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神器の力
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「……ふむ、もう大丈夫そうですね」
「ぴゅい」
レーナを魔法で敵地に送り出した後、シエラとスライムは自室に戻った。
『遠視』と『投影』という魔法を組み合わせ、ただのガラス板でレーナの動きを観察していた。
映像はちょうど、レーナが変な男を斬り殺したところだった。
「最初はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、レーナさんも強引ですねぇ」
「ぴゅい」
「え、あんたも同じようなものだろうって? 嫌ですねぇ、避ける必要がない攻撃を、どうして避けなければならないのですか?」
「ぴゅい……」
「どうしてそこで呆れた溜め息を……まぁ、いいです。ですが、レーナさんもまだまだですね。ちょっとだけ痛みは感じていたようですし、まだ魔力の扱いが完璧ではないですね」
あの程度の攻撃は、しっかりと魔力の鎧を組み立てていれば、難なく防げる。
「あの攻撃が魔法だと気付けたのは良かったですが、正体を暴くまでには至りませんでしたか」
レーナは、終始男の放っていた魔法の正体に気付いていなかったが、シエラは最初の一撃で全てを見抜いていた。
あれは聖属性の魔法だ。
光を指に収縮させ、光線として撃ち出す。
ただそれだけの簡単な子供騙しだ。
レーナが目で追えなかったのは、それが理由だった。
子供騙しの技だとしても、攻撃は光だ。当然、光速で撃ち出される。
普通の人が、光の速度で動くものを目で追えるはずがない。
「まぁ、結局は勝てたので、とりあえず及第点ってところですかね?」
シエラは虚空に語りかける。
それに応えるように影が揺らぎ、人の形を成した。
「……未熟。まだ私に及ばない」
仏頂面でそう言い、近くにあった椅子にドカッと座る。
「やっぱり来ていたんですね、ミシェル」
「……別に、シエラの新しい弟子ってのが気になっただけ」
「ふふっ、そうですか。それで、あなたの目から見て、彼女はどうですか?」
「人の域は超えている。でもそれだけ。まだ弱い」
「流石は一番弟子ですね」
「ふんっ……あの程度の奴に、一番弟子の座は譲らない」
ミシェルは、シエラが最初に鍛えた一番弟子だった。
教えたことを全て吸収し、地獄のような特訓にも何一つ文句を言わずに耐え抜いた。
そのおかげで誰もを寄せ付けない実力を持ち、正々堂々の勝負でなければ、王国騎士隊長のレイチェルにすら余裕で勝つことが出来る。
誰よりもシエラの弟子ということを誇りに思っているが、恥ずかしいので口に出したことはない。
だが、おねぇちゃんという種族は、妹の考えなんて何でもお見通しだった。
やっぱり可愛いな、なんてことを思いながら、シエラはいつもの笑顔を浮かべる。
「……何」
「いえ、何も」
「…………怪しい。失礼なこと考えている顔してる」
「流石は私の妹です。可愛いですね」
「妹じゃない。……やっぱり失礼なこと考えてた。殺す」
「まだ殺される訳にはいきません」
「…………はぁ、まぁいい。それで、あの男、シエラはどう思う?」
ミシェルの言う男というのは、レーナが先程斬り殺した盗賊の一人のことだ。
「……一言で言うなら、変、ですかね。理性を失っていると言いますか、とにかく普通ではありません」
「それには私も同意。……これが神器という線は?」
「それは違います。あの程度、神器にしては弱すぎです」
「じゃあ、神器に関係している可能性は?」
「その可能性は捨てきれません」
「力を与える神器ってこと?」
「洗脳もしくは脳のリミッターを解除する。というのもありますね」
人の脳は勝手に力を制御している。
それを強制的に解除する神器であれば、相当危険だ。
「あれはもう、人として生きていけない。廃人」
「ええ、その通りです。あの男が理性を保てなかったのか、力をもたらす反動で狂わせたのか。……どちらにしろ、危険なことに変わりはありません」
「…………油断は禁物。私も、シエラも」
「おや? もしかして心配してくれているのですか?」
「……違う。別に、シエラはどうでもいい。……ただ、また神器が出て来たら困るだけ。これ一昨日も言った」
「わかってますわかってます。ツンデレなのですね」
「やっぱり殺す。神器ごときに殺させない。私がこの場でお前を殺す……!」
「殺さないでください。ミシェルの成長をこの目で見れなくなるのは、困ります」
「ついに母親面し始めた」
ミシェルは小さく溜め息を吐き、呆れたように額に手を当てた。
「私はミシェルの姉であり、母です」
「意味わからない」
「どうしてわかってくれないんですかねぇ……」
「逆に、どうしてわかると思っているのか不思議でならない」
「それは愛で何とかなりませんか?」
「流石に無理がある」
「そうですか……残念です……」
「本気で落ち込まないで触らないで……!」
