ダイヤモンド

第7話

大也は黒とピンクと青と茶色と黄色と青紫と赤の光に包まれながら腰まで長い銀と黒とピンクと青と茶色と黄色と青紫と赤の髪に羽織っているマントも銀と黒とピンクと青と茶色と黄色と青紫と赤の色にそして戦闘服の色も銀と黒とピンクと青と茶色と黄色と青紫と赤の色に変わった。

そして大也は床に足を着け目を開き包んでいる光が消えた。

「……」

大也は自分の身体の中に感じる力を感じていた。

そして大也の身体からダイヤモンドが現れた。

大也は見つめた。

ダイヤモンドとひとつになった宝石達は共鳴し始めた。

「会話でもしてるのかな」

少し笑みを浮かべながら大也が見つめているとダイヤモンドの形が剣の形に変身した。

「ダイヤモンドが剣に！」

驚いた顔で大也が見つめるとひとつになっていた宝石達が別れた。

そして別れた宝石達もダイヤモンドのように剣の形に変身した。

「ブラックダイヤモンド、ロードクロサイト、サファイア、アゲート、トパーズ、タンザナイト、ルビーも剣の形に」

ダイヤモンドは大也に近づき大也とダイヤモンドは見つめ合った。

「それぞれの宝石が主の力を吸い取れば悲しい戦いは起きない…わかった、皆のところに行こう」

大也はダイヤモンドの剣とブラックダイヤモンドの剣とロードクロサイトの剣とサファイアの剣とアゲートの剣とトパーズの剣とタンザナイトの剣とルビーの剣を持ってその場から姿を消し森林に向かった。

影玄と玄斗と紫と勇と一茶と徹が森林の中で立ち尽くしていると大也が姿を現した。

影玄と玄斗と紫と勇と一茶と徹は大也の姿を見て驚いた。

「影玄、玄斗、紫、勇、一茶、徹、受け取って」

大也はブラックダイヤモンドの剣とロードクロサイトの剣とタンザナイトの剣とサファイアの剣とアゲートの剣とトパーズの剣を渡した。

「自分の胸にその剣を刺しなさい」

「自分の胸に刺したら死ぬじゃないのか」

影玄が口にすると大也が口を開いた。

「戦いの記憶が消え新たな自分になれる」

「……」

影玄、玄斗、紫、勇、一茶、徹は不安そうな顔で自分の剣を見つめた。

その姿を見て大也が口を開いた。

「俺を信じて」

「俺は大也を信じる」

紫は皆の前でタンザナイトの剣を胸に突き刺した。

その後、紫が胸に剣を突き刺したまま仰向けで倒れた。

影玄、玄斗、勇、一茶、徹は驚いた顔で見つめた。

大也は紫に近づきタンザナイトの剣を抜き取った。

その後、タンザナイトの剣は大也の手から離れ剣から宝石のタンザナイトに戻った。

大也はタンザナイトを掴みそのまま紫の身体の中に送った。

10秒後、紫が目を覚ました。

紫は身体を起こし立ち上がった。

「……」

「紫、大丈夫？」

「大丈夫」

紫がそう口にすると影玄と玄斗と勇と一茶と徹も宝石の剣を胸に突き刺し紫と同じように仰向けで倒れた。

剣から宝石に戻ったブラックダイヤモンドとロードクロサイトとサファイアとアゲートとトパーズは主の身体の中に入った。

10秒後、影玄と玄斗と勇と一茶と徹は目を覚まし立ち上がった。

「俺は光を探さないといけないからここで皆とはお別れだ」

大也がルビーの剣を持ったまま森林から姿を消すと影玄が口を開いた。

「これからのこと倉庫で話さないか」

「大也のことも話をしようか」

「そうだな」

影玄は紫と勇と一茶と玄斗と徹を連れて森林から姿を消し倉庫に向かった。