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確かめてみなければ、という考えを口実に、思う存分女を撫で回し、愛撫した。前戯を楽しいと思うのははじめてだった。そもそも、こんなにも、それこそ俺自身が痛いほど勃ち上がっているのを我慢してまで、丁寧に愛撫を施したのははじめてだった。
俺の手指の動きにいちいち小さな嬌声を上げ、気持ちよさそうに揺れる体。しかし時折恥ずかしそうにしてみたり、弱々しい抵抗をしてみたりもする。そんなところも良いと思った。
股間が子どものようにつるりとしているのを見た時には驚いたが、すらりとした肢体に不思議と似合う。邪魔な毛がないために、大胆にも繊細にもいかようにも触れられるし、反応がすべてすべて丸見えなのも、大層淫靡で興奮した。
その一方で、イキ方すら知らないほど初心だった。そんなところも、入るものを拒むような女陰の固さも、好ましいと思う。ただ、どうせならばはじめてを俺のものにしたかったところだ。同じ世界にいたら、相手の男どもの一物を斬ってやったものを。残念だ。
とはいえ、あの怯えようを見れば、もし処女だったならば、簡単には受け入れられず面倒だっただろうから、仕方ないと思うしかない。
女の中に入り込むと、そこはまるで楽園だった。どうしようもないほどの昂ぶりが沸き起こっても、どれだけでも魔力を受け止め、消し去ってくれる。そのことに気づいてからは、もう、溺れるように女の体を貪った。
ひっきりなしに漏れる愛らしい嬌声、耳に息を吹き込むだけで震える熱い壺。探れば探るほど感じるようになり、さらに潤いながら、搾り取るように締めつける様子が楽しくて、イキ続けているのに気づきながら、しばらく責め立ててしまった。
そんな激しい交わりも素晴らしいが、肌と肌が触れ合っているだけで心が満たされる。殊に、彼女から触れられることのなんと心地よいことか。
最後には女を腕の中にかき抱き、その最奥で精を放つと、これまで感じたことのない深い官能と解放感を覚えた。
ああ、この女こそが俺の運命だ。ずっと待ち望み、叶わないと諦めた奇跡。
糸が切れるように眠りに落ちた女がなかなか目覚めず心配したのも、その寝顔を見るだけで笑みが浮かんでしまうのも、本当に何もかもはじめてのことばかりだ。
さあ、どうやって口説き落とそう。女は純粋で聡明そうな目をしていた。ハレムの主に対しても浮ついた様子は見せていない。宝石や布よりも実利を取りそうだ。同情も得られるかもしれない。
信頼さえされれば、あとは時間をかけて心も体も奪っていけばいい。
計算高く考えを巡らせながら、女を愛おしく撫で、起きるのを待った。
—————
これは、後にインガラノル帝国中興の祖と崇められるアルハンギス大王が、まだ第五王子と呼ばれ、魔力が多いだけの厄介者扱いを受けていた頃の物語である。アルハンギス大王は、その強大な魔力をもって内乱を平定し、外憂を排し、その並外れた知力も駆使して帝国のみならず大陸を平和に導いた。かの王の傍らには常に、「貴き子」であり、触れるだけで真実を見通す目を持つ異世界の巫女の姿があったという。
俺の手指の動きにいちいち小さな嬌声を上げ、気持ちよさそうに揺れる体。しかし時折恥ずかしそうにしてみたり、弱々しい抵抗をしてみたりもする。そんなところも良いと思った。
股間が子どものようにつるりとしているのを見た時には驚いたが、すらりとした肢体に不思議と似合う。邪魔な毛がないために、大胆にも繊細にもいかようにも触れられるし、反応がすべてすべて丸見えなのも、大層淫靡で興奮した。
その一方で、イキ方すら知らないほど初心だった。そんなところも、入るものを拒むような女陰の固さも、好ましいと思う。ただ、どうせならばはじめてを俺のものにしたかったところだ。同じ世界にいたら、相手の男どもの一物を斬ってやったものを。残念だ。
とはいえ、あの怯えようを見れば、もし処女だったならば、簡単には受け入れられず面倒だっただろうから、仕方ないと思うしかない。
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ひっきりなしに漏れる愛らしい嬌声、耳に息を吹き込むだけで震える熱い壺。探れば探るほど感じるようになり、さらに潤いながら、搾り取るように締めつける様子が楽しくて、イキ続けているのに気づきながら、しばらく責め立ててしまった。
そんな激しい交わりも素晴らしいが、肌と肌が触れ合っているだけで心が満たされる。殊に、彼女から触れられることのなんと心地よいことか。
最後には女を腕の中にかき抱き、その最奥で精を放つと、これまで感じたことのない深い官能と解放感を覚えた。
ああ、この女こそが俺の運命だ。ずっと待ち望み、叶わないと諦めた奇跡。
糸が切れるように眠りに落ちた女がなかなか目覚めず心配したのも、その寝顔を見るだけで笑みが浮かんでしまうのも、本当に何もかもはじめてのことばかりだ。
さあ、どうやって口説き落とそう。女は純粋で聡明そうな目をしていた。ハレムの主に対しても浮ついた様子は見せていない。宝石や布よりも実利を取りそうだ。同情も得られるかもしれない。
信頼さえされれば、あとは時間をかけて心も体も奪っていけばいい。
計算高く考えを巡らせながら、女を愛おしく撫で、起きるのを待った。
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これは、後にインガラノル帝国中興の祖と崇められるアルハンギス大王が、まだ第五王子と呼ばれ、魔力が多いだけの厄介者扱いを受けていた頃の物語である。アルハンギス大王は、その強大な魔力をもって内乱を平定し、外憂を排し、その並外れた知力も駆使して帝国のみならず大陸を平和に導いた。かの王の傍らには常に、「貴き子」であり、触れるだけで真実を見通す目を持つ異世界の巫女の姿があったという。
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