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第1章
暴露します
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「──なっ!?」
「国王は私のことを疑わず、色々と自由な行動を許してくれました。そのことには感謝をしています。とても、動きやすかったですよ?」
見る見るうちに国王の表情は、怒りの表情になっていきます。
それがとても哀れで、人の上に立つ者の威厳がこの程度なのかと残念に思います。
ミリアさんはただの子供のようで、なんの威厳もありませんが……それでもちゃんと魔族のことを考え、やる時はしっかりと魔王らしいことをやってくれます。
私が主と認めるのは、やはりミリアさんです。
「リフィ、貴様ぁ!!」
「……ああ、言い忘れていました。私はリフィではありません。リーフィア・ウィンド。これが私の本当の名前です」
私のことを『怠け者の美人エルフ』だと信じて疑わなかった。
それが彼の敗因です。
「リフィ……いや、リーフィアさん。君は、俺を騙していたのか?」
「そちらが勝手に勘違いしただけです。私は嘘は言っていませんよ。これが正しいと思っているから、私はこちら側にいます」
「魔王側が正しいと……?」
「ええ……例えそうではなくても、そこの国王よりはマシです。ミリアさんは馬鹿ですが、真剣に民のことを考えています。その配下の皆さんもそうです。ミリアさんは馬鹿ですけど。どうしようもないお子ちゃまですけど」
「おい待てリーフィア。こっちみろ」
「…………すいません。ミリアさんを見ると震えが止まらない症候群に掛かってしまいました」
「意味がわからん!」
少しふざけてしまいましたが、ミリアさんが正しいと思っているのは本当のことです。
人は魔族を敵視し過ぎています。過去に敵対したというだけで、今の時代も争う意味はないんです。
現在、魔族は人に対して何もしていません。何かをしてくるのは、人です。魔族というだけで領を攻め、魔族というだけで殺される。
どちらが略奪者なのか、わかったものではありません。
どちらが『悪』なのか、それはわかりきったことです。
「……にしても、本当に好き勝手やってくれましたね。ねぇアカネさん?」
「そうじゃな。……と言っても、リーフィアのおかげで楽をさせてもらったわ」
「私ではなく、ウンディーネにも感謝してくださいね。彼女の協力があったおかげで作戦は成功したのですから」
「勿論じゃ。やはり大精霊の恩恵は凄まじいものじゃな」
「それでも大変でしたけどね。一回目の食事会、城下街の探索、城の観察、そして二回目の食事会。今まで散々と刺客やら毒やら差し込んできて、その執念だけは認めてあげましょう」
「……はて、何のことかな?」
国王はトボけています。
どうやら、自分達は何もしていない。というのを突き通そうとしているようです。
……全て遅いですけどね。
「陛下、リーフィアさんの言っていることは本当なんですか?」
「……勇者殿。惑わされるではない。相手は貴殿の隙を突いて嘘を言っているだけだ」
「とぼけるな! ……俺もおかしいとは思っていたんだ。昨日からこそこそと動いているし、食事会だって様子が変だった。本当のことを話してください!」
「……はぁ……どうやら勇者殿はご乱心のようだ。牢に閉じ込めておけ」
「ミスロウト! お前ぇ!」
騎士達は戸惑いながらも国王の命令に逆らえず、古谷さんを捕らえようと彼に近づきます。
古谷さんは勇者です。暴れれば騎士程度簡単に制することが出来るでしょう。ですが、傷付けることを躊躇っているのか、暴れることはしませんでした。
彼らはジリジリと距離を詰め、今にも飛びかかりそうな体勢をしています。
……仕方ありませんね。
私は跳躍し、古谷さんと騎士の間に着地します。
同時に風を纏わせ、私が現れたことで動揺している騎士達を吹き飛ばします。彼らは壁に激突し、気絶しました。
「古谷さんは甘いんです。悩んでいるだけでは、誰も救えない。何も出来ない。自分にだけは嘘をついてはいけません。あなたはどうしますか?」
「俺は……」
「……まだ考えが纏まりませんか。まぁいいです。決断が決まっていないのであれば、そこでおとなしくしていてください」
私は国王に向き直ります。
「さて、あなたには相応の罰が必要です」
「し、知らん! 我は何も知らん!」
「……このような状況になっても、シラを切りますか」
では、言い逃れできないようにしてやりましょう。
「おいで、ウンディーネ」
指を鳴らします。
すると周囲の魔素が揺れ動き、空中の水分が人を形どりました。
私の契約精霊にして水の大精霊ウンディーネ。彼女の出番です。
「ウンディーネ、捕えた者達を出してください」
『わかった!』
