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第2話
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ー黒い森林ー
肩まで長い黒い髪,足首まで長い黒の服にブラックストーンを身につけた男が木と木との間に立たされ左右の手首には黒の蔓が絡みつき気を失っていた。
「……」
「……」
龍太をお姫様抱っこしたまま蓮司が姿を現すとうつ向いたまま男は目を覚まし口を開いた。
「俺の次はその男の身体を乗っ取ったのか」
そう言って顔をあげ目線を向けた男は龍太の姿に驚いた。
「龍太…」
「……」
仰向けで龍太を地面に寝かせると蓮司は男に近づき口を開いた。
「隆義(たかよし)にとって龍太は大事な人」
「お前に身体を乗っ取られた俺は龍太を傷つけた、そんな俺を龍二と龍生は龍太に会わないと誓えば命を助けると言われた、俺は会わないと誓った…俺の命は助かった…何でまた龍太が俺の目の前に…」
「隆義、お前の代わりに龍太は俺が可愛がってやる」
「やめろ、龍太に近づくな」
「そこでおとなしくみていろ」
そう言って蓮司は龍太に近づき足首まで長い白い服を引き裂き肌に触れた。
「やめろ、やめろー」
隆義が叫んだその時、警察服の本宮が拳銃を構えながら現れた。
「何をしている」
「本宮,何でここに」
「……」
隆義はそっくりの本宮の姿に驚いた顔で見つめた。
「蓮司,彼から離れろ」
「今回は諦めるか」
そう言って蓮司が魔法を使い黒い森林から姿を消すと本宮は驚いた。
「蓮司が消えた,どうなってんだ」
「彼は悪魔に身体を乗っ取られている」
「悪魔?」
隆義に目線を向けた本宮はそっくりな顔に驚いた。
「蔓を外してくれ」
「……」
拳銃を腰のポケットに入れると本宮は隆義に近づき蔓を掴み引き裂こうともがいた。
「外れない」
「心を落ち着かせて念じるんだ」
「心を落ち着かせて念じる」
そう言って本宮は蔓を掴みながら目を閉じた。
5秒後、蔓が外れ隆義は自由になり本宮は目を開いた。
「……」
「……」
本宮と隆義は見つめ合った。
「ありがとう」
「人を助けるのは警察として当たり前だから」
隆義と本宮が会話をしていると龍太が目を覚まし身体を起こした。
「ここは黒い森林」
そう言って龍太は立ち上がり振り向き龍太と隆義は見つめ合った。
「隆義!」
「久しぶりだな」
「……」
龍太は隆義に近づき頬を叩いた。
「何で俺の前からいなくなった」
「俺は悪魔に身体を乗っ取られて龍太を傷つけた」
「ママとパパから聞いた、それでも俺の側にいて欲しかった」
「…ゴメン…」
「隆義のバカ」
そう言って龍太が走って離れていくと本宮が口を開いた。
「追わなくていいのか?」
「龍太のこと頼む」
そう言って隆義はその場から姿を消した。
1人になった本宮は龍太を追いかけるため走った。
その頃、龍太は走りをやめ立ち止まり泣いていた。
そこへ本宮が現れ立ち止まった。
「大丈夫?」
「1人にしてください」
「……」
本宮はゆっくり龍太の背後に近づき抱きしめた。
驚いた龍太は「何、するんですか」と言って離れようともがいた。
本宮は離れないように龍太をギュッと抱きしめた。
「泣きたいなら泣いてください」
「……」
「あなたが落ち着くまで側にいますから」
「……」
本宮の優しい言葉に龍太は本宮に抱きしめられながら「うあああ…」と泣き叫んだ。
それから暫くして落ち着いた龍太は本宮から離れ龍太と本宮は見つめ合った。
「ありがとう、あなたのお陰で落ち着きました」
「本宮隆義といいます」
「隆義…」
「あの人と同じ名前です」
「……」
龍太がじっと見つめると本宮が口を開いた。
「あなたに助けてもらったとき俺はあなたに一目惚れしました」
「……」
「……」
無言で龍太と本宮は見つめ合いその後、本宮は龍太に顔を近づけ唇を重ねた。
その後は本宮が唇を離し「龍太さん」と口にしたその時、悪魔の黒い煙に本宮ガ包まれた。
