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第十章 Yes, I am Pe Penguin.
しおりを挟む涼太は、気が付くと、まだフラつくような感覚で目を開けた。
まず、どうしてこんな所で倒れているのかを考え出す。
すると、身体に鳥肌が立ってきた。
誰かが部屋に侵入してきて、自分は包丁を握り締めた。
そして、ゆっくりと振り返ると?駄目だ、そこからが思い出せない。
「お前、考えるん、好きやなぁ」
思い出した。
両手を上げて振り返った時、まさか!
有り得ない!
そう思いながらも上半身だけを両手で押し上げるようにして、声のする方を見ると、
「ぺ、ぺ、ぺ、ぺぺ、ぺペンギン!」
涼太は、卒倒しそうになる感覚をなんとかして抑え、やっと声を出した。
「この国に来ても、ぺペンギンやねんなぁ。ワイさぁ、此の名前、変えようかって思てんねんけどやぁ、いっその事、ドイツの貴族っぽくな、Pe von Penguin なんてどう?」
涼太は、先ほどまで辛うじて抑えていた感覚を抑えきれずに、また倒れた。
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