広場に水の球体が現れ、その中にはウンディーネが捕らえていた刺客達が入っていました。
全員、死んだように眠っています。後に証言者として必要だと思ったのですが、国王ならば「こんな奴ら知らん!」の一言で終わりそうです。
なので、絶対に言い逃れできない箇所だけを指摘してあげます。
「この人達はあなたから仕掛けられた方達です」
「そんな奴ら知らん!」
「ああ、はい。予想通りの言葉で私驚いています」
「なんだと!?」
「なんでもないです。……さぁ、あなたはこの方達を知らない。それで間違いないですか?」
「そうだと言っているだろう!」
「そうですかそうですか──じゃあ、これは何でしょうかね?」
私は刺客の一人を球体から取り出し、胸元のバッジを指差します。
「これはこの国の紋章ですよね? どうしてこんな方々が、この国の紋章を持っているのでしょうか?」
「……ぐぅ……!」
「私は知っていますよ。城で働く騎士団は、皆同じような紋章を胸に掲げています。ということは、この方も国王の配下ということになります。……おかしいですね。あなたは知らないと言っていたはずですが?」
「知らないものは知らない!」
「黒死隊」
「──っ、なぜそれを知っている!?」
「ん? なぜ知っている。ですか?」
「──くっ!」
国王は、しまった! と言いたげに顔を歪めました。
……いや馬鹿ぁ。ミリアさんと同じくらい馬鹿ですか。
「ウンディーネに図書館の閲覧禁止指定されていた箇所を調べてもらいました。黒死隊は他国にすら秘密にしているほど、密かに暗躍する団体らしいですね。本拠地は孤児院でしたっけ? まさか暗殺者を育成する孤児院があるとは思いませんでしたが……これが俗に言う『王国の闇』というやつなんですかね?」
「…………」
国王は何も言い返してきませんでした。
「沈黙は肯定と捉えられますよ?」
「そうだと言ったらどうするつもりだ?」
「ふむ……ミリアさんに任せます」
「…………ん? えっ!? ここで余に振るのか?!」
「正直、真面目モードは疲れました。なので、私は言いたいことを言って、おとなしく下がります」
後は主要人物同時で話し合ってください。というやつです。
丸投げとも言いますね。
私に真面目キャラが似合わないのは本当のことです。私はマイペースに、そして自堕落に生きるのが、一番性に合っています。
なので、後は主要人物同時で話し合ってください。ということです。
……丸投げとも言います。
ミリアさんの「マジかよこいつ」という視線を無視して、私は椅子に腰掛けました。
さて、ミリアさんはどのように動くのか。その選択を、特等席で見せていただきましょう。
「国王は私のことを疑わず、色々と自由な行動を許してくれました。そのことには感謝をしています。とても、動きやすかったですよ?」
見る見るうちに国王の表情は、怒りの表情になっていきます。
それがとても哀れで、人の上に立つ者の威厳がこの程度なのかと残念に思います。
ミリアさんはただの子供のようで、なんの威厳もありませんが……それでもちゃんと魔族のことを考え、やる時はしっかりと魔王らしいことをやってくれます。
私が主と認めるのは、やはりミリアさんです。
「リフィ、貴様ぁ!!」
「……ああ、言い忘れていました。私はリフィではありません。リーフィア・ウィンド。これが私の本当の名前です」
私のことを『怠け者の美人エルフ』だと信じて疑わなかった。
それが彼の敗因です。
「リフィ……いや、リーフィアさん。君は、俺を騙していたのか?」
「そちらが勝手に勘違いしただけです。私は嘘は言っていませんよ。これが正しいと思っているから、私はこちら側にいます」
「魔王側が正しいと……?」
「ええ……例えそうではなくても、そこの国王よりはマシです。ミリアさんは馬鹿ですが、真剣に民のことを考えています。その配下の皆さんもそうです。ミリアさんは馬鹿ですけど。どうしようもないお子ちゃまですけど」
「おい待てリーフィア。こっちみろ」
「…………すいません。ミリアさんを見ると震えが止まらない症候群に掛かってしまいました」
「意味がわからん!」
少しふざけてしまいましたが、ミリアさんが正しいと思っているのは本当のことです。
人は魔族を敵視し過ぎています。過去に敵対したというだけで、今の時代も争う意味はないんです。
現在、魔族は人に対して何もしていません。何かをしてくるのは、人です。魔族というだけで領を攻め、魔族というだけで殺される。
どちらが略奪者なのか、わかったものではありません。
どちらが『悪』なのか、それはわかりきったことです。
「……にしても、本当に好き勝手やってくれましたね。ねぇアカネさん?」
「そうじゃな。……と言っても、リーフィアのおかげで楽をさせてもらったわ」
「私ではなく、ウンディーネにも感謝してくださいね。彼女の協力があったおかげで作戦は成功したのですから」
