伝説のナイト

福猫

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第8話 命を奪われたダークナイト

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━森林━

誰にも邪魔をされたくないダークナイトは白黒ナイトと共に森林の中に現れた。

「ここならゆっくり話せる」

「お前と話をするつもりはない手を離せ」

「……」

無言で白黒ナイトを抱きしめるとダークナイトは思いを口にした。

「お前は闇に囚われてはいけない」

「バカなことを言ってないで離れろ」

「闇から偉月を助け出す」

そう言ってダークナイトは白黒ナイトの顔を見つめながら唇を重ねた。

その後、ダークナイトが唇を離すと人間姿の黒い虎が現れた。

「どこへ偉月を連れていっても俺にはわかる」

「黒い虎」

白黒ナイトが口にするとダークナイトは白黒ナイトの前に立ち人間姿の黒い虎に向かって口を開いた。

「闇の偉月は美しくない、黒い虎、お前を倒して美しい白ナイトの偉月を取り戻す」

「俺を倒せるものならやってみろ」

「……」

戦いを始めるダークナイトと人間姿の黒い虎の姿を白黒ナイトは無言で見つめた。

「ダークナイト…」

名を口にし白黒ナイトは唇に触れながら戦うダークナイトを見つめた。

それから暫くして白黒ナイトの心に異変が起きた。

その異変とは人間姿の黒い虎に身体を傷つけられダークナイトが倒れた時に起きた。

「うああ…」

「ダークナイト!」

白黒ナイトは倒れているダークナイトに近づき前に立ち人間姿の黒い虎から守った。

「白黒ナイト、何してる」

「俺にもわからない、身体が勝手に動いていた」

「そこを退け」

「嫌だ」

「命を失いたいのか」

「やれるものならやってみろ」

そう言って白黒ナイトと人間姿の黒い虎との戦いが始まった。

「偉月…」

ゆっくり立ち上がるとダークナイトは白黒ナイトを見つめた。

そしてダークナイトは手に力を込め黒い玉を出現させるとそのまま人間姿の黒い虎に放った。

「……」

攻撃を受けた人間姿の黒い虎は白黒ナイトとダークナイトに怒り闇のオーラを放ち白黒ナイトとダークナイトを吹き飛ばした。

「何てオーラだ」

「俺達が力を合わせれば黒い虎に勝てる」

「あり得ないことだけど黒い虎を倒すために力を合わせてやる」

「左右に別れて同時に攻撃するぞ」

「わかった」

返事後、白黒ナイトとダークナイトは人間姿の黒い虎に近づき左右に別れると白黒の玉と黒い玉を同時に放った。

人間姿の黒い虎は左右の手を広げ白黒の玉と黒い玉を結界で防ぐとそのまま左右の手から闇の玉を放ち白黒ナイトとダークナイトを倒れさせた。

「お前らの攻撃で俺を倒せると思うなよ」

立ち上がる白黒ナイトとダークナイトを交互に見つめると再び白黒ナイトに目を向け口を開いた。

「最強のパートナーになれると思ったのに残念だよ」

「偉月!」

白黒ナイトに手を向け攻撃をしようとしている人間姿の黒い虎から白黒ナイトを守ろうとダークナイトは駆け寄り白黒ナイトを抱きしめると人間姿の黒い虎が放った闇の玉を受けそのまま倒れた。

白黒ナイトは身体を起こしダークナイトの身体を抱き起こすと話しかけた。

「なぜ俺を守った」

「惚れてる者を守る、当たり前のことだ」

「ダークナイト…」

ダークナイトの命が消えると白黒ナイトの目から涙が流れた。

その時、左手の中指にはめている黒い指輪が壊れ粉々になって消えた。

その後、ダークナイトを抱きしめながら涙を流す白黒ナイトの姿が白いタキシードに白いマントを羽織った白ナイトに変身した。
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