この青く美しい空の下で

しんた

文字の大きさ
3 / 11

"可能性"という名の希望

しおりを挟む
「……イリスちゃん」

 ポワルは少女に語りかける。
 あまりの辛さ、あまりの苦しさに涙が出てしまう。
 とても辛そうだ。出来る事なら代わってあげたい。
 ポワルは尚もイリスへと優しく語りかけていく。
 自分よりもずっと苦しい思いをしている少女に。
 もうじき"お別れ"をしなければならない大切な子に――。

 一瞬、イリスの意識がこちらに向いたのをポワルは感じ、今度は強めに少女へ語りかけていった。
   
「……イリスちゃん!!」

 イリスは辛そうに重々しくゆっくりとまぶたを開けると、大切なひとに抱かれていた。定かでない記憶を思い起こすと、恐怖で出す事が出来ない声で、誰かに助けを求め、誰かに祈り、そして誰かに願った。
 大切なひとに、何かを振りかぶるようにしたモノの、あまりの恐ろしさに瞳を閉じてしまったイリス。
 そこから意識は飛び、まるで底の見えない深い深い闇に吸い込まれていくような感じがしていた。とても眠く、身体は動かせず、何も考えられないような意識の中、イリスは光にも似た優しい輝きの声を聞いた。
 自分を心から心配しているひとの声を。まるで自分よりもずっと大切に思ってくれているかのような、とても優しくて美しい、大好きなひとの声を。

 言う事を聞かない身体を強引に動かすように、瞼に力を込めると、そこには大切なひとの姿があった。
 少女は言う。口にする事すら出来ないような身体で。大切なひとに声で伝える事は出来ないけれど、想いだけも伝わる気がしたからだ。
 そんなイリスの想いに反応するように、ポワルは表情を変えて話していく。

「……どうして謝るの? イリスちゃん」

 少女は大切なひとへ謝っていた。
 イリスが悪い事など何ひとつない。あるわけがない。
 悪いのは護れなかった私だ。貴女では決してない。ポワルはそう思っていた。
 なのにイリスが謝る理由が、ポワルには全くわからなかった。

 そして少女は想い、ポワルの心に伝わっていく。
 自分のせいで貴女を泣かせてしまったと。

 その優しさに涙が一気に溢れてしまった。
 この子はどうして自分よりも、人の事を想ってくれるのだろうか。
 いま一番辛いのは、いま一番大変なのは、この子なのに。
 それなのにこの子は、自分よりも私を気遣ってくれている。
 ポワルにはそれが、とても辛く思えてしまった。

 気が付くと、彼女達のすぐ傍に見知った顔がそこにあった。
 長身でがっしりとした体型の、力強く感じる濃い茶色の男性だ。
 ポワルのいる街から北東に位置する街を守護する大切ななかまのひとりだ。

「……ガエウェグフォル」

 その姿にまるで助けを求めるかのような、とても弱々しい声がその場に響いていった。ポワルとしても、どうしていいのかわからないようだった。

「現状は理解した。現在レテュレジウェリルが最優先で対処している」

 そんな彼女に彼は力強くはっきりと答えていくが、
 内心ではこころが揺れているのが、手に取るようにポワルには伝わっていく。

 これは"悲しみ"と"怒り"だ。

≪ポワルティーネ。経過報告です。1784581310こちら復号化デコードして下さい≫

 レテュレジウェリルの声がポワルに届く。
 すぐさま彼女は空を見上げるようにしながらそれを読み取り、
 現状の把握に努めるが、状況はあまり良くないようだった。
 その内容はポワルを苛立たせるのに十分な言葉が含まれていた。
 だが今はそれどころではない。目の前に最優先でするべき事があるのだから。
 心を落ち着かせて、今はその件を一旦頭の片隅に追いやった。
 そうでもしなければ、今にでも叫び出してしまいそうになるほどの怒りに包まれてしまいそうだったからだ。

 大凡おおよその現状は把握できたものの、対応策がとても少なかった。
 そしてそのどれもがポワルとイリスにとって最悪とも言えるものだった。
 今の自分の精神状態でそれを話していくのは困難だとポワルは思い、
 レテュレジウェリルに説明してもらう事を選んでいく。
 イリスは未だ血の気の完全に引いた辛そうな表情をしていた。
 瞳すら半分も開いていないその痛々しい姿に、
 ポワルは魂が切り刻まれるような痛みを感じていた。

 本当に辛そうだ。変わってあげたい。でも、それは出来ない。
 女神なのに、人よりもずっと長い間生きているのに。
 人よりもずっと凄い力を持ち、それを行使する事が出来るのに。
 情けない。何も出来ないなんて。
 何も出来ず、大切な子がただただ弱っていくのを見続けるしか出来ないなんて。

