92 / 237
第2章 宿敵の家の当主を妻に貰ってから
第92話 彼女は全て上手くいくようにした
しおりを挟む
ゼロードが投げた銀の箱。正式名称は対魔法士抑制装置。その効力は魔法を使える人物の魔力そのものを一定時間減衰させて、魔法を使えなくするというものです。しかもこの装置は特別製らしく、減衰させる魔力量は通常の魔法使い10~12人分程度でしょうか。間違いなく表には出回っていない特別製という物でしょう。
いえ、正確には私用に一から制作した抑制装置でしょうか。ご丁寧にこれまで私が使った魔法から魔力パターンを計算して減衰させていますしね。
「はははははは! 終わりだぁ! 女ぁ!」
勝ち誇ったように叫ぶゼロードを見て、私は驚いていました。
まさかこんなことになるなんて思ってもいなかったからです。まさか。
「まさか本当に対魔法士抑制装置をそのまま使うだなんて」
「ははは――はぁ?」
ようやく事態に気づいたゼロードが間抜けな声を上げました。さっきまで狂気の笑みを浮かべていた表情はこわばり、少しずつ青くなっていきます。
当然でしょう。私が今少しずつ魔力を放出して、ゼロードとの反発を意図的に起こしているのですから。
「な、なぜだ!? きちんと確認した! まさか不良品を差し出しやがった――」
「ちょっと、いくらなんでも面白すぎるんだけど?」
ゼロードの声を遮って、やや高い声が響きます。私の魔法でさっきまで隠れていたオーラが姿を表してゼロードに言い放ちました。その表情には心底楽しそうな色が浮かんでいます。
「あのさぁ? 私達アークゲートの魔力は特別製なの。それは一般的な魔力と違ってどんな魔法にも応用できるから。ただ魔法使いを封じるだけのその装置が通用するわけないでしょ?」
クスクス笑うオーラに対して、ゼロードは信じられないモノを見るような目で彼女を見ます。
まあ先ほどまでどこにもいなかったのに急に現れたら驚きますよね。
「だ、だが……こ、これはそこの女用に……一から作ったものだと……」
「だ、か、ら……それが間違ってるの。お姉様用の装置を作った? どうせあれでしょ? 戦争の時とか、王都の研究所の情報とかで作ったんじゃないの? 教えといてあげる、アークゲートの魔力全てを魔法から捉えるのは不可能よ。あぁ、一部なら捉えてるかもしれないけど、そんなのお姉様の魔力の内のほんの少しだから結局意味はないわ」
あはは、と楽しそうな声を上げるオーラ。なにやらちょっと生意気な感じですけど、ノヴァさんには絶対にしない態度なので良しとしましょう。この子もこの子で、ゼロードに対して色々と溜まっているものがあると思いますからね。
そんな事を思っていれば、ついにオーラはゼロードに決定的な一言を言い放ちました。
「そもそも……その装置は例えるなら網を投げるようなもの。確かに岩や石は包めるかもね」
「…………」
「でもこの大地を覆えるほどの網なんて、この世に存在するわけないでしょ?」
オーラの言ったことが全てです。アークゲートの魔力を封じれないのもそうですが、そもそもこれでは減衰量がまるで足りていない。仮にあの箱が全ての効果を私の魔力に発揮したところで、減る魔力など大したものではありません。
対応の方法も対応する量も、どちらも足りていない。
本当に私の魔力に対応するのなら、魔法から計算するのではなくノヴァさんのように魔力そのものに直接しなくてはなりません。それも減衰させるのではなく、全てを完全に支配下に入れなくてはいけませんからね。
「……少し、失望しましたね」
「…………」
どうやらゼロードは万策尽きて、私の呟きに返す元気もないようです。正直、色々と準備をしたのに全てが徒労に終わりました。ゼロードが対魔法士抑制装置をコールレイク帝国の裏組織から購入したことは知っていましたし、それを私に使うことも想定していました。
そのまま使われれば問題ないのですが、念には念を入れました。ひょっとしたらゼロードは考え付きもしない方法で私の力を封じるかもしれない。そんな最悪の展開も考えて、魔法を封じられた私に代わって戦えるオーラという切り札まで用意してこの場に臨んだというのに。
わざわざ手回しをした私が馬鹿みたいです。
「……まあ、仕方ないのかもしれませんが」
ポツリと呟いて見てみれば、ゼロードは固まったまま私達を見ていました。
彼はきっと追い詰められていた。それまでは全てを持っていたのに、それをいとも簡単に奪われた。
きっかけはソニアちゃんですので彼自身で手放したのですが、彼はそうは思っていないでしょう。
ノヴァさんに次期当主の座を狙われ、彼との戦いでは力の前に敗北。そして約束されていたに等しい次期当主の座は奪われた。この後自分に待っているのは、今まで散々乏して暴虐の限りを尽くしたノヴァさんの下に付くという耐えがたい現実。
それらが一気に押し寄せてきて、焦った彼にはまともな思考力すら残っていなかったのですね。
