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9.先見のかけらと思い出の場所
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真っ白な世界。
周囲には音が無い。
“ああ、これ、いつものやつだ”
そんなことを考えていると、私の脳裏に次々と映像が浮かぶ。
『駄目なんだ。俺は――』
『ずっと同じ場所には……居られない』
『俺を――殺せ』
顔がボヤけているから、相手の表情は見えない。薄い唇が言葉を紡ぐ様子だけが、時折見える。
それでも。そんな中でも、私にこの男の声が誰のものなのかが分からない訳が無い。
だって、それは……その声は……
『……アイリス……』
ああ、その優しい声がいとおしげに私を呼ぶと、胸が疼く。
「コーウェン……――っ?!」
はっ、とした。
慌てて周囲を見渡す。
悪い夢を見て目覚めた時のように、どきどきと早鐘を打つ鼓動に釣られて身体が僅かに震えている。
ここは……どこだったか……私は、どこに居たんだっけ?
周りに、誰も居なかっただろうか?
「…………っ、はぁ……」
なんだか喉が渇いて、私は一つ息を吐くと、こくりと唾を飲んだ。
少しずつ落ち着いて来ると、膝から力が抜けてしまい、ドレスの裾が汚れてしまうことも気にせず、頭を抱えてその場に座り込む。
(……また、白昼夢を見てしまった)
もう、長い間、見ていなかったそれは、随分久しぶりのものだった。それにもかかわらず、相変わらずリアルで、自分の都合など御構い無しに突然やって来た。
そして、また……
(またコーウェン……だ)
舞踏会の日に再会してから、明らかに彼のことを思い出すことが増えている。
「……あれから私は、一度も会っていないのに」
コーウェンは、父とは何度か会っている様子だった。
実は、エーディス公爵家の邸は少々特殊な造りをしている。
見た目は普通の貴族の邸宅だ。
但し、アイリスが住んでいる本館と両親が住まう離れは、建物は続いて建ってはいるが、アイリス自身は離れへは立ち入ることが無い。
アイリスには、あまり詳しい理由を知らされていないのだが、エーディス公爵家の邸には、どうやら少々厄介な魔術を建物自体に施してあるらしく、両親以外でも特に“離れの中”に入れる者は、古くから働いている使用人を含めても数名のみであったりする。
基本的に“若い女性は入れないし、入ってはいけない”と、アイリスを含む邸の人間には昔から教え込まれている。だから、両親の寝室や書斎などは離れにあるが、来客があった時の為に、応接室や私室は別に本館にもある。
エーディス公爵家に居る以上、それが暗黙の掟となっているのだ。
魔術師では無い父上が魔術を使えるのは、建物の中の魔方陣と母上のおかげだと聞いている。それがどういう仕組みであるのか、父はあまり話したがらないからアイリスは詳しくは知らない。
実際に魔術を使っている様子を見たことが無いので忘れてしまいがちだが、魔術師であるコーウェンは、どうやら、あの離れの建物の中にも自由に出入り出来るようだ。
コーウェンと父上は昔からの親友で、大変親しかったことは言うまでもないが、コーウェン自身の事情で旅に出て以降、長く音沙汰が無かったこともあって、家族以外にはあまり笑顔を見せない飄々とした父ですら、先日の彼との再会を心から喜んでいた。
それからは二人がどんな話をしたのかはわからない。ただ、彼らは度々会い、仕事の話なのか、何やらよく父上の書斎で話しこんでいるようだ――というのは、使用人の慌ただしい様子や、邸の本館の窓から外を伺えるので、本館に居るアイリスでも知っていた。
(ただ、コーウェン本人に、私は会う機会が無いだけで)
赤茶髪の男が何度か離れの邸の中に入って行くのを、アイリスは何度か本館にある自分の部屋の窓からそっと見ていた。
その後ろ姿が、こちらを振り向くことが無いことを知りながら、声をかけるきっかけも、勇気も無く。
肩幅のある背の高い男は、その赤茶の髪を見ただけで彼だとわかる。彼は、アイリスのことを一度も見ないまま、邸の離れの中へと吸い込まれていく。