「何だこれ」
「本宮さん!」
龍太が手を伸ばし触れようとしたその時、本宮は「うあああ」と叫びながら悪魔の黒い煙に完全に包まれ姿が消えた。
「本宮さん」
龍太は立ち尽くした。
そこへ悠人(ゆうと)が現れた。
「おい!」
「……」
龍太は振り返り見つめた。
悠人は龍太に近づき身体に触れながら口を開いた。
「蓮司に何をした、蓮司が蓮司じゃなくなってる」
「彼は悪魔に」
「何が悪魔だ」
そう言って悠人は龍太の身体を倒し覆い被さった。
「…彼は俺が助けるから安心してください」
「……」
引き裂かれた服の間から見える龍太の肌に悠人は心を奪われるその肌にキスをした。
突然の出来事に龍太は驚き悠人を離れさせようともがいた。
悠人は引き裂かれた龍太の服を更に引き裂きその服を捨て龍太の手首を掴みながら唇に唇を重ねた。
その後、悠人は龍太の手首を掴みながら唇を離し口を開いた。
「友達が変わって俺は混乱している」
「……」
「混乱を癒やしてくれよ」
そう言って悠人は全裸姿の龍太の肌に触れながら身体を重ねた。
「やめて…」
「あんたの身体、良いよ」
「……」
もがいてももがいても離れない悠人に龍太はもがきを止め悠人の行為を受け入れた。
「……」
そして顔をそらし龍太の目から涙が流れたその時、悠人の身体に蔓が絡みつき龍太から離れた。
「何だよこれ」
「……」
全裸姿の龍太は身体を起こし驚いた顔で見つめた。
「助けてくれ」
口にしながら悠人は木の側に運ばれ木ごと蔓に絡みつかれそのまま気を失った。
「大丈夫か」
「……」
全裸姿で龍太は立ち上がり振り向け近づいてくる隆義を見つめた。
「彼は混乱して」
「眠ってるだけだから安心しろ」
「隆義、本宮さんが黒い煙に連れて行かれた」
「今はゆっくり休め」
そう言って隆義は全裸姿の龍太を抱き寄せながら唇を重ねた。
その後、龍太は眠りにつき隆義は龍太をお姫様抱っこした。
「隆義」
白い鳥が姿を現すと隆義が口を開いた。
「傷の手当をしてやるから家に行こう」
そう言って龍太をお姫様抱っこしたまま隆義が歩き出すと白い鳥も歩き出し隆義についていった。
肩まで長い黒い髪,足首まで長い黒の服にブラックストーンを身につけた男が木と木との間に立たされ左右の手首には黒の蔓が絡みつき気を失っていた。
「……」
「……」
龍太をお姫様抱っこしたまま蓮司が姿を現すとうつ向いたまま男は目を覚まし口を開いた。
「俺の次はその男の身体を乗っ取ったのか」
そう言って顔をあげ目線を向けた男は龍太の姿に驚いた。
「龍太…」
「……」
仰向けで龍太を地面に寝かせると蓮司は男に近づき口を開いた。
「隆義(たかよし)にとって龍太は大事な人」
「お前に身体を乗っ取られた俺は龍太を傷つけた、そんな俺を龍二と龍生は龍太に会わないと誓えば命を助けると言われた、俺は会わないと誓った…俺の命は助かった…何でまた龍太が俺の目の前に…」
「隆義、お前の代わりに龍太は俺が可愛がってやる」
「やめろ、龍太に近づくな」
「そこでおとなしくみていろ」
そう言って蓮司は龍太に近づき足首まで長い白い服を引き裂き肌に触れた。
「やめろ、やめろー」
隆義が叫んだその時、警察服の本宮が拳銃を構えながら現れた。
「何をしている」
「本宮,何でここに」
「……」
隆義はそっくりの本宮の姿に驚いた顔で見つめた。
「蓮司,彼から離れろ」
「今回は諦めるか」
そう言って蓮司が魔法を使い黒い森林から姿を消すと本宮は驚いた。
「蓮司が消えた,どうなってんだ」
「彼は悪魔に身体を乗っ取られている」
「悪魔?」
隆義に目線を向けた本宮はそっくりな顔に驚いた。
「蔓を外してくれ」
「……」
拳銃を腰のポケットに入れると本宮は隆義に近づき蔓を掴み引き裂こうともがいた。
「外れない」
「心を落ち着かせて念じるんだ」
「心を落ち着かせて念じる」
そう言って本宮は蔓を掴みながら目を閉じた。
5秒後、蔓が外れ隆義は自由になり本宮は目を開いた。
「……」
「……」
本宮と隆義は見つめ合った。
