか、面白い。いいぞ！お前の本気とやらを見せてみろ！」
そうかい…だったら見せてやるよ…俺の本気を！
「後悔するなよ」
っと言い能力を解放した。
『タイムストッパー！』
そう言って時間を止め後ろに回り込み攻撃をしかけた
「お前は馬鹿なのか？」
そう言いながらヴィーヴルは振り返って俺の拳を手で受け止めた。
「さぁな、馬鹿はどっちだと思う？」
そう言いながら俺は
「この距離だと、魔法攻撃が確実に当たるだろうからな、言っただろ？能力をフルで使うって、だからこうするんだよ！」
『デットタイム！』
デットタイムとはどちらかが確実に死ぬというものだ。
「そんな魔法聞いたことない！…だが分かっているのか？お前も死ぬかもしれんのだぞ」「あぁ、分かっている。しかし、あいつなら俺の行動が分かるのだろうな…」
そう言うとシアが木の上から飛び降りながら刀を2本持ち、ヴィーヴルの首を狙い刀を振り下ろした。…しかしヴィーヴルが暴れまわりシアはヴィーヴルの両腕を切り落とした。「ああああああああああ！」
ヴィーヴルの叫びと共にシアは
「あなたの行動は、すぐわかるのです」
っと言った。
「ありがと、助かった。お前が来てくれなかったら俺は今頃死んでいただろう。」
そう言いながら俺はシアの頭を撫でた。
「こんな時にやめてって…」
「悪い悪い…行けるんだろうな？」
そう言うとシアは向かってくるヴィーヴルのほうを見つめながら
「うん！」
っと答え最後の最後の戦いが始まるのだった。