それが何度か続いて……ある日、アイリスは思いついたのだ。
*
落ち着いて来た自分の、まだ僅かに早い鼓動を感じながら、周囲を見る。
ここは……エーディス公爵邸では無い。
アイリスにとっては祖母とも言える女性が営む宿屋の一室だ。彼女とは血が繋がっている訳では無いので本当の意味の祖母とでは無い。が、関係性はと言えば、頻繁に遊びに来ることが出来ない数年ぶりに訪れた親戚の家……いや、やはり祖母の家のような感じ……と、言うべきか。
古い木製の使い込まれた家具と、清潔なリネン。よく手入れされて、大切に長く使われて来た所為でアンティークな風合いに黒く変色した取手付きの衣装ケース。
自分がここへ出向いた理由を思い出し、アイリスはそっと立ち上がり、その衣装ケースを開けた。
カタン。
小さな音を立てて開いたケースを覗くと、母から聞いた通り、それは虫食いも無く綺麗な状態で仕舞われていた。
「あった……」
それは、母上の母上……つまりは、祖母が娘の身を案じた彼女自身の手によって、護身の為に魔方陣をその内側に縫い込めた外套である。
母上は、これをとても大事にしていた。
こんな大事なものを、どうして宿屋の二階の部屋の片隅に置いてあるのかと言えば、母上の生い立ちである隣国の皇女であった頃の話からしなければならない。なので、かなり簡単に要約すると、亡国から命からがら亡命した母上は、当時、身寄りが無かった。
それを憐れんだこの宿屋の夫婦が、母上を養女として引き取ったのだ。
謂わば、ここは、母上にとって大事な第二の実家とも言える宿屋で、両親が結婚する前に母上が暮らしていた部屋なのである。
建物の二階にあるこの部屋の片隅に、それは大切に仕舞われていた。
アイリス自身、子供の頃、これを遊びに使って大層な大目玉をくらったことがある。
ある意味、彼女にとっても思い出の品だ。
「母上は、よほど大切にしていたのね」
それなりの年月を経ているが、まだ綺麗なままだ。よく見ると、丁寧に綻びは修繕してあるし、色あせも少ない。
灰色の布の裏側の布には、花のような形の刺繍がしてある。魔術は使えないアイリスだが、この外套を羽織ると、不思議と「自分の気配が薄くなるようだ」ということは知っていた。
幼い頃、弟のレナードと隠れんぼをしている時に、たまたまこれを邸の物置で見つけて、そのまま羽織って隠れていたら、私だけ中々見つからなくて……変だなぁ、なんて呑気に考えていたら「お嬢様が失踪した」と大変な騒ぎになっていたことがあった。
今では良い思い出となっているが、それから母上はこの外套をどこかへ隠してしまい、今日まで見つけられなかったと言う訳だ。
母上には、事情を話していない。
ただ「見つけたら借りて良いか?」と、だけ言ってある。母上は、自分を暫く見つめてから頷いてくれたのだ。
(今思えば、何故、許可してくれたんだろう?)
その時の母上が、どこかおかしそうに私に微笑んでいたのも気にかかる。
(あれ? そう言えば……私が隠れんぼで見つからなかったあの時は、誰が見つけてくれたんだっけ? 騒ぎを聞きつけた父上だったかな?)
外套は少々埃臭いが、何年かに一度、母上は今でもこの宿屋には遊びに来ている様子なので、その時に風を通しているのかもしれない。
「…………とりあえず、着てみよう」
そんな風に軽く考えて、私はその外套を羽織ってしまった。
周囲には音が無い。
“ああ、これ、いつものやつだ”
そんなことを考えていると、私の脳裏に次々と映像が浮かぶ。
『駄目なんだ。俺は――』
『ずっと同じ場所には……居られない』
『俺を――殺せ』
顔がボヤけているから、相手の表情は見えない。薄い唇が言葉を紡ぐ様子だけが、時折見える。
それでも。そんな中でも、私にこの男の声が誰のものなのかが分からない訳が無い。
だって、それは……その声は……
『……アイリス……』
ああ、その優しい声がいとおしげに私を呼ぶと、胸が疼く。
「コーウェン……――っ?!」
はっ、とした。
慌てて周囲を見渡す。
悪い夢を見て目覚めた時のように、どきどきと早鐘を打つ鼓動に釣られて身体が僅かに震えている。
ここは……どこだったか……私は、どこに居たんだっけ?
周りに、誰も居なかっただろうか?