「ありがとう」
「人を助けるのは警察として当たり前だから」
隆義と本宮が会話をしていると龍太が目を覚まし身体を起こした。
「ここは黒い森林」
そう言って龍太は立ち上がり振り向き龍太と隆義は見つめ合った。
「隆義!」
「久しぶりだな」
「……」
龍太は隆義に近づき頬を叩いた。
「何で俺の前からいなくなった」
「俺は悪魔に身体を乗っ取られて龍太を傷つけた」
「ママとパパから聞いた、それでも俺の側にいて欲しかった」
「…ゴメン…」
「隆義のバカ」
そう言って龍太が走って離れていくと本宮が口を開いた。
「追わなくていいのか?」
「龍太のこと頼む」
そう言って隆義はその場から姿を消した。
1人になった本宮は龍太を追いかけるため走った。
その頃、龍太は走りをやめ立ち止まり泣いていた。
そこへ本宮が現れ立ち止まった。
「大丈夫?」
「1人にしてください」
「……」
本宮はゆっくり龍太の背後に近づき抱きしめた。
驚いた龍太は「何、するんですか」と言って離れようともがいた。
本宮は離れないように龍太をギュッと抱きしめた。
「泣きたいなら泣いてください」
「……」
「あなたが落ち着くまで側にいますから」
「……」
本宮の優しい言葉に龍太は本宮に抱きしめられながら「うあああ…」と泣き叫んだ。
それから暫くして落ち着いた龍太は本宮から離れ龍太と本宮は見つめ合った。
「ありがとう、あなたのお陰で落ち着きました」
「本宮隆義といいます」
「隆義…」
「あの人と同じ名前です」
「……」
龍太がじっと見つめると本宮が口を開いた。
「あなたに助けてもらったとき俺はあなたに一目惚れしました」
「……」
「……」
無言で龍太と本宮は見つめ合いその後、本宮は龍太に顔を近づけ唇を重ねた。
その後は本宮が唇を離し「龍太さん」と口にしたその時、悪魔の黒い煙に本宮ガ包まれた。
「何だこれ」
「本宮さん!」
龍太が手を伸ばし触れようとしたその時、本宮は「うあああ」と叫びながら悪魔の黒い煙に完全に包まれ姿が消えた。
「本宮さん」
龍太は立ち尽くした。
そこへ悠人(ゆうと)が現れた。
「おい!」
「……」
龍太は振り返り見つめた。
悠人は龍太に近づき身体に触れながら口を開いた。
「蓮司に何をした、蓮司が蓮司じゃなくなってる」
「彼は悪魔に」
「何が悪魔だ」
そう言って悠人は龍太の身体を倒し覆い被さった。
「…彼は俺が助けるから安心してください」
「……」
引き裂かれた服の間から見える龍太の肌に悠人は心を奪われるその肌にキスをした。
突然の出来事に龍太は驚き悠人を離れさせようともがいた。
悠人は引き裂かれた龍太の服を更に引き裂きその服を捨て龍太の手首を掴みながら唇に唇を重ねた。
その後、悠人は龍太の手首を掴みながら唇を離し口を開いた。
「友達が変わって俺は混乱している」
「……」
「混乱を癒やしてくれよ」
そう言って悠人は全裸姿の龍太の肌に触れながら身体を重ねた。
「やめて…」
「あんたの身体、良いよ」
「……」
もがいてももがいても離れない悠人に龍太はもがきを止め悠人の行為を受け入れた。
「……」
そして顔をそらし龍太の目から涙が流れたその時、悠人の身体に蔓が絡みつき龍太から離れた。
「何だよこれ」
「……」
全裸姿の龍太は身体を起こし驚いた顔で見つめた。
「助けてくれ」
口にしながら悠人は木の側に運ばれ木ごと蔓に絡みつかれそのまま気を失った。
「大丈夫か」
「……」
全裸姿で龍太は立ち上がり振り向け近づいてくる隆義を見つめた。
「彼は混乱して」
「眠ってるだけだから安心しろ」
「隆義、本宮さんが黒い煙に連れて行かれた」
「今はゆっくり休め」
そう言って隆義は全裸姿の龍太を抱き寄せながら唇を重ねた。
その後、龍太は眠りにつき隆義は龍太をお姫様抱っこした。
「隆義」
白い鳥が姿を現すと隆義が口を開いた。
「傷の手当をしてやるから家に行こう」
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