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第2話
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3時間後、恭介が蓮を連れて夜空(よぞら)の前に現れた。
「夜っちゃん、遅くなってゴメン」
恭介が口にすると夜空が口を開いた。
「恭介が言った通りいろんな種類のケーキをテーブルに並べてあるぞ、じゃあな」
そう言って夜空がその場から離れようとしたその時、恭介が口を開いた。
「夜っちゃん、どこ行くんだよ」
「帰るんだよ」
「今からパーティーするんだからいないと」
そう言って恭介はその場を離れ螺旋階段を上がっていった。
「……」
「……」
2人だけになった蓮と夜空は顔を合わせることもなく立ったまま恭介が来るのを待った。
30分後、夜空が口を開いた。
「遅いな、何してんだろ」
「……」
「ちょっと見に行ってきますね」
「はい」
蓮が返事をすると夜空はその場を離れ螺旋階段を上がり部屋に向かい中に入った。
「恭介、何してんだ」
「夜っちゃん言ってただろ男性を紹介してくれって」
「俺が言いたいのは何でベッドで寝てんだってことだ…パーティーをするんだろ」
「パーティーは夜の7時からそれまで自由だから」
「自由だからって」
「……」
ベッドから立ち上がり夜空に近づくと恭介が口を開いた。
「近くに海があるから蓮とデートしてきたら」
「デートって」
「夜7時にパーティーをするからそれまでに戻ってきてよ」
そう言って夜空を部屋から追い出すと恭介はドアを閉めた。
追い出された夜空は螺旋階段を下り蓮に近づいた。
「恭介は?」
「夜7時にパーティーをするからそれまで自由だって」
「自由って……」
「近くに海があるそうです、良かったら行ってみませんか?」
「はい」
返事後、蓮と夜空は別荘から出ていき歩きながら海に向かった。
20分後、蓮と夜空の前に綺麗な海が現れた。
「綺麗」
蓮と夜空は砂浜を歩き海に近づき見つめた。
「やっぱり海は落ちつくな」
「そうですね」
そう言って夜空と蓮は立ったまま海を見つめた。
「この海で泳いだら気持ち良いだろうな」
「そうですね」
緊張が解れてた蓮は夜空に身体を向け口を開いた。
「自己紹介がまだでしたね、安達蓮といいます」
「荒川夜空とです」
自己紹介後、蓮と夜空は見つめ合った。
「7時までここにいますか?」
夜空が問いかけると蓮が口を開いた。
「別荘に戻っても暇だしここで時間つぶしした方が良いかもしれませんね」
「そうですね」
「探検してきても良いですか?」
「俺も行きましょうか?」
「危険はないと思うから1人で大丈夫です」
「俺はここにいますから何なあったら大きな声で呼んでください」
「わかりました」
返事をし蓮が振り返ろうとしたその時、石につまずき倒れかけ夜空に抱き止められた。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
会話後、蓮と夜空は見つめ合った。
瞬間、蓮は意識し夜空からドキドキしながら離れた。
「探検してきます」
早くドキドキを落ちつかせたい蓮は夜空から離れ砂浜を歩き出した。
夜空は蓮を待つため砂浜に座ると身体を倒し青空を見つめた。
砂浜を歩きながら蓮は思った。
「夜空さんから離れたのにドキドキが落ちつかない何でだろ」
そう言って蓮が動きを止めたその時、背後から何者かに口を塞がれそのまま森林の中に連れていかれ身体を倒された。
「恭介!」
「夜っちゃんに告白された?」
覆い被さりながら恭介が口にすると蓮が口を開いた。
「告白されるわけないだろ、それより退いて」
「嫌だ」
そう言って恭介は蓮の唇を奪い口を開いた。
「夜っちゃんが蓮を好きになってくれれば良いと思ったけどやっぱり嫌だ蓮は夜っちゃんに渡さない」
そう言って恭介は蓮の上服を脱がせながら左右の手を上げさせ肌に触れた。
「恭介、やめろ」
「……」
