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第1話 初めての出会い
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死んだはずの私は、微かな光によって意識を覚醒させた。
──あれは夢だったのか。なんともリアリティのある夢だったな。
そう思って起き上がり、妙な感覚に私は首を捻った。
痛く、ない……?
少し動くだけで全身を貫いていた激痛が、今は全くと言っていいほど感じなかった。体も嘘のように軽い。
「…………あれ? そ、と?」
知らない外、木が生い茂った森の中に鏡はいた。
最初に気づけと思う場面だけど、両手がほとんど機能しなかった私は、いつしか外に出ることを諦めていた。
そのため中にいるのが当たり前だと思っていて、急に変わった風景に気づくのが遅くなってしまった。
……にしても、どうして私はここにいるんだろう。
キョロキョロと辺りを見回す。やっぱり、見覚えのない森の中だ。
「──っ!?」
ふと、自分の見下ろした私は、信じられないのを目にして息が詰まった。
「う、腕が、治ってる……?」
あんなにボロボロで治ることは不可能だと思っていた腕が、真っ白で綺麗な肌に戻っていた。
恐る恐るといった様子で動かしてみても、やっぱり痛みは感じない。体内に重くのし掛かる鈍痛も、今は感じられない。立ち上がって何歩か動いてみても、問題なく歩くことができた。それどころか思い切り走ることも可能だった。
「凄い……走ったのなんて、何年ぶりだろう……」
一通り動いて気持ちが落ち着いた私は、元いた場所に戻って座り込んだ。
今私の頭上には、幾つもの疑問符が浮かんでいるはずだ。
理解ができない。自分は死んだはず。それなのにこうして生きている。外にも出ている。体の負傷も治っている。まるで時が戻ったかのように綺麗に治っている。今いるのは自分が住んでいたマンションがあるとは思えない森の中。
何もかもが記憶と異なるこの事態に、私はどうしてこうなったと考え込んだ。
「となると、こっちが夢?」
……いや、それもないだろう。と私はその考えを否定した。
もしそれが本当なら、現実の私は死んだことになる。
「だとしたら、どっちも夢?」
そう考えるのが妥当だった。
その方が割と納得できた。どっちもありえないことで、全て夢だ。普通の夢も唐突に場面が切り替わることがある。どうせそれと同じなのだろう。そう一人で納得した。
「……こんな夢、久しぶりに見た」
最近は夢ですら苦痛に耐えるばかりだった。ただ何もせず、暗い場所でジッと耐える。そんな夢ばかり見るようになっていた。と言っても夢に痛みはない。痛みがあると思っているだけだ。それでも私は、こんな幸せな夢を久しぶりに見た。
夢には限りがある。いつかはあの地獄のような現実へと戻されてしまう。──それなら、今動ける幸せを堪能するべきだ。そう思った私は立ち上が…………立ち上がってどうしようかと顎に手を当てて悩んだ。
「どこに行こう……?」
ここは森だ。知らない森の中、どの方角に進めばいいのかわからない。
だったら気ままに探索することにしよう。何となくこっちに行こうと思った方向に、私は内心ワクワクしながら歩き出したのだった。
◆◇◆
完全な勘で歩き続けてから僅か数分が経った頃、遠くの方から聞こえてきた微かな音に私は立ち止まった。
「何だろう?」
断片的に聞こえるそれが何の音なのか判断がつかない。だけどタイミングのいいことに、森の中を歩き続けるだけの夢は飽きてきたと思っていた頃だった。新しい出会いがあるかもしれないと、私は音のした方向に歩く。
生い茂る草木を掻き分けながら己の聴覚を頼りに進むと、次第に音は確実に近づいてきていることがわかった。それと同士に、音の正体も徐々に判明してきた。
それは固いもの同士がぶつかり合っている音だった。それに混じって喧騒も聞こえる。けれど、何を言っているのかは流石に聞き取れなかった。
「とにかく、早く行こう」