ゼロードについて理解はしました。共感は出来ませんし、憐憫の情すら抱きませんが。
「では、今度は私から行きましょう」
彼の事などどうでもいいのです。今も昔も、私が考えるのはたった一人の事だけ。
用意した力を解放し、屋敷全体に行きわたらせます。 ついこの前「開発」した、特定の覇気を無効化する魔法。 ただし代価として「どちらも」無力化されてしまう、失敗作でしたが。
「何しやがった!? 女ぁ!」
ゼロードが身に纏っていた覇気をかき消すと同時に、ノヴァさんを強化していた私の魔法も消えます。覇気にアークゲートの魔力。今この場において、二つの大きすぎる力は消えました。
私の魔力とゼロードの覇気に関しては、この魔法が発動している間は別邸内で使うことは叶いません。
「簡単なことです。あなたの覇気のパターンを解析して、それを打ち消す魔法を開発しました。代価としてそれを行う私も魔法が使えなくなりますが……今回だけは良しとしましょう」
「……覇気を……無効化……だと?」
信じられないといった表情をするゼロード。これで私は力が使えなくなりましたが、ゼロードの力も激減。それにこの場には保険として連れてきたオーラが残っています。
この魔法を使ったところで、ゼロードが追い詰められているという状況は変わりません。
「はい、そのとおりです」
「何が目的だ!?」
まあ、そう思いますよね。絶対的に有利な状況でどうしてこんなことをするのか。
おや、さっきのゼロードの覇気を感じたのか、会場からこちらに人が流れてきましたね。
多くの人がこの場に集結しつつあります。誰もがゼロードが凶行に走ったことをおのずと理解するでしょう。
「……ゼロード? お前、何を……」
「なにを言っているの? ゼロードはここに居るじゃない?」
「……兄上が……二人?」
フォルス家の指南役であるギリアム・ストアド。近くにいるゼロードに変身した人物を見るリーゼロッテ・フォルス。二人を何度も見て困惑するカイラス・フォルス。
それ以外にもライラック・フォルスや南側の貴族の当主など、数はどんどん増えていきます。ゼロードはもう終わりですね。
ですが彼には退場する前にやって貰わなくてはならないことがあります。
あのフォルスの屋敷での再戦です。
先の戦いはノヴァさんの勝利で幕を下ろしました。ですが彼は、私の力のみで勝ったと思ってしまっているようです。私の力もノヴァさんの物なのですが、そこはどうせなら自分の力で勝たないとなかなか納得できないという事でしょう。こういうところで私の最愛の人はどうしようもなく男の子なんですから、困ったものですね。
ですが、納得できないならそれを解決するのは私の役目。流石に覇気を纏ったゼロードに何のフォローもしないノヴァさんが勝つのは難しいですが、純粋な剣技ならばどうでしょうか。
覇気も私の魔力も介入しない、正真正銘剣技だけの1対1。これならばノヴァさんの気持ちも少しは晴れるでしょう。
ゼロード対策として王都の研究所でナターシャから情報を貰ったものの、失敗作に終わった魔法。それがまさかこんな形で役立つとは思ってませんでしたが、ノヴァさんの心にかかった靄を少しでも解消できるなら、魔法を開発して良かったですね。
私は隣に立つノヴァさんに準備が整ったと言おうとして、息を呑みました。
「……お前……俺の妻に何したか分かってるのか?」
いつもは温厚なノヴァさんが言葉を失うほどの怒気を身に纏って、ゼロードを睨みつけていたから。思わず私も驚いて動きを止めてしまったくらいです。
「絶対に許さない」
そう言い放って前に出るノヴァさん。その背中から視線を外せなくなります。
嬉しいとか、愛しいとか、似た感情を表す言葉はたくさんありますが、どれも足りません。
あのノヴァさんが私のためにここまで怒ってくれている。それに「俺の妻」という言葉。
胸がうるさいほど高鳴って、苦しくて仕方がありません。
頭に不意に浮かんだ言葉は、足りないながらも今の私を的確に表していたでしょう。
――あぁ、好きだなぁ
いえ、正確には私用に一から制作した抑制装置でしょうか。ご丁寧にこれまで私が使った魔法から魔力パターンを計算して減衰させていますしね。
「はははははは! 終わりだぁ! 女ぁ!」
勝ち誇ったように叫ぶゼロードを見て、私は驚いていました。
まさかこんなことになるなんて思ってもいなかったからです。まさか。
「まさか本当に対魔法士抑制装置をそのまま使うだなんて」
「ははは――はぁ?」
ようやく事態に気づいたゼロードが間抜けな声を上げました。さっきまで狂気の笑みを浮かべていた表情はこわばり、少しずつ青くなっていきます。
当然でしょう。私が今少しずつ魔力を放出して、ゼロードとの反発を意図的に起こしているのですから。
「な、なぜだ!? きちんと確認した! まさか不良品を差し出しやがった――」
「ちょっと、いくらなんでも面白すぎるんだけど?」
ゼロードの声を遮って、やや高い声が響きます。私の魔法でさっきまで隠れていたオーラが姿を表してゼロードに言い放ちました。その表情には心底楽しそうな色が浮かんでいます。