 ポワルは自分の無力さを噛み締めている一方で、
 レテュレジウェリルはイリスへ説明していく。
 イリスは今、一刻を争う危機的な現状に置かれている事を。

≪初めまして。私は"天上"で世界の管理をしております、レテュレジウェリルと申します。現在貴女の置かれている状況を説明させて頂きます。
 現在の貴女の肉体は、何物・・かに攻撃を受け、生命活動を維持するのが困難な状況にあります。現在、我々の力で生命活動の維持を続けておりますが、このままですと後一時間と経たずに、肉体と魂が切り離され、貴女は死亡します。
 また、何物・・かに攻撃をされた際、肉体に"呪詛"を受けた事も確認されました。この呪いは肉体が死亡した後、魂を汚染する効果が予測されます。
 一度汚染された魂は浄化する事が出来ず、輪廻の輪に戻る事が不可能となり、消滅してしまいます≫

 彼女の説明は丁寧ではあるものの、十三歳の少女に、
 いや、この世界の住民には理解出来ると思えない言葉が数多く含まれていた。
 その説明では理解出来ないでしょうにと呆れてしまうポワルは、イリスに分りやすく説明していく。

「つまりね、イリスちゃん。……このまま時間が経つと、
 イリスちゃんともう二度と会えなくなってしまうって意味なの」

 イリスの声無き悲しみが、まるで悲鳴のように届き、ずきんと胸が痛むポワル。
 だがポワルにはそんな痛みを感じる資格はないと思っていた。
 大切な子すら護れずに胸が痛むなど、情けないにも程がある。
 
 そしてレテュレジウェリルは、その対策をイリスへと話していく。

≪現在確認された対処法は二つあります。
 一つは、このまま肉体が死亡する前に魂を天上へと導き、魂を浄化した後、再び輪廻の輪に戻す方法。
 この方法が成功すれば、現在の記憶を引き継いだまま新しく生まれ変わる事が出来ます。ですが、輪廻の輪に戻る為に必要な魂の浄化をしても、新たに宿る適応された母体が魂を保存出来る時間内に見付けられない可能性が高いです。
 その場合、現在貴女にある記憶は全て失い、新しい生命体として生まれ変わる事となり、貴女という個は消滅してしまいます。
 この対処法の成功確立は、計算上0.26パーセントとなっています≫

 引き続きレテュレジウェリルがイリスへと説明するも、やはりその説明では全く伝わらないだろうとポワルは判断する。
 だがポワルのその言葉に、絶望すら感じている様な悲嘆に暮れさせてしまった。

「……つまりとても難しい方法で、奇跡・・が起こるのを待つ事になるの」

≪二つ目の方法は、貴女の魂が適応する世界へ転移させる方法です。
 現在この方法が最も確実且つ、安全な方法となっております。この方法で魂を転移させる事が出来れば、記憶は勿論、イリスさんの身体をほぼ同じ姿で作り変え、別の世界に転移させる事が出来ます。転移予定となっている世界も確認済みです≫

 この方法であるなら別の身体に作り変える事が必要となるも記憶も無くならない。
特に欠陥があるようには聞こえないが、この方法ではイリスにとっても、またポワルにとっても、簡単に納得する事など決して出来ない重要な意味が含まれていた。

 心の何処かでイリスはそれを感じたのだろうか。
 レテュレジウェリルへ本質を捉えた質問をしてしまう。
 その想いに胸が張り裂けそうになるポワル。

 彼女は質問した。『その方法なら、ポワル様と離れなくて済むのですか』と。
 その問いに、涙を流さない様に堪えながら、ポワルは声を震わせて答えていく。

「……あのね、イリスちゃん。この方法で別の世界に渡っても、私と会う事はとても難しくなるの」

 ポワルにイリスの想いが伝わってくる。
 苦しい。身体が震える。こんなにも酷い言葉を口にしないといけないなんて。
 わかるよ、イリスちゃん……。私だって……。私だって貴女と離れたくない。
でも……。でも言えなかった。言う事なんて出来なかった。
 別世界に転移してしまえば、私たちは、もう……。

 ポワルはまるで自分に言い聞かせるように、イリスへ説明をしていった。

「理由は色々あるのだけれど、一番の理由は私の世界じゃない・・・・・・・・事なの。
 ……私が創った世界なら調整をして力を抑えれば、地上に顕現することが出来るけれど、別の世界の場合は話が違ってくるの。別の世界に、別の世界の女神を顕現させてしまうと、その世界にとても大きな影響が出てしまうの。
 その影響を抑える調整をするのに、とっても時間がかかるの。それこそ数十年単位で。そもそも力ある者が、軽々しく世界を渡れない様にする為のものでもあるから、そう簡単に地上へ顕現出来ない様にもなっているけど、実際にその世界へ降り立つとなるとその調整は凄く難しいの」

 悲痛な声で説明するポワルの言葉に、レテュレジウェリルも補足していく。

≪例えそれが叶ったとしても、別世界の神が力を極限まで抑えた状態で地上に降りた場合、その世界に多大な影響を与えてしまうと思われます。
 恐らく、予測される可能性で最も確率の高い影響は"大災害"でしょう。そうなれば地上に凄まじい爪痕を残す事になります。最悪の場合、その世界そのものが崩壊する事も考えられます≫