そう思って歩く速度を速めると、先程までしっかりと聞こえていた音が、パタリと止んだ。
嫌な予感がした。今すぐに引き返した方がいいと警鐘が鳴り響いている。でも、私は好奇心に負けて進んでしまった。
そして、私は見た。見てしまった。
「嘘、ひ、人が……」
そこに広がっていた光景は、酷いものだった。
犬というよりは狼のような真っ黒な毛並みをした獣が、血だらけになった人を捕食していた。腸を鋭利な牙で抉り出し、貪るように咀嚼していく。
先程までの喧騒は──戦っていた音だったのだ。
助けられなかったと後悔はしない。それよりも目の前で起こっている惨状に、私は脳の処理が追いついていなかった。目を疑うような光景。胃の方から逆流してきたものを我慢できず、その場で吐き出した。
べちゃべちゃと吐瀉物が地面にぶちまけられる。何度か咳き込んで前を向いた時、私は心臓を掴まれたかのような感覚に陥った。
先程まで夢中で人を食べていた獣が──真っ直ぐにこちらを見つめていたのだ。
「──ひっ」
逃げなきゃ殺される! その一心で私はその場から駆けた。
だが、いくら体が自由になったからといって、人と獣では身体能力が違う。すぐさま追いかけてきた獣に追いつかれ、地面に押し倒された。腕を抑える爪が肌に食い込み、そこから血が滴る。べっとりと纏わり付くような唾液が、獣の口から鏡の顔に落ちる。僅かに付着した鉄の臭いが、より私の恐怖を煽った。
「やだ、やめて! 離して!」
ジタバタと暴れてどうにか拘束を逃れるも、またすぐに獣に追いつかれてしまう。
「きゃ──あぐっ!」
唐突に足に感じた鋭い痛み。獣が私の足を爪で引き裂いたのだ。動いていたのが幸いしたのか、深く抉れるようなことにはならなかったものの、それでも信じられないほどの激痛にその場で呻き声を上げる。
──ああ、やっぱり幸せな夢は続かないものなんだな。私は自嘲気味に笑う。
まさか二回目に見る夢でも殺されることになるなんて、本当に私は運がない。諦めたように己を嘲笑った。
相手は人を殺すような獣で、私はただの人間。勝てるわけがない。
人にはない獣特有の身体能力。
──欲しい。
自分は何も持っていないのに、なんでこいつは爪という武器を持っている。
私にとって脅威であるその鋭利な爪。
──欲しい。
その時、私の脳内に声が響いた。
【承諾。身体能力強化、豪脚、鋭爪、斬撃耐性を取得しました】
その瞬間、体は嘘のように軽くなった。
「──ギャン!」
また夢の中でも死にたくない。その一心で獣の腹を思い切り蹴り飛ばす。
もろに食らった獣は口から汚物を吐き出し、地面を何度かバウンドする。木にぶつかり、ようやく止まる。それでも獣は生きていた。だが、獣はかなりのダメージを負っていた。その証拠によろよろと力なく立ち上がる。
「グルゥウウウ──ガウッ!」
初めて警戒したように私を睨みつけ、猛獣の唸り声を上げて飛びかかる。
普通なら反応できない速度。簡単に押し倒されて、何もできないまま獣の腹の中に収まるのだろうと思っていた私の目には、不思議と獣の動きが遅く見えた。
意味がわからないまま横に跳び、獣から逃れる。なんとか受け身を取って体制を立て直し、私は獣の行動をよく見る。
獣も一度避けられた程度では諦めない。再び唸り、飛び掛かってくる。
……やっぱり、遅く見える。私は不思議に思った。
次は余裕を持って避けた。その次も、そのまた次も簡単に避ける。
これでは当たらないと獣も学習したのか、今度は急接近して爪を振り下ろしてきた。だけど、やっぱりそれもやけに遅く見えて、後ろに半歩下がるだけで避けられた。
更にはお返しにと放った蹴りが獣の顎を的確に狙い撃ち、獣は脳震盪を起こし、目をグルリと回して力なく倒れる。
「あ、あれ……?」
何が何だかわかっていない私は、ペタンとその場に座り込んだ。
獣が起き上がってくる様子はない。
「もしかして……勝った、のかな?」
──あれは夢だったのか。なんともリアリティのある夢だったな。
そう思って起き上がり、妙な感覚に私は首を捻った。
痛く、ない……?
