7 / 9
第7話
しおりを挟む
傷で弱っている黒猫の身体を闇が包み傷を治し始めた。
それから暫くして黒猫は目を覚まし立ち上がった。
「俺を傷つけたミルク、許さねぇ」
そう口にすると黒猫は森林を闇に染めた。
その後、黒猫は闇の人間に変身し上空に闇を放った。
「ミルク、お前の命を奪ってやる早くここに来い」
ダークネスが微笑む頃、光輝とミルクは見つめ合っていた。
「この姿、好みか?」
「え…」
「好みならこの姿でいるけど」
ミルクが口にした後、光輝とミルクは闇を感じた。
「ミルク」
「光輝に伝えておきたいことがある」
「今じゃないとダメなのか?」
「闇との戦いで命が亡くなったら言えないだろ」
「縁起でもないこと言うな」
光輝がドアに近づくとミルクが口を開いた。
「無事に闇を倒し俺が生きていたら光輝、俺と付き合ってほしい」
「闇を倒すのが先だ」
振り返らず光輝が姿を消すとミルクも「そうだな」と言って姿を消した。
ー闇に染まった森林ー
ダークネスは人間姿でミルクを待った。
「ミルク、早く来い」
口にした後、ダークネスは「来たか」と言って振り返り白猫耳に白い髪に白い服姿の人間、ミルクと腰まで長い白い髪、白い瞳、そして足首まで長い白い服姿の光輝を見つめた。
「光輝、もう一度、お前と輝くハート型のダイヤモンドを手に入れてやる」
「光輝は俺が守る」
光輝の前に立ちミルクはダークネスを睨んだ。
「光輝を手に入れるためにはお前の命を奪うしかないな」
闇でできた剣を構えると光輝がミルクに声をかけた。
「力を合わせれば闇に勝てる、ミルク、一緒に戦おう」
「光輝は俺が守る、それに今の俺は白猫のミルクにはない力がある」
そう口にするとミルクは白の剣を出現させ掴み構えた。
「……」
「……」
ダークネスとミルクは睨み合った。
10秒後、ダークネスはミルクに向かっていきミルクはダークネスに向かっていき剣と剣の戦いが始まった。
光輝は心配そうな顔でダークネスと戦うミルクを見つめた。
「ミルク…」
ミルクをじっと見つめる光輝の前に宝石、ダイヤモンドの弓矢が宙に浮いたまま現れた。
光輝は驚いた顔で見つめた。
「この弓矢で闇に放てと」
弓矢を見つめながら口にすると光輝は弓矢を掴みミルクと戦っているダークネスに弓矢を向けた。
そして光輝は矢を放つチャンスを伺っていた。
5分後、チャンスが訪れた。
「闇よ、これで終わりだ」
叫ぶと光輝はダイヤモンドの矢をダークネスに向かって放った。
ダークネスはミルクとの戦いを止め剣で結界を張りダイヤモンドの矢を受け止めた。
「こんなもので俺が倒せると思ったか、光輝」
剣の結界でダイヤモンドの矢を壊そうとするもダイヤモンドの矢は壊れずダークネスは驚いた。
「壊れない……何……」
結界が壊れかけダークネスは驚いた。
そして結界は完全に壊れダイヤモンドの矢はダークネスの身体に突き刺さった。
「うあああ」
叫びながらダークネスは剣を落とし人間から黒猫に戻り倒れた。
ミルクは驚いた顔で見つめた。
光輝はダイヤモンドの矢が突き刺さったまま倒れている黒猫に近づき見つめた。
それから暫くして黒猫は目を覚まし立ち上がった。
「俺を傷つけたミルク、許さねぇ」
そう口にすると黒猫は森林を闇に染めた。
その後、黒猫は闇の人間に変身し上空に闇を放った。
「ミルク、お前の命を奪ってやる早くここに来い」
ダークネスが微笑む頃、光輝とミルクは見つめ合っていた。
「この姿、好みか?」
「え…」
「好みならこの姿でいるけど」
ミルクが口にした後、光輝とミルクは闇を感じた。
「ミルク」
「光輝に伝えておきたいことがある」
「今じゃないとダメなのか?」
「闇との戦いで命が亡くなったら言えないだろ」
「縁起でもないこと言うな」
光輝がドアに近づくとミルクが口を開いた。
「無事に闇を倒し俺が生きていたら光輝、俺と付き合ってほしい」
「闇を倒すのが先だ」
振り返らず光輝が姿を消すとミルクも「そうだな」と言って姿を消した。
ー闇に染まった森林ー
ダークネスは人間姿でミルクを待った。
「ミルク、早く来い」
口にした後、ダークネスは「来たか」と言って振り返り白猫耳に白い髪に白い服姿の人間、ミルクと腰まで長い白い髪、白い瞳、そして足首まで長い白い服姿の光輝を見つめた。
「光輝、もう一度、お前と輝くハート型のダイヤモンドを手に入れてやる」
「光輝は俺が守る」
光輝の前に立ちミルクはダークネスを睨んだ。
「光輝を手に入れるためにはお前の命を奪うしかないな」
闇でできた剣を構えると光輝がミルクに声をかけた。
「力を合わせれば闇に勝てる、ミルク、一緒に戦おう」