砂浜で身体を倒しながら青空を見つめていた夜空は身体を起こし森林の方に目を向けた。
「夜っちゃん、遅くなってゴメン」
恭介が口にすると夜空が口を開いた。
「恭介が言った通りいろんな種類のケーキをテーブルに並べてあるぞ、じゃあな」
そう言って夜空がその場から離れようとしたその時、恭介が口を開いた。
「夜っちゃん、どこ行くんだよ」
「帰るんだよ」
「今からパーティーするんだからいないと」
そう言って恭介はその場を離れ螺旋階段を上がっていった。
「……」
「……」
2人だけになった蓮と夜空は顔を合わせることもなく立ったまま恭介が来るのを待った。
30分後、夜空が口を開いた。
「遅いな、何してんだろ」
「……」
「ちょっと見に行ってきますね」
「はい」
蓮が返事をすると夜空はその場を離れ螺旋階段を上がり部屋に向かい中に入った。
「恭介、何してんだ」
「夜っちゃん言ってただろ男性を紹介してくれって」
「俺が言いたいのは何でベッドで寝てんだってことだ…パーティーをするんだろ」
「パーティーは夜の7時からそれまで自由だから」
「自由だからって」
「……」
ベッドから立ち上がり夜空に近づくと恭介が口を開いた。
「近くに海があるから蓮とデートしてきたら」
「デートって」
「夜7時にパーティーをするからそれまでに戻ってきてよ」
そう言って夜空を部屋から追い出すと恭介はドアを閉めた。
追い出された夜空は螺旋階段を下り蓮に近づいた。
「恭介は?」
「夜7時にパーティーをするからそれまで自由だって」
「自由って……」
「近くに海があるそうです、良かったら行ってみませんか?」
「はい」
返事後、蓮と夜空は別荘から出ていき歩きながら海に向かった。
20分後、蓮と夜空の前に綺麗な海が現れた。
「綺麗」
蓮と夜空は砂浜を歩き海に近づき見つめた。
「やっぱり海は落ちつくな」
「そうですね」
そう言って夜空と蓮は立ったまま海を見つめた。
「この海で泳いだら気持ち良いだろうな」
「そうですね」
緊張が解れてた蓮は夜空に身体を向け口を開いた。
「自己紹介がまだでしたね、安達蓮といいます」
「荒川夜空とです」
自己紹介後、蓮と夜空は見つめ合った。
「7時までここにいますか?」
夜空が問いかけると蓮が口を開いた。
「別荘に戻っても暇だしここで時間つぶしした方が良いかもしれませんね」
「そうですね」
「探検してきても良いですか?」
「俺も行きましょうか?」
「危険はないと思うから1人で大丈夫です」
「俺はここにいますから何なあったら大きな声で呼んでください」
「わかりました」
返事をし蓮が振り返ろうとしたその時、石につまずき倒れかけ夜空に抱き止められた。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
会話後、蓮と夜空は見つめ合った。
瞬間、蓮は意識し夜空からドキドキしながら離れた。
「探検してきます」
早くドキドキを落ちつかせたい蓮は夜空から離れ砂浜を歩き出した。
夜空は蓮を待つため砂浜に座ると身体を倒し青空を見つめた。
砂浜を歩きながら蓮は思った。
「夜空さんから離れたのにドキドキが落ちつかない何でだろ」
そう言って蓮が動きを止めたその時、背後から何者かに口を塞がれそのまま森林の中に連れていかれ身体を倒された。
「恭介!」
「夜っちゃんに告白された?」
覆い被さりながら恭介が口にすると蓮が口を開いた。
「告白されるわけないだろ、それより退いて」
「嫌だ」
そう言って恭介は蓮の唇を奪い口を開いた。
「夜っちゃんが蓮を好きになってくれれば良いと思ったけどやっぱり嫌だ蓮は夜っちゃんに渡さない」
そう言って恭介は蓮の上服を脱がせながら左右の手を上げさせ肌に触れた。
「恭介、やめろ」
「……」
砂浜で身体を倒しながら青空を見つめていた夜空は身体を起こし森林の方に目を向けた。
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