少し動くだけで全身を貫いていた激痛が、今は全くと言っていいほど感じなかった。体も嘘のように軽い。
「…………あれ? そ、と?」
知らない外、木が生い茂った森の中に鏡はいた。
最初に気づけと思う場面だけど、両手がほとんど機能しなかった私は、いつしか外に出ることを諦めていた。
そのため中にいるのが当たり前だと思っていて、急に変わった風景に気づくのが遅くなってしまった。
……にしても、どうして私はここにいるんだろう。
キョロキョロと辺りを見回す。やっぱり、見覚えのない森の中だ。
「──っ!?」
ふと、自分の見下ろした私は、信じられないのを目にして息が詰まった。
「う、腕が、治ってる……?」
あんなにボロボロで治ることは不可能だと思っていた腕が、真っ白で綺麗な肌に戻っていた。
恐る恐るといった様子で動かしてみても、やっぱり痛みは感じない。体内に重くのし掛かる鈍痛も、今は感じられない。立ち上がって何歩か動いてみても、問題なく歩くことができた。それどころか思い切り走ることも可能だった。
「凄い……走ったのなんて、何年ぶりだろう……」
一通り動いて気持ちが落ち着いた私は、元いた場所に戻って座り込んだ。
今私の頭上には、幾つもの疑問符が浮かんでいるはずだ。
理解ができない。自分は死んだはず。それなのにこうして生きている。外にも出ている。体の負傷も治っている。まるで時が戻ったかのように綺麗に治っている。今いるのは自分が住んでいたマンションがあるとは思えない森の中。
何もかもが記憶と異なるこの事態に、私はどうしてこうなったと考え込んだ。
「となると、こっちが夢?」
……いや、それもないだろう。と私はその考えを否定した。
もしそれが本当なら、現実の私は死んだことになる。
「だとしたら、どっちも夢?」
そう考えるのが妥当だった。
その方が割と納得できた。どっちもありえないことで、全て夢だ。普通の夢も唐突に場面が切り替わることがある。どうせそれと同じなのだろう。そう一人で納得した。
「……こんな夢、久しぶりに見た」
最近は夢ですら苦痛に耐えるばかりだった。ただ何もせず、暗い場所でジッと耐える。そんな夢ばかり見るようになっていた。と言っても夢に痛みはない。痛みがあると思っているだけだ。それでも私は、こんな幸せな夢を久しぶりに見た。
夢には限りがある。いつかはあの地獄のような現実へと戻されてしまう。──それなら、今動ける幸せを堪能するべきだ。そう思った私は立ち上が…………立ち上がってどうしようかと顎に手を当てて悩んだ。
「どこに行こう……?」
ここは森だ。知らない森の中、どの方角に進めばいいのかわからない。
だったら気ままに探索することにしよう。何となくこっちに行こうと思った方向に、私は内心ワクワクしながら歩き出したのだった。
◆◇◆
完全な勘で歩き続けてから僅か数分が経った頃、遠くの方から聞こえてきた微かな音に私は立ち止まった。
「何だろう?」
断片的に聞こえるそれが何の音なのか判断がつかない。だけどタイミングのいいことに、森の中を歩き続けるだけの夢は飽きてきたと思っていた頃だった。新しい出会いがあるかもしれないと、私は音のした方向に歩く。
生い茂る草木を掻き分けながら己の聴覚を頼りに進むと、次第に音は確実に近づいてきていることがわかった。それと同士に、音の正体も徐々に判明してきた。
それは固いもの同士がぶつかり合っている音だった。それに混じって喧騒も聞こえる。けれど、何を言っているのかは流石に聞き取れなかった。
「とにかく、早く行こう」
そう思って歩く速度を速めると、先程までしっかりと聞こえていた音が、パタリと止んだ。