「光輝は俺が守る、それに今の俺は白猫のミルクにはない力がある」
そう口にするとミルクは白の剣を出現させ掴み構えた。
「……」
「……」
ダークネスとミルクは睨み合った。
10秒後、ダークネスはミルクに向かっていきミルクはダークネスに向かっていき剣と剣の戦いが始まった。
光輝は心配そうな顔でダークネスと戦うミルクを見つめた。
「ミルク…」
ミルクをじっと見つめる光輝の前に宝石、ダイヤモンドの弓矢が宙に浮いたまま現れた。
光輝は驚いた顔で見つめた。
「この弓矢で闇に放てと」
弓矢を見つめながら口にすると光輝は弓矢を掴みミルクと戦っているダークネスに弓矢を向けた。
そして光輝は矢を放つチャンスを伺っていた。
5分後、チャンスが訪れた。
「闇よ、これで終わりだ」
叫ぶと光輝はダイヤモンドの矢をダークネスに向かって放った。
ダークネスはミルクとの戦いを止め剣で結界を張りダイヤモンドの矢を受け止めた。
「こんなもので俺が倒せると思ったか、光輝」
剣の結界でダイヤモンドの矢を壊そうとするもダイヤモンドの矢は壊れずダークネスは驚いた。
「壊れない……何……」
結界が壊れかけダークネスは驚いた。
そして結界は完全に壊れダイヤモンドの矢はダークネスの身体に突き刺さった。
「うあああ」
叫びながらダークネスは剣を落とし人間から黒猫に戻り倒れた。
ミルクは驚いた顔で見つめた。
光輝はダイヤモンドの矢が突き刺さったまま倒れている黒猫に近づき見つめた。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
聖女じゃない私の奇跡
あんど もあ
ファンタジー
田舎の農家に生まれた平民のクレアは、少しだけ聖魔法が使える。あくまでもほんの少し。
だが、その魔法で蝗害を防いだ事から「聖女ではないか」と王都から調査が来ることに。
「私は聖女じゃありません!」と言っても聞いてもらえず…。
わたしのことがお嫌いなら、離縁してください~冷遇された妻は、過小評価されている~
絹乃
恋愛
伯爵夫人のフロレンシアは、夫からもメイドからも使用人以下の扱いを受けていた。どんなに離婚してほしいと夫に訴えても、認めてもらえない。夫は自分の愛人を屋敷に迎え、生まれてくる子供の世話すらもフロレンシアに押しつけようと画策する。地味で目立たないフロレンシアに、どんな価値があるか夫もメイドも知らずに。彼女を正しく理解しているのは騎士団の副団長エミリオと、王女のモニカだけだった。※番外編が別にあります。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
甘そうな話は甘くない
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
「君には失望したよ。ミレイ傷つけるなんて酷いことを! 婚約解消の通知は君の両親にさせて貰うから、もう会うこともないだろうな!」
言い捨てるような突然の婚約解消に、困惑しかないアマリリス・クライド公爵令嬢。
「ミレイ様とは、どなたのことでしょうか? 私(わたくし)には分かりかねますわ」
「とぼけるのも程ほどにしろっ。まったくこれだから気位の高い女は好かんのだ」
先程から散々不満を並べ立てるのが、アマリリスの婚約者のデバン・クラッチ侯爵令息だ。煌めく碧眼と艶々の長い金髪を腰まで伸ばした長身の全身筋肉。
彼の家門は武に長けた者が多く輩出され、彼もそれに漏れないのだが脳筋過ぎた。
だけど顔は普通。
10人に1人くらいは見かける顔である。
そして自分とは真逆の、大人しくか弱い女性が好みなのだ。
前述のアマリリス・クライド公爵令嬢は猫目で菫色、銀糸のサラサラ髪を持つ美しい令嬢だ。祖母似の容姿の為、特に父方の祖父母に溺愛されている。
そんな彼女は言葉が通じない婚約者に、些かの疲労感を覚えた。
「ミレイ様のことは覚えがないのですが、お話は両親に伝えますわ。それでは」
彼女(アマリリス)が淑女の礼の最中に、それを見終えることなく歩き出したデバンの足取りは軽やかだった。
(漸くだ。あいつの有責で、やっと婚約解消が出来る。こちらに非がなければ、父上も同意するだろう)
この婚約はデバン・クラッチの父親、グラナス・クラッチ侯爵からの申し込みであった。クライド公爵家はアマリリスの兄が継ぐので、侯爵家を継ぐデバンは嫁入り先として丁度良いと整ったものだった。
カクヨムさん、小説家になろうさんにも載せています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる