日記帳

福猫

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最終話

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ー福岡駅ー

寝台特急で福岡にやって来た楓と勉は寝台特急からおりた。

その後、楓と勉は改札口に向かい福岡駅を離れた。

「知り合いの小日向清正(こひなたきよまさ)さんの家は歩いて30分ぐらいかかります、足、大丈夫ですか?」

勉が問いかけると楓が口を開いた。

「大丈夫です」

「それじゃあ行きましょう」

勉と楓は小日向清正の家に向かって歩き出した。

30分後、小日向清正の家の前に着いた勉と楓、勉がインターホンを鳴らそうと手を伸ばしたその時、ドアが開き小日向清正が現れた。

「清正さん」

「勉!お前、東京に行ったんじゃなかったのか」

「清正さんに頼みがあって今、良いですか?」

「どうぞ」

小日向清正は勉と楓を中に入れリビングに連れていった。

「飲み物、持ってくるから座って待ってて」

「清正さん、座って俺の話を聞いてください」

「わかった」

勉の真剣な顔に小日向清正はソファーに近づき座った。

「楓さん、外で待っててください」

「わかりました」

返事をすると楓は日記帳を持ってリビングを離れていった。

「彼がいたらまずいのか?」

小日向清正が問いかけると勉は向かい合ってソファーに座り楓のことを話し始めた。

「それで彼を連れて福岡に逃げてきたのか」

「東京で家の場所を代えても慎一に見つかってしまいます、だから遠くの福岡に来ました」

「力になるよ、俺は何をすればいい?」

「家を借りたいんです、どこかないでしょうか?」

「ちょっと待って調べてみるから」

そう言って小日向清正はスマホで調べ始めた。

「安い方が良いよな」

「……」

「ここはどうだ」

そう言って小日向清正はスマホを勉に渡した。

「一軒家ですね、高いんじゃ」

「家賃10万なんだけど1万で良いよ」

「家賃1万、良いんですか?」

「良いんだ」

「ありがとうございます」

「勉、彼のことが好きなら守り続けろよ」

「はい」

「明日、案内するから今日は泊まれ」

「ありがとうございます」

その日の夜、勉と楓は一晩お世話になった。

ー翌日ー

勉と楓は小日向清正の車で一軒家に向かった。

1時間後、一軒家の前に着くと勉と楓は車からおり立派な家に驚いた。

「気に入ったか?」

「こんな立派な家をありがとうございました」

「……」

楓がお辞儀をすると小日向清正が口を開いた。

「勉、わからないことがあったら何でも言えよ」

「はい、ありがとうございました」

「この家の鍵」

楓に鍵を渡すと小日向清正は車に乗り込みその場を離れていった。

勉と楓は鍵をあけ中に入るとリビングに向かった。

「楓さん、ここなら慎一は来ない」

「勉さん」

楓と勉は見つめ合った。

「楓さん、好きです」

「俺も好きです」

見つめ合いながら勉と楓は顔を近づけ唇を重ねた。

「……」

「……」

勉と楓のキスは激しさをまし楓の手から日記帳が落ちた。

その後、勉と楓はリビングで身体を重ねた。

「勉さん」

「楓さん」

深く愛し合った勉と楓の新しい生活が始まり日記帳の交換も新しく始まった。

       完結
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