「あのさぁ? 私達アークゲートの魔力は特別製なの。それは一般的な魔力と違ってどんな魔法にも応用できるから。ただ魔法使いを封じるだけのその装置が通用するわけないでしょ?」
クスクス笑うオーラに対して、ゼロードは信じられないモノを見るような目で彼女を見ます。
まあ先ほどまでどこにもいなかったのに急に現れたら驚きますよね。
「だ、だが……こ、これはそこの女用に……一から作ったものだと……」
「だ、か、ら……それが間違ってるの。お姉様用の装置を作った? どうせあれでしょ? 戦争の時とか、王都の研究所の情報とかで作ったんじゃないの? 教えといてあげる、アークゲートの魔力全てを魔法から捉えるのは不可能よ。あぁ、一部なら捉えてるかもしれないけど、そんなのお姉様の魔力の内のほんの少しだから結局意味はないわ」
あはは、と楽しそうな声を上げるオーラ。なにやらちょっと生意気な感じですけど、ノヴァさんには絶対にしない態度なので良しとしましょう。この子もこの子で、ゼロードに対して色々と溜まっているものがあると思いますからね。
そんな事を思っていれば、ついにオーラはゼロードに決定的な一言を言い放ちました。
「そもそも……その装置は例えるなら網を投げるようなもの。確かに岩や石は包めるかもね」
「…………」
「でもこの大地を覆えるほどの網なんて、この世に存在するわけないでしょ?」
オーラの言ったことが全てです。アークゲートの魔力を封じれないのもそうですが、そもそもこれでは減衰量がまるで足りていない。仮にあの箱が全ての効果を私の魔力に発揮したところで、減る魔力など大したものではありません。
対応の方法も対応する量も、どちらも足りていない。
本当に私の魔力に対応するのなら、魔法から計算するのではなくノヴァさんのように魔力そのものに直接しなくてはなりません。それも減衰させるのではなく、全てを完全に支配下に入れなくてはいけませんからね。
「……少し、失望しましたね」
「…………」
どうやらゼロードは万策尽きて、私の呟きに返す元気もないようです。正直、色々と準備をしたのに全てが徒労に終わりました。ゼロードが対魔法士抑制装置をコールレイク帝国の裏組織から購入したことは知っていましたし、それを私に使うことも想定していました。
そのまま使われれば問題ないのですが、念には念を入れました。ひょっとしたらゼロードは考え付きもしない方法で私の力を封じるかもしれない。そんな最悪の展開も考えて、魔法を封じられた私に代わって戦えるオーラという切り札まで用意してこの場に臨んだというのに。
わざわざ手回しをした私が馬鹿みたいです。
「……まあ、仕方ないのかもしれませんが」
ポツリと呟いて見てみれば、ゼロードは固まったまま私達を見ていました。
彼はきっと追い詰められていた。それまでは全てを持っていたのに、それをいとも簡単に奪われた。
きっかけはソニアちゃんですので彼自身で手放したのですが、彼はそうは思っていないでしょう。
ノヴァさんに次期当主の座を狙われ、彼との戦いでは力の前に敗北。そして約束されていたに等しい次期当主の座は奪われた。この後自分に待っているのは、今まで散々乏して暴虐の限りを尽くしたノヴァさんの下に付くという耐えがたい現実。
それらが一気に押し寄せてきて、焦った彼にはまともな思考力すら残っていなかったのですね。
ゼロードについて理解はしました。共感は出来ませんし、憐憫の情すら抱きませんが。
「では、今度は私から行きましょう」
彼の事などどうでもいいのです。今も昔も、私が考えるのはたった一人の事だけ。
用意した力を解放し、屋敷全体に行きわたらせます。 ついこの前「開発」した、特定の覇気を無効化する魔法。 ただし代価として「どちらも」無力化されてしまう、失敗作でしたが。
「何しやがった!? 女ぁ!」
ゼロードが身に纏っていた覇気をかき消すと同時に、ノヴァさんを強化していた私の魔法も消えます。覇気にアークゲートの魔力。今この場において、二つの大きすぎる力は消えました。
私の魔力とゼロードの覇気に関しては、この魔法が発動している間は別邸内で使うことは叶いません。
「簡単なことです。あなたの覇気のパターンを解析して、それを打ち消す魔法を開発しました。代価としてそれを行う私も魔法が使えなくなりますが……今回だけは良しとしましょう」
「……覇気を……無効化……だと?」
信じられないといった表情をするゼロード。これで私は力が使えなくなりましたが、ゼロードの力も激減。それにこの場には保険として連れてきたオーラが残っています。
この魔法を使ったところで、ゼロードが追い詰められているという状況は変わりません。
「はい、そのとおりです」
「何が目的だ!?」
まあ、そう思いますよね。絶対的に有利な状況でどうしてこんなことをするのか。
おや、さっきのゼロードの覇気を感じたのか、会場からこちらに人が流れてきましたね。