落胆したシエラは、この落ち込みを妹に癒してもらおうと近づき、ミシェルの頭を抱いた。
プニプニの頬を触り、猫とじゃれ合う時のように顎を撫で回す。
顔を押し戻して拒絶するミシェルだったが、短剣を出さない辺り本気で嫌がっていないのがわかる。
そして、満足するまで撫で回されたミシェルは、任務の前だというのに疲弊していた。
逆にシエラは、妙に肌がツルツルになっていた。気のせいか、微妙に若返ったようにも見える。
「……はぁ、ほんと、シエラと話していると疲れる」
「そうですか? 私は楽しいですよ?」
「あっそ」
「ミシェルは違うんですか?」
「…………別に、どうでもいい」
「そこで否定しない辺り、素直で可愛いですね」
「うるさい」
「ほんと、ずっと居たいくらいです」
「……嘘つき」
「嘘ではありません。本心です」
「っ、だったらどうして……!」
力一杯睨みつけながら、ミシェルは荒々しく立ち上がる。
ミシェルが感情を出すのは珍しい。
そんな子が、数年ぶりに怒っている。しかも、その感情はシエラに向けられていた。
その理由がわからず、困惑する。
「ミシェル?」
「っ、く……何でもない。もう行く」
「待ってください、ミシェル……!」
「あっちで待ってる」
ちゃんと仕事は達成する。それだけ言い残し、ミシェルは影の中に消えて行った。
シエラは手を伸ばした格好のまま、固まっていた。
やがて、虚空に伸ばしていた手を、力なく降ろす。
「ねぇ、スラ?」
「ぴゅい」
「私はまた、何かを間違ったのでしょうか?」
「…………ぴゅい」
「そう、ですか……でも、わからないです。どうして私は、いつも……」
「ぴゅい、ぴゅい!」
「っ、そうですね。今は、悔やんでいる場合ではありませんね」
「ぴゅい」
ミシェルのことは気になる。
だが今は、気持ちを切り替えるべきだ。
「スラ、後は頼みました」
「ぴゅい?」
「ええ、大丈夫です」
「ぴゅい」
「わかっています。油断はしませんよ。まだ私の願いは叶っていませんからね。こんなところで死ねません」
「ぴゅい!」
「はい、レーナさんのことは、頼みました」
スライムにはレーナの観察を続けてもらう。
もう心配はしていないが、万が一ということもある。
そしてシエラは──
「弟子達が頑張っているのですから、私が動かない訳にはいきませんね」
「ぴゅい!」
「では、失礼します」
スライムの体に手を突っ込む。
次に引き抜かれたその手には、この世の闇を具現化したような漆黒の大剣が握られていた。
「……これを持つのも、久しぶりですね」
漆黒の剣は、シエラの言葉に応えるように、不気味に光った。
「行ってきます」
「ぴゅい」
レーナを魔法で敵地に送り出した後、シエラとスライムは自室に戻った。
『遠視』と『投影』という魔法を組み合わせ、ただのガラス板でレーナの動きを観察していた。
映像はちょうど、レーナが変な男を斬り殺したところだった。
「最初はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、レーナさんも強引ですねぇ」
「ぴゅい」
「え、あんたも同じようなものだろうって? 嫌ですねぇ、避ける必要がない攻撃を、どうして避けなければならないのですか?」
「ぴゅい……」
「どうしてそこで呆れた溜め息を……まぁ、いいです。ですが、レーナさんもまだまだですね。ちょっとだけ痛みは感じていたようですし、まだ魔力の扱いが完璧ではないですね」
あの程度の攻撃は、しっかりと魔力の鎧を組み立てていれば、難なく防げる。
「あの攻撃が魔法だと気付けたのは良かったですが、正体を暴くまでには至りませんでしたか」
レーナは、終始男の放っていた魔法の正体に気付いていなかったが、シエラは最初の一撃で全てを見抜いていた。
あれは聖属性の魔法だ。
光を指に収縮させ、光線として撃ち出す。
ただそれだけの簡単な子供騙しだ。
レーナが目で追えなかったのは、それが理由だった。
子供騙しの技だとしても、攻撃は光だ。当然、光速で撃ち出される。
普通の人が、光の速度で動くものを目で追えるはずがない。
「まぁ、結局は勝てたので、とりあえず及第点ってところですかね?」
シエラは虚空に語りかける。
それに応えるように影が揺らぎ、人の形を成した。
「……未熟。まだ私に及ばない」
仏頂面でそう言い、近くにあった椅子にドカッと座る。
「やっぱり来ていたんですね、ミシェル」
「……別に、シエラの新しい弟子ってのが気になっただけ」
「ふふっ、そうですか。それで、あなたの目から見て、彼女はどうですか?」
「人の域は超えている。でもそれだけ。まだ弱い」
「流石は一番弟子ですね」
「ふんっ……あの程度の奴に、一番弟子の座は譲らない」
ミシェルは、シエラが最初に鍛えた一番弟子だった。
教えたことを全て吸収し、地獄のような特訓にも何一つ文句を言わずに耐え抜いた。
そのおかげで誰もを寄せ付けない実力を持ち、正々堂々の勝負でなければ、王国騎士隊長のレイチェルにすら余裕で勝つことが出来る。