「勿論じゃ。やはり大精霊の恩恵は凄まじいものじゃな」
「それでも大変でしたけどね。一回目の食事会、城下街の探索、城の観察、そして二回目の食事会。今まで散々と刺客やら毒やら差し込んできて、その執念だけは認めてあげましょう」
「……はて、何のことかな?」
国王はトボけています。
どうやら、自分達は何もしていない。というのを突き通そうとしているようです。
……全て遅いですけどね。
「陛下、リーフィアさんの言っていることは本当なんですか?」
「……勇者殿。惑わされるではない。相手は貴殿の隙を突いて嘘を言っているだけだ」
「とぼけるな! ……俺もおかしいとは思っていたんだ。昨日からこそこそと動いているし、食事会だって様子が変だった。本当のことを話してください!」
「……はぁ……どうやら勇者殿はご乱心のようだ。牢に閉じ込めておけ」
「ミスロウト! お前ぇ!」
騎士達は戸惑いながらも国王の命令に逆らえず、古谷さんを捕らえようと彼に近づきます。
古谷さんは勇者です。暴れれば騎士程度簡単に制することが出来るでしょう。ですが、傷付けることを躊躇っているのか、暴れることはしませんでした。
彼らはジリジリと距離を詰め、今にも飛びかかりそうな体勢をしています。
……仕方ありませんね。
私は跳躍し、古谷さんと騎士の間に着地します。
同時に風を纏わせ、私が現れたことで動揺している騎士達を吹き飛ばします。彼らは壁に激突し、気絶しました。
「古谷さんは甘いんです。悩んでいるだけでは、誰も救えない。何も出来ない。自分にだけは嘘をついてはいけません。あなたはどうしますか?」
「俺は……」
「……まだ考えが纏まりませんか。まぁいいです。決断が決まっていないのであれば、そこでおとなしくしていてください」
私は国王に向き直ります。
「さて、あなたには相応の罰が必要です」
「し、知らん! 我は何も知らん!」
「……このような状況になっても、シラを切りますか」
では、言い逃れできないようにしてやりましょう。
「おいで、ウンディーネ」
指を鳴らします。
すると周囲の魔素が揺れ動き、空中の水分が人を形どりました。
私の契約精霊にして水の大精霊ウンディーネ。彼女の出番です。
「ウンディーネ、捕えた者達を出してください」
『わかった!』
広場に水の球体が現れ、その中にはウンディーネが捕らえていた刺客達が入っていました。
全員、死んだように眠っています。後に証言者として必要だと思ったのですが、国王ならば「こんな奴ら知らん!」の一言で終わりそうです。
なので、絶対に言い逃れできない箇所だけを指摘してあげます。
「この人達はあなたから仕掛けられた方達です」
「そんな奴ら知らん!」
「ああ、はい。予想通りの言葉で私驚いています」
「なんだと!?」
「なんでもないです。……さぁ、あなたはこの方達を知らない。それで間違いないですか?」
「そうだと言っているだろう!」
「そうですかそうですか──じゃあ、これは何でしょうかね?」
私は刺客の一人を球体から取り出し、胸元のバッジを指差します。
「これはこの国の紋章ですよね? どうしてこんな方々が、この国の紋章を持っているのでしょうか?」
「……ぐぅ……!」
「私は知っていますよ。城で働く騎士団は、皆同じような紋章を胸に掲げています。ということは、この方も国王の配下ということになります。……おかしいですね。あなたは知らないと言っていたはずですが?」
「知らないものは知らない!」
「黒死隊」
「──っ、なぜそれを知っている!?」
「ん? なぜ知っている。ですか?」
「──くっ!」
国王は、しまった! と言いたげに顔を歪めました。
……いや馬鹿ぁ。ミリアさんと同じくらい馬鹿ですか。
「ウンディーネに図書館の閲覧禁止指定されていた箇所を調べてもらいました。黒死隊は他国にすら秘密にしているほど、密かに暗躍する団体らしいですね。本拠地は孤児院でしたっけ? まさか暗殺者を育成する孤児院があるとは思いませんでしたが……これが俗に言う『王国の闇』というやつなんですかね?」
「…………」
国王は何も言い返してきませんでした。
「沈黙は肯定と捉えられますよ?」
「そうだと言ったらどうするつもりだ?」
「ふむ……ミリアさんに任せます」
「…………ん? えっ!? ここで余に振るのか?!」
「正直、真面目モードは疲れました。なので、私は言いたいことを言って、おとなしく下がります」
後は主要人物同時で話し合ってください。というやつです。
丸投げとも言いますね。
私に真面目キャラが似合わないのは本当のことです。私はマイペースに、そして自堕落に生きるのが、一番性に合っています。
なので、後は主要人物同時で話し合ってください。ということです。
……丸投げとも言います。
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