嫌な予感がした。今すぐに引き返した方がいいと警鐘が鳴り響いている。でも、私は好奇心に負けて進んでしまった。
そして、私は見た。見てしまった。
「嘘、ひ、人が……」
そこに広がっていた光景は、酷いものだった。
犬というよりは狼のような真っ黒な毛並みをした獣が、血だらけになった人を捕食していた。腸を鋭利な牙で抉り出し、貪るように咀嚼していく。
先程までの喧騒は──戦っていた音だったのだ。
助けられなかったと後悔はしない。それよりも目の前で起こっている惨状に、私は脳の処理が追いついていなかった。目を疑うような光景。胃の方から逆流してきたものを我慢できず、その場で吐き出した。
べちゃべちゃと吐瀉物が地面にぶちまけられる。何度か咳き込んで前を向いた時、私は心臓を掴まれたかのような感覚に陥った。
先程まで夢中で人を食べていた獣が──真っ直ぐにこちらを見つめていたのだ。
「──ひっ」
逃げなきゃ殺される! その一心で私はその場から駆けた。
だが、いくら体が自由になったからといって、人と獣では身体能力が違う。すぐさま追いかけてきた獣に追いつかれ、地面に押し倒された。腕を抑える爪が肌に食い込み、そこから血が滴る。べっとりと纏わり付くような唾液が、獣の口から鏡の顔に落ちる。僅かに付着した鉄の臭いが、より私の恐怖を煽った。
「やだ、やめて! 離して!」
ジタバタと暴れてどうにか拘束を逃れるも、またすぐに獣に追いつかれてしまう。
「きゃ──あぐっ!」
唐突に足に感じた鋭い痛み。獣が私の足を爪で引き裂いたのだ。動いていたのが幸いしたのか、深く抉れるようなことにはならなかったものの、それでも信じられないほどの激痛にその場で呻き声を上げる。
──ああ、やっぱり幸せな夢は続かないものなんだな。私は自嘲気味に笑う。
まさか二回目に見る夢でも殺されることになるなんて、本当に私は運がない。諦めたように己を嘲笑った。
相手は人を殺すような獣で、私はただの人間。勝てるわけがない。
人にはない獣特有の身体能力。
──欲しい。
自分は何も持っていないのに、なんでこいつは爪という武器を持っている。
私にとって脅威であるその鋭利な爪。
──欲しい。
その時、私の脳内に声が響いた。
【承諾。身体能力強化、豪脚、鋭爪、斬撃耐性を取得しました】
その瞬間、体は嘘のように軽くなった。
「──ギャン!」
また夢の中でも死にたくない。その一心で獣の腹を思い切り蹴り飛ばす。
もろに食らった獣は口から汚物を吐き出し、地面を何度かバウンドする。木にぶつかり、ようやく止まる。それでも獣は生きていた。だが、獣はかなりのダメージを負っていた。その証拠によろよろと力なく立ち上がる。
「グルゥウウウ──ガウッ!」
初めて警戒したように私を睨みつけ、猛獣の唸り声を上げて飛びかかる。
普通なら反応できない速度。簡単に押し倒されて、何もできないまま獣の腹の中に収まるのだろうと思っていた私の目には、不思議と獣の動きが遅く見えた。
意味がわからないまま横に跳び、獣から逃れる。なんとか受け身を取って体制を立て直し、私は獣の行動をよく見る。
獣も一度避けられた程度では諦めない。再び唸り、飛び掛かってくる。
……やっぱり、遅く見える。私は不思議に思った。
次は余裕を持って避けた。その次も、そのまた次も簡単に避ける。
これでは当たらないと獣も学習したのか、今度は急接近して爪を振り下ろしてきた。だけど、やっぱりそれもやけに遅く見えて、後ろに半歩下がるだけで避けられた。
更にはお返しにと放った蹴りが獣の顎を的確に狙い撃ち、獣は脳震盪を起こし、目をグルリと回して力なく倒れる。
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