誰よりもシエラの弟子ということを誇りに思っているが、恥ずかしいので口に出したことはない。
だが、おねぇちゃんという種族は、妹の考えなんて何でもお見通しだった。
やっぱり可愛いな、なんてことを思いながら、シエラはいつもの笑顔を浮かべる。
「……何」
「いえ、何も」
「…………怪しい。失礼なこと考えている顔してる」
「流石は私の妹です。可愛いですね」
「妹じゃない。……やっぱり失礼なこと考えてた。殺す」
「まだ殺される訳にはいきません」
「…………はぁ、まぁいい。それで、あの男、シエラはどう思う?」
ミシェルの言う男というのは、レーナが先程斬り殺した盗賊の一人のことだ。
「……一言で言うなら、変、ですかね。理性を失っていると言いますか、とにかく普通ではありません」
「それには私も同意。……これが神器という線は?」
「それは違います。あの程度、神器にしては弱すぎです」
「じゃあ、神器に関係している可能性は?」
「その可能性は捨てきれません」
「力を与える神器ってこと?」
「洗脳もしくは脳のリミッターを解除する。というのもありますね」
人の脳は勝手に力を制御している。
それを強制的に解除する神器であれば、相当危険だ。
「あれはもう、人として生きていけない。廃人」
「ええ、その通りです。あの男が理性を保てなかったのか、力をもたらす反動で狂わせたのか。……どちらにしろ、危険なことに変わりはありません」
「…………油断は禁物。私も、シエラも」
「おや? もしかして心配してくれているのですか?」
「……違う。別に、シエラはどうでもいい。……ただ、また神器が出て来たら困るだけ。これ一昨日も言った」
「わかってますわかってます。ツンデレなのですね」
「やっぱり殺す。神器ごときに殺させない。私がこの場でお前を殺す……!」
「殺さないでください。ミシェルの成長をこの目で見れなくなるのは、困ります」
「ついに母親面し始めた」
ミシェルは小さく溜め息を吐き、呆れたように額に手を当てた。
「私はミシェルの姉であり、母です」
「意味わからない」
「どうしてわかってくれないんですかねぇ……」
「逆に、どうしてわかると思っているのか不思議でならない」
「それは愛で何とかなりませんか?」
「流石に無理がある」
「そうですか……残念です……」
「本気で落ち込まないで触らないで……!」
落胆したシエラは、この落ち込みを妹に癒してもらおうと近づき、ミシェルの頭を抱いた。
プニプニの頬を触り、猫とじゃれ合う時のように顎を撫で回す。
顔を押し戻して拒絶するミシェルだったが、短剣を出さない辺り本気で嫌がっていないのがわかる。
そして、満足するまで撫で回されたミシェルは、任務の前だというのに疲弊していた。
逆にシエラは、妙に肌がツルツルになっていた。気のせいか、微妙に若返ったようにも見える。
「……はぁ、ほんと、シエラと話していると疲れる」
「そうですか? 私は楽しいですよ?」
「あっそ」
「ミシェルは違うんですか?」
「…………別に、どうでもいい」
「そこで否定しない辺り、素直で可愛いですね」
「うるさい」
「ほんと、ずっと居たいくらいです」
「……嘘つき」
「嘘ではありません。本心です」
「っ、だったらどうして……!」
力一杯睨みつけながら、ミシェルは荒々しく立ち上がる。
ミシェルが感情を出すのは珍しい。
そんな子が、数年ぶりに怒っている。しかも、その感情はシエラに向けられていた。
その理由がわからず、困惑する。
「ミシェル?」
「っ、く……何でもない。もう行く」
「待ってください、ミシェル……!」
「あっちで待ってる」
ちゃんと仕事は達成する。それだけ言い残し、ミシェルは影の中に消えて行った。
シエラは手を伸ばした格好のまま、固まっていた。
やがて、虚空に伸ばしていた手を、力なく降ろす。
「ねぇ、スラ?」
「ぴゅい」
「私はまた、何かを間違ったのでしょうか?」
「…………ぴゅい」
「そう、ですか……でも、わからないです。どうして私は、いつも……」
「ぴゅい、ぴゅい!」
「っ、そうですね。今は、悔やんでいる場合ではありませんね」
「ぴゅい」
ミシェルのことは気になる。
だが今は、気持ちを切り替えるべきだ。
「スラ、後は頼みました」
「ぴゅい?」
「ええ、大丈夫です」
「ぴゅい」
「わかっています。油断はしませんよ。まだ私の願いは叶っていませんからね。こんなところで死ねません」
「ぴゅい!」
「はい、レーナさんのことは、頼みました」
スライムにはレーナの観察を続けてもらう。
もう心配はしていないが、万が一ということもある。
そしてシエラは──
「弟子達が頑張っているのですから、私が動かない訳にはいきませんね」
「ぴゅい!」
「では、失礼します」
スライムの体に手を突っ込む。
次に引き抜かれたその手には、この世の闇を具現化したような漆黒の大剣が握られていた。
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