シャンプーカットオナニー

ショタの靴下

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「ん、ぅ…」
 カーテンから差し込む朝日につられて目が覚めた。ベッドの中で身じろぎすると、お兄さんの顔が目の前に広がる。まだ寝ているようだ。寝ている姿はいつもより子供っぽい。
昨日はよく眠れた気がする。ぐーっと伸びをすると、お腹が伸びて気持ちいい。
僕の切ったいびつな形のニンジンを笑いながらご飯を食べて、温かいシャワーでゆっくりと体を洗えた。湯舟にも久しぶりに浸かれた。お兄さんと同じ匂いの髪の毛、大分大きい、同じ匂いのTシャツ。嬉しくてお兄さんの胸をスンスン嗅いだ。
 …あれ…この感じ…
恐る恐る自分の違和感に触れてみると、固くなっている。なんで、よりにもよってこんな日に。昨日だって処理したはずなのに。お兄さんの観察なんてする暇もなくなって、手でぐいぐいとそこを押す。
(おさまれ…おさまれ…)
深呼吸を繰り返す。でも隣だけでなく、布団も、枕も全部、お兄さんのもの。昨日は安心する匂いだと思ったのに、今は逆に心臓がうるさくなる。
 お兄さんが起きる前に、抜いてしまおう。

『気持ち悪い』
「っ…」
ぶくっと腫れたそれを触れた瞬間に、思い出す言葉。気持ち悪いって思われたらどうしよう。
そもそもこの現象は、女性の胸やお尻を眺めながらする行為らしい。何も、そんなもの、みていないのに。
変かもしれない、おかしいのかもしれない。きもちわるい、のかもしれない。
 何もせずに布団に戻る。もう一回寝よう、そう思うのに体はじくじくと疼いて、とてもそれどころではない。
こんなめんどくさいの、いらなかった。大人の第一歩なんていらなかった。こんな汚いからだ、いらない。

「ん゛~…翔平くん?起きた?はやいね…」
「あ…」
「朝ごはんどーしよ。昨日の残りでいい?」
「はい…」
「どうしたの?気分悪い?」
「ん゛!…ぁ…」
お兄さんの冷たい手が当たり、思わず声が出てしまう。慌てて口をおさえたけど、もう遅い。
「あー…トイレ行く?」
気まずい雰囲気。つかの間の沈黙が、痛い。
「僕、なにも、えっちなの、みてないのに、あさ、こんなになっちゃう…」
「よくあることだよ。朝勃ちってやつでしょ?」
「でも、きのうもなった…こんなの、おかしい…これいじょう、はずかしいこと、したくない…汚いもん…!」
どんな顔で見ているんだろう、どう思っているんだろう、知りたくなくてぎゅっと目を閉じる。
「翔平くん、ここ、触ってごらん」
布団の中で手を引かれ、ある場所に誘導される。
「…カチカチ…」
「ほらね、俺とおんなじ。ねえ、今日は一緒に抜こうか」



 
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