能力が基本となった世界0

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戦闘訓練開始!その2

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勝様とトレーニングルームにやってきた私達は5m程の距離をとっていた。
「いいでか?ガードしてくださいね」
「あぁ、ただ骨とかは折るなよ、今折れたらっ!がはっ!」
「よそ見をしないでください、訓練とはいえ本気ですよ」

地面に転がる俺を見ながらアイリ、これで本気じゃない?
「能力者ってバケモンみたいなんだな」
「失礼ですね、勝様は」
俺はその場に立ち上がりまた距離をとる。
さっきは目を閉じていたから攻撃を受けた。ならガードをしていればカウンター的なものでできるのでは…
「とも思ってた時期が私にもありました」
「何言ってるの?」
今度は姉さんとカイリが訓練に来た。
「次は私よ、勝構えなさい」
そう言って姉さんは俺の肩に手を置いた。
スパルタか?おい
「ほら、これ」
そう言って姉さんは能力で2つの剣を作り出し、その1本を渡してきた。
「構え方は人それぞれ、私が『始め』って言ってから開始、それまでに動いたら負けだからね」
そう言ってまた5m程の距離をとる。
そして少しして姉さんは『始めッ!』っと言うと姉さんとのトレーニングが始まるのだった。
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