多くの人がこの場に集結しつつあります。誰もがゼロードが凶行に走ったことをおのずと理解するでしょう。
「……ゼロード? お前、何を……」
「なにを言っているの? ゼロードはここに居るじゃない?」
「……兄上が……二人?」
フォルス家の指南役であるギリアム・ストアド。近くにいるゼロードに変身した人物を見るリーゼロッテ・フォルス。二人を何度も見て困惑するカイラス・フォルス。
それ以外にもライラック・フォルスや南側の貴族の当主など、数はどんどん増えていきます。ゼロードはもう終わりですね。
ですが彼には退場する前にやって貰わなくてはならないことがあります。
あのフォルスの屋敷での再戦です。
先の戦いはノヴァさんの勝利で幕を下ろしました。ですが彼は、私の力のみで勝ったと思ってしまっているようです。私の力もノヴァさんの物なのですが、そこはどうせなら自分の力で勝たないとなかなか納得できないという事でしょう。こういうところで私の最愛の人はどうしようもなく男の子なんですから、困ったものですね。
ですが、納得できないならそれを解決するのは私の役目。流石に覇気を纏ったゼロードに何のフォローもしないノヴァさんが勝つのは難しいですが、純粋な剣技ならばどうでしょうか。
覇気も私の魔力も介入しない、正真正銘剣技だけの1対1。これならばノヴァさんの気持ちも少しは晴れるでしょう。
ゼロード対策として王都の研究所でナターシャから情報を貰ったものの、失敗作に終わった魔法。それがまさかこんな形で役立つとは思ってませんでしたが、ノヴァさんの心にかかった靄を少しでも解消できるなら、魔法を開発して良かったですね。
私は隣に立つノヴァさんに準備が整ったと言おうとして、息を呑みました。
「……お前……俺の妻に何したか分かってるのか?」
いつもは温厚なノヴァさんが言葉を失うほどの怒気を身に纏って、ゼロードを睨みつけていたから。思わず私も驚いて動きを止めてしまったくらいです。
「絶対に許さない」
そう言い放って前に出るノヴァさん。その背中から視線を外せなくなります。
嬉しいとか、愛しいとか、似た感情を表す言葉はたくさんありますが、どれも足りません。
あのノヴァさんが私のためにここまで怒ってくれている。それに「俺の妻」という言葉。
胸がうるさいほど高鳴って、苦しくて仕方がありません。
頭に不意に浮かんだ言葉は、足りないながらも今の私を的確に表していたでしょう。
――あぁ、好きだなぁ
115
あなたにおすすめの小説
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
親友に恋人を奪われた俺は、姉の様に思っていた親友の父親の後妻を貰う事にしました。傷ついた二人の恋愛物語
石のやっさん
恋愛
同世代の輪から浮いていた和也は、村の権力者の息子正一より、とうとう、その輪のなから外されてしまった。幼馴染もかっての婚約者芽瑠も全員正一の物ので、そこに居場所が無いと悟った和也はそれを受け入れる事にした。
本来なら絶望的な状況の筈だが……和也の顔は笑っていた。
『勇者からの追放物』を書く時にに集めた資料を基に異世界でなくどこかの日本にありそうな架空な場所での物語を書いてみました。
「25周年アニバーサリーカップ」出展にあたり 主人公の年齢を25歳 ヒロインの年齢を30歳にしました。
カクヨムでカクヨムコン10に応募して中間突破した作品を加筆修正した作品です。
大きく物語は変わりませんが、所々、加筆修正が入ります。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
私の手からこぼれ落ちるもの
アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。
優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。
でもそれは偽りだった。
お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。
お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。
心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。
私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。
こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら…
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。
❈ ざまぁはありません。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる