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第8話
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城の前で白鳥は苺の帰りを待っていた。
「……」
「白鳥」
「……」
名を呼ばれ上空を見つめた白鳥は降り立つ紫琉と紫菜を見つめた。
「どうしてここに?」
「白琉に呼ばれてな、中に入って良いか?」
「どうぞ」
「……」
紫琉が中に入っていくと紫菜は動かず白鳥を見つめた。
「何だ?」
白鳥が問いかけると紫菜が口を開いた。
「紫琉様と白琉様が仲直りして良かったな」
「お前も良かったな」
「そうだな」
微笑み中に入ろうとした紫菜は立ち止まり振り向き口を開いた。
「白鳥」
「何だ?」
白鳥が見つめると紫菜の口から驚きの言葉が発せられた。
「俺、苺に惚れた」
「……」
驚きで白鳥が言葉を失うと紫菜は中に入っていった。
その時、4個の袋を持って苺が現れた。
「白鳥さん、袋を持ってくれませんか?」
「……」
「白鳥さん」
「……」
「白鳥さん」
少し大きな声で苺が声をかけると「何?」と言って白鳥が振り向いた。
「キッチンに運んで貰えますか?」
苺が4個の袋を地面に置くと紫菜が現れた。
「俺が運んでやろうか」
「紫菜さん」
「……」
近づいてくる紫菜を白鳥は見つめ口を開いた。
「俺が運ぶから大丈夫だ」
4個の袋を白鳥が掴もうとしたその時、紫菜が4個の袋を軽々と持った。
「重たくないですか?」
「重たくないよ」
「お願いします」
「行こうか」
苺に向かって口にすると紫菜は白鳥に向かって笑みを浮かべ苺と一緒に城の中に入っていった。
「紫菜の奴」
険しい顔で見つめると白鳥も城の中に入っていった。
ー王部屋ー
ベッドに座りながら水晶で見つめていた白琉が口を開いた。
「ライバル出現だな」
「紫菜も苺に惚れるとはな」
白琉の側に座っている紫琉が口にすると白琉が口を開いた。
「何とかしてやりたいな」
「アイツラより俺達の仲を深めることに集中しろ」
水晶を奪い取り床に落とすと紫琉は白琉の身体を倒し唇を重ねた。
ーキッチンー
紫菜が4個の袋をテーブルの上に置くと苺が口を開いた。
「ありがとうございました」
「……」
白鳥もいる中、紫菜は苺に近づき口を開いた。
「お礼、貰っていいかな」
そう口にすると紫菜は苺に顔を近づけ唇を重ねた。
「……」
紫菜が唇を離すと苺が口を開いた。
「お礼ってもしかして」
「お礼、ありがとう」
紫菜がキッチンから離れていくと白鳥も離れ声をかけた。
「おい」
「……」
紫菜が立ち止まると白鳥は紫菜の前に立ち口を開いた。
「今のは何だ」
「何だってお礼をもらったんだ」
「自分からするのがお礼か、向こうからしてもらうのがお礼だろ、それに勝手にキスをするなんて」
怒った口調で白鳥が口にすると紫菜がクスッと笑った。
「何がおかしいんだ」
「初めて見るお前の嫉妬した顔がおかしくて、ゴメン」
「本気で苺のこと好きなのか?」
「本気で苺に惚れた」
「……」
「散歩してくる」
「……」
城から出ていく紫菜を白鳥は立ち尽くしながら見つめた。
その頃、キッチンの苺はパフェを作っていた。
「一品目できた、バナナチョコレートパフェ…次は苺パフェだな」
そう口にすると苺は2品目、苺パフェを作り始めた。
「……」
キッチンに戻った白鳥は苺パフェを作っている苺に近づき背後から抱きしめた。
その弾みで苺は手から苺を落とした。
「苺が…」
「暫くこのままで」
そう口にすると白鳥はギュッと苺を抱きしめた。
「……」
「白鳥」
「……」
名を呼ばれ上空を見つめた白鳥は降り立つ紫琉と紫菜を見つめた。
「どうしてここに?」
「白琉に呼ばれてな、中に入って良いか?」
「どうぞ」
「……」
紫琉が中に入っていくと紫菜は動かず白鳥を見つめた。
「何だ?」
白鳥が問いかけると紫菜が口を開いた。
「紫琉様と白琉様が仲直りして良かったな」
「お前も良かったな」
「そうだな」
微笑み中に入ろうとした紫菜は立ち止まり振り向き口を開いた。
「白鳥」
「何だ?」
白鳥が見つめると紫菜の口から驚きの言葉が発せられた。
「俺、苺に惚れた」
「……」
驚きで白鳥が言葉を失うと紫菜は中に入っていった。
その時、4個の袋を持って苺が現れた。
「白鳥さん、袋を持ってくれませんか?」
「……」
「白鳥さん」
「……」
「白鳥さん」
少し大きな声で苺が声をかけると「何?」と言って白鳥が振り向いた。
「キッチンに運んで貰えますか?」
苺が4個の袋を地面に置くと紫菜が現れた。
「俺が運んでやろうか」
「紫菜さん」
「……」
近づいてくる紫菜を白鳥は見つめ口を開いた。
「俺が運ぶから大丈夫だ」
4個の袋を白鳥が掴もうとしたその時、紫菜が4個の袋を軽々と持った。
「重たくないですか?」
「重たくないよ」
「お願いします」
「行こうか」
苺に向かって口にすると紫菜は白鳥に向かって笑みを浮かべ苺と一緒に城の中に入っていった。
「紫菜の奴」
険しい顔で見つめると白鳥も城の中に入っていった。
ー王部屋ー
ベッドに座りながら水晶で見つめていた白琉が口を開いた。
「ライバル出現だな」
「紫菜も苺に惚れるとはな」
白琉の側に座っている紫琉が口にすると白琉が口を開いた。
「何とかしてやりたいな」
「アイツラより俺達の仲を深めることに集中しろ」
水晶を奪い取り床に落とすと紫琉は白琉の身体を倒し唇を重ねた。
ーキッチンー
紫菜が4個の袋をテーブルの上に置くと苺が口を開いた。
「ありがとうございました」
「……」
白鳥もいる中、紫菜は苺に近づき口を開いた。
「お礼、貰っていいかな」
そう口にすると紫菜は苺に顔を近づけ唇を重ねた。
「……」
紫菜が唇を離すと苺が口を開いた。
「お礼ってもしかして」
「お礼、ありがとう」
紫菜がキッチンから離れていくと白鳥も離れ声をかけた。
「おい」
「……」
紫菜が立ち止まると白鳥は紫菜の前に立ち口を開いた。
「今のは何だ」
「何だってお礼をもらったんだ」
「自分からするのがお礼か、向こうからしてもらうのがお礼だろ、それに勝手にキスをするなんて」
怒った口調で白鳥が口にすると紫菜がクスッと笑った。
「何がおかしいんだ」
「初めて見るお前の嫉妬した顔がおかしくて、ゴメン」
「本気で苺のこと好きなのか?」
「本気で苺に惚れた」
「……」
「散歩してくる」
「……」
城から出ていく紫菜を白鳥は立ち尽くしながら見つめた。
その頃、キッチンの苺はパフェを作っていた。
「一品目できた、バナナチョコレートパフェ…次は苺パフェだな」
そう口にすると苺は2品目、苺パフェを作り始めた。
「……」
キッチンに戻った白鳥は苺パフェを作っている苺に近づき背後から抱きしめた。
その弾みで苺は手から苺を落とした。
「苺が…」
「暫くこのままで」
そう口にすると白鳥はギュッと苺を抱きしめた。
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