伝説のナイト2

福猫

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最終話 新たな生活

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━友也の家━

全裸姿の心優しい黒い虎は偉織と闇珠に向かって口を開いた。

「あんた達、誰?」

「俺達のこと覚えてないのか?」

「すまないけど知らない」

「記憶も浄化されてるのか」

「もしかして友也の友達?」

「友也さんが死んでるのも覚えてないんだよな」

「闇珠!」

偉織が怒った口調で口にすると黒い虎が問いかけた。

「友也が死んだってどういうことですか?」

「友也は死んでいない」

黒い虎の身体の中に入っている宝石の黒水晶が話しかけると驚いた顔で黒い虎が口を開いた。

「誰だ!」

「黒い虎、友也は公園のベンチで黒い虎が来るのを待ってる早く行ってやれ」

「……」

全裸姿で黒い虎が部屋を出ようとしたその時、偉織が口を開いた。

「全裸で行くきか」

「え、あ!」

顔が赤くなると黒い虎はタンスの中から友也の衣服を取り出し着ると急いで部屋を出ていった。

「今の黒い虎を見て母さんと父さん喜ぶかな」

「喜ぶんじゃないかな」

闇珠の言葉に偉織がそう答えると宝石の白水晶と金水晶が話しかけてきた。

「長い戦いは終わった」

「友也が居れば黒い虎の心は悪の心にならないだろ」

「良かった」

偉織と闇珠が喜ぶ顔をすると白水晶と金水晶が再び話しかけた。

「偉織」

「……」

目の前に現れた白水晶を偉織が見つめると白水晶が宝石から人間の姿に変身した。

「偉織、俺はあの世に居る偉月の元に逝く」

「もし新たな敵が現れたらどうするんだよ」

「新たな敵が現れることはないだろう」

「黒い虎が優しい心になったから」

「そうだ」

「……」

「偉織、幸せな生活を送ってくれ、あの世で見守っているから」

「白水晶」

「元気でな、偉織」

偉織を抱きしめその後、唇を重ねると宝石の白水晶は笑顔であの世に逝った。

宝石の金水晶も闇珠の目の前で人間の金水晶に変身し闇珠を抱きしめた。

「金水晶もあの世に逝くんだろ」

「偉月が呼んでるから」

「母さんと父さんに伝えて、俺は幸せになるから心配しないでって」

「必ず伝える」

闇珠の顔を見つめると人間姿の金水晶も闇珠の唇にキスをし微笑むと宝石の金水晶もあの世に逝った。

「さようなら白水晶」

「さようなら金水晶」

互いの手を握りながら白水晶と金水晶に別れを告げると偉織と闇珠は無人島の別荘に向かった。

━3年後━

白水晶と金水晶の言う通り平和が続き偉織と闇珠と黒い虎の生活に変化が起きた。

偉織は無人島の別荘を出て女性と結婚し子供も生まれ幸せに暮らしている。

闇珠は無人島の別荘で暮らしながらモデルの仕事をし幸せに暮らしている。

そして黒い虎は友也と共に花屋を経営し幸せに暮らしている。

偉織、闇珠、黒い虎の幸せな生活が永遠に続きますように。

        完結
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