「…………っ、はぁ……」
なんだか喉が渇いて、私は一つ息を吐くと、こくりと唾を飲んだ。
少しずつ落ち着いて来ると、膝から力が抜けてしまい、ドレスの裾が汚れてしまうことも気にせず、頭を抱えてその場に座り込む。
(……また、白昼夢を見てしまった)
もう、長い間、見ていなかったそれは、随分久しぶりのものだった。それにもかかわらず、相変わらずリアルで、自分の都合など御構い無しに突然やって来た。
そして、また……
(またコーウェン……だ)
舞踏会の日に再会してから、明らかに彼のことを思い出すことが増えている。
「……あれから私は、一度も会っていないのに」
コーウェンは、父とは何度か会っている様子だった。
実は、エーディス公爵家の邸は少々特殊な造りをしている。
見た目は普通の貴族の邸宅だ。
但し、アイリスが住んでいる本館と両親が住まう離れは、建物は続いて建ってはいるが、アイリス自身は離れへは立ち入ることが無い。
アイリスには、あまり詳しい理由を知らされていないのだが、エーディス公爵家の邸には、どうやら少々厄介な魔術を建物自体に施してあるらしく、両親以外でも特に“離れの中”に入れる者は、古くから働いている使用人を含めても数名のみであったりする。
基本的に“若い女性は入れないし、入ってはいけない”と、アイリスを含む邸の人間には昔から教え込まれている。だから、両親の寝室や書斎などは離れにあるが、来客があった時の為に、応接室や私室は別に本館にもある。
エーディス公爵家に居る以上、それが暗黙の掟となっているのだ。
魔術師では無い父上が魔術を使えるのは、建物の中の魔方陣と母上のおかげだと聞いている。それがどういう仕組みであるのか、父はあまり話したがらないからアイリスは詳しくは知らない。
実際に魔術を使っている様子を見たことが無いので忘れてしまいがちだが、魔術師であるコーウェンは、どうやら、あの離れの建物の中にも自由に出入り出来るようだ。
コーウェンと父上は昔からの親友で、大変親しかったことは言うまでもないが、コーウェン自身の事情で旅に出て以降、長く音沙汰が無かったこともあって、家族以外にはあまり笑顔を見せない飄々とした父ですら、先日の彼との再会を心から喜んでいた。
それからは二人がどんな話をしたのかはわからない。ただ、彼らは度々会い、仕事の話なのか、何やらよく父上の書斎で話しこんでいるようだ――というのは、使用人の慌ただしい様子や、邸の本館の窓から外を伺えるので、本館に居るアイリスでも知っていた。
(ただ、コーウェン本人に、私は会う機会が無いだけで)
赤茶髪の男が何度か離れの邸の中に入って行くのを、アイリスは何度か本館にある自分の部屋の窓からそっと見ていた。
その後ろ姿が、こちらを振り向くことが無いことを知りながら、声をかけるきっかけも、勇気も無く。
肩幅のある背の高い男は、その赤茶の髪を見ただけで彼だとわかる。彼は、アイリスのことを一度も見ないまま、邸の離れの中へと吸い込まれていく。
それが何度か続いて……ある日、アイリスは思いついたのだ。
*
落ち着いて来た自分の、まだ僅かに早い鼓動を感じながら、周囲を見る。
ここは……エーディス公爵邸では無い。
アイリスにとっては祖母とも言える女性が営む宿屋の一室だ。彼女とは血が繋がっている訳では無いので本当の意味の祖母とでは無い。が、関係性はと言えば、頻繁に遊びに来ることが出来ない数年ぶりに訪れた親戚の家……いや、やはり祖母の家のような感じ……と、言うべきか。
古い木製の使い込まれた家具と、清潔なリネン。よく手入れされて、大切に長く使われて来た所為でアンティークな風合いに黒く変色した取手付きの衣装ケース。
自分がここへ出向いた理由を思い出し、アイリスはそっと立ち上がり、その衣装ケースを開けた。
カタン。
小さな音を立てて開いたケースを覗くと、母から聞いた通り、それは虫食いも無く綺麗な状態で仕舞われていた。
「あった……」
それは、母上の母上……つまりは、祖母が娘の身を案じた彼女自身の手によって、護身の為に魔方陣をその内側に縫い込めた外套である。
母上は、これをとても大事にしていた。
こんな大事なものを、どうして宿屋の二階の部屋の片隅に置いてあるのかと言えば、母上の生い立ちである隣国の皇女であった頃の話からしなければならない。なので、かなり簡単に要約すると、亡国から命からがら亡命した母上は、当時、身寄りが無かった。
それを憐れんだこの宿屋の夫婦が、母上を養女として引き取ったのだ。
謂わば、ここは、母上にとって大事な第二の実家とも言える宿屋で、両親が結婚する前に母上が暮らしていた部屋なのである。
建物の二階にあるこの部屋の片隅に、それは大切に仕舞われていた。
アイリス自身、子供の頃、これを遊びに使って大層な大目玉をくらったことがある。
ある意味、彼女にとっても思い出の品だ。
「母上は、よほど大切にしていたのね」
それなりの年月を経ているが、まだ綺麗なままだ。よく見ると、丁寧に綻びは修繕してあるし、色あせも少ない。
灰色の布の裏側の布には、花のような形の刺繍がしてある。魔術は使えないアイリスだが、この外套を羽織ると、不思議と「自分の気配が薄くなるようだ」ということは知っていた。
幼い頃、弟のレナードと隠れんぼをしている時に、たまたまこれを邸の物置で見つけて、そのまま羽織って隠れていたら、私だけ中々見つからなくて……変だなぁ、なんて呑気に考えていたら「お嬢様が失踪した」と大変な騒ぎになっていたことがあった。
今では良い思い出となっているが、それから母上はこの外套をどこかへ隠してしまい、今日まで見つけられなかったと言う訳だ。
母上には、事情を話していない。
ただ「見つけたら借りて良いか?」と、だけ言ってある。母上は、自分を暫く見つめてから頷いてくれたのだ。
(今思えば、何故、許可してくれたんだろう?)
その時の母上が、どこかおかしそうに私に微笑んでいたのも気にかかる。
(あれ? そう言えば……私が隠れんぼで見つからなかったあの時は、誰が見つけてくれたんだっけ? 騒ぎを聞きつけた父上だったかな?)
外套は少々埃臭いが、何年かに一度、母上は今でもこの宿屋には遊びに来ている様子なので、その時に風を通しているのかもしれない。
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