 静かに淡々と続けるレテュレジウェリルの言葉に沈み込むイリス。
 だがふとイリスは、発想を変えた考え方を思い付いた。
 ポワルから逢いに行けないのなら、自分から逢いに行けるかもしれないと。

 その気持ちはとても嬉しい。何も出来ないで見送る事しか出来ないポワルに、
 それでも逢いたいと言ってくれた。こんなに嬉しい事がかつてあっただろうか。

 だが、そのイリスの優しい気持ちを踏み躙るような、避けようの無い現実が彼女を襲う。どう言えばいいものかを考えてしまうポワルは言葉に詰まってしまった。
 それは不可能なことだ。神ですら軽々しく出来ないほど難しいこと。まして人であるイリスには……。
 言葉が出ない彼女に代わり、レテュレジウェリルがはっきりとした声で、イリスに現実を教えてしまった。

≪それは不可能です。人から神に逢える方法を、私は知りません≫
「――!? レテュレジウェリル! 貴女っ!」

 イリスの前で初めて憤りを露にしてしまったポワル。
 もっと良い言い方があった筈だと思う彼女は、怒りを抑える事が出来なかった。
 だが、レテュレジウェリルは話を続け、希望を示していく。

≪ですが、それはこの世界の法則です。私は別の世界の法則をりません。
 ……とても難しい方法だとは思いますが≫

 それは限りなくゼロに近い、だがゼロではない希望だった。
 そんな微かな光であったが、イリスにとってはそれで十分だと言わんばかりに、とても前向きに捉えてくれたようだ。
 
 彼女の想いが伝わる。『可能性がゼロじゃないなら、頑張ってみたい』と。
 そして少女は続ける。『またポワル様と一緒に居たいから』と。
 涙が溢れてくるほど嬉しい。でも、何も出来ない自分が悔しい。
 女神なのに……。人よりもずっとずっと長い時間を生きているのに……。

 ポワルはその優しい言葉に涙を流しながら、大切な少女を優しく抱きしめ、レテュレジウェリルへ謝罪をする。

≪ごめんなさい、レテュレジウェリル≫
≪構いません≫

 同じ口調で答えるレテュレジウェリルに、本当に感情をあまり表に出さない子ねとポワルは思ってしまう。
 ポワルは愛おしくイリスの頭を優しく撫でながら、暫しの幸せの時を過ごしていた。そしてイリスもまた、その暖かな温もりに抱かれ、心がとても落ち着いていった。

 だが、無常にもその時がやってきてしまう。

≪イリスさん。そろそろ時間が迫ってきています。ご決断を――≫


 ――そして少女は"決断"をする。

 ポワルは力を行使し、彼女の魂を預かり、身体を天上へ送る。
 両手を重ねるように包み込んだその魂は、とても美しく、穢れのない澄んだ魂の色をしていた。本来であれば、この色は絶対にあり得ないと言えるほどの、純白に輝く魂だった。

 イリスの身体が消えてしまい戸惑う両親へ、ポワルは現状を話していく。
 彼女に降りかかった最悪とも呼べる災厄を。
 そしてポワルは説明をする。世界に浸入し、少女を穢した"敵"を。
 そしてポワルは説得をする。少女の魂を救う為には、こうするしかないのだと。

 複雑な表情で聞き入っていた二人は、言葉を発せずにいた。
 しばしの時間を挿み、口にしたのは母エレクトラであった。

「……それがイリスの魂ですか? ポワル様」
「そうです。本来人の魂は、様々な色が混ざり合い、美しく彩られ、一人として同じ色は無いのだとも言われています。
 ですが、イリスちゃんの魂は穢れのないまっさらな純白。本当に美しい色。
 これは"祝福された子"だからなのかもしれませんね。
 こんなに美しい色をした魂を、私は見たことがありません」

 そして彼女は、今後の話を続けていく。

「私はこれより天上へ戻り、イリスちゃんの魂を異世界へと導きます。
 彼女の魂が世界に適応させるまで時間がありますので、その間に……お別れの言葉を考えておいて下さい」

 二人は声を出せず、その美しい魂を眺めていた。
 どう答えて良いのかなんて、分る筈がない。
 それはポワルもとても良くわかっている事だ。
 割り切れる者など、この場にはいないのだから。

「では"天上"に戻ります」
「はい。イリスをどうかよろしくお願いいたします、ポワル様」

 声に出したタウマスはとても苦しそうに伝えた。
 エレクトラは声を出す事ができず、深々とお辞儀をした。
 いくら考えても割り切れる事では無いのだが。
 それでも二人には心の整理が必要だろう。

 魂が定着するのにまだ時間はかかる。
 その間にポワルも仲間達へ報告を聞く必要がある。
 最後にもう一度、天上へ向かう旨を二人に知らせ、
 ポワルは"管理世界そら"